JP3298749B2 - 自動車用レジスタ - Google Patents

自動車用レジスタ

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JP3298749B2
JP3298749B2 JP24487194A JP24487194A JP3298749B2 JP 3298749 B2 JP3298749 B2 JP 3298749B2 JP 24487194 A JP24487194 A JP 24487194A JP 24487194 A JP24487194 A JP 24487194A JP 3298749 B2 JP3298749 B2 JP 3298749B2
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barrel
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悟 平井
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の横方向のフィ
ンで形成されたルーバと、その直交方向へ左右の風向を
調整可能に配列された複数枚のフィンとを備えたバレル
が、ルーバで上下の風向を調整可能に送風ケースのバレ
ル収納領域の両側面に枢着された自動車用レジスタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のレジスタは、実開平1−140
447号公報等により周知であり、インストルメントパ
ネル等に取付けられることにより、バレルの回動操作に
より上下へ風向を調整でき、また背後のフィンの回動操
作により左右の風向が調整可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、風向を
下向き又は上向きに調整するために、バレルを回動操作
すると、バレルの下面又は上面が吹出し口の開口面積を
狭くすることになり、風量を減少させる問題があった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、上下の
風向調整時における風量の減少を抑制できる冒頭に述べ
た類の自動車用レジスタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、横方向の複数枚のフィンで形成された前
部のルーバと、これらのフィンと直交方向へルーバの背
後に回動自在に配列されている複数枚のフィンとを備え
たバレルが、送風ケースのバレル収納領域の両側面に枢
着され、バレルの回動操作で上下の風向が調整され、ル
ーバの背後のフィンの回動操作で左右の風向が調整操作
される自動車用レジスタにおいて、バレルの上下面の略
全域を開口部として形成すると共に、これらの開口部の
吹出し口側端部に所属の開口部を開閉する上蓋及び下蓋
を枢着すると共に、この上蓋及び下蓋は、外周面をバレ
ルの枢着位置を中心にした円弧状に、かつ内周面を送風
ケースのバレル収納領域よりも奥の上下面に高さがそれ
ぞれ揃うように平坦な弓曲状の縦断面を有するように形
成され、上蓋及び下蓋の側面にピンを突設し、かつこれ
らのピンをガイドするガイド溝をバレル収納領域の側面
に形成すると共に、ガイド溝の形状を、バレルの下向き
又は上向きの回動時に上蓋又は下蓋を所属の開口部を閉
鎖させた状態で通常位置から吹出し口側へ回動させ、か
つ下蓋又は上蓋をその内周面が送風ケースの下面又は上
面に対して略同一面状態で奥へ移動させて所属の開口部
を開放させるように形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】バレルの通常状態で上蓋及び下蓋は所属の開口
部を閉鎖しており、送風ケースから供給されるエアは吹
出し口でルーバから水平方向へ吹出され、左右の風向は
背後のフィンで調整される。風向を下向きにするように
バレルを回動操作すると、上蓋はそのピンでガイド溝に
ガイドされることにより、閉鎖状態で吹出し口側へ回動
し、下蓋は送風ケースの下面に高さを揃えて奥へ移動し
つつルーバの下面開放させる。一方、風向を上向きにす
るようにバレルを回動操作すると、下蓋は閉鎖状態で吹
出し口側へ回動し、上蓋は送風ケースの上面に高さを揃
えて奥へ移動しつつルーバの上面を開放させる。
【0007】
【実施例】図1乃至図4は本発明の一実施例によるレジ
スタを示すもので、例えばインストルメントパネルの送
風ダクトに装着される送風ケース1に、背面を開放され
たバレル10を上下に回動可能に収納して構成されてい
る。送風ケース1は、その吹出し口1bにベゼル1aを
取付けられ、その背後にはつまみ8aの操作によりクラ
ンク8bを介して送風方向からその直交方向のダンピン
グ位置へ回動して、送風量を制御する弁8が収納されて
いる。
【0008】バレル10は、送風ケース1のバレル収納
領域1cの両側面に形成されたピン穴7に回転自在に挿
入されるピン13aを形成された両側の側面13を備え
ると共に、これらの側面間には横方向へ互に平行に風向
に沿った複数枚のフィン15aで形成されたルーバ15
を備えている。その背後には、フィン15aに直交方向
の左右の風向を調整する複数枚のフィン16が横方向に
配列されている。これらのフィンは、側面13間の横棒
16aに回転自在に取付けられると共に、つまみ16b
で横方向へ操作される別の横棒に回転自在にそれぞれ連
結され、連動して左右に回動操作される。ルーバ15の
上向き及び下向きへの最大の風向調整角度は、30°に
設定されている。
【0009】このような構成は基本的には周知である
が、本発明によりバレル10の上下面の全域が上蓋20
及び下蓋21で開閉される開口部11、12として形成
されている。即ち、これらの開口部の吹出し口1b側の
端部の両側の側面13に形成された軸受け穴20b、2
1bに、上蓋20及び下蓋21の側面に突設されたピン
20a、21aが回転自在に支持されている。これらの
上蓋及び下蓋の形状は、外周面をピン13aを中心にし
た円弧状で、かつ内周面が送風ケース1の上面1d及び
下面1eと略同一面になる平坦な略弓曲状の縦断面に形
成されている。
【0010】先端部にベゼル1aを取付けられたバレル
収納領域1cの上面28及び下面29は、開口部11、
12を上蓋20及び下蓋21で閉鎖した状態でルーバ1
5が水平の通常位置を占めるようにバレル10を収納
し、この通常位置から閉鎖状態での吹出し口1bへの回
動及び上蓋20及び下蓋21の送風ケース1の奥への開
放回動を許容するように、上下に膨出させて形成されて
いる。そして、ベゼル1aの上下の内周面は円弧状に、
その奥の上面28及び下面29は互に平行で、続いて徐
々に円弧状に上面1d及び下面1eに向っている。さら
に、ベゼル1aの上下端部分には、バレル10の上向き
及び下向きの回動時に傾斜したルーバ15に沿ってそれ
ぞれ吹出しを行う複数個の吹出し口1Bが形成されてい
る。
【0011】上蓋20及び下蓋21の自由端部の側面に
はピン24、25が突設されると共に、バレル収納領域
1cの側面には、ピン24、25をガイドするガイド溝
26、27が形成されている。このガイド溝は、吹出し
口1bへの回動を許容する円弧状部分26a、27a及
び上蓋20及び下蓋21の内面を送風ケース1の上下面
1d、1eに沿って奥への回動を許容する直線部分26
b、27bより形成されている。
【0012】このように構成されたレジスタの動作を図
4を参照して説明する。図1に示す通常状態からバレル
10を下向きに回動操作すると、ルーバ15は下向きに
調整されると共に、上蓋20は、そのピン24がガイド
溝26の円弧状部分26aでガイドされることにより、
開口部11を閉鎖した状態で回動する。一方、下蓋21
は、そのピン25がガイド溝27の直線部分27bでガ
イドされることにより、開口部12を徐々に開放させつ
つ回動し、下蓋21の内周面が下面11eの揃うように
奥へ移動する。これにより、吹出しはバレル10の下面
で阻害されることなく、下向きに調整されたルーバ15
を経由して吹出し口1b及びベゼル1aの下側の吹出し
口1Bから吹出される。
【0013】逆にバレル10を上向きに回動操作する
と、下蓋21は、そのピン25がガイド溝27の円弧状
部分27aでガイドされることにより、開口部12を閉
鎖した状態で回動する。一方、上蓋20は、そのピン2
4がガイド溝26の直線部分26bでガイドされること
により、開口部11を徐々に開放させつつ回動する。こ
れにより、吹出しはバレル10の上面で阻害されること
なく、上向きに調整されたルーバ15を経由して吹出し
口1b及びベゼル1aの上側の吹出し口1Bから吹出さ
れる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、バレルを下向き又は上
向きに風向調整した際に、風向に対向するバレルの下面
又は上面の全域にわたり蓋で開放されることにより、風
量の減少及びエアの乱れが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車のレジスタの断
面図である。
【図2】同レジスタの組付け前の斜視図である。
【図3】同レジスタの要部の拡大斜視図である。
【図4】同レジスタの動作を示す断面図であり、同図A
は下向き調整時、同図Bは上向き調整時を示す。
【符号の説明】
1 送風ケース 1b、1B 吹出し口 1c バレル収納領域 10 バレル 15 ルーバ 20 上蓋 21 下蓋 24、25 ピン 26、27 ガイド溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向の複数枚のフィンで形成された前
    部のルーバと、これらのフィンと直交方向へルーバの背
    後に回動自在に配列されている複数枚のフィンとを備え
    たバレルが、送風ケースのバレル収納領域の両側面に枢
    着され、バレルの回動操作で上下の風向が調整され、ル
    ーバの背後のフィンの回動操作で左右の風向が調整操作
    される自動車用レジスタにおいて、 バレルの上下面の略全域を開口部として形成すると共
    に、これらの開口部の吹出し口側端部に所属の前記開口
    部を開閉する上蓋及び下蓋を枢着すると共に、この上蓋
    及び下蓋は、外周面を前記バレルの枢着位置を中心にし
    た円弧状に、かつ内周面を送風ケースのバレル収納領域
    よりも奥の上下面に高さがそれぞれ揃うように平坦な弓
    曲状の縦断面を有するように形成され、 前記上蓋及び前記下蓋の側面にピンを突設し、かつこれ
    らのピンをガイドするガイド溝を前記バレル収納領域の
    側面に形成すると共に、前記ガイド溝の形状を、前記バ
    レルの下向き又は上向きの回動時に前記上蓋又は前記下
    蓋を所属の開口部を閉鎖させた状態で通常位置から前記
    吹出し口側へ回動させ、かつ前記下蓋又は前記上蓋をそ
    の内周面が前記送風ケースの前記下面又は前記上面に対
    して略同一面状態で奥へ移動させて所属の前記開口部を
    開放させるように形成したことを特徴とする自動車用レ
    ジスタ。
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JP2009166518A (ja) * 2008-01-10 2009-07-30 Howa Kasei Kk レジスタ
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