JPS5834365Y2 - 空調機の吹出口構造 - Google Patents
空調機の吹出口構造Info
- Publication number
- JPS5834365Y2 JPS5834365Y2 JP1979002332U JP233279U JPS5834365Y2 JP S5834365 Y2 JPS5834365 Y2 JP S5834365Y2 JP 1979002332 U JP1979002332 U JP 1979002332U JP 233279 U JP233279 U JP 233279U JP S5834365 Y2 JPS5834365 Y2 JP S5834365Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- air conditioner
- air
- outlet structure
- air outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Air-Flow Control Members (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は送風の吹出方向を可変とした空調機の吹出口構
造に関するもので、送風の吹出方向範囲を拡大して空調
性能を向上させることを目的とする。
造に関するもので、送風の吹出方向範囲を拡大して空調
性能を向上させることを目的とする。
車両等に設けられた空調機の吹出口には一般に枠が取付
けられ、この枠に多数のフィンを並設したグリルが組付
けられている。
けられ、この枠に多数のフィンを並設したグリルが組付
けられている。
そしてこれ等のフィンは送風方向を調整するために左右
または上下方向に回動可能とされ、またグリル自体もフ
ィンの回動方向とは直角方向に゛回動可能とされている
。
または上下方向に回動可能とされ、またグリル自体もフ
ィンの回動方向とは直角方向に゛回動可能とされている
。
しかしながら、従来の吹出口構造では、上記吹出口枠が
ダクト開口部に固定的に設けられており、従ってこの吹
出口枠に支持せしめたグリルの回動軸も位置固定である
ために、グリルを大きく回動せしめた場合、一方の側が
吹出口枠内に引き込まれることになり、従って送風方向
範囲は固定された吹出口枠の開口周縁により規制される
。
ダクト開口部に固定的に設けられており、従ってこの吹
出口枠に支持せしめたグリルの回動軸も位置固定である
ために、グリルを大きく回動せしめた場合、一方の側が
吹出口枠内に引き込まれることになり、従って送風方向
範囲は固定された吹出口枠の開口周縁により規制される
。
そこで本考案は、グリルを支持せしめた吹出口枠を、ダ
クト開口に回動可能に取付けて該開口より引出し得るよ
うになし、もって送風範囲を拡大するようになしたもの
である。
クト開口に回動可能に取付けて該開口より引出し得るよ
うになし、もって送風範囲を拡大するようになしたもの
である。
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の空調機吹出口を構成する
部材を示すもので、1は送風用のダクトに連結されると
ともに自動車のインストルメントパネルに設けた開口に
固着されるダクト開口枠、2は該ダクト開口枠1内に回
動可能に組付けられる吹出口枠、3は該吹出口枠2内に
回動可能に組付けられるグリルである。
部材を示すもので、1は送風用のダクトに連結されると
ともに自動車のインストルメントパネルに設けた開口に
固着されるダクト開口枠、2は該ダクト開口枠1内に回
動可能に組付けられる吹出口枠、3は該吹出口枠2内に
回動可能に組付けられるグリルである。
グリル3は樹脂製で、その上枠31および下枠32間に
複数の風向調整用のフィン34が等間隔かつ平行に軸支
してあり、これ等のフィン34は裏面側の上下部で連結
され中央のフィンをそのつまみ341により左右方向に
回動せしめると他のフィンもこれと連動して左右方向に
回動するように構成されている。
複数の風向調整用のフィン34が等間隔かつ平行に軸支
してあり、これ等のフィン34は裏面側の上下部で連結
され中央のフィンをそのつまみ341により左右方向に
回動せしめると他のフィンもこれと連動して左右方向に
回動するように構成されている。
またグリル3の両側枠33にはピン35を一体に成形し
、そのピン35を囲むようにU字溝36を設け、側枠3
3とピン35とが連結されている部分の撓みを利用しピ
ン35を内方向へ引込み可能としである。
、そのピン35を囲むようにU字溝36を設け、側枠3
3とピン35とが連結されている部分の撓みを利用しピ
ン35を内方向へ引込み可能としである。
上記グリル3を収納する吹出口枠2は樹脂製で、一体成
形した上枠21および両側枠22の端面にはフランジ2
4が形成され、上枠21の上面側の両端には突起部23
が設けである。
形した上枠21および両側枠22の端面にはフランジ2
4が形成され、上枠21の上面側の両端には突起部23
が設けである。
両側枠22の前面部下端間およびその両側にはヒンジ部
25.26が側枠と一体成形されており、フランジ部2
4の上辺中央には前方へ湾曲した把手部212が形成さ
れている。
25.26が側枠と一体成形されており、フランジ部2
4の上辺中央には前方へ湾曲した把手部212が形成さ
れている。
そして吹出口枠2の各構成部は外力により撓み得るよう
に薄肉としである。
に薄肉としである。
この吹出口枠2に上記グリル3を装着するには、ピン3
5を押してその取付は部を撓ませて内側へ引き込ませる
ことによりグリル3を吹出口枠2内に挿置し、前記ピン
35をグリル3の側枠33の内側から吹出口枠2の側枠
22に設けた穴221へ挿通して回動可能に支持せしめ
る。
5を押してその取付は部を撓ませて内側へ引き込ませる
ことによりグリル3を吹出口枠2内に挿置し、前記ピン
35をグリル3の側枠33の内側から吹出口枠2の側枠
22に設けた穴221へ挿通して回動可能に支持せしめ
る。
このようにしてグリル3を装着した吹出口枠2を収納す
るダクト開口枠1は樹脂製で、一方の開口端にはフラン
ジ11が形成され、該フランジ11の上辺中央には凹部
111が形成されている。
るダクト開口枠1は樹脂製で、一方の開口端にはフラン
ジ11が形成され、該フランジ11の上辺中央には凹部
111が形成されている。
またフランジ側開口の下部両側にはピン14が突設され
ている。
ている。
また上壁12の上記一方の開口端側には開口方向へ広が
る円弧状の吹出口案内部13を形成している。
る円弧状の吹出口案内部13を形成している。
このダクト開口枠1に前記吹出口枠2を装着するには、
吹出口枠2のヒンジ部25.26にダクト開口枠1のピ
ン14を押し込んでヒンジ結合せしめ、吹出口枠2をダ
クト開口枠1内へ回動せしめてその中に嵌め込む。
吹出口枠2のヒンジ部25.26にダクト開口枠1のピ
ン14を押し込んでヒンジ結合せしめ、吹出口枠2をダ
クト開口枠1内へ回動せしめてその中に嵌め込む。
第4図は組付状態を示すもので、ダクト開口枠1はその
フランジ11により自動車のインストルメントパネルP
の開口部に固着せしめられ、該開口枠内1に、グリル3
を装着した吹出口枠2がその下縁部においてダクト開口
枠1の下部にヒンジ結合される。
フランジ11により自動車のインストルメントパネルP
の開口部に固着せしめられ、該開口枠内1に、グリル3
を装着した吹出口枠2がその下縁部においてダクト開口
枠1の下部にヒンジ結合される。
ダクト開口枠1の上記案内部13は、ヒンジの中心点を
中心とする円弧状の案内面131を形成しており、ヒン
ジを中心に吹出口枠2を回動せしめると、鉄枠2の突起
部23は上記案内面131を摺動する。
中心とする円弧状の案内面131を形成しており、ヒン
ジを中心に吹出口枠2を回動せしめると、鉄枠2の突起
部23は上記案内面131を摺動する。
該案内面131には上記突起部23と係合する凹部13
2および穴133が設けてあり、上記突起部23は前後
両側が傾斜面をなし、第4図に示す凹部132への係合
状態から吹出口枠の把手部212を外側へ引くと突起部
23は吹出口枠2の可撓性により凹部132より離脱し
て案内面131を摺動し、穴133に係合して第5図に
示す引出し状態となる。
2および穴133が設けてあり、上記突起部23は前後
両側が傾斜面をなし、第4図に示す凹部132への係合
状態から吹出口枠の把手部212を外側へ引くと突起部
23は吹出口枠2の可撓性により凹部132より離脱し
て案内面131を摺動し、穴133に係合して第5図に
示す引出し状態となる。
これにより送風の下方向への吹出範囲が著しく拡大され
るのである。
るのである。
第6図は、従来の空調機吹出口を示すもので、吹出口枠
20はパネルPの開口部に固設され、該吹出口枠20に
フィン34を具備するグリル3が上下方向に回動可能に
支持せしめられている。
20はパネルPの開口部に固設され、該吹出口枠20に
フィン34を具備するグリル3が上下方向に回動可能に
支持せしめられている。
従ってグリル3を回動せしめても、送風方向の最大範囲
は固定吹出口枠20の開口端縁20 a 、20 bに
より規制されることになる。
は固定吹出口枠20の開口端縁20 a 、20 bに
より規制されることになる。
即ち第7図に示す如く、従来の吹出口構造における送風
範囲は矢印Aの範囲にとどまる。
範囲は矢印Aの範囲にとどまる。
これに対し本考案の吹出口構造においては、第5図に示
す如く吹出口枠2をヒンジを中心としダクト開口枠1の
案内面131に案内せしめて回動して引き出すことによ
り、下方向への送風範囲を規制するダクト開口枠1の下
端縁が相対的に上記引出し方向とは反対方向に移行する
こととなり、下方向への送風範囲が拡大されるのである
。
す如く吹出口枠2をヒンジを中心としダクト開口枠1の
案内面131に案内せしめて回動して引き出すことによ
り、下方向への送風範囲を規制するダクト開口枠1の下
端縁が相対的に上記引出し方向とは反対方向に移行する
こととなり、下方向への送風範囲が拡大されるのである
。
即ち、第7図に示す如く、本考案の吹出口構造において
は、吹出口枠2を引出した状態において、矢印Bで示す
送風範囲が得られ、下方向への送風範囲は従来構造に対
し矢印Cで示す範囲分が拡大される。
は、吹出口枠2を引出した状態において、矢印Bで示す
送風範囲が得られ、下方向への送風範囲は従来構造に対
し矢印Cで示す範囲分が拡大される。
従って、本考案の吹出口構造における送風の縦方向の全
範囲は矢印りで示す範囲となるのである。
範囲は矢印りで示す範囲となるのである。
そしてこの縦方向の全範囲においてフィンを回動せしめ
ることにより横方向にも広範囲にわたって送風方向を調
整することができる。
ることにより横方向にも広範囲にわたって送風方向を調
整することができる。
なお、上記実施例では従来の吹出口に対し、下方向の送
風範囲を拡大する実施例を示したが、上方向への送風範
囲を拡大する場合には、吹出口枠をダクト開口枠の上部
においてヒンジ結合するとともに、ダクト開口枠の下側
に吹出口枠の回動を案内する案内面を形成すればよい。
風範囲を拡大する実施例を示したが、上方向への送風範
囲を拡大する場合には、吹出口枠をダクト開口枠の上部
においてヒンジ結合するとともに、ダクト開口枠の下側
に吹出口枠の回動を案内する案内面を形成すればよい。
またヒンジ結合手段は上記実施例に限らず適宜の手段が
とられ得る。
とられ得る。
またダクト開口枠の案内面に設けた吹出口枠との係合凹
部は2個所に限らず、適宜の個数とすることができる。
部は2個所に限らず、適宜の個数とすることができる。
上記の如く本考案の吹出口構造は、グリルを保持せしめ
た吹出口枠を空調機のダクト開口部に対して回動可能に
取付け、必要に応じてこれを回動せしめてダクト開口部
から引き出し得るように構威したことにより送風範囲を
拡大せしめ、広い範囲にわたり所望の方向に送風するこ
とができるものである。
た吹出口枠を空調機のダクト開口部に対して回動可能に
取付け、必要に応じてこれを回動せしめてダクト開口部
から引き出し得るように構威したことにより送風範囲を
拡大せしめ、広い範囲にわたり所望の方向に送風するこ
とができるものである。
第1図ないし第5図は本発明の実施例を示すもので、第
1図ないし第3図は空調機の吹出口を構成する各部材の
斜視図、第4図は組付構造の断面図、第5図はその作動
状態における断面図である。 第6図は従来の吹出口の構造を示す断面図、第7図は従
来の吹出口と本考案の吹出口にける送風範囲を示す図で
ある。 1・・・・・・ダクト開口枠、2・・・・・・吹出口枠
、3・・・・・・グリル、25.26・・・・・・ヒン
ジ部、34・・・・・・風向調整用フィン。
1図ないし第3図は空調機の吹出口を構成する各部材の
斜視図、第4図は組付構造の断面図、第5図はその作動
状態における断面図である。 第6図は従来の吹出口の構造を示す断面図、第7図は従
来の吹出口と本考案の吹出口にける送風範囲を示す図で
ある。 1・・・・・・ダクト開口枠、2・・・・・・吹出口枠
、3・・・・・・グリル、25.26・・・・・・ヒン
ジ部、34・・・・・・風向調整用フィン。
Claims (5)
- (1)ダクト開口の端縁にヒンジ結合されて該ヒンジを
中心に回動せしめることによりダクト開口よりも外方へ
引出し得る吹出口枠と、該吹出口枠内に配設し該吹出口
枠の回動とは独立に回動可能に枢着せしめたグリルと、
該グリルに設けた風向調整用フィンとを具備することを
特徴とする空調機の吹出口構造。 - (2)上記風向調整用フィンを上記グリルに回動可能に
枢着せしめた実用新案登録請求の範囲第1項記載の空調
機の吹出口構造。 - (3)上記風向調整用フィンを複数枚並設した実用新案
登録請求の範囲第2項記載の空調機の吹出口構造。 - (4)上記複数の風向調整用フィンを同一方向に向くよ
うに連動せしめる実用新案登録請求の範囲第3項記載の
空調機の吹出口構造。 - (5)上記風向調整用フィンを上記グリルの回動方向に
対して直角方向に回動せしめろようになした実用新案登
録請求の範囲第2項記載の空調機の吹出口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979002332U JPS5834365Y2 (ja) | 1979-01-13 | 1979-01-13 | 空調機の吹出口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979002332U JPS5834365Y2 (ja) | 1979-01-13 | 1979-01-13 | 空調機の吹出口構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55103433U JPS55103433U (ja) | 1980-07-19 |
JPS5834365Y2 true JPS5834365Y2 (ja) | 1983-08-02 |
Family
ID=28805300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979002332U Expired JPS5834365Y2 (ja) | 1979-01-13 | 1979-01-13 | 空調機の吹出口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834365Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105890135A (zh) * | 2014-05-16 | 2016-08-24 | 中国科学院声学研究所 | 一种用于通风管道的出风口 |
-
1979
- 1979-01-13 JP JP1979002332U patent/JPS5834365Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105890135A (zh) * | 2014-05-16 | 2016-08-24 | 中国科学院声学研究所 | 一种用于通风管道的出风口 |
CN105890135B (zh) * | 2014-05-16 | 2018-11-13 | 中国科学院声学研究所 | 一种用于通风管道的出风口 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55103433U (ja) | 1980-07-19 |
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