JPS5834198Y2 - 建物用ノブ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建物用ノブの改良に係り、その目的は握り玉の
扉面への取付が容易であるとともに、握り玉の回動がス
ムーズにかつ安定的に回動し、握り玉の回動に連動する
駆動軸によってラッチの突没を自在にし、かつ扉面への
バネ支承板および握り玉の取付作業を容易にした建物用
ノブを提供するものである。

以下、本考案の実施例について図面により説明すれば、
１は円形板状のバネ支承板を示し、中央部には後述する
ラッチ駆動軸固定用の芯軸が嵌合摺接する軸孔２を形威
し、該軸孔の周縁にはバネ支承用の切起片３・・・・・
・を３個形成している。

該切起片は一対の対設したものとその中間に形成したも
のとからなり、該切起片にコイルバネ４か゛第２図示の
如くにして係止されており、その両端折曲部５．５は切
起片３，３の外側に突設するようにしてバネ支承板に支
承している。

６は支承板を扉面に固着する止着孔である。

７はプラスチックス製の握り玉を示し、一端は開口され
ており、内部中空部の周縁にはバネの両端折曲部５，５
を係止するバネ係止部８，８を形威し、中央にはラッチ
駆動軸を連動せしめる芯軸９をそれぞれ一体成形してい
る。

しかして、握り玉の一端開口部には円形の鍔縁１０を形
成し、前記バネ支承板１にやや遊嵌して外接するように
している。

第３図はノブの扉面への取付状態を示す要部断面図を示
し、扉面１１にはバネ支承板１が固着されており、該支
承板にはコイルバネ４の両端折曲部５．５が切起片３，
３の外側に突設するように係止され、その先端はバネ係
止部８，８に係止されている。

また支承板１の周縁には握り玉７の鍔縁１０がやや遊嵌
して外接するように嵌合されており、握り玉を時計方向
又は反時計方向に回動する際に前記支承板が支承ガイド
の作用をしている。

さらにまた芯軸９は支承板１の軸孔２にやや遊嵌状態で
内接するように突設されており、この軸孔２も握り玉を
回動する際の支承ガイドとなっている。

上記構成によって握り玉を時計方向又は反時計方向に回
動した際にコイルバネ４の両端新曲部５．５のいずれか
にバネ係止部８，８の一方か゛係止されて、つまり握り
玉の回動がバネによって復元的に弾支されながら回動す
ることとなり、ラッチ駆動軸１２の作動によるラッチの
突没が確実にできる。

以上、説明したとおり本考案の建物用ノブは上記の構成
を有しており、以下の特徴をもっている。

■ バネ支承板へのコイルバネの取付け、支承が容易、
確実である。

■ 握り玉の回動がスムーズに確実にできる。

■ 構造が簡単であり組立が容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は要部分解斜視
図、第２図は第１図のバネ支承板にコイルバネを取付け
た正面図、第３図は組立状態を示す要部縦断面図である
。 １・・・・・・バネ支承板、２・・・・・・軸孔、３・
・・・・・切起片、４・・・・・・コイルバネ、５・・
・・・・両端折曲部、６・・・・・・止着孔、７・・・
・・・握り玉、８・・・・・・バネ係止部、９・・・・
・・芯軸、１０・・・・・・鍔縁、１１・・・・・・扉
面、１２・・・・・・ラッチ駆動軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扉面に円形板状のバネ支承板を固着し、該支承板は中央
   部に軸孔を形成し、該軸孔の周縁に少くとも一対のバネ
   支承用切起片を対設するとともに前記切起片にはコイル
   バネの両端を新曲係止せしめてバネをバネ支承板に支承
   し、一方握り玉には前記コイルバネの両端を係止する一
   対のバネ係止部を形成し、握り玉の鍔縁を前記円形板状
   のバネ支承板にやや遊嵌して外接するようにとりつける
   とともに前記バネの両端をバネ係止部に係止せしめて握
   り玉を時計方向又は反時計方向に回動した際にバネによ
   って握り玉の回動が復元的に弾支されることを特徴とす
   る建物用ノブ。