JPS6139996Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はツマミ目盛リング取付装置に係り、
さらに詳しくはオーデイオ機器等の前面操作ツマ
ミの周囲に配設して使用する飾りリングの改良に
関する。

現在オーデイオ、ビデオ機器の前面板にはその
体裁を良くするためにノブ飾り板や装飾リング等
が用いられているが、回転ツマミの装飾リングに
は、ツマミの回転角度を目盛つた角度目盛を付す
ることが望ましい。

ところが、装飾リングに折角目盛を付してもリ
ング自体がガタついたり、回転するようでは意味
がない。

そこでこの考案では以上の点を考慮してなされ
たもので、その要旨とするところは、ツマミ目盛
リングに少なくとも１対の位置決め脚片を１体的
に突設し、これら脚片を、被取付部材に設けられ
た係止部分で支持することにより、リングの回転
止めを行なうと共に、取付作業の合理化を促すこ
とにある。

次にこの考案の実施例を図示の実施例について
詳述する。

第１図はこの考案の使用例を示す正面図で、図
中１はABS樹脂等のプラスチツクを成形して作
つたこの考案によるツマミ目盛リングで２はその
目盛部である。そしてリング１の両側縁には下向
きに伸びる１対の位置決め脚片３，３を突設する
と共に、目盛部２の内側にはツマミ挿通用透孔４
が明けられている。

そしてこれを使用するに当つては第１図および
第２図に示すように使用機器の前面板等の被取付
板５に明けられた円孔６に前記リング１の段付部
１Ａを圧入して取付けるのであるが、このとき脚
片３，３間における被取付板５に突設した係止部
分ａ，ａに脚片３，３を若干その弾力に抗して押
し広げ（または押しつぼめ）て係止部にきつく弾
接させる。その後操作ツマミ７をリング１の孔４
を通して外部に突出させる。このようにすること
によりツマミ７の指点７Ａとリング１の目盛部２
とを照合することにより、ツマミ７の回転度合が
直読できる。なお脚片３，３は多少湾曲させるな
どして弾力を若干増すようにしてもよい。

以上のようにこの考案によれば、ツマミ目盛リ
ングに突設した位置決め脚片をその弾力に抗し不
動係止部材に対して挟持して弾接させるととも
に、前記リングの段付部を被取付板の孔に圧入す
ることにより取付けるようになしたので、取付の
状態が長期に亘り安定に維持でき、特にツマミの
回転操作に伴なう目盛リングの無用な回転やガタ
つきを位置決め脚片により確実に防止できるし、
目盛リング自体の正確な目盛の位置決めも脚片で
自動的に定まるので作業性が向上するという効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

図はいずれもこの考案の実施例を示し、第１図
は正面図、第２図は同上のＡ−A′線における断
面図である。 符号の説明、１……ツマミ目盛リング、２……
目盛部、３……位置決め脚片、４……透孔、５…
…被取付部材、ａ……不動係止部材、７……ツマ
ミ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ツマミの回転角度を表示する目盛部とツマミ挿
   通用透孔とを有するリングに一対の弾性脚片を設
   け、前記リングの段付部を被取付部材の孔に嵌入
   させる際、前記脚片をその弾力に抗して不動係止
   部材に弾接させて前記リングの回転を阻止してな
   るツマミ目盛リングの取付装置。