JPH0450375Y2 - - Google Patents

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JPH0450375Y2
JPH0450375Y2 JP19315886U JP19315886U JPH0450375Y2 JP H0450375 Y2 JPH0450375 Y2 JP H0450375Y2 JP 19315886 U JP19315886 U JP 19315886U JP 19315886 U JP19315886 U JP 19315886U JP H0450375 Y2 JPH0450375 Y2 JP H0450375Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は鞄・バツク等の開口部を閉止する際に
に用いる錠金具に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
鞄・バツク等の開口部は、第5図に例示するよ
うに鞄本体の上端部から折り返されるように連続
せしめられた蓋板が本体の前面に当接して閉止さ
せるような構成とするのが一般である。
そして、このような鞄の閉止部は、鞄本体と蓋
板に差し渡すように取付けた錠金具を介して閉止
状態を維持するように構成するものであり、これ
らの錠金具は一般的には、鞄本体側に固定するた
めの固定金具と、蓋板側に取付けるための蓋金具
との組み合わせによつて構成されている。
前記した錠金具の構造は、一方の構成部材であ
る固定金具の構造が、基板の上面に、上端部のみ
がその他の部分よりも大きくなるように形成した
閉止体を、回転を自在とし、且つ、基板と閉止体
の組み合わせ形状が側面逆T字状を呈するように
突設佇立させる構成としており、また、蓋板側に
取付ける蓋金具は、前記した閉止体の最も大きく
形成された部分が通過できるような形状の透孔を
穿設した板体となるように構成している。
蓋金具の透孔を挿通しその上面から突出するよ
うに構成する閉止体は、上端の膨大部が蓋金具の
透孔を挿通してその上面に露出した後に、閉止体
の軸方向に対して左右いずれかに回転をさせるこ
とによつて透孔の大きさと閉止体の断面形状が合
致しないようになり、閉止体が蓋金具から離脱す
ることを防止するものであるが、回転した閉止体
はその回転位置においても停止状態を正確に維持
しなければ再び透孔から離脱してしまう。
このために従来の錠金具は、基板上に回転を自
在とするように取付ける閉止具をスプリング等の
弾撥性を有する復帰材を介して取付けるように構
成し、また、閉止具の基端部にはクリツク機構を
形成し左右何れかの方向に回転した場合にいずれ
の方向においても正確にクリツク停止を行うこと
ができるように構成していたが、前記したように
閉止具の基端部に閉止具の軸扞を引き戻す為のス
プリング等を取付ける必要があるために基板の下
面にスプリングを収容するための大きなスペース
が必要となり、錠金具全体の構造が肉厚な構造体
となつてしまうという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記した事情に鑑み、これに対処しよ
うとするものであり、基板上に佇立させられる閉
止具が基板に対して、コイルスプリング等のよう
な占有容積の大きい弾撥材を介在させることなく
取付け佇立させることができ、これによつて錠金
具を全体的に極めて薄い構造体とすることができ
るようにした鞄等の錠金具を提供せんとするもの
である。
また、本考案の他の目的は、基板上に佇立させ
られた閉止具の基端部に、弾撥性を有する薄い一
枚の金属板を当接せしめ、該金属板の内側に突設
した係止突起が、閉止具の基端部に取付けたクリ
ツク板の係止用凹窪部に嵌合係止できるように構
成することによつて極めて正確なクリツク及び停
止作用を奏することができるように構成した鞄等
の錠金具を提供しようとするものである。
〔考案の要点〕
本考案は、基板の上面に、上端部が一部だけ膨
大し、若しくは上端の一部が屈曲せしめられた閉
止具を基板に対して側面逆T字状を呈するように
佇立せしめ、且つ基板に対して回転を自在とする
ように取付けるとともに、基板の裏面に突出した
端部には係止用の凹窪部を多数凹設しているクリ
ツク板を固定してなる固定金具と、前記閉止具の
膨大部若しくは屈曲部を挿通させるための透孔を
穿設している蓋金具との組み合わせからなる錠金
具において、前記した基板が、下面を開口面とし
た浅い箱状体と、この箱状体の裏面に嵌合当接し
この開口面を閉塞するようにして取付けることが
でき、且つ、その重合する面の一部には少許の高
さの係止突起を内側に向けて突設形成した弾撥性
を有する閉塞板とを組み合わせることによつて極
めて薄い箱体を形成するように構成し、また基板
に佇立せしめた閉止具の基端部を基板の裏面に達
するように挿通せしめその基端部には、円周に沿
い所定の間隔をおくようにして小さい凹窪部を穿
設形成せしめたクリツク板を取付け固定するとと
もに、前記した閉塞板に突設した係止突起が、ク
リツク板に凹設した嵌合用の凹窪部に嵌合係止で
きるように構成してなる鞄等の錠金具を考案の要
点としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案の錠金具は、固定金具Aと蓋金具Bとの
組み合わせによつて構成している。
1は、固定金具Aを構成する表側基板であつて
周縁部に少許の高さの周壁部を有する浅い箱状と
して形成しており、その上面中央部には、先端部
をL字状に屈曲形成して該屈曲部を蓋金具Bに対
する係止片21とした閉止具2を回転を自在とす
るように佇立させて取付けている。
閉止具2は、その他の部分に比較して外径を細
かくした基端部を表側基板1に穿設した取付け孔
に挿通せしめたのち基板1の裏面においてクリツ
ク板22にかしめ固定している。
クリツク板22は薄い円板状に形成しており、
円周部に沿つた表面には所定の間隔をおいて数個
の凹窪部22…23を凹設している。
3は表側基板1の裏面に嵌合当接する裏側基板
であり、板の中央部を少許の高さだけ段状に浮き
上がらせた弾撥板31となし、全体を側面凸字状
となるように形成している。
32は弾撥板31の裏面に突設した係止突起で
あり、閉止具2を回転させた場合に、クリツク板
22に形成した数個の凹窪部23…23に選択的
に嵌合するものである。
なお、係止突起32は、弾撥板31にプレス加
工を施すことによつて形成することができるが、
その他の手段によつて別途形成したものを後付け
することもできる。
33,33は裏側基板3の両端部に形成した係
止脚片であり、固定金具Aを鞄本体Cに固定する
際に挿通孔に挿通し、折り曲げ固定して使用する
ものである。
12…12は表側基板1の両端部に突出形成し
た係止舌片であり、表側基板1の開口面に、裏側
基板3を嵌合したのちに、前記の係止舌片11…
11を折り曲げることによつて裏側基板3の把持
を行うものである。(第1図参照) 蓋金具Bは、適宜の形状をした金属板の中央部
に閉止具2が挿通できる大きさをした挿通孔4を
穿設している。前記した挿通孔4は具体的には閉
止具2の上端部に形成した係止片21が挿通でき
るように形成するものであり、しかも係止片21
部分を回転させた場合にはそれらが離脱できない
ように形成されている。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成したので、使用に際
しては、鞄本体Cに取付けられた固定金具Aを構
成する閉止具2を蓋金具Bに穿設した挿通孔4に
挿通させたのち、閉止具2の軸扞部分を左右何れ
かの方向に回転させることによつて係止片21の
形状と挿通孔4の形状が異なることとなつて挿通
孔4から閉止具2が離脱することが防止され両者
の係合が強固に維持されるようになる。
上記した錠の作用は公知のものと全く同様であ
るが、特に本考案においては、上記した閉止具2
の基端部に取付け形成したクリツク板22の表面
に凹設している係止用の凹窪部23…23に、裏
側基板3の一部を構成する弾撥板31の裏面に突
設した係止突起32を係合させるように構成した
ので、極めて薄い構造体でありながら弾撥板31
のスプリング効果(弾撥的な抑止力)に伴う正確
なクリツクストツプを行うことが可能となり、従
来の錠金具が有していた大きなサイズの構造体の
取付けに伴うトラブルや不便さを完全に解消する
ことができた。
また、本考案によれば、裏側基板3の中央部に
クリツク板22と対応するようにして段状に形成
した弾撥板31は、クリツク板22を収容するた
めに段状に形成した部分がその他の平板な部分と
共働して板スプリングのような作用を為し、該弾
撥板31部分がクリツク板22の上面を常時抑圧
するように当接した作用をするので、表側基板1
上に佇立させられた閉止具2は常に弾撥板31に
よる強力なスプリング効果を受けながら回転を行
うようになり、従来の錠金具におけるスプリング
構造と同様の効果を極めてコンパクトな構造体で
発揮することができるようになつた。
更にまた、回転をした(係止状態にある)閉止
具2は、閉止具2の基端部に取付けたクリツク板
22の表面に形成した係止用の凹窪部23と係合
することによつて回転位置での停止を強固に維持
できるので閉止状態の維持もまた正確である。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の実施例を示すものであり、第1
図は固定金具を背面側から捉えた斜視図、第2図
は同上図における〜線に沿う断面図、第3図
は固定金具を分解し、且つ裏側基板の一部を切欠
して背面側から捉えた斜視図、第4図は同上図の
裏側基板に形成した係止突起の突設状態を詳細に
示した固定金具の分解斜視図、第5図は鞄に取付
けた状態を示す斜視図である。 A……固定金具、B……蓋金具、C……鞄本
体、1……表側基板、11……係止舌片、2……
閉止具、21……係止片、22……クリツク板、
23……凹窪部、3……裏側基板、31……弾撥
板、32……係止突起、33……係止脚片、4…
…挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面中央部に閉止具を回転自在に佇立させてな
    る固定金具と、中央部に前記閉止具が挿通できる
    ような透孔を穿設してなる蓋金具との組み合わせ
    において、 固定金具が、表側基板と裏側基板及び表側基
    板の上面中央に回転を自在とするようにして佇
    立させた閉止具とによつて構成しており、 表側基板の上面中央部に回転を自在とするよ
    うに佇立させた閉止具は、上端部を膨大部若し
    くは屈曲部とするように形成しており、また、
    この閉止具の基端部は表側基板の裏面に突出せ
    しめている。 表側基板の裏面に突出させた閉止具の基端部
    には、円板状を呈し、裏側基板と接する面には
    所定の間隔をおいて数個の小さな凹窪部を凹設
    したクリツク板が固定され、閉止具と同時に回
    転できるようにされている。 表側基板の裏面開口面には、前記したクリツ
    ク板を覆うようにして、側面形状が凸状を呈
    し、凸状となる中央部が平たい弾撥板となつて
    いる裏側基板を嵌合一体化せしめている。 弾撥板の裏面(クリツク板と接する面)には
    クリツク板に凹設した凹窪部に嵌合係止するこ
    とのできる係止突起を突設している。 ことを特徴とする鞄等の錠金具。
JP19315886U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0450375Y2 (ja)

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JP19315886U JPH0450375Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP19315886U JPH0450375Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JPS63163372U JPS63163372U (ja) 1988-10-25
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