JPH0319584Y2 - - Google Patents

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JPH0319584Y2
JPH0319584Y2 JP1984091494U JP9149484U JPH0319584Y2 JP H0319584 Y2 JPH0319584 Y2 JP H0319584Y2 JP 1984091494 U JP1984091494 U JP 1984091494U JP 9149484 U JP9149484 U JP 9149484U JP H0319584 Y2 JPH0319584 Y2 JP H0319584Y2
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JP
Japan
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rotor
latch plate
casing
locking
locking protrusion
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JP1984091494U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は扉またはふたの開閉装置に関する。
扉またはふたを閉じるために押すと、それがロ
ツクされ、再度扉またはふたを押すと前記ロツク
が解除され、かつ扉またはふたを箱体などの口縁
からやや離すようになつた扉などの開閉装置とし
てはすでに各種の構成のものが知られている。そ
の一例として、実公昭54−28240号公報に開示さ
れたものがあるが、これはばねで付勢された回動
板を前記ばねの力に抗してラツチ板で回動させ、
かつラツチ板の掛止片を回動板で支持して扉に閉
じた状態を維持させるものである。したがつて、
回動板をばねで付勢するための構成を必要とし、
かつばねが折損その他によつて回動板を十分に付
勢できなくなると、ラツチ板のロツクが不能にな
る問題を内包している。そして、回動板は、その
一部を厚さ方向に折曲することを要する、ととも
に、ラツチ板にも直角方向に折曲した掛止片を設
けることを要するから、比較的構造が複雑で製造
能率が低くなるなどの問題を有している。
本考案は構造を簡易にし、製造コストを引下げ
ること、および扉などに閉じた状態を維持させる
動作を確実化することを目的とする。
本考案を図面について説明すると、断面凹形で
一端を開口したケーシング2内の開口部3側に、
ケーシング2の内外方向に回動可能に扇形状のラ
ツチ板4がその基部で軸着され、かつラツチ板4
がケーシング2の外方にばね10で付勢されてお
り、ラツチ板4の軸着された基部と反対側の弧状
になつた先端縁においてケーシング2外に出た端
部側面に棒状の支持体6を有し、ラツチ板4の先
端縁で前記支持体6と反対の端部に係止突部8
が、係止突部8と支持体6の中間部に、先端が係
止突部8の方に折曲されて操作部9Aが設けら
れ、かつ係止突部8よりも長く突出した操作突部
9がそれぞれ突設され、方形状の板の相対した2
辺に、その両側が外方に突出し、その間が内部側
に凹んで係止突部8の先端がはいる大きさの係止
凹部12が設けられたロータ11がケーシング2
内に回転可能に軸着され、このロータ11が、係
止突部8のケーシング2の開口部3と反対側の側
部で、そのロータ11の係止凹部12のない辺
が、ケーシング2の移動軌跡の外側の近くで、前
記軌跡と平行方向になりうると、ともに、このと
き一方の係止凹部12のロータ11の軸着部のケ
ーシング2の開口部3と反対側に操作突部9先端
の操作部9Aが係合でき、かつ一方の係止凹部1
2がラツチ板4の軸着部側を向いてこの係止凹部
12にラツチ板4の係止突部8がはいつたときに
は、ラツチ板4とロータ8が突き合つた状態にな
つて双方が回転不能になるように、その大きさ、
形状並びに位置関係が決定されているラツチ装置
1と、かぎ状で、その内部に前記支持体6がはい
る係合部15を一端に有する係合体14からなる
ことを特徴とする。
この装置は、ラツチ装置が、支持体6を外側に
して箱体などに固着され、ケーシング2内にラツ
チ板4がはいつたときの支持体6の位置に係合部
15を対応させて、係合体14が扉またはふたの
内面に固着される。第1図のように開いている扉
を閉じると、ケーシング2から大きく突出したラ
ツチ板4の支持体6に、係合体14の係合部15
から離れた位置が接することで、ラツチ板4をば
ね10の力に抗してケーシング2内に押入する。
このとき、ロータ11は、その全体が第1図の実
線のように係止突部8の移動軌跡外にあるから、
係止突部8の移動ではロータ11は移動しない
が、操作突部9の操作部9Aがロータ11の上端
を押して図中反時計回り方向に回転させるから、
ラツチ板4がケーシング2内に、第1図の鎖線の
ように最大限押入されると、ロータ11は第1図
の鎖線のように回動し、係止凹部12の一端部が
係止突部8の側部と重なるようになる。したがつ
て、扉を十分に閉じたのちに解放すると、ラツチ
板4がばね10の力でケーシング2外に出るよう
に回転するから、係止突部8がロータ11を回転
させ、係止突部8の先端が第2図のように係止凹
部12にはいり、係止突部8とロータ11とが突
き合つた状態になつて、ラツチ板4は回転不能に
なりケーシング2内にロツクされる。一方、扉が
閉じられて、ラツチ板4がケーシング2内にはい
ると、支持体6は円運動をするから、図面では上
方に移動し、係合体14の係合部15内にはいる
から、ラツチ板4がケーシング2内にロツクされ
ると、支持体6が係合体14を介して扉に閉じた
状態を維持させる。
扉を開くときは、それを押すと、ラツチ板4が
第2図から第3図の状態にケーシング2内にはい
り、係止突部8が係止凹部12から分離する、と
ともに、操作部9Aがロータ11を押して第3図
のように回転させ、係止凹部12のない辺を係止
突部8の側面と重ねるようになる。そして、押し
た扉を解放すると、ラツチ板4がケーシング2外
に回動し、係止突部8は、その側部がロータ11
の係止凹部12のない辺に当るから、ロータ11
とラツチ板4は支障なく回動し、第1図のように
ラツチ板4がケーシング2外に大きく突出して、
扉を箱体の口部から分離する、とともに、支持体
6が係合体14から分離するから扉は開くように
なる。このように、この装置は扉やふたを押すの
みで閉じ、かつ開くものである。
本考案の装置の実施例を図面について説明する
と、1は箱体に取付けられるラツチ装置で、これ
は断面凹形のケーシング2と、その一端に形成さ
れた開口部3の部分においてケーシング2内には
め込まれ、かつ、ケーシング2の一方の対向壁の
内面に重ねた状態になつたラツチ板4で構成され
ている。そして、ラツチ板4は扇形状で、その基
部がピン5でケーシング2に軸着されて、ケーシ
ング2の内外方向に回動可能になつている。6は
ラツチ板4の先端側で、ケーシング2外に出た端
部に設けられた合成樹脂製などの棒状の支持体
で、その軸線がピン5のそれと平行方向になつて
いる。支持体6はローラにすることが適するが、
回転不能でもよい。ラツチ板4は、その開口部3
側の端縁、それに対してほぼ直角に折曲され、更
にラツチ板4と平行方向に折曲された補助板7と
共にケーシング2内に挿入することで、ラツチ板
4がピン5の軸線方向に移動することを防いでい
るが、ピン5の軸線方向のラツチ板4の移動防止
は、補助板7に代えて、合成樹脂などのスペーサ
をピン5に取付けるなど任意の手段によることが
可能である。8はラツチ板4の先端縁で、支持体
6と反対の端部に突設した係止突部、9はラツチ
板4の先端縁で、係止突部8と支持体6との中間
部に突出した操作突部で、これは係止突部8より
も長くされ、かつその先端に係止突部8側に突出
した操作部9Aを有している。10はピン5に取
付けたキツクばねで、ラツチ板4をケーシング2
の外方に付勢している。
11はロータで、これは方形状の板の相対した
2辺に、その両側が外方に突出し、その間に内部
側に凹んだ係止突部8の先端をはめ込みうる大き
さの係止凹部12が形成され、ラツチ板4を重ね
た方のケーシング2の対向壁内側において係止突
部8の側部に軸着している。そして、ロータ11
は、係止凹部12のない辺が、係止突部8の移動
軌跡の外側の近くで、その軌跡とほぼ平行になり
うる位置に設けられている。13はロータ11を
支持した軸を挿通して、ロータ11とケーシング
2の対向壁間に介在させたコイルスプリングで、
これでロータ11の自由な動きを阻止している。
14は扉などに取付けられる合成樹脂製などの
係合体で、その一端にかぎ状になり、かつその内
部に支持体6をはめ込みうる係合部15が設けら
れている。16はラツチ装置1と係合体14に設
けられた取付孔である。
ロータの自由な動きを阻止するコイルスプリン
グ13は、第8図のように、合成樹脂製パイプな
どの摩擦部材17を介在させることに代えること
もでき、更に、板ばねをロータ11の周面に接合
させることも可能である。板ばねを使用するとき
は、第10図のように、板ばね19を補助板7に
も達する巾とし、かつ補助板7に操作突部9より
も長く突出した突出板20を、操作突部9よりも
係止突部8側に寄せて設ける。そして、ラツチ板
4のロツクが解除されているときは、ロータ11
に板ばね19が接し、それ以外のときは、突出板
20で板ばね19をロータ11から分離させてロ
ータ11の回転をスムーズにすることが適する。
しかし、ロータ11はラツチ板4のみで回動させ
るものであり、自由に回転したとしても、ラツチ
板4を回動させることでロータ11は元の状態に
戻るから、コイルばね13、摩擦部材17、板ば
ね19は除くことも可能である。21はケーシン
グ2の対向壁間に介在させた合成樹脂などのスペ
ーサである。
この開閉装置を使用する場合、扉などが片開き
のときは、第4〜6図のラツチ装置を、第11図
のように、箱体22の側壁に固着し、それと相対
して係合体14を、その係合部15を上方にして
扉23の内面に固着する。扉が両開きのときは、
第9図のように取付板18を有するラツチ装置
を、第12図のように箱体22の天壁内面に取付
板18で固着する。なお、係合体14は、ラツチ
板4をケーシング2内に十分に押入したときに、
支持体6が係合部15内にはいる位置に固着す
る。
第1図のように開かれた扉を閉じるために押す
と、ラツチ板4がケーシング2内にはいり、かつ
支持体6が係合体14の係合部15内にはいるこ
とで、扉がラツチ板4に係合され、かつラツチ板
4がロータ11を回転させるから、扉を十分に押
したのちに解放すると、第2図のように係止突部
8がロータ11の係止凹部12内にはいり、ラツ
チ板4がロツクされて、扉に閉じた状態を維持さ
せる。
扉を開くときも、それを押したのち解放する
と、ラツチ板4とロータ11が第3図の状態から
第1図の状態になり、ラツチ板4のロツクが解除
されて、ラツチ板4がケーシング2外に出て、扉
を少し開く、と同時に、係合部15から支持体6
が分離する。このように扉を押すのみで開閉で
き、扉の開閉操作が極めて容易である。
ラツチ板4に補助板7を連設し、それらの間に
支持体6を架設状に取付ければ、支持体6の取付
けが容易である、とともに、強固にでき、扉を安
定よく支持することに対して適する。そして、ロ
ータ11の自由な回転を、コイルばね13や摩擦
部材17または板ばね19で阻止しておけば、ラ
ツチ板4のロツクが解除されたときにもロータ1
1は一定の状態を維持し、より容易ラツチ板4を
ロツクできる。
考案の効果 この考案は、前記したように相対した2辺に、
その両側が外方に突出し、その間に内部側に凹ん
だ係止凹部12が設けられたロータ11を回転さ
せることで、ラツチ板4を、その係止突部8を介
してロツクし、かつそのロツクを解除するもの
で、ロータ11は、ラツチ板4の係止突部8と操
作突部9ですべて回転させる。したがつて、ロー
タ11の回転が不能になつて、ラツチ板4のロツ
クとそれの解除が不能になるおそれは全くなく、
常に確実にラツチ板4をロツクし、かつそれを解
除できる。そして、ラツチ板4のロツクが解除さ
れているとき、すなわち、第1図の状態において
ロータ11が振動その他で回転したとしても、ラ
ツチ板4を回動させるのみで、ロータ11は第1
図の状態に復帰し、ラツチ板4をロツクすること
ができる。
ラツチ板4とロータ11は、共に平板状で簡単
な構造であるから製造が容易である、とともに、
組立ても容易に能率よく行いうる。
また、ロータ11は、扇形状のラツチ板4の弧
状に形成した先端縁に間隔をあけて設けられた係
止突部8と操作突部9に所要の位置、かつ所要の
状態で個々に係止または係合できればよいから、
その大きさ、形状、取付け位置とラツチ板の大き
さ、形状、取付け位置の間に厳密な精度は要求さ
れないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はラツチ板のロツクが解除された拡大断
面図、第2図はラツチ板がロツクされた拡大断面
図、第3図はロツクを解除する途中の拡大断面
図、第4図は正面図、第5図は平面図、第6図は
側面図、第7図と第8図はロータ部の異なつた例
の拡大断面図、第9図は他の例の側面図、第10
図は異なつた例の拡大断面図、第11図と第12
図は使用状態の底面図である。 1:ラツチ装置、2:ケーシング、4:ラツチ
板、6:支持体、8:係止突部、9:操作突部、
9A:操作部、11:ロータ、12:係止凹部、
14:係合体、15:係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面凹形で一端を開口したケーシング2内の開
    口部3側に、ケーシング2の内外方向に回動可能
    に扇形状のラツチ板4がその基部で軸着され、か
    つラツチ板4がケーシング2の外方にばね10で
    付勢されており、ラツチ板4の軸着された基部と
    反対側の弧状になつた先端縁においてケーシング
    2外に出た端部側面に棒状の支持体6を有し、ラ
    ツチ板4の先端縁で前記支持体6と反対の端部に
    係止突部8が、係止突部8と支持体6の中間部
    に、先端が係止突部8の方に折曲されて操作部9
    Aが設けられ、かつ係止突部8よりも長く突出し
    た操作突部9がそれぞれ突設され、方形状の板の
    相対した2辺に、その両側が外方に突出し、その
    間が内部側に凹んで係止突部8の先端がはいる大
    きさの係止凹部12が設けられたロータ11がケ
    ーシング2内に回転可能に軸着され、このロータ
    11が、係止突部8のケーシング2の開口部3と
    反対側の側部で、そのロータ11の係止凹部12
    のない辺が、ケーシング2の移動軌跡の外側の近
    くで、前記軌跡と平行方向になりうると、とも
    に、このとき一方の係止凹部12のロータ11の
    軸着部のケーシング2の開口部3と反対側に操作
    突部9先端の操作部9Aが係合でき、かつ一方の
    係止凹部12がラツチ板4の軸着部側を向いてこ
    の係止凹部12にラツチ板4の係止突部8がはい
    つたときには、ラツチ板4とロータ8が突き合つ
    た状態になつて双方が回転不能になるように、そ
    の大きさ、形状並びに位置関係が決定されている
    ラツチ装置1と、かぎ状で、その内部に前記支持
    体6がはいる係合部15を一端に有する係合体1
    4からなる扉などの開閉装置。
JP9149484U 1984-06-18 1984-06-18 扉などの開閉装置 Granted JPS615968U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9149484U JPS615968U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 扉などの開閉装置

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JP9149484U JPS615968U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 扉などの開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS615968U JPS615968U (ja) 1986-01-14
JPH0319584Y2 true JPH0319584Y2 (ja) 1991-04-25

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JP9149484U Granted JPS615968U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 扉などの開閉装置

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JP (1) JPS615968U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121947U (ja) * 1974-05-24 1976-02-18
JPS5428240U (ja) * 1977-07-28 1979-02-23
JPS5514702U (ja) * 1978-07-13 1980-01-30

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121947U (ja) * 1974-05-24 1976-02-18
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JPS5514702U (ja) * 1978-07-13 1980-01-30

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JPS615968U (ja) 1986-01-14

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