JPH0524776Y2 - - Google Patents

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JPH0524776Y2
JPH0524776Y2 JP5376888U JP5376888U JPH0524776Y2 JP H0524776 Y2 JPH0524776 Y2 JP H0524776Y2 JP 5376888 U JP5376888 U JP 5376888U JP 5376888 U JP5376888 U JP 5376888U JP H0524776 Y2 JPH0524776 Y2 JP H0524776Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、開閉可能な各種のカバー、蓋体等の
ウイングを固定するウイング固定装置に関する。
<従来の技術> 従来例えば、自動車の車内又はトランク室内に
開閉可能に設けられるグラブボツクスカバー、ジ
ヤツキカバー等のウイングには、それを閉鎖状態
に固定するために、第8図、第9図に示すような
固定装置が使用されている。
この固定装置は円柱状の本体31の上端にノブ
32を設け、本体31の下端に係止片33を取付
けた簡単な構造のもので、この装置はウイング3
4の端部に旋回可能に取付けられ、ノブ32を回
すことによつて係止片33を固定部35側に旋回
させて係止し、ウイング34を固定部35に対し
固定する。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、上記のようなウイング固定装置
は、第8図の略水平位置に係止片33を旋回させ
て開き、ウイング34を閉じて固定するときに
は、再び係止片33を垂直位置に旋回させなけれ
ばならず、操作が煩雑であり、また、係止片33
と固定部35との係合に遊びが多く、ウイング3
4がガタつき、係止状態が外れやすい問題もあつ
た。
<課題を解決するための手段> 本考案は、上記の課題を解決するためになされ
たもので、比較的簡単に構成できると共に、ウイ
ングを閉じるだけで固定でき、係止状態も確実に
保持することができるウイング固定装置を提供す
ることを目的とする。
このために、本考案のウイング固定装置は、固
定フレームに開口部が設けられ、ウイング側にノ
ブを有する係止部が回転可能に取り付けられ、該
係止部を固定フレームの開口部に挿入係止させる
ウイング固定装置であつて、 前記係止部は支柱部とそれに連設されたフラン
ジからなり、支柱部の両側にばね弾性を有する逆
止脚部が設けられ、支柱部の軸方向中央には前記
ノブの裏面に突設された軸部を挿入し係止するた
めの挿入孔が設けられ、前記支柱部のフランジの
一部に係止部を係止可能な位置に回転付勢するば
ね弾性部を接続して構成される。
<作用> このような構成のウイング固定装置では、ウイ
ングに穿設された取付孔にノブの軸部を通し、反
対側に位置させた係止部の挿入孔にその軸部を挿
入し係止させて係止部を回転可能にウイングに取
付ける。係止部のフランジに設けたばね弾性部の
端部をウイングの一部に固定する。このばね弾性
部の付勢によつて、係止部は固定つまり係止位置
に静止する。この状態で、ウイングを固定フレー
ム側へ閉じると、支柱部が固定フレームの開口部
に挿入され、支柱部の逆止脚部が開口部の周縁に
係止され、ウイングは閉鎖状態に固定される。ウ
イングを開放する場合、ノブを持ち、前記ばね弾
性部の反付勢方向に所定角度だけ回転させると、
係止部も共に回転し、支柱部両側の逆止脚部が固
定フレームの開口部周縁からはずれ、開放可能な
状態となる。ウイングの開放後はばね弾性部によ
つて係止部が係止位置まで戻り、次に閉鎖すると
きにはウイングを閉じて係止部の支柱部を開口部
に挿入するだけで閉鎖固定が可能となる。
<実施例> 次に、第1図から第7図を参照して本考案の実
施例を説明する。
第1図に示すように、固定装置は、POM、
PP、PA等のばね弾性を有する合成樹脂から夫々
一体成形されたノブ10と係止部20とからな
り、ノブ10の裏面中央には角柱状の軸部11が
突設される。軸部11の両側面にはばね弾性をも
つ逆止片12が突設され、軸部11が係止部20
に設けた角孔24に挿入された際、角孔24の側
部に設けた後述の小角孔に係止されて抜けを防止
される。軸部11の基部に円形部13が設けら
れ、ノブ10がウイング1の取付孔2に挿入され
た際、この円形部13が取付孔2と回転可能に嵌
合する。
係止部20は、立方体状の支柱部21とその基
部に連設されたフランジ22と支柱部21の両側
に偏位して突設された逆止脚部23,23からな
る。支柱部21の中央には角孔24(挿入孔)が
貫通して設けられ、また、支柱部21の横断面
は、固定フレーム3に設けた長方形の開口部4に
挿入可能な略正方形に形成され、特に支柱部21
の基部には第2図の断面図のように、係止部つま
り支柱部21が開口部4内で図の反時計方向に約
90度回転可能で、時計方向への回転を阻止するよ
うに、角孔24を中心にして対称的に角部25,
25と曲面凹部26,26が形成される。つま
り、曲面凹部26,26の箇所における支柱部2
1の径は開口部4の幅寸法Wより小さく形成さ
れ、開口部4内で回転が可能となる。
逆止脚部23,23は支柱部21の先端部の両
側に、そこから基部に向つて開く形状にばね弾性
をもつて突設され、各先端には係止突起23a,
23aが設けられる。またこの逆止脚部23,2
3は曲面凹部26,26の上方に偏位して設けら
れ、係止部20が固定フレーム3の開口部4に挿
入される際、逆止脚部23,23が内側にたわみ
ながら挿入可能であり、開放状態における両脚部
の先端は第2図のように開口部4の幅W以上とな
り、その周縁部に係止される。なお、支柱部20
の一部には、その角孔24にノブ10の軸部11
が挿入された際、軸部11から突出した逆止片1
2を係止させるために、小角孔28が穿設されて
いる。
さらに、係止部20のフランジ22の側部に
は、弓状のばね弾性部27がその末端を接続して
設けられ、自由端となる先端は係止を解除する回
転方向(第5図の時計方向)にのびるように形成
されている。ばね弾性部27の先端には固定孔2
7aが設けられ、装着時、その先端はウイング1
の一部に固定される。
このように構成されたウイング固定装置をウイ
ング1に取付ける場合、ウイング1の表側からそ
こに穿設された取付孔2にノブ10の軸部11を
差し込み、裏側から係止部20を、その中心の角
孔に軸部11を挿入するようにその裏面に向けて
押し当てる。
これによつて、軸部11は角孔24の所定位置
まで侵入し、逆止片12が角孔24の側部に分岐
した小角孔28に係止され、ノブ10と係止部2
0がウイング1を挟んだ状態で回転可能に取付け
られる。
次に、係止部20が固定フレーム3の開口部4
にそのまま侵入可能な角度状態において、ばね弾
性部27の先端をウイング1の裏面にピン等によ
りばね力がゼロの状態で固定し、これで、第3
図、第4図のように固定装置のウイング1への装
着は完了する。
この状態でウイング1を固定フレーム3側に閉
じると、係止部20の支柱部21が開口部4に挿
入され、この時、両側の逆止脚部23,23は内
側にたわみながら侵入し、フランジ22に固定フ
レーム3の表面が当接したとき、逆止脚部23,
23の先端の係止突起23a,23aが開口部4
の周縁部に係止され、第6図のような係止状態と
なり、ウイング1は閉鎖状態に固定される。
ウイング1を開く場合、ノブ10を左に約90度
回す。すると、係止部20は第5図から第7図の
位置までばね弾性部27のばね力に抗して回転
し、両側の逆止脚部23,23は幅Wの方向から
長手方向を向き、開口部4の周縁部から離れ、係
止は解除される。なお、ノブ10を反対方向に回
転しようとしても、係止部20の角部25,25
が開口部4の周縁に当つて回転しない。
係止部20の係止が解除されれば、ウイング1
は開放可能な状態となつてそのまま開かれる。ま
た、この状態でノブ10から手を離せば、係止部
20はばね弾性部27に付勢されて元の閉鎖可能
な状態に戻る。従つて、次にウイング1を閉じる
際にはノブ10を回す必要はなく、そのままウイ
ング1を閉鎖すれば上記のように係止部20の係
止が行なわれ、簡単にウイングが固定される。
なお、上記の実施例では、ノブ10の軸部11
を角柱としたが、ノブと係止部が一体回転できる
構造であれば、例えばだ円柱状でもよく、また、
支柱部の角部25,25によつて係止部20の回
転方向と範囲を規制したが、例えばウイング1の
取付孔2の縁部に約90度の範囲で凹部を設け、ノ
ブの円形部13の一部に設けた突起をそこに係合
させて規制してもよい。さらに、支柱部の横断面
と固定フレーム3の開口部4は円形や楕円形とし
てもよく、円形の場合、逆止脚部が係止される部
分と係止が解除される部分を円形開口部の周縁に
形成すればよい。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案のウイング固定装
置によれば、係止部が支柱部とそれに連設された
フランジからなり、支柱部の両側にばね弾性を有
する逆止脚部が設けられ、支柱部の軸方向中央に
はノブの裏面に突設された軸部を挿入し係止する
ための挿入孔が設けられ、支柱部のフランジの一
部に係止部を係止可能な位置に回転付勢するばね
弾性部を接続して構成したから、ノブを操作しな
い状態では常に係止部がばね弾性部により係止可
能な位置に付勢させるため、ウイングを閉じて係
止部の支柱部を開口部に挿入するだけで容易に閉
鎖固定が可能となる。また、逆止脚部により固定
フレームを係止するため、ガタなく確実にウイン
グを固定フレーム側に固定でき、さらにノブと係
止部はばね弾性部を含めて合成樹脂により一体成
形できるため、低コストで製造することができ、
装着も簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図は固定装置の組み付け斜視図、第2図は第
1図の−断面図、第3図は装着時の断面を含
む平面図、第4図は断面を含む同側面図、第5図
はウイング固定時の正面図、第6図は断面を含む
同平面図、第7図は開放時の正面図、第8図は従
来の固定具の正面図、第9図はその断面を含む側
面図である。 1……ウイング、3……固定フレーム、4……
開口部、10……ノブ、11……軸部、20……
係止部、21……支柱部、23……逆止脚部、2
4……角孔(挿入孔)、27……ばね弾性部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定フレームに開口部が設けられ、ウイング側
    にノブを有する係止部が回転可能に取り付けら
    れ、該係止部を固定フレームの開口部に挿入係止
    させるウイング固定装置であつて、 前記係止部は支柱部とそれに連設されたフラン
    ジからなり、該支柱部の両側にばね弾性を有する
    逆止脚部が設けられ、該支柱部の軸方向中央には
    前記ノブの裏面に突設された軸部を挿入し係止す
    るための挿入孔が設けられ、前記支柱部のフラン
    ジの一部に係止部を係止可能な位置に回転付勢す
    るばね弾性部を接続したことを特徴とするウイン
    グ固定装置。
JP5376888U 1988-04-21 1988-04-21 Expired - Lifetime JPH0524776Y2 (ja)

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