JPH057407Y2 - - Google Patents

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JPH057407Y2
JPH057407Y2 JP11964086U JP11964086U JPH057407Y2 JP H057407 Y2 JPH057407 Y2 JP H057407Y2 JP 11964086 U JP11964086 U JP 11964086U JP 11964086 U JP11964086 U JP 11964086U JP H057407 Y2 JPH057407 Y2 JP H057407Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシヤフトの係止頭部が所定角度毎に回
転して音響機器のダイヤルカバー等の扉、蓋類を
解除可能に係止するラツチ装置に関する。
[背景技術] 音響機器のダイヤルカバー、一般家具の引出し
等は、カバーと機器本体との間にラツチ機構を有
し、カバーを若干量だけ押込むことによりこのラ
ツチが解除されて開放可能となる構成が多い。
この場合、カバーには機器本体のラツチ手段と
係合するためのフツクを必要とするため、カバー
の形状が複雑になつたり、カバーへ特別に別体の
フツクを取り付ける必要がある。このためフツク
が機器本体側に接触しないでスムースにカバーの
開閉を可能にする様、カバーと機器本体間にある
程度の隙間を設けなければならず、外観上見栄え
が悪いという不都合があつた。
本考案は上記事実を考慮し、カバー等には単に
シヤフト係止頭部が係合用部分を設けるのみでカ
バー等の係止が可能となるラツチ装置を得ること
が目的である。
[考案の概要及び作用] 本考案に係るラツチ装置は、筒状ボデイと、こ
のボデイ内へ収容されると共に一部がボデイから
突出してスリーブ突出部とされるスリーブと、一
部がボデイ内へ収容され他の一部がスリーブ内を
貫通して突出する係止頭部とされたシヤフトと、
スリーブの前記スリーブ突出部がボデイ内へ押込
まれる毎にシヤフトを所定角度回転させるシヤフ
ト回転手段と、を有することを特徴としている。
このため本考案では、ダイヤルカバー等が若干
量だけ押込まれれば、このダイヤルカバー等がス
リーブをボデイ内へ押込むので、この押込み操作
毎にシヤフトの係止頭部が回転され、この係止頭
部はダイヤルカバー等へ係合した状態と係合を解
除した状態となることができ、ダイヤルカバー等
を開閉することができる。このダイヤルカバー等
にはスリーブを押圧する部分とシヤフト係止頭部
が係合する部分とを有していればよいので、特別
にフツク等を設ける必要はない。
[考案の実施例] 第2図には本実施例に係るラツチ装置10が取
付けられたオーデイオ機器12が示されている。
このオーデイオ機器12では全面に操作ダイヤ
ル14が複数個突出しており、この操作ダイヤル
14の前面がダイヤルカバー16で覆われてい
る。
このダイヤルカバー16はその下端部がピン1
8でオーデイオ機器12へ軸支されており、上端
部はオーデイオ機器12から延長されるトツププ
レート20の下端部と対応するようになつてい
る。ピン18周りにはねじりコイルばね19が配
置されてダイヤルカバー16が開放方向(第2図
時計回転方向)に付勢されている。
ラツチ装置10は第1図及び第3,4図に示さ
れる構成であり、筒状ボデイ22が第2図に示さ
れるブラケツト24及びビス26でトツププレー
ト20の下面へ固着されている。
筒状ボデイ22は薄肉の筒形状であり、軸方向
一端は薄肉とされ、この薄肉部には軸心を挟んで
反対側に矩形状の開口28が穿設され、キヤツプ
30を受け入れるようになつている。すなわちこ
のキヤツプ30は筒状ボデイ22の軸方向端部に
挿入される外形を有し、軸心を挟んだ反対側に断
面が三角形の係止突起32を有している。またキ
ヤツプ30は軸方向一端に拡径部34を有し、こ
の拡径部34の端面が筒状ボデイ22の一端へ当
接するようになつている。このためこのキヤツプ
30は筒状ボデイ22の軸方向へ挿入すると、係
止突起32は開口28へ係合して抜け止め作用を
なす構成である。
一方、筒状ボデイ22の他の一端には内筒36
が挿入固着されている。この内筒36は筒状ボデ
イ22の内側へはまり込む外形を有し、挿入後は
接着剤等で筒状ボデイ22と一体的に固着される
が、あらかじめこの内筒36を筒状ボデイ22と
一体的にインジエクシヨン成型等で形成すること
も当然可能である。
この内筒36は筒状ボデイ22の軸寸法の約1/
3の長さを有しており、その一端36Aは筒状ボ
デイ22の軸方向一端22Aと同一面上に配置さ
れる。
第8図の展開図に示される如く内筒36は一端
36Aの反対側から一対の案内溝38A,38B
が切り込まれている。これらの案内溝38A,3
8Bは軸心を挟んだ反対側に形成されている。ま
たこれらの案内溝38A,38Bの間には一端3
6Aに向けて三角形の係止溝40が形成されてい
る。この係止溝40は軸心と平行な直線部40A
と、これと傾いて配置される傾斜部40Bとを有
している。傾斜部40Bは直線部40Aの反対側
が案内溝38Aまたは案内溝38Bの入口部と連
続し、直線部40Aの傾斜部40Bとの反対側の
端部は案内溝38A又は案内溝38Bとの間に傾
斜案内部42Bを形成している。
筒状ボデイ22内には第3図に示される如くス
リーブ44が挿入される。このスリーブ44は円
筒形状であり、その外周は内筒36の内周を貫通
できる大きさとなつており、軸方向の一端44A
は筒状ボデイ22から突出している。また他の軸
方向一端44Bには軸心を挟んで反対側に夫々案
内突起46が形成されている。これらの案内突起
46は第8図に示される毎く夫々内筒36の案内
溝38A,38B内へ挿入され、軸方向に移動で
きるようになつている。この案内突起46は案内
溝38A,38Bの入口方向に向けて凸状とされ
ている。
筒状ボデイ22内には更に回転子48が挿入さ
れて軸方向に移動可能となつている。この回転子
48は第8図に示される如くスリーブ44の案内
突起46及び内筒36の係止溝40と対応する山
形突起50が軸周りに等間隔で4個形成されてい
る。これらの山形突起50はそれぞれスリーブ4
4の直線部40A及び傾斜部40Bと対応した直
線部と傾斜部とを有しており、第8図Bに示され
る如く係止溝40と係合できるようになつてい
る。
しかしスリーブ44の案内突起46が第8図C
に示される如く案内溝38A,38Bから抜き出
る方向に移動すると、この案内突起46に押出さ
れ、係止溝40とのかみ合いを解除できる。この
ため第8図Cに示される状態まで山形突起50が
押し出されると、山形突起50は係止溝40との
係合が解除され、この状態で回転子48が第8図
Cの右方向に回転力を受けると、案内溝38A,
38Bに係合していた山形突起50A,50Bは
案内突起46に案内されて山形突起50の1ピツ
チ分だけ、すなわち4分の1回転だけ軸回りに回
転できる。
第3図に示される如く回転子48とキヤツプ3
0との間には圧縮コイルばね52が介在されてお
り、回転子48が筒状ボデイの一端22A方向へ
付勢されている。このため第8図Cの状態まで回
転子48が案内溝38A,38Bから押し出され
る方向に移動すると、この圧縮コイルばね52が
山形突起50と案内突起46の係合斜面によつて
回転子48を第8図右方向に回転させる作用をな
す。
回転子48の軸心部にはシヤフト54が貫通
し、シヤフト54の一端部両側に設けた縮径部5
6が回転子48の一対の対向アーム58で係止さ
れて両者が固定されている。
シヤフト54はスリーブ44を貫通し、その先
端部が筒状ボデイ22から突出し拡径頭部60と
なつている。
この拡径頭部60は第2図に示されるダイヤル
カバー16の先端部に形成される溝62内へ入り
込むことができるようになつている。しかしシヤ
フト54が90度回転するとこの拡径頭部60は溝
62から抜け出るため、ダイヤルカバー16はピ
ン18を中心として回転できる構成である。この
ダイヤルカバー16の先端部はその内側がスリー
ブ44の一端44Aと対応しており、ダイヤルカ
バー16を第2図矢印A方向に押圧すると、スリ
ーブ44が筒状ボデイ22内へ押し込まれる構成
となつている。
次に本実施例の作用を説明する。
第2図Aはダイヤルカバー16が操作ダイヤル
14を遮閉した状態であり、操作ダイヤル14を
操作するためにダイヤルカバー16を開放する場
合には第2図矢印A方向にダイヤルカバー16を
若干量だけ押圧すればよい。
すなわちダイヤルカバー16の押圧操作によつ
て一端44Aはスリーブ44を筒状ボデイ22内
へ押し込むので、第8図Bの状態からCの状態へ
と至り、係止溝40と係合していた回転子48の
山形突起50は次第に係合が解除され遂には案内
溝38A,38B及び係止溝40を乗り越える状
態となる。この状態では圧縮コイルばね52の付
勢力によつて山形突起50が第8図上方向に押圧
されているので、案内突起46と山形突起50の
傾斜面との当接角度によつて圧縮コイルばね52
の付勢力が回転子48を回転させる力となり、第
8図Dに示される毎く回転子48は矢印B方向に
回転する。従つてそれまで案内溝38A,38B
とかみ合つていた山形突起50A,50Bがスリ
ーブ44の案内溝38A,38B内へ入り込む動
作、すなわちダイヤルカバー16への手動押圧操
作(矢印A方向)の解除によつて山形突起50が
一ピツチ分回転し第8図Eの状態となる。このた
め回転子48と共に1/4回転するシヤフト54は
その拡径頭部60がダイヤルカバー16の溝62
から抜け出ることになり、ダイヤルカバー16は
ピン18を中心としてねじりコイルばね19の付
勢力によつて第2図時計方向に回転し、操作ダイ
ヤル14が開放される。
操作ダイヤル14の操作後は再びダイヤルカバ
ー16を矢印A方向にすなわちカバー閉止方向へ
押圧する。このためダイヤルカバー16の先端部
は一端44Aを再度筒状ボデイ22内へ押し込む
ことになる。したがつて前回と同様の作動により
第8図Bの状態からC,D,Eの状態を経て再び
Bの状態へと復帰し、回転子48及び山形突起5
0が1/4回転するので再び拡径頭部60が溝62
内へ入り込み、第8図Aの状態となりダイヤルカ
バー16が操作ダイヤル14を閉止する。
なお、上記実施例では筒状ボデイ22をオーデ
イオ機器12へ取りつけるためにブラケツト24
を用いているが、筒状ボデイ22を直接オーデイ
オ機器12へ接着等により取り付けてもよく、ま
た筒状ボデイ22へ取り付け用のブラケツト等を
一体的に形成することも可能である。
さらに上記実施例ではシヤフト54の拡径頭部
60を略T字型の形状としているが、このシヤフ
トの頭部は楕円形等でもよく、回転によつて溝等
の結合部分へ係合離脱できるものであれば全て適
応できる。また上記実施例ではスリーブ44の一
回の押し込みによつてシヤフト54が1/4回転す
る構成であるが、1/4回転以外の角度毎に回転さ
せるものであつてもよく、この場合には、案内溝
38A,38B及び係止溝40、案内突起46の
軸回りの数を変更すればよい。
また上記実施例ではシヤフト54を定角度毎に
回転させるために、内筒36、案内突起46、回
転子48の組合せを用いているが、シヤフト54
を定角度毎に回転させ得る機構であれば全て適用
できる。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係るラツチ装置で
は、筒状ボデイと、このボデイ内へ収容されると
共に一部がボデイから突出してスリーブ突出部と
されるスリーブと、一部がボデイ内へ収容され他
の一部がスリーブ内を貫通して突出する係止頭部
とされたシヤフトと、スリーブの前記スリーブ突
出部がボデイ内へ押込まれる毎にシヤフトを所定
角度回転させるシヤフト回転手段と、を有するの
で、オーデイオ機器のカバー等へ特別なフツク等
を設ける必要がなく、単に係止頭部の係合用部分
を設けるのみで使用可能となる優れた効果を有
し、かつ機器本体とカバー間に隙間がなく外観を
向上させた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に用いるラツチ装置が
示され、第1図Aは正面図(背面図は正面図と同
一に現れる)、Bは右側面図(左側面図は右側面
図と同一に現れる)、Cは平面図、Dは底面図、
第2図Aは本実施例のオーデイオ機器への適応状
態を示す縦断面図、第2図Bはカバーの開放状態
を示す断面図、第3図は本実施例のラツチ装置の
分解斜視図、第4図はラツチ装置の縦断面図、第
5図は筒状ボデイの第1図−線断面に相当す
る断面図、第6図は筒状ボデイの第1図−線
断面に相当する断面図、第7図はラツチ装置の斜
視図、第8図A〜Dは第7図−線に沿つた展
開図であり、第8図Aは組付前の状態、第8図B
〜Eは作動状態である。 10……ラツチ装置、22……筒状ボデイ、3
6……内筒、38A,38B……案内溝、40…
…係止溝、44……スリーブ、46……案内突
起、48……回転子、50……山形突起、54…
…シヤフト、60……拡径頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状ボデイと、このボデイ内へ収容されると共
    に一部がボデイから突出してスリーブ突出部とさ
    れるスリーブと、一部がボデイ内へ収容され他の
    一部がスリーブ内を貫通して突出する係止頭部と
    されたシヤフトと、スリーブの前記スリーブ突出
    部がボデイ内へ押込まれる毎にシヤフトを所定角
    度回転させるシヤフト回転手段と、を有すること
    を特徴としたラツチ装置。
JP11964086U 1986-08-04 1986-08-04 Expired - Lifetime JPH057407Y2 (ja)

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JP11964086U JPH057407Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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Publication Number Publication Date
JPS6325772U JPS6325772U (ja) 1988-02-19
JPH057407Y2 true JPH057407Y2 (ja) 1993-02-24

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ID=31007199

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JP11964086U Expired - Lifetime JPH057407Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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JPS6325772U (ja) 1988-02-19

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