JPH0624531Y2 - 平面ハンドルにおけるラツチロツク装置 - Google Patents
平面ハンドルにおけるラツチロツク装置Info
- Publication number
- JPH0624531Y2 JPH0624531Y2 JP14527886U JP14527886U JPH0624531Y2 JP H0624531 Y2 JPH0624531 Y2 JP H0624531Y2 JP 14527886 U JP14527886 U JP 14527886U JP 14527886 U JP14527886 U JP 14527886U JP H0624531 Y2 JPH0624531 Y2 JP H0624531Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- latch
- locking
- lock piece
- spring
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、キャビネット等の扉体開閉に用いる平面ハン
ドルのためのラッチをロックする装置に関する。
ドルのためのラッチをロックする装置に関する。
従来の技術 この種扉体の開閉に適用される従来の平面ハンドルは、
扉体前面に引き起し自在に設けアームの外端起し操作に
よるアーム他端の旋回動作で、これと連動する係止片を
扉体面に沿って回動させ、該係止片をキャビネット本体
側の係合部から退かせたロック解除状態で開閉を行うも
のであった。
扉体前面に引き起し自在に設けアームの外端起し操作に
よるアーム他端の旋回動作で、これと連動する係止片を
扉体面に沿って回動させ、該係止片をキャビネット本体
側の係合部から退かせたロック解除状態で開閉を行うも
のであった。
一方、かかるキャビネット等における扉体は、その厚み
が比較的薄く、これに相応して本体側の戸当り枠も浅い
ことから、この扉体の框部分に設置する前記ハンドル機
構の組み込みが容易ではなくて、そのために、その機構
構成に制約があった。例えば、前述の従来機構におい
て、構造簡略化と組み込みスペースの狭少化を図った前
記係止片では、その前進係止位置と後退離脱位置との間
はアーム側の当接ピンによって位置規制を行うので、係
止片自体がこの両位置間で当接ピンから離れる向きに自
由に揺動し得る状態にあり、これによって、扉開閉を手
荒く操作した場合などに、係止片の適正位置への確保が
得られず、作動不良となる場合が発生すると共に、平常
使用下においても係止片のガタ付きによる衝撃音を発
し、使用者に不安感を持たせるなど、未だ改良の余地が
残されていた。
が比較的薄く、これに相応して本体側の戸当り枠も浅い
ことから、この扉体の框部分に設置する前記ハンドル機
構の組み込みが容易ではなくて、そのために、その機構
構成に制約があった。例えば、前述の従来機構におい
て、構造簡略化と組み込みスペースの狭少化を図った前
記係止片では、その前進係止位置と後退離脱位置との間
はアーム側の当接ピンによって位置規制を行うので、係
止片自体がこの両位置間で当接ピンから離れる向きに自
由に揺動し得る状態にあり、これによって、扉開閉を手
荒く操作した場合などに、係止片の適正位置への確保が
得られず、作動不良となる場合が発生すると共に、平常
使用下においても係止片のガタ付きによる衝撃音を発
し、使用者に不安感を持たせるなど、未だ改良の余地が
残されていた。
かかる従来機構の構造上の難点の改良及び作動の安定化
を意図して、本考案の出願人は、先に、引き起しアーム
の支軸部に取付けたコイルスプリングを該アームと一体
的に回動させると共に、該スプリングの一端を延長し、
この延長端を本体の戸当り枠の裏面に当接させるように
構成すると共に、該アームをその扉体内に倒し込み位置
でラッチ機構により係止するハンドル機構を提案した。
を意図して、本考案の出願人は、先に、引き起しアーム
の支軸部に取付けたコイルスプリングを該アームと一体
的に回動させると共に、該スプリングの一端を延長し、
この延長端を本体の戸当り枠の裏面に当接させるように
構成すると共に、該アームをその扉体内に倒し込み位置
でラッチ機構により係止するハンドル機構を提案した。
考案が解決しようとする問題点 前述の新たに提案されたハンドル機構に、施錠によるロ
ック機能を必要とする要求も多く、そのために、本考案
では、限られた組み込みスペースの間に構成する前記ア
ームのラッチロック装置の提供を目的とするものであ
る。
ック機能を必要とする要求も多く、そのために、本考案
では、限られた組み込みスペースの間に構成する前記ア
ームのラッチロック装置の提供を目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本考案は、一端をハンドルケースに回動自在に軸支した
アームの旋回自由端に形成した第1の係止爪に係合する
第2の係止爪を有するラッチを備えている。前記ラッチ
は、前記ケースに前進係止位置と後退離脱位置との間で
摺動自在に且つ該前進係止位置へスプリングの作用下に
付勢して配置してある。前記ラッチの中央部に形成した
円形嵌合穴には、前記嵌合穴の周面に摺接する第1の円
弧面域及び摺接しない第2の円弧面域と、これらの両域
の間に嵌入溝とを有しキーで回動操作するロックピース
を摺嵌してある。前記第1の係止爪の反対側である前記
ラッチの後端に対向し前記後退離脱位置を規制する前記
ケースの壁面には、前記ロックピースを一方向に一定角
度回動させたとき前記第2の円弧面域に摺接させ、前記
ロックピースを前記一方向と反対方向に一定角度回動さ
せると共に前記スプリングの付勢に抗して前記ラッチを
前記ロックピースと共に前記後退離脱位置へ摺動させた
とき前記嵌入溝に嵌入し、且つ前記スプリングの付勢で
前記前進係止位置へ摺動させたとき前記嵌入溝から離脱
する先端部を有するロックピンを突設してある。
アームの旋回自由端に形成した第1の係止爪に係合する
第2の係止爪を有するラッチを備えている。前記ラッチ
は、前記ケースに前進係止位置と後退離脱位置との間で
摺動自在に且つ該前進係止位置へスプリングの作用下に
付勢して配置してある。前記ラッチの中央部に形成した
円形嵌合穴には、前記嵌合穴の周面に摺接する第1の円
弧面域及び摺接しない第2の円弧面域と、これらの両域
の間に嵌入溝とを有しキーで回動操作するロックピース
を摺嵌してある。前記第1の係止爪の反対側である前記
ラッチの後端に対向し前記後退離脱位置を規制する前記
ケースの壁面には、前記ロックピースを一方向に一定角
度回動させたとき前記第2の円弧面域に摺接させ、前記
ロックピースを前記一方向と反対方向に一定角度回動さ
せると共に前記スプリングの付勢に抗して前記ラッチを
前記ロックピースと共に前記後退離脱位置へ摺動させた
とき前記嵌入溝に嵌入し、且つ前記スプリングの付勢で
前記前進係止位置へ摺動させたとき前記嵌入溝から離脱
する先端部を有するロックピンを突設してある。
作用 ハンドルケースに回動自在に軸支したアームはこれを引
き起すことによって、アームの先端に設けた係止片がラ
ッチロックを施こした対象物、例えばキャビネット本体
の裏面から離れ、開扉可能な状態となるように作用する
一方、開扉位置でアームの先端に形成した係合爪がラッ
チの係止爪と係合し、アームの扉体内倒し込み位置を保
持すると共に、前記係止片が前記本体の裏面に当接した
閉じ状態を確保する。もとより、このアームはその引き
起し状態で扉開閉操作時の摘みハンドルとして機能す
る。
き起すことによって、アームの先端に設けた係止片がラ
ッチロックを施こした対象物、例えばキャビネット本体
の裏面から離れ、開扉可能な状態となるように作用する
一方、開扉位置でアームの先端に形成した係合爪がラッ
チの係止爪と係合し、アームの扉体内倒し込み位置を保
持すると共に、前記係止片が前記本体の裏面に当接した
閉じ状態を確保する。もとより、このアームはその引き
起し状態で扉開閉操作時の摘みハンドルとして機能す
る。
一方、ラッチはケース体に対してその前進係止位置と後
退離脱位置との間を摺動可能に組み付けられており、ラ
ッチとケースとの間に配置したスプリングがラッチをそ
の前進係止位置に常時占位させる向きの付勢力として作
用する。
退離脱位置との間を摺動可能に組み付けられており、ラ
ッチとケースとの間に配置したスプリングがラッチをそ
の前進係止位置に常時占位させる向きの付勢力として作
用する。
ラッチの摺動は、もう一つの規制部材としてのロックピ
ンが作用している。ロックピンは常時は第2の円弧面域
に当接しており、ラッチのキーによる回動操作で、ロッ
クピンの上部にロックピースの嵌入溝が占位する状態の
ときに、ロックピンの先端部を嵌入溝に嵌入させるよう
にして、初めて前述のラッチの後退離脱位置への摺動が
可能となる。従って、この構成では、ロックピンが第2
の円弧面域に摺接するラッチの回動占位位置で、ラッチ
の後退離脱位置への摺動が不可能なラッチロック状態を
確保することができる。
ンが作用している。ロックピンは常時は第2の円弧面域
に当接しており、ラッチのキーによる回動操作で、ロッ
クピンの上部にロックピースの嵌入溝が占位する状態の
ときに、ロックピンの先端部を嵌入溝に嵌入させるよう
にして、初めて前述のラッチの後退離脱位置への摺動が
可能となる。従って、この構成では、ロックピンが第2
の円弧面域に摺接するラッチの回動占位位置で、ラッチ
の後退離脱位置への摺動が不可能なラッチロック状態を
確保することができる。
実施例 本考案を図示の実施例に基づいて説明すると、以下の通
りである。
りである。
第1図は、本考案装置を備えた平面ハンドルの扉体取付
け状態を一部破断して示す斜視図である。キャビネット
本体1に衝合する扉体2の一部に、ケース3の上部にお
ける支軸4により回動自在に軸支されたアーム5が、ケ
ース3の前面収容部6に倒し込まれて、その前面がケー
スの前面と平面になる状態で、鎖線で示すように引き起
こし可能に収納されている。この収納状態で、アーム5
に連繋する係止片7が受止枠8の裏面に圧接している。
け状態を一部破断して示す斜視図である。キャビネット
本体1に衝合する扉体2の一部に、ケース3の上部にお
ける支軸4により回動自在に軸支されたアーム5が、ケ
ース3の前面収容部6に倒し込まれて、その前面がケー
スの前面と平面になる状態で、鎖線で示すように引き起
こし可能に収納されている。この収納状態で、アーム5
に連繋する係止片7が受止枠8の裏面に圧接している。
ケース3の下部にはキー13に対応する鍵穴9を有する
ラッチ10を収設してあり、ラッチ10の上端の係止爪
11が収容部6に臨み、アーム5の旋回自由端に形成し
た係合爪12と係合するようにしてある。
ラッチ10を収設してあり、ラッチ10の上端の係止爪
11が収容部6に臨み、アーム5の旋回自由端に形成し
た係合爪12と係合するようにしてある。
第2図及び第3図は、前記実施例におけるアーム収納状
態と引き起し状態とを示す縦断面図、第4図は、本考案
の要部の分解斜視図、A図乃至第6B図は、これら各状
態におけるロック機構部分を拡大して示す断面図及び正
面図である。ケース3は、扉体2の取付け部の周縁と当
接する鍔縁3a(第1図)を有し、扉体2の取り付け部
の内側に扉体2の一部を折り返して形成した装着片14
にねじ15で固定してある。更に、係止片7は支軸4に
両端を緩く捲き付けたコイルスプリング16の中間部を
コ字状に形成した延長端であり、スプリング16の捲回
始端16aをアーム5の背面に当接させて、アーム5の
旋回作動と一体的に回動するように連繋してある。
態と引き起し状態とを示す縦断面図、第4図は、本考案
の要部の分解斜視図、A図乃至第6B図は、これら各状
態におけるロック機構部分を拡大して示す断面図及び正
面図である。ケース3は、扉体2の取付け部の周縁と当
接する鍔縁3a(第1図)を有し、扉体2の取り付け部
の内側に扉体2の一部を折り返して形成した装着片14
にねじ15で固定してある。更に、係止片7は支軸4に
両端を緩く捲き付けたコイルスプリング16の中間部を
コ字状に形成した延長端であり、スプリング16の捲回
始端16aをアーム5の背面に当接させて、アーム5の
旋回作動と一体的に回動するように連繋してある。
ラッチ部材10は、立方体からなり、その裏側両縁に角
構5a、5a(第4図)を有し、上下方向に摺動自在に
取り付けてあり、かつ、ラッチ10の中央部に設けた円
形嵌合穴34には、前記鍵穴9と一致する鍵穴9aに有
するキーガイド18を回動自在に摺嵌すると共に、鍵穴
9aの中心と相対する位置に設けた中心キー穴19と鍵
穴9aの外側と相対する位置に設けた側方キー穴20と
を表側面に有し、裏側面に略半周にわたって円形嵌合穴
34の周面に摺接する円弧面域21a及び摺接しないよ
うに段差凹面に形成した第2の円弧面域21bと、これ
ら両域の間に設けた嵌入穴22とを有するロックピース
23を回動自在に摺嵌してある。
構5a、5a(第4図)を有し、上下方向に摺動自在に
取り付けてあり、かつ、ラッチ10の中央部に設けた円
形嵌合穴34には、前記鍵穴9と一致する鍵穴9aに有
するキーガイド18を回動自在に摺嵌すると共に、鍵穴
9aの中心と相対する位置に設けた中心キー穴19と鍵
穴9aの外側と相対する位置に設けた側方キー穴20と
を表側面に有し、裏側面に略半周にわたって円形嵌合穴
34の周面に摺接する円弧面域21a及び摺接しないよ
うに段差凹面に形成した第2の円弧面域21bと、これ
ら両域の間に設けた嵌入穴22とを有するロックピース
23を回動自在に摺嵌してある。
更に、ロックピース23は、その芯軸28を受け穴29
に回動自在い嵌合してある。ロックピース23には、そ
の側壁の一部に放射向きの横穴24を設け、横穴24に
デテントスプリング25を差し込み、その拡圧力によっ
て支えられるポール26を配置し、ラッチ10の円形嵌
合穴34の周面との対向位置に形成した落ち込み溝2
7,27にボール26が占位した際に、それらによる係
止作用によって、ロックピース23の旋回位置決めを行
うようになしてある。
に回動自在い嵌合してある。ロックピース23には、そ
の側壁の一部に放射向きの横穴24を設け、横穴24に
デテントスプリング25を差し込み、その拡圧力によっ
て支えられるポール26を配置し、ラッチ10の円形嵌
合穴34の周面との対向位置に形成した落ち込み溝2
7,27にボール26が占位した際に、それらによる係
止作用によって、ロックピース23の旋回位置決めを行
うようになしてある。
ラッチ10の下部には、凹部30と穴31とを設け、凹
部30に対向するケース3の下部内側壁からロックピン
32を突設し、ロックピン32の先端部を穴31を通し
てロックピース23の第2の円弧面域21b域に摺接さ
せたり、嵌入溝22に嵌入させたりできるようにし、更
に、ロックピン32にスプリング33を捲き付けてラッ
チ10を上方へ付勢させてある。
部30に対向するケース3の下部内側壁からロックピン
32を突設し、ロックピン32の先端部を穴31を通し
てロックピース23の第2の円弧面域21b域に摺接さ
せたり、嵌入溝22に嵌入させたりできるようにし、更
に、ロックピン32にスプリング33を捲き付けてラッ
チ10を上方へ付勢させてある。
かかる構成を有する実施例によれば、アーム5をケース
3に収容した閉扉ロック状態で、第5A図及び第5B図
示のように、ラッチ10がスプリング33によって上方
に押し上げられ、その係止爪11がアーム5の係止爪1
2と係合している。しかも、ロックピース23の占位状
態が第2の円弧面面21bをロックピン32の先端に臨
ませる位置(第7A図参照)にあるので、ロックピース
23はその降下を阻止されたロック状態にある。
3に収容した閉扉ロック状態で、第5A図及び第5B図
示のように、ラッチ10がスプリング33によって上方
に押し上げられ、その係止爪11がアーム5の係止爪1
2と係合している。しかも、ロックピース23の占位状
態が第2の円弧面面21bをロックピン32の先端に臨
ませる位置(第7A図参照)にあるので、ロックピース
23はその降下を阻止されたロック状態にある。
このロック状態から、第5B図示の鍵穴9aにキー13
を差し入れ、これを同図上の矢標方向に回動すると、キ
ー13の先端部13aを中心キー穴19に且つ先端部1
3bを側方キー穴20に係合させたロックピース23が
第7A図上の反時計方向に回動して、第7B図の位置に
占位する。この占位位置は、ロックピース23に配置し
たボール26が一方の落ち込み溝27から抜け出て他方
の落ち込み溝27に嵌合することで保持され、この占位
位置で、ロックピン32に嵌入穴22が対向する状態に
ある。
を差し入れ、これを同図上の矢標方向に回動すると、キ
ー13の先端部13aを中心キー穴19に且つ先端部1
3bを側方キー穴20に係合させたロックピース23が
第7A図上の反時計方向に回動して、第7B図の位置に
占位する。この占位位置は、ロックピース23に配置し
たボール26が一方の落ち込み溝27から抜け出て他方
の落ち込み溝27に嵌合することで保持され、この占位
位置で、ロックピン32に嵌入穴22が対向する状態に
ある。
キー13を前記差し入れた状態のままで下方に押圧する
と、嵌入穴22へのロックピン32の侵入許容下に、ロ
ックピース23を介してラッチ10をスプリング33の
拡圧力に抗して下方に押し下げることができ(第7C図
示状態)、この状態で、係止爪11がその作用域から退
くので、アーム5に対するラッチロックが解除されて、
これを引き起し、これと一体に回動するスプリング16
の延長係止片7を本体1の受止枠8の裏面から離して、
アーム5の引き手操作で開扉することができる。
と、嵌入穴22へのロックピン32の侵入許容下に、ロ
ックピース23を介してラッチ10をスプリング33の
拡圧力に抗して下方に押し下げることができ(第7C図
示状態)、この状態で、係止爪11がその作用域から退
くので、アーム5に対するラッチロックが解除されて、
これを引き起し、これと一体に回動するスプリング16
の延長係止片7を本体1の受止枠8の裏面から離して、
アーム5の引き手操作で開扉することができる。
キー13の押し下げを解くと、ラッチ10はスプリング
33によって上昇復帰するので、係止爪7もケース3の
収容部6内に突出して閉扉時に備えることとなるが、ア
ーム5を引き起して扉体2を第1図示の状態に本体1に
当て、同図上の鎖線図示位置のアーム5をケース内収容
部6に向けて倒し込むことにより、係合爪12が係止爪
11の傾斜した前面と当接し、係止爪11をスプリング
33に抗して一時的に押し下げ、これを乗り越して係合
する。
33によって上昇復帰するので、係止爪7もケース3の
収容部6内に突出して閉扉時に備えることとなるが、ア
ーム5を引き起して扉体2を第1図示の状態に本体1に
当て、同図上の鎖線図示位置のアーム5をケース内収容
部6に向けて倒し込むことにより、係合爪12が係止爪
11の傾斜した前面と当接し、係止爪11をスプリング
33に抗して一時的に押し下げ、これを乗り越して係合
する。
次いで、キー13を第6B図上の矢標方向に回動操作す
ることによって、ロックピース23を第7A図示の位置
に回動させて、ロックピン32による前述のロック状態
を確保することができる。キー13は第5B図示及び第
6B図示の各操作位置で、これを鍵穴9aから抜き出す
ことができることは勿論である。
ることによって、ロックピース23を第7A図示の位置
に回動させて、ロックピン32による前述のロック状態
を確保することができる。キー13は第5B図示及び第
6B図示の各操作位置で、これを鍵穴9aから抜き出す
ことができることは勿論である。
考案の効果 以上のように、本考案装置によれば、一端を軸支した旋
回回動自在のアームに対して、その旋回自由端に設けた
係止爪をラッチの係止爪に係合することができると共
に、この係合状態で、キー操作によるロックを行うこと
ができる。しかも、このロック機構部を、ケースに摺動
自在に設けたラッチをスプリングによる付勢下にケース
の長さ方向に摺動させ、かつ、ロックピースのキーによ
る回動操作位置で先の摺動を許容するように構成してあ
る。従って、回動操作と前記方向への作動でのロック及
び解除操作が可能であり、各作動部品の作動域を確保す
るためにケースの厚み方向のスペースを必要とせず、更
に構成部品点数も極めて少ないので、ロック機構部を可
及的に薄い組み込みスペースの間に組み付けることがで
き、平面ハンドル用ラッチロック装置として極めて有益
である。
回回動自在のアームに対して、その旋回自由端に設けた
係止爪をラッチの係止爪に係合することができると共
に、この係合状態で、キー操作によるロックを行うこと
ができる。しかも、このロック機構部を、ケースに摺動
自在に設けたラッチをスプリングによる付勢下にケース
の長さ方向に摺動させ、かつ、ロックピースのキーによ
る回動操作位置で先の摺動を許容するように構成してあ
る。従って、回動操作と前記方向への作動でのロック及
び解除操作が可能であり、各作動部品の作動域を確保す
るためにケースの厚み方向のスペースを必要とせず、更
に構成部品点数も極めて少ないので、ロック機構部を可
及的に薄い組み込みスペースの間に組み付けることがで
き、平面ハンドル用ラッチロック装置として極めて有益
である。
第1図は本考案装置を備えた平面ハンドルの取付け状態
を一部破断して示す斜視図、第2図は同じくロック状態
を示す縦断側面図、第3図はロック解除状態を示す縦断
側面図、第4図は本考案装置を分解して示す斜視図、第
5A図及び第5B図は前記ロック状態における要部の拡
大縦断面図及び正面図、第6A図及び第6B図は前記ロ
ック解除状態における要部の拡大縦断面図及び正面図、
第7A図乃至第7C図はロック状態から解除状態に至る
機構要部の作動状態を示す縦断面図である。 3……ケース、4……支軸、 5……アーム、7……係止片、 10……ラッチ部材、11……係止爪、 12……係止爪、13……キー、 21a……第1の円弧面域、 21b……第2の円弧面域、 22……嵌入穴、23……ロックピース、 32……ロックピン、33……スプリング 34……嵌合穴
を一部破断して示す斜視図、第2図は同じくロック状態
を示す縦断側面図、第3図はロック解除状態を示す縦断
側面図、第4図は本考案装置を分解して示す斜視図、第
5A図及び第5B図は前記ロック状態における要部の拡
大縦断面図及び正面図、第6A図及び第6B図は前記ロ
ック解除状態における要部の拡大縦断面図及び正面図、
第7A図乃至第7C図はロック状態から解除状態に至る
機構要部の作動状態を示す縦断面図である。 3……ケース、4……支軸、 5……アーム、7……係止片、 10……ラッチ部材、11……係止爪、 12……係止爪、13……キー、 21a……第1の円弧面域、 21b……第2の円弧面域、 22……嵌入穴、23……ロックピース、 32……ロックピン、33……スプリング 34……嵌合穴
Claims (1)
- 【請求項1】一端をハンドルケースに回動自在に軸支し
たアームの旋回自由端に形成した第1の係止爪に係合す
る第2の係止爪を有するラッチを備え、 前記ラッチは、前記ケースに前進係止位置と後退離脱位
置との間で摺動自在に且つ該前進係止位置へスプリング
の作用下に付勢して配置し、 前記ラッチの中央部に形成した円形嵌合穴には、前記嵌
合穴の周面に摺接する第1の円弧面域及び摺接しない第
2の円弧面域と、これらの両域の間に嵌入溝とを有しキ
ーで回動操作するロックピースを摺嵌し、 前記第1の係止爪の反対側である前記ラッチの後端に対
向し前記後退離脱位置を規制する前記ケースの壁面に
は、前記ロックピースを一方向に一定角度回動させたと
き前記第2の円弧面域に摺接させ、前記ロックピースを
前記一方向と反対方向に一定角度回動させると共に前記
スプリングの付勢に抗して前記ラッチを前記ロックピー
スと共に前記後退離脱位置へ摺動させたとき前記嵌入溝
に嵌入し、且つ前記スプリングの付勢で前記前進係止位
置へ摺動させたとき前記嵌入溝から離脱する先端部を有
するロックピンを突設してあるロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14527886U JPH0624531Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 平面ハンドルにおけるラツチロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14527886U JPH0624531Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 平面ハンドルにおけるラツチロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6351062U JPS6351062U (ja) | 1988-04-06 |
JPH0624531Y2 true JPH0624531Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31056670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14527886U Expired - Lifetime JPH0624531Y2 (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 平面ハンドルにおけるラツチロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624531Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH086982Y2 (ja) * | 1989-12-06 | 1996-02-28 | ジャパンハードウェア株式会社 | 扉用ロックハンドル |
JPH0778354B2 (ja) * | 1992-07-29 | 1995-08-23 | ジョー・プリンス竹下株式会社 | 扉開閉用取手 |
JP2008101339A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Imaoka Seisakusho:Kk | 引き戸用引手 |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP14527886U patent/JPH0624531Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6351062U (ja) | 1988-04-06 |
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