JPH051576Y2 - - Google Patents

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JPH051576Y2
JPH051576Y2 JP2688586U JP2688586U JPH051576Y2 JP H051576 Y2 JPH051576 Y2 JP H051576Y2 JP 2688586 U JP2688586 U JP 2688586U JP 2688586 U JP2688586 U JP 2688586U JP H051576 Y2 JPH051576 Y2 JP H051576Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は施錠装置に関し、例えば、自動車のツ
ールボツクス、グローブボツクス等の蓋体のパネ
ルへ装着して、回転により、つまみのつば部とリ
テーナの押え片とでパネルとその取付け基板とを
挟持し、又は両者の固定を外す施錠装置の改良に
関する。
〈従来の技術〉 上記タイプの施錠装置の従来例を第4図に示
す。
蓋体のパネル1の貫通孔3には、つまみ5の固
定柱部7が挿通され、該固定柱7の下端部には、
リテーナ9(ばね弾性を有する止め金等)がタツ
ピンねじ11で固定されている。このリテーナ9
は先端において上方へくの字形に屈曲し、取付け
基板13の裏面へ圧接されている。
この状態でパネル1と取付け基板13は、つま
み5のつば部6とリテーナ9とで挟持されてい
る。そして、つまみ5を回動させると、リテーナ
9が取付け基板13から外れてパネル1が取付け
基板13に対してフリーの状態となる。
その他、従来例として特公昭51−8303号公報、
同じく52−16536号公報及び実公昭47−22057号公
報等に記載された施錠装置を挙げることができ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記従来例の施錠装置には以下に示す
問題点がある。
(ア) リテーナ9と取付け基板13が確実に係合し
ているかどうかが判然とせず、 施錠をしたつ
もりでいても実はリテーナ9が取付け基板13
の端部付近へ圧接された状態であり、運転中の
振動等によつて外れてしまうことがある。
(イ) 施錠を外した状態において、つまみ5等は自
由に回動しているので、再び施錠をしようとす
るときには、リテーナ9が取付け基板13へ表
(図では上方)から当たらないように注意しな
ければならず、取扱いが不便である。
(ウ) つまみ5に対してリテーナ9をタツピンねじ
等でねじ止め固定することには手間がかかり、
施錠装置の組付け工数を増大することとなる。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、かかる問題点を解決するための施錠
装置であり、 所定の構成要件を備えたつまみ、リテーナ、パ
ネル及び取付け基板を具備してなり、つまみの係
合突起部をパネルの貫通孔へ挿通して、リテーナ
の係合筒部の係合凹部と係合させて、パネル及び
第1押え片の対向面間に形成された凹部又は凸部
の係合により、つまみとリテーナの組付け体をパ
ネルに軸着させ、リテーナの第2押え片を取付け
基板の長孔部へ挿通させて、取付け基板を第1押
え片と第2押え片の間に挟持させる構成であるこ
とを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本考案の施錠装置を実施例に基づき詳細
に説明する。
第1図は実施例の施錠装置の分解斜視図であ
る。
実施例の施錠装置は、第1図において紙面右上
から示したつまみ21、パネル41、リテーナ6
1及び取付け基板51より構成されている。
つまみ21の円板状つば部23には、パネル当
接面の略外周縁部へ周方向のリブ25が形成され
て、パネル41に対する接触面積を少なくし摩擦
抵抗の低減を図つている。
つば部23の略中央から円柱形の基台部29が
突出し、更に該基台部29から係合突起部31が
突設されている。この係合突起部31は係止爪3
3を備えた一対の係止片35と一対のガイド片3
7とが各々仮想長方形の対向する辺上に配置され
た構成であり、一対の係止片35はその係止爪3
3を上下に向けている。尚、つまみ21において
少くとも該係止片35は、ばね弾性を有する材料
で形成する。
パネル41には、つまみ21を埋没する略円錐
台の外形を有するつまみ装着凹部43が形成され
ている。該つまみ装着凹部43の底面45の裏面
(つまみ21方向からみて)には、半割り球状の
凹部47が同一円周上に90度の間隔をとつて4個
形成されている。該凹部47は後述するリテーナ
61の第1押え片69に形成されている凸部71
と係合する。
勿論パネル41側に凸部を形成し、第1押え片
69側に凹部を設けてもよい。凹部又は凸部の数
は特に限定されない。
尚、つまみ装着凹部43の底面45の略中央に
は、つまみ21の係合突起部31及び基台部29
を挿通する貫通孔49が形成されている。
取付け基板51には、後述するリテーナ61の
係合筒部63を挿通可能な貫通孔53から、第2
押え片73を挿通可能な長孔部55が左右方向に
延設されている。この長孔部55は第2押え片7
3が係合筒部63とともに取付け基板51を通過
可能であれば、どのような方向に形成されてもよ
い。尚、第1押え片69は上記長孔部55を挿通
不能である。
リテーナ61は係合筒部63と第1押え片69
と第2押え片73を備えて成る。
係合筒部63には軸方向へつまみ21の係合突
起部31と嵌め合いとなる断面長方形(係合突起
部31の各係止片35及びガイド片37の配置さ
れた仮想長方形と略合同である)の嵌合穴65が
形成され、周壁部には各係止片35の係止爪33
が係合する開口部67(係合凹部)が形成されて
いる(第2図参照)。
このような構成である係合筒部63に対して、
つまみ21の係合突起部31を圧入すれば、つま
み21とリテーナ61は係止片35の可撓性によ
りスナツプ的に係合されて、外れなくなる。係合
筒部63の前端部(つまみ21当接側端部)には
板状の第1押え片69が、図で上下方向へ2本突
設されている。そして、先端部の表側(パネル4
1の当接面)には、つまみ装着凹部43の裏面に
形成された凹部47と協奏する凸部71が形成さ
れている。また、第1押え片69の裏面の先端部
位はテーパ面とされている。取付け基板51との
干渉を防止するためである。尚、この第1押え片
はばね弾性を有する材料で形成される必要があ
る。
一方、係合筒部63の後端部には第2押え片7
3が、図で左右方向へ2本突設されている。この
第2押え片73は、第1押え片69から係合筒部
63の軸方向へ、取付け基板51の厚さよりも少
し広い間隔をとつて、かつ第1押え片69と略直
交する方向へ形成されている。尚、第1押え片6
9は長孔部55を挿通不能であるから、第1押え
片69と第2押え片73は同方向へ突設されてい
てもよいが、取付け基板51を確実に挟持するた
めに両者は放射状に突設されることが望ましい。
以上、つまみ21、パネル41及びリテーナ6
1は、PP、POM等の樹脂材料で射出により成形
できる。
以上のような構成である実施例の施錠装置は、
第1図の状態でつまみ21、パネル41及びリテ
ーナ61の軸心を一致させて嵌め合せ、更に、リ
テーナ61の第2押え片を取付け基板51の長孔
部55へ挿通させて90度ひねると、第2図の様に
なる。第2図は本実施例の施錠装置の断面図であ
る。ここに、つまみ21とリテーナ61の組付け
体は、第1押え片69の凸部71がパネル41の
凹部47へ係合することにより、パネル41へ軸
着されている。
このつまみ21−パネル41−リテーナ61の
構造物に対し、取付け基板51は、第1押え片6
9と第2図にはあらわれていない第2押え片73
とで挟持される状態となる。
そして、つまみ21を回動させると、パネル4
1の凹部47と第1押え片69の凸部71が係合
して、90度まわつて止まることとなる。すると、
第2押え片73が取付け基板51の長孔部55を
通過可能となり、パネル41が取付け基板51に
対してフリーな状態、即ち解錠状態(施錠装置が
外された状態をいう)となる。
このとき、パネル41の凹部47と第1押え片
69の凸部71との係合により、つまみ21(及
びリテーナ61)はパネル41に対して固定状態
である。
従つて、再び施錠をしようとするときには、第
2押え片73が取付け基板51の長孔部55を今
度は表から裏へ、スムーズに通過することとな
る。そして、前記と同様につまみ21を90度回動
(左、右どちらまわりでもよい)させれば、第2
図の状態に戻り施錠がされることとなる。
第3図は本実施例に係る施錠装置の他の態様を
示す分解斜視図であり、第1図の施錠装置と同一
の部材には同一の図符号を付して説明を省略す
る。
第3図の施錠装置はつまみ21の係合突起部8
1(ばね弾性を有する材料製である)が略T字形
の板状部材とされ、これと嵌め合いとなるリテー
ナ61の係合筒部63の係合孔65にはその下面
から、係合段部83が形成されていることを特徴
とする。このつまみ21とリテーナ61も係合突
起部81の可撓性によりスナツプ止めに係合され
る。即ち、両者を嵌め合せ時、係合突起部81は
先端を係合段部83へ乗り上げるようにたわみ、
Tの字の縦棒に該当する部位81aが係合段部8
3の係合凹部84へスナツプ的に係合されること
となる。そして、リテーナ61の係合孔65の入
口とつまみ21の基台部85は嵌め合いの形状で
ある。
第3図の施錠装置も第1図のものと同様な作用
を奏する。
尚、上記実施例において、パネル41としてつ
まみ装着凹部43を備えたものを例に採り説明し
てきたが、従来例(第4図)の如く平板状のもの
でも勿論よい。
〈考案の効果〉 本考案の施錠装置はつまみ、パネル、取付け基
板及びリテーナを上記構成としたので、以下の効
果を奏するものとなる。
即ち、つまみの係合突起部をリテーナへワンタ
ツチで係合することにより施錠装置を完成するこ
とができ、施錠装置の組付け工数が削減される。
つまみとリテーナの組付け体は、第1押え片及
びパネルの対向面間に形成された凹部と凸部によ
り、パネルに軸着されることとなる。従つて、 (i) 運転時の振動等により施錠が外れるおそれが
ない。
() パネルをフリーにしたときにもつまみは
自由に回動しないので、再び施錠をする場合、
リテーナが取付け基板に干渉されることなく、
操作をスムーズに行うことができる。
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は施錠装置を示し、第1図は本考案の実施例
の分解斜視図、第2図は断面図、第3図は他の態
様を示す分解斜視図であり、第4図は従来例の断
面図である。 21……つまみ、23……つば部、31……係
合突起部、41……パネル、47……凹部、49
……貫通孔、51……取付け基板、53……貫通
孔、55……長孔部、61……リテーナ、63…
…係合筒部、67……開口部(係合凹部)、69
……第1押え片、71……凸部、73……第2押
え片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 つば部及び係合突起部を備えたつまみと、 係合凹部を形成した係合筒部と、該係合筒部の
    軸方向へ取付け基板の厚さよりも広い間隔をとつ
    て半径方向へ突設された第1押え片及び第2押え
    片と を備えたリテーナと、 前記つまみの係合突起部が挿通可能な貫通孔を
    形成したパネルと、 前記第1押え片と前記パネルの対向面間には、
    凹部と凸部が形成され、 前記リテーナの第2押え片が挿通可能な長孔部
    と、前記リテーナの係合筒部を挿通可能な貫通孔
    とを形成した取付け基板と を具備して成り、 前記つまみの係合突起部を前記パネルの貫通孔
    へ挿通して、前記リテーナの係合筒部の係合凹部
    と係合させて、 前記パネル及び前記第1押え片の対向面間に形
    成された前記凹部と凸部の係合により、前記つま
    みと前記リテーナの組付け体を前記パネルに軸着
    させ、 前記リテーナの第2押え片を前記取付け基板の
    長孔部へ挿通させて、前記取付け基板を前記第1
    押え片と第2押え片の間に挟持させる構成である
    ことを特徴とする施錠装置。
JP2688586U 1986-02-26 1986-02-26 Expired - Lifetime JPH051576Y2 (ja)

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