JPH072921Y2 - 家具における錠前の取り付け装置 - Google Patents
家具における錠前の取り付け装置Info
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- JPH072921Y2 JPH072921Y2 JP12488790U JP12488790U JPH072921Y2 JP H072921 Y2 JPH072921 Y2 JP H072921Y2 JP 12488790 U JP12488790 U JP 12488790U JP 12488790 U JP12488790 U JP 12488790U JP H072921 Y2 JPH072921 Y2 JP H072921Y2
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- furniture
- locking
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャビネットや机等のように抽斗や扉等の可
動体を備えた家具において、抽斗や扉等の可動体を家具
本体に対して係止するための錠前を、家具本体の前板又
は可動体の前板に取り付けるための装置の改良に関する
ものである。
動体を備えた家具において、抽斗や扉等の可動体を家具
本体に対して係止するための錠前を、家具本体の前板又
は可動体の前板に取り付けるための装置の改良に関する
ものである。
この種の錠前の取り付け装置として、先行技術としての
実開平1−152542号公報には、抽斗の前板に錠前を取り
付ける場合において、錠前の前端面に、鍵孔を備えた断
面円形の操作部を突設して、この操作部を、前板に貫通
した丸孔に、前板の裏側から挿入する一方、錠前の後端
面に、前記前板に取り付く裏面板を接当させることによ
り、つまり、前板と裏面板とで錠前を前後から挟むこと
により、錠前が前板の裏面方向に抜け不能となるように
構成し、更に、錠前を前板の裏面視で非円形に形成し
て、前板の裏面に、錠前の側面に接当する囲い枠を形成
することにより、錠前をその軸心回りに回転不能に保持
するようにした考案が記載されている。
実開平1−152542号公報には、抽斗の前板に錠前を取り
付ける場合において、錠前の前端面に、鍵孔を備えた断
面円形の操作部を突設して、この操作部を、前板に貫通
した丸孔に、前板の裏側から挿入する一方、錠前の後端
面に、前記前板に取り付く裏面板を接当させることによ
り、つまり、前板と裏面板とで錠前を前後から挟むこと
により、錠前が前板の裏面方向に抜け不能となるように
構成し、更に、錠前を前板の裏面視で非円形に形成し
て、前板の裏面に、錠前の側面に接当する囲い枠を形成
することにより、錠前をその軸心回りに回転不能に保持
するようにした考案が記載されている。
また、他の先行技術としての実公昭58−34204号公報に
は、錠前の前端部に、前板の前面に接当する鍔部を形成
して、前板に穿設した孔に、錠前を、閂杆を取り外した
状態にて前板の前面から挿入することにより、錠前が前
板の裏面方向に抜け不能となるようにする一方、前板の
裏面側に、錠前を前板の前面方向に抜け不能に保持する
係止部材と、錠前がその軸心回りに回動することを阻止
する回り止め用部材とを設けるようにした考案が記載さ
れている。
は、錠前の前端部に、前板の前面に接当する鍔部を形成
して、前板に穿設した孔に、錠前を、閂杆を取り外した
状態にて前板の前面から挿入することにより、錠前が前
板の裏面方向に抜け不能となるようにする一方、前板の
裏面側に、錠前を前板の前面方向に抜け不能に保持する
係止部材と、錠前がその軸心回りに回動することを阻止
する回り止め用部材とを設けるようにした考案が記載さ
れている。
前者の先行技術の構成によると、前板の前面には、小径
の操作部の前面が露出するのみで、後者の先行技術に比
べて、錠前が家具の外部に露出する面積を低減して外観
を向上でき、しかも、錠前は前板の裏側から取り付ける
もので、錠前に閂杆を装着したままで取り付けることが
できるから、後者の先行技術のように一々閂杆を取り外
す必要はなく、錠前の取り付け作業を迅速に行うことが
できる利点を有する。
の操作部の前面が露出するのみで、後者の先行技術に比
べて、錠前が家具の外部に露出する面積を低減して外観
を向上でき、しかも、錠前は前板の裏側から取り付ける
もので、錠前に閂杆を装着したままで取り付けることが
できるから、後者の先行技術のように一々閂杆を取り外
す必要はなく、錠前の取り付け作業を迅速に行うことが
できる利点を有する。
ところが、前者の先行技術は、錠前の後端面に裏面板を
接当する以前、換言すると、前板に裏面板を取り付ける
以前においては、錠前は、前板の裏面に形成した囲い枠
に単に嵌まっているに過ぎず、裏面板を取り付ける以前
において、錠前が前板から簡単に脱落することになるた
め、従来は、錠前を、前板の囲い枠内に嵌め入れてか
ら、錠前を、粘着テープにて囲い枠に止着して仮り止め
するようにしており、この粘着テープによる錠前の仮り
止め作業に手間がかかると言う問題があった。
接当する以前、換言すると、前板に裏面板を取り付ける
以前においては、錠前は、前板の裏面に形成した囲い枠
に単に嵌まっているに過ぎず、裏面板を取り付ける以前
において、錠前が前板から簡単に脱落することになるた
め、従来は、錠前を、前板の囲い枠内に嵌め入れてか
ら、錠前を、粘着テープにて囲い枠に止着して仮り止め
するようにしており、この粘着テープによる錠前の仮り
止め作業に手間がかかると言う問題があった。
また、前者の先行技術は、前板に裏面板を取り付けたも
のにしか適用できず、適用範囲が狭いと言う点にも問題
があった。
のにしか適用できず、適用範囲が狭いと言う点にも問題
があった。
本考案は、錠前を家具の前板に対して、前板の裏側から
取り付けると言う点については前者の先行技術を踏襲し
つつ、上記の問題点を解消することを目的とするもので
ある。
取り付けると言う点については前者の先行技術を踏襲し
つつ、上記の問題点を解消することを目的とするもので
ある。
この目的を達成するため本考案は、家具本体と抽斗又は
扉等の可動体とを備え、前記家具本体における前板の裏
面又は前記可動体における前板の裏面に、前記可動体に
対するロック用の錠前を配設し、該錠前の前端面から突
出した鍵孔付きの操作部を、前記前板に穿設した丸孔に
挿入して成る家具において、前記錠前の前端部を非円形
に形成して、該錠前の前端部のうち前記操作部の軸心か
ら遠い部位にフランジ部を形成する一方、前記前板の裏
面に、前記錠前を前記操作部の軸心回りに一方方向に回
動すると前記フランジ部に係合して錠前を前板の裏側か
ら所定の姿勢で離脱不能に保持するようにした係止体
と、前記錠前を一方方向に所定の姿勢まで回動すると錠
前の側面に接当してそれ以上の錠前の回動を阻止するス
トッパーと、前記所定の姿勢まで回動した錠前の側面に
接当して錠前の他方方向への回動を阻止する弾性変形自
在な舌片とを設ける構成にした。
扉等の可動体とを備え、前記家具本体における前板の裏
面又は前記可動体における前板の裏面に、前記可動体に
対するロック用の錠前を配設し、該錠前の前端面から突
出した鍵孔付きの操作部を、前記前板に穿設した丸孔に
挿入して成る家具において、前記錠前の前端部を非円形
に形成して、該錠前の前端部のうち前記操作部の軸心か
ら遠い部位にフランジ部を形成する一方、前記前板の裏
面に、前記錠前を前記操作部の軸心回りに一方方向に回
動すると前記フランジ部に係合して錠前を前板の裏側か
ら所定の姿勢で離脱不能に保持するようにした係止体
と、前記錠前を一方方向に所定の姿勢まで回動すると錠
前の側面に接当してそれ以上の錠前の回動を阻止するス
トッパーと、前記所定の姿勢まで回動した錠前の側面に
接当して錠前の他方方向への回動を阻止する弾性変形自
在な舌片とを設ける構成にした。
この構成において、錠前を、そのフランジ部が前板にお
ける係止体に係合しない姿勢にて、錠前の前端面に突設
した操作部を前板の丸孔に、前板の裏面方向から挿入す
ると、錠前が前板の裏面に沿ってずれ動くことが阻止さ
れ、次いで、錠前を、所定の取り付け姿勢となるように
操作部の軸心回りに一方方向に回動すると、錠前におけ
るフランジ部が係止体に係合して、錠前は前板の裏側に
離脱不能に保持されると共に、錠前の側面がストッパー
に接当することにより、錠前が所定の取り付け姿勢から
それ以上に回動することが阻止され、且つ、舌片が錠前
の側面に接当して一旦弾性変形したのち、所定の取り付
け姿勢における錠前の側面に接当することにより、錠前
は戻り回動不能に保持されることになり、これにより、
錠前は所定の姿勢に取り付けられる。
ける係止体に係合しない姿勢にて、錠前の前端面に突設
した操作部を前板の丸孔に、前板の裏面方向から挿入す
ると、錠前が前板の裏面に沿ってずれ動くことが阻止さ
れ、次いで、錠前を、所定の取り付け姿勢となるように
操作部の軸心回りに一方方向に回動すると、錠前におけ
るフランジ部が係止体に係合して、錠前は前板の裏側に
離脱不能に保持されると共に、錠前の側面がストッパー
に接当することにより、錠前が所定の取り付け姿勢から
それ以上に回動することが阻止され、且つ、舌片が錠前
の側面に接当して一旦弾性変形したのち、所定の取り付
け姿勢における錠前の側面に接当することにより、錠前
は戻り回動不能に保持されることになり、これにより、
錠前は所定の姿勢に取り付けられる。
このように、本考案によれば、錠前を前板の裏側から取
り付けることにより、外観の向上と取り付け作業の迅速
化を図ったものにおいて、錠前の操作部を前板の丸孔に
挿入してから錠前を回動するだけのワンタッチ的な操作
にて、錠前を前板に対して取り付けることができるか
ら、錠前の取り付け作業の能率をより一層向上できる効
果を有する。
り付けることにより、外観の向上と取り付け作業の迅速
化を図ったものにおいて、錠前の操作部を前板の丸孔に
挿入してから錠前を回動するだけのワンタッチ的な操作
にて、錠前を前板に対して取り付けることができるか
ら、錠前の取り付け作業の能率をより一層向上できる効
果を有する。
また、錠前は、前板の裏面に設けた係止体にて、前板の
裏面から離脱不能に保持するものであるから、前板に裏
面板を取り付けない場合とか、錠前の後端面と裏面板と
の間に隙間がある場合でも、錠前を確実に取り付けるこ
とができ、錠前を取り付けできる適用範囲を拡大できる
のである。
裏面から離脱不能に保持するものであるから、前板に裏
面板を取り付けない場合とか、錠前の後端面と裏面板と
の間に隙間がある場合でも、錠前を確実に取り付けるこ
とができ、錠前を取り付けできる適用範囲を拡大できる
のである。
次に、本考案を抽斗に適用した場合の実施例を図面に基
づいて説明すると、図において符号1は、キヤビネット
等の家具本体2に前後移動自在に装架した抽斗を、符号
3は、前記抽斗1の前面を構成する合成樹脂製の前板を
各々示し、該前板3には、当該前板3を囲む周囲枠3a及
び引手孔4付き引手枠5を一体的に形成しており、ま
た、前板3の裏面には、適宜高さ寸法の補強枠3bを造形
し、該補強枠3bの先端面に接当した状態で裏面板6を取
り付けている。
づいて説明すると、図において符号1は、キヤビネット
等の家具本体2に前後移動自在に装架した抽斗を、符号
3は、前記抽斗1の前面を構成する合成樹脂製の前板を
各々示し、該前板3には、当該前板3を囲む周囲枠3a及
び引手孔4付き引手枠5を一体的に形成しており、ま
た、前板3の裏面には、適宜高さ寸法の補強枠3bを造形
し、該補強枠3bの先端面に接当した状態で裏面板6を取
り付けている。
前記裏面板6の取り付けは、第9図に示すように、前板
3の周囲枠3aにおける上端部の先端に形成した下向き屈
曲縁3cの内面に、裏面板6の上端に形成した上向き屈曲
縁6aを係止する一方、裏面板6の下端に、前記補強枠3b
の下端部とリブ片7との間に形成した隙間に嵌まる屈曲
片6bを折り曲げ形成して、該屈曲片6bに切り起こし形成
した上向きの係止爪8を、前記補強枠3bに穿設した係合
孔9に係止するようにしている(ねじ止め等の他の手段
で取り付けても良いことは言うまでもない)。
3の周囲枠3aにおける上端部の先端に形成した下向き屈
曲縁3cの内面に、裏面板6の上端に形成した上向き屈曲
縁6aを係止する一方、裏面板6の下端に、前記補強枠3b
の下端部とリブ片7との間に形成した隙間に嵌まる屈曲
片6bを折り曲げ形成して、該屈曲片6bに切り起こし形成
した上向きの係止爪8を、前記補強枠3bに穿設した係合
孔9に係止するようにしている(ねじ止め等の他の手段
で取り付けても良いことは言うまでもない)。
符号10は、家具本体2内に押し込んだ抽斗1が不測に突
出するのを防止するためのラッチ機構を示し、該ラッチ
機構10は、前板3における側端部の裏面に支軸11を介し
て水平回動自在に枢着したラッチ爪12と、前記前板3に
おける裏面の上部に水平状に配設した操作軸13とを備え
ており、前記支軸12の下端に、ラッチ爪12を前記家具本
体2の内側面に形成した係止部14に係合する方向に付勢
するためのねじりばね15を設けることにより、引き出し
た抽斗1を家具本体2内に押し込むと、ラッチ爪12が係
止部14に蹴り込み係合するように構成する。
出するのを防止するためのラッチ機構を示し、該ラッチ
機構10は、前板3における側端部の裏面に支軸11を介し
て水平回動自在に枢着したラッチ爪12と、前記前板3に
おける裏面の上部に水平状に配設した操作軸13とを備え
ており、前記支軸12の下端に、ラッチ爪12を前記家具本
体2の内側面に形成した係止部14に係合する方向に付勢
するためのねじりばね15を設けることにより、引き出し
た抽斗1を家具本体2内に押し込むと、ラッチ爪12が係
止部14に蹴り込み係合するように構成する。
更に、ラッチ爪12に対する支軸11の上端に、前板3の裏
面に沿って水平状に延びる屈曲部11aを形成する一方、
前記操作軸13に、前記引手孔4に臨む操作片16を固着す
ると共に、前記支軸11の屈曲部11aに接当する押圧体17
を固着し、引手孔4内に指を挿入して操作片16を手前に
引くと、操作軸13と押圧体17とを介して支軸11が回動
し、ラッチ爪12が家具本体2の係止部14から係合解除す
るようにしている。
面に沿って水平状に延びる屈曲部11aを形成する一方、
前記操作軸13に、前記引手孔4に臨む操作片16を固着す
ると共に、前記支軸11の屈曲部11aに接当する押圧体17
を固着し、引手孔4内に指を挿入して操作片16を手前に
引くと、操作軸13と押圧体17とを介して支軸11が回動
し、ラッチ爪12が家具本体2の係止部14から係合解除す
るようにしている。
符号18は、前記前板3の裏面のうちラッチ爪12と反対側
の部位に装着した錠前を示し、該錠前18は、前板3の裏
面視で左右方向に横長の非円形に形成されており、その
前端面から鍵孔19を備えた円形の操作部20を突設して、
該操作部20を、前板2に穿設した丸孔21に挿入すること
により、操作部20を抽斗1の前面から鍵(図示せず)に
て回転操作できるように構成する一方、錠前18の後端部
には、前記操作部20の回転操作にて家具本体2の係合孔
22に係脱する閂杆23を設けている。
の部位に装着した錠前を示し、該錠前18は、前板3の裏
面視で左右方向に横長の非円形に形成されており、その
前端面から鍵孔19を備えた円形の操作部20を突設して、
該操作部20を、前板2に穿設した丸孔21に挿入すること
により、操作部20を抽斗1の前面から鍵(図示せず)に
て回転操作できるように構成する一方、錠前18の後端部
には、前記操作部20の回転操作にて家具本体2の係合孔
22に係脱する閂杆23を設けている。
前記錠前18の前端部における四隅にフランジ部24を一体
的に形成する一方、前記前板2の裏面のうち前記丸孔21
を挟んで左右両側に位置した部位に、錠前18の側面に向
けて延びる係止片25a,26aを備えた左右一対の係止体15,
16を一体的に造形して、これら左右一対の係止体25,26
における係止片25a,26aに前記フランジ部24を係合する
ことにより、錠前18が前板3の裏面から離脱不能となる
ように構成する。
的に形成する一方、前記前板2の裏面のうち前記丸孔21
を挟んで左右両側に位置した部位に、錠前18の側面に向
けて延びる係止片25a,26aを備えた左右一対の係止体15,
16を一体的に造形して、これら左右一対の係止体25,26
における係止片25a,26aに前記フランジ部24を係合する
ことにより、錠前18が前板3の裏面から離脱不能となる
ように構成する。
このとき、左右両係止体25,26における係止片25a,26a間
の間隔寸法を、錠前18の短辺の長さ寸法よりも大きく形
成することにより、錠前18を、閂杆23が上下方向に延び
るようにした姿勢にして、当該錠前18の操作部20を丸孔
21に挿入できるようにすると共に、丸孔21の中心から両
係止体25,26における立ち上がり部25b,26bまでの距離
を、錠前18における操作部20の軸心からフランジ部24の
隅角部までの距離よりも大きいか又は等しい寸法に形成
することにより、錠前18を、閂杆23が上下方向に延びる
ようにした姿勢から、閂杆23が水平状に延びた所定の取
り付け姿勢まで一方方向(矢印A方向)に略90度回動す
ると、フランジ部24を係止体25,26に係合できるように
している。
の間隔寸法を、錠前18の短辺の長さ寸法よりも大きく形
成することにより、錠前18を、閂杆23が上下方向に延び
るようにした姿勢にして、当該錠前18の操作部20を丸孔
21に挿入できるようにすると共に、丸孔21の中心から両
係止体25,26における立ち上がり部25b,26bまでの距離
を、錠前18における操作部20の軸心からフランジ部24の
隅角部までの距離よりも大きいか又は等しい寸法に形成
することにより、錠前18を、閂杆23が上下方向に延びる
ようにした姿勢から、閂杆23が水平状に延びた所定の取
り付け姿勢まで一方方向(矢印A方向)に略90度回動す
ると、フランジ部24を係止体25,26に係合できるように
している。
更に、一方の係止体25の上端に、閂杆23が水平状に延び
る所定の姿勢のとき、フランジ部24の上側面に接当する
ストッパー27を造形して、錠前18が所定の取り付け姿勢
より以上にA方向に回動することを阻止する一方、他方
の係止体26の上端には、錠前18の上側面に接当するよう
下向きに延びる弾性変形自在な舌片28を一体的に造形し
て、所定の取り付け姿勢にある錠前18がA方向と逆方向
に戻り回動することを阻止している。
る所定の姿勢のとき、フランジ部24の上側面に接当する
ストッパー27を造形して、錠前18が所定の取り付け姿勢
より以上にA方向に回動することを阻止する一方、他方
の係止体26の上端には、錠前18の上側面に接当するよう
下向きに延びる弾性変形自在な舌片28を一体的に造形し
て、所定の取り付け姿勢にある錠前18がA方向と逆方向
に戻り回動することを阻止している。
実施例では、ストッパー27を一方の係止体25に一体的に
造形し、舌片28を他方の係止体26に一体的に造形した
が、これらストッパー27と舌片28は、係止体25,26とは
別々に形成しても良い。
造形し、舌片28を他方の係止体26に一体的に造形した
が、これらストッパー27と舌片28は、係止体25,26とは
別々に形成しても良い。
なお、前記裏面板6には、錠前18の後端面に接当する内
向き突起6cを凹み形成している。
向き突起6cを凹み形成している。
以上の構成において、第6図に二点鎖線で示すように、
錠前18を、閂杆23が下向きに延びるような姿勢にして、
その操作部20を丸孔21に挿入し、次いで、錠前18を、舌
片28を撓み変形させつつ、操作部20の軸心回りに矢印A
方向に90度回動させると、フランジ部24が係止体25,26
の係止片25a,26aに係合し、且つ、ストッパー27と舌片2
8とが、丸孔21を挟んだ左右両側の部位において錠前18
の上側面に接当していることにより、錠前18の回動が阻
止されて、錠前18は、所定の姿勢にて、前板3の裏面に
沿ってずれ不能で且つ前板3から離脱不能の状態に取り
付けられるのである。
錠前18を、閂杆23が下向きに延びるような姿勢にして、
その操作部20を丸孔21に挿入し、次いで、錠前18を、舌
片28を撓み変形させつつ、操作部20の軸心回りに矢印A
方向に90度回動させると、フランジ部24が係止体25,26
の係止片25a,26aに係合し、且つ、ストッパー27と舌片2
8とが、丸孔21を挟んだ左右両側の部位において錠前18
の上側面に接当していることにより、錠前18の回動が阻
止されて、錠前18は、所定の姿勢にて、前板3の裏面に
沿ってずれ不能で且つ前板3から離脱不能の状態に取り
付けられるのである。
なお、実施例では、四箇所のフランジ部24のうち一つの
フランジ部24を露出させているが、第6図に二点鎖線2
6′で示すように別途係止体を設けるか、又は、他方の
係止体26にて二箇所のフランジ部24を係止するようにす
ることにより、全てのフランジ部24が係止体25,26(2
6′)に係合するようにしても良く、また、フランジ部
は、第6図に一点鎖線24′で示すように、錠前18の左右
両短辺箇所から外向きに突設して、これを係止体25,26
に係合させるようにしても良いし、更に、ストッパー27
は、錠前18の本体部の側面に接当させても良いし、逆
に、舌片28は、フランジ部24の側面に接当させても良い
のである。
フランジ部24を露出させているが、第6図に二点鎖線2
6′で示すように別途係止体を設けるか、又は、他方の
係止体26にて二箇所のフランジ部24を係止するようにす
ることにより、全てのフランジ部24が係止体25,26(2
6′)に係合するようにしても良く、また、フランジ部
は、第6図に一点鎖線24′で示すように、錠前18の左右
両短辺箇所から外向きに突設して、これを係止体25,26
に係合させるようにしても良いし、更に、ストッパー27
は、錠前18の本体部の側面に接当させても良いし、逆
に、舌片28は、フランジ部24の側面に接当させても良い
のである。
上記の実施例は、裏面板6を錠前18の後端面に接当した
場合であったが、錠前18は係止体25,26にて前板から離
脱不能に保持されるから、必ずしも裏面板6を錠前の後
端面に接当する必要はない。
場合であったが、錠前18は係止体25,26にて前板から離
脱不能に保持されるから、必ずしも裏面板6を錠前の後
端面に接当する必要はない。
また、本考案は、錠前を抽斗の前板に取り付けることに
限らず、錠前を家具本体における前板の裏面に取り付け
る場合とか、扉における前板の裏面に取り付ける場合等
にも適用できることは言うまでもない。
限らず、錠前を家具本体における前板の裏面に取り付け
る場合とか、扉における前板の裏面に取り付ける場合等
にも適用できることは言うまでもない。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部を示す分解
斜視図、第2図は錠前を前方から見た場合の部分斜視
図、第3図は抽斗の分解斜視図、第4図は裏面板を取り
外した状態での前板の裏面図、第5図は裏面板を取り付
けた状態での第4図のV−V視断面図、第6図は錠前の
取り付けを示す裏面図、第7図は第6図のVII−VII視断
面図、第8図は第6図のVIII−VIII視断面図、第9図は
裏面板を取り付けた状態での第4図のIX−IX視断面図で
ある。 1……抽斗、2……家具本体、3……前板、6……裏面
板、10……ラッチ機構、18……錠前、19……鍵孔、20…
…操作部、21……丸孔、22……家具本体の係合孔、23…
…閂杆、24……フランジ部、25,26……係止体、25a,26a
……係止片、27……ストッパー、28……舌片。
斜視図、第2図は錠前を前方から見た場合の部分斜視
図、第3図は抽斗の分解斜視図、第4図は裏面板を取り
外した状態での前板の裏面図、第5図は裏面板を取り付
けた状態での第4図のV−V視断面図、第6図は錠前の
取り付けを示す裏面図、第7図は第6図のVII−VII視断
面図、第8図は第6図のVIII−VIII視断面図、第9図は
裏面板を取り付けた状態での第4図のIX−IX視断面図で
ある。 1……抽斗、2……家具本体、3……前板、6……裏面
板、10……ラッチ機構、18……錠前、19……鍵孔、20…
…操作部、21……丸孔、22……家具本体の係合孔、23…
…閂杆、24……フランジ部、25,26……係止体、25a,26a
……係止片、27……ストッパー、28……舌片。
Claims (1)
- 【請求項1】家具本体と抽斗又は扉等の可動体とを備
え、前記家具本体における前板の裏面又は前記可動体に
おける前板の裏面に、前記可動体に対するロック用の錠
前を配設し、該錠前の前端面から突出した鍵孔付きの操
作部を、前記前板に穿設した丸孔に挿入して成る家具に
おいて、前記錠前の前端部を非円形に形成して、該錠前
の前端部のうち前記操作部の軸心から遠い部位にフラン
ジ部を形成する一方、前記前板の裏面に、前記錠前を前
記操作部の軸心回りに一方方向に回動すると前記フラン
ジ部に係合して錠前を前板の裏側から所定の姿勢で離脱
不能に保持するようにした係止体と、前記錠前を一方方
向に所定の姿勢まで回動すると錠前の側面に接当してそ
れ以上の錠前の回動を阻止するストッパーと、前記所定
の姿勢まで回動した錠前の側面に接当して錠前の他方方
向への回動を阻止する弾性変形自在な舌片とを設けたこ
とを特徴とする家具における錠前の取り付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12488790U JPH072921Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 家具における錠前の取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12488790U JPH072921Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 家具における錠前の取り付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482178U JPH0482178U (ja) | 1992-07-16 |
JPH072921Y2 true JPH072921Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31872517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12488790U Expired - Lifetime JPH072921Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 家具における錠前の取り付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072921Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP12488790U patent/JPH072921Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0482178U (ja) | 1992-07-16 |
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