JPH0751578Y2 - 家具における錠前の取り付け装置 - Google Patents
家具における錠前の取り付け装置Info
- Publication number
- JPH0751578Y2 JPH0751578Y2 JP1990124888U JP12488890U JPH0751578Y2 JP H0751578 Y2 JPH0751578 Y2 JP H0751578Y2 JP 1990124888 U JP1990124888 U JP 1990124888U JP 12488890 U JP12488890 U JP 12488890U JP H0751578 Y2 JPH0751578 Y2 JP H0751578Y2
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- Japan
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- lock
- locking
- front plate
- furniture
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャビネットや机のように抽斗や扉等の可動
体を備えた家具において、抽斗や扉等の可動体を家具本
体に対して係止するための錠前を、家具本体の前板又は
可動体の前板に取り付けための装置の改良に関するもの
である。
体を備えた家具において、抽斗や扉等の可動体を家具本
体に対して係止するための錠前を、家具本体の前板又は
可動体の前板に取り付けための装置の改良に関するもの
である。
この種の錠前の取り付け装置として、先行技術としての
実開平1−152542号公報には、抽斗の前板に錠前を取り
付ける場合において、錠前の前端面に、鍵孔を備えた断
面円形の操作部を突設して、この操作部を、前板に穿設
した孔に、前板の裏面と直交した方向に沿って前板の裏
側から挿入する一方、錠前の後端面に、前記前板に取り
付く裏面板を接当させることにより、つまり、前板と裏
面板とで錠前を前後から挟むことにより、錠前がその軸
心方向に移動不能となるように構成し、更に、錠前を前
板の裏面視で矩形の非円形に形成して、前板の裏面に、
錠前の周囲を囲うようにした枠状の係止体を形成するこ
とにより、錠前をその軸心回りに回動不能に保持するよ
うにした考案が記載されている。
実開平1−152542号公報には、抽斗の前板に錠前を取り
付ける場合において、錠前の前端面に、鍵孔を備えた断
面円形の操作部を突設して、この操作部を、前板に穿設
した孔に、前板の裏面と直交した方向に沿って前板の裏
側から挿入する一方、錠前の後端面に、前記前板に取り
付く裏面板を接当させることにより、つまり、前板と裏
面板とで錠前を前後から挟むことにより、錠前がその軸
心方向に移動不能となるように構成し、更に、錠前を前
板の裏面視で矩形の非円形に形成して、前板の裏面に、
錠前の周囲を囲うようにした枠状の係止体を形成するこ
とにより、錠前をその軸心回りに回動不能に保持するよ
うにした考案が記載されている。
また、他の先行技術としての特開昭60−156882号公報に
は、自動車用グローブボックスリッドのロック装置にお
いて、鍵穴が空いた摘子を錠本体に嵌め込み装着する構
造として、錠本体から一対の鉤状突起を突設し、この鉤
状突起をその弾性に抗して変形させることにより、摘子
に形成した溝穴に嵌め込み装着することが記載されてい
る。
は、自動車用グローブボックスリッドのロック装置にお
いて、鍵穴が空いた摘子を錠本体に嵌め込み装着する構
造として、錠本体から一対の鉤状突起を突設し、この鉤
状突起をその弾性に抗して変形させることにより、摘子
に形成した溝穴に嵌め込み装着することが記載されてい
る。
しかし、前者の先行技術は、錠前の後端面に裏面板を接
当する以前、換言すると前板に裏面板を取り付ける以前
においては、錠前は、その側面を前板の裏面に形成した
係止体に単に接当しているに過ぎないため、裏面板を取
り付ける以前において錠前が前板の裏面と直交した方向
に簡単に抜け落ちることになり、このため従来は、錠前
をその操作部を前板の丸孔に挿入してから、錠前を粘着
テープで係止体に止着して仮り止めするようにしてお
り、この粘着テープによる錠前の仮り止め作業に手間が
かかると言う問題があった。
当する以前、換言すると前板に裏面板を取り付ける以前
においては、錠前は、その側面を前板の裏面に形成した
係止体に単に接当しているに過ぎないため、裏面板を取
り付ける以前において錠前が前板の裏面と直交した方向
に簡単に抜け落ちることになり、このため従来は、錠前
をその操作部を前板の丸孔に挿入してから、錠前を粘着
テープで係止体に止着して仮り止めするようにしてお
り、この粘着テープによる錠前の仮り止め作業に手間が
かかると言う問題があった。
この点、後者のように鉤状の突起の弾性変形を利用した
ものは、錠本体と摘子とは鉤状突起によって離脱不能に
取付けられるので、前者のような問題は生じない。
ものは、錠本体と摘子とは鉤状突起によって離脱不能に
取付けられるので、前者のような問題は生じない。
ところで、前者の先行技術のように錠前を抽斗等の前板
に取付ける場合、前記したように、錠前がずれ動かない
ように、枠状に形成した係止体で錠前を囲う構造になっ
ているため、例え後者のような鉤状突起を利用して錠前
を取付けるようにしたとしても、枠状に形成された係止
体に錠前を嵌め込むに際して錠前が係止体の先端面につ
かえることがあり、このため錠前の装着を必ずしも迅速
に行えない場合があると言う問題が生じる。
に取付ける場合、前記したように、錠前がずれ動かない
ように、枠状に形成した係止体で錠前を囲う構造になっ
ているため、例え後者のような鉤状突起を利用して錠前
を取付けるようにしたとしても、枠状に形成された係止
体に錠前を嵌め込むに際して錠前が係止体の先端面につ
かえることがあり、このため錠前の装着を必ずしも迅速
に行えない場合があると言う問題が生じる。
本考案は、錠前を正確な位置に迅速に取付けできるよう
にすることを目的とするものである。
にすることを目的とするものである。
この目的を達成するため本考案は、 「家具本体と抽斗又は扉等の可動体とを備え、前記家具
本体又は可動体における前板の裏側に、前記可動体に対
するロック用の錠前を配設し、該錠前の前端面に突設し
た鍵孔付きの操作部を、前記前板に穿設した孔に、前板
の裏面と直交した方向に沿って前板の裏側から挿入し、
且つ、前記前板の裏面には、前記錠前の側面に接当して
錠前をその軸心回りに回動不能に保持するようにした係
止体を突設して成る家具において、前記錠前の前端縁
に、前記前板に密着する正面視矩形のフランジ部を形成
する一方、前記係止体を、前記錠前のフランジ部を囲う
ように4ヵ所に配置し、これら4つの係止体のうち相対
向した一対の係止体に、内向きに突出した係止爪を、前
記錠前のフランジ部を係止体で囲われ部位に押し込むと
弾性変形したのち復元することにてフランジ部の後端面
に係合するように設け、係止爪が形成されていない他の
一対の係止体における先端部の相対向した内面に、最先
端に行くに従って外向きに傾斜したガイド面を形成す
る」 の構成にした。
本体又は可動体における前板の裏側に、前記可動体に対
するロック用の錠前を配設し、該錠前の前端面に突設し
た鍵孔付きの操作部を、前記前板に穿設した孔に、前板
の裏面と直交した方向に沿って前板の裏側から挿入し、
且つ、前記前板の裏面には、前記錠前の側面に接当して
錠前をその軸心回りに回動不能に保持するようにした係
止体を突設して成る家具において、前記錠前の前端縁
に、前記前板に密着する正面視矩形のフランジ部を形成
する一方、前記係止体を、前記錠前のフランジ部を囲う
ように4ヵ所に配置し、これら4つの係止体のうち相対
向した一対の係止体に、内向きに突出した係止爪を、前
記錠前のフランジ部を係止体で囲われ部位に押し込むと
弾性変形したのち復元することにてフランジ部の後端面
に係合するように設け、係止爪が形成されていない他の
一対の係止体における先端部の相対向した内面に、最先
端に行くに従って外向きに傾斜したガイド面を形成す
る」 の構成にした。
この構成において、錠前を、そのフランジ部が4つの係
止体で囲われた部位に嵌まるようにした姿勢で、前板の
裏面と直交した方向に沿って前板の裏面に向けて押し当
てると、錠前の操作部が前板の孔に挿入されると共に、
4つの係止体でフランジ部が囲われた状態で、一対の係
止体に設けた係止爪が、互いに離反するように弾性変形
したのち元の姿勢に復元してフランジ部の後端面に係合
することになり、その結果、錠前は前板に対して抜け不
能及びずれ不能に装着される。
止体で囲われた部位に嵌まるようにした姿勢で、前板の
裏面と直交した方向に沿って前板の裏面に向けて押し当
てると、錠前の操作部が前板の孔に挿入されると共に、
4つの係止体でフランジ部が囲われた状態で、一対の係
止体に設けた係止爪が、互いに離反するように弾性変形
したのち元の姿勢に復元してフランジ部の後端面に係合
することになり、その結果、錠前は前板に対して抜け不
能及びずれ不能に装着される。
この場合、錠前のフランジ部を4つの係止体で囲われた
部位に差し込むに際して、4つの係止体のうち係止体を
設けていない一対の係止体の先端部に傾斜状のガイド面
を形成したことにより、当該ガイド面を形成した係止体
間の方向への錠前の差し込みが案内されるから、4つの
係止体で囲われ部位にフランジ部が嵌まれるように正確
に位置決めしなくても、おおよその位置を決めめから押
し込むだけおラフな作業により、錠前を正確に位置合わ
せすることができる。
部位に差し込むに際して、4つの係止体のうち係止体を
設けていない一対の係止体の先端部に傾斜状のガイド面
を形成したことにより、当該ガイド面を形成した係止体
間の方向への錠前の差し込みが案内されるから、4つの
係止体で囲われ部位にフランジ部が嵌まれるように正確
に位置決めしなくても、おおよその位置を決めめから押
し込むだけおラフな作業により、錠前を正確に位置合わ
せすることができる。
従って本考案によると、抽斗や扉等の前板に錠前を正確
な位置にワンタッチで装着することができるのである。
な位置にワンタッチで装着することができるのである。
次に、本考案を抽斗に適用した場合の実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第3図〜第4図において示す符号1は抽斗であり、該抽
斗1は、第2図に示すように、キヤビネット等の家具本
体2に前後移動自在に装架されている。符号3は、前記
抽斗1の前面を構成する合成樹脂製の前板である。この
前板3には、当該前板3を囲む周囲枠3a及び引手孔4付
き引手枠5が一体的に形成されている。また、前板3の
裏面には、適宜高さ寸法の補給枠3bが造形されており、
この補給枠3bの先端面に接当した状態で裏面板6を装着
している。
斗1は、第2図に示すように、キヤビネット等の家具本
体2に前後移動自在に装架されている。符号3は、前記
抽斗1の前面を構成する合成樹脂製の前板である。この
前板3には、当該前板3を囲む周囲枠3a及び引手孔4付
き引手枠5が一体的に形成されている。また、前板3の
裏面には、適宜高さ寸法の補給枠3bが造形されており、
この補給枠3bの先端面に接当した状態で裏面板6を装着
している。
前記裏面板6の取り付け手段としては、第6図に示すよ
うに、前板3の周囲枠3aにおける上端部の先端に形成し
た下向き屈曲縁3cの内面に、裏面板6の上端に形成した
上向き屈曲縁6aを係止する一方、裏面板6の下端に、前
記補強枠3bの下端部とリブ片7との間に形成した隙間に
嵌まる屈曲片6bを折り曲げ形成して、該屈曲片6bに切り
起こし形成した上向きの係止突起8を、前記補給枠1bに
穿設した係合孔9に係止している(ねじ止め等の他の手
段で取り付けても良いことは言うまでもない)。
うに、前板3の周囲枠3aにおける上端部の先端に形成し
た下向き屈曲縁3cの内面に、裏面板6の上端に形成した
上向き屈曲縁6aを係止する一方、裏面板6の下端に、前
記補強枠3bの下端部とリブ片7との間に形成した隙間に
嵌まる屈曲片6bを折り曲げ形成して、該屈曲片6bに切り
起こし形成した上向きの係止突起8を、前記補給枠1bに
穿設した係合孔9に係止している(ねじ止め等の他の手
段で取り付けても良いことは言うまでもない)。
第3図に示す符号10は、家具本体2内に押し込んだ抽斗
1が不測に突出するのを防止するためのラッチ機構であ
り、その構造を第3図〜第6図に示している。
1が不測に突出するのを防止するためのラッチ機構であ
り、その構造を第3図〜第6図に示している。
前記ラッチ機構10は、前板3における側端部の裏面に支
軸11を介して水平回動自在に枢着したラッチ爪12と、前
記前板3における裏面の上部に水平状に配設した操作軸
13とを備えており、前記支軸12の下端に、ラッチ爪12を
前記家具本体2の内側面に形成した係止部14に係合する
方向に付勢するためのねじりばね15を設けている。従っ
て、引き出した抽斗1を家具本体2内に押し込むと、ラ
ッチ爪12が係止部14に蹴り込み係合する。
軸11を介して水平回動自在に枢着したラッチ爪12と、前
記前板3における裏面の上部に水平状に配設した操作軸
13とを備えており、前記支軸12の下端に、ラッチ爪12を
前記家具本体2の内側面に形成した係止部14に係合する
方向に付勢するためのねじりばね15を設けている。従っ
て、引き出した抽斗1を家具本体2内に押し込むと、ラ
ッチ爪12が係止部14に蹴り込み係合する。
更に、ラッチ爪12に対する支軸11の上端に、前板3の裏
面に沿って水平状に延びる屈曲部11aが形成する一方、
前記操作軸13に、前記引手孔4に臨む操作片16を固着す
ると共に、前記支軸11の屈曲部11aに接当する押圧体17
を固着している。従って、引手孔4内に指を挿入して操
作片16を手前に引くと、操作軸13と押圧体17とを介して
支軸11が回動し、ラッチ爪12が家具本体2の係止部14か
ら係合解除する。
面に沿って水平状に延びる屈曲部11aが形成する一方、
前記操作軸13に、前記引手孔4に臨む操作片16を固着す
ると共に、前記支軸11の屈曲部11aに接当する押圧体17
を固着している。従って、引手孔4内に指を挿入して操
作片16を手前に引くと、操作軸13と押圧体17とを介して
支軸11が回動し、ラッチ爪12が家具本体2の係止部14か
ら係合解除する。
前記前板3の裏面のうちラッチ爪12と反対側の部位に
は、錠前18を装着している。この錠前18は、例えば第1
図んに明示するように、左右に横長の非円形に形成され
ている。
は、錠前18を装着している。この錠前18は、例えば第1
図んに明示するように、左右に横長の非円形に形成され
ている。
第2図に示すように、錠前18の前端面からは鍵孔19を備
えた円形の操作部20が突設しており、該操作部20を、前
板2に穿設した丸孔21に挿入することにより、操作部20
を抽斗1の前面から鍵(図示せず)にて回転操作でるよ
うに構成されている。また、錠前18の後端部には、前記
鍵による操作部20の回転操作にて家具本体2の係合孔22
に係脱する閂杆23が水平状に延びる姿勢で装着されてい
る。
えた円形の操作部20が突設しており、該操作部20を、前
板2に穿設した丸孔21に挿入することにより、操作部20
を抽斗1の前面から鍵(図示せず)にて回転操作でるよ
うに構成されている。また、錠前18の後端部には、前記
鍵による操作部20の回転操作にて家具本体2の係合孔22
に係脱する閂杆23が水平状に延びる姿勢で装着されてい
る。
前記錠前18の前端部には、抽斗1の正面視で略矩形のフ
ランジ部24が形成されている。他方、前記前板3の裏面
のうち前記錠前18が取付く箇所には、前記錠前18のフラ
ンジ部24を囲うようにした上下左右4つの係止体25を突
設しており、これにより、錠前18を回動不能及びずれ不
能に保持している。この場合、上下一対の係止体25の突
出高さ寸法を左右一対の係止体25の突出高さ寸法よりも
大きくしている。
ランジ部24が形成されている。他方、前記前板3の裏面
のうち前記錠前18が取付く箇所には、前記錠前18のフラ
ンジ部24を囲うようにした上下左右4つの係止体25を突
設しており、これにより、錠前18を回動不能及びずれ不
能に保持している。この場合、上下一対の係止体25の突
出高さ寸法を左右一対の係止体25の突出高さ寸法よりも
大きくしている。
4つの係止体25のうち上下一対の係止体25には、その先
端寄り部位から前記錠前18におけるフランジ部24の後端
面に向けて内向きに傾斜した係止爪26が左右一対ずつ形
成されていると共に、係止爪26の逃げ回動を許容するた
めの空所25aが形成されている。
端寄り部位から前記錠前18におけるフランジ部24の後端
面に向けて内向きに傾斜した係止爪26が左右一対ずつ形
成されていると共に、係止爪26の逃げ回動を許容するた
めの空所25aが形成されている。
更に、4つの係止体25のうち左右一対の係止体25におけ
る先端部の内面には、最先端に行くに従って外向きに傾
斜したガイド面25bを形成している。
る先端部の内面には、最先端に行くに従って外向きに傾
斜したガイド面25bを形成している。
なお、前記裏面板6には錠前18の後端面に接当する突起
6cを凹み形成しているが、必ずしも裏面板6を錠前18の
後端面に接当する必要はない。
6cを凹み形成しているが、必ずしも裏面板6を錠前18の
後端面に接当する必要はない。
以上の構成において、錠前18を取り付けるには、錠前18
を、その閂杆23が水平状に延びると共に操作部20を先に
した姿勢にして、上下左右の係止体25で囲われた空所に
フランジ部24を押し込みつつ、操作部20を丸孔21に挿入
すれば良い。
を、その閂杆23が水平状に延びると共に操作部20を先に
した姿勢にして、上下左右の係止体25で囲われた空所に
フランジ部24を押し込みつつ、操作部20を丸孔21に挿入
すれば良い。
すると、錠前18の押し込み動の途次、各係止爪26がフラ
ンジ部24の側面で押圧されて、空所25a内に嵌まるよう
に弾性変形したのち元の状態に復元することにより、錠
前18のフランジ部24における四隅の後端面に各係止爪25
aが係合することになり、これにより、錠前18は前板3
に対して離脱不能に取付けられる。
ンジ部24の側面で押圧されて、空所25a内に嵌まるよう
に弾性変形したのち元の状態に復元することにより、錠
前18のフランジ部24における四隅の後端面に各係止爪25
aが係合することになり、これにより、錠前18は前板3
に対して離脱不能に取付けられる。
しかして、左右一対の係止体25に傾斜状のガイド面25b
を形成したから、錠前18が左右方向に多少ずれていて
も、錠前18は左右係止体25のガイド面25bによって丸穴2
1と同心状になるように位置決めされることになり、従
って、錠前18の装着を正確且つワンタッチ的に行うこと
ができる。
を形成したから、錠前18が左右方向に多少ずれていて
も、錠前18は左右係止体25のガイド面25bによって丸穴2
1と同心状になるように位置決めされることになり、従
って、錠前18の装着を正確且つワンタッチ的に行うこと
ができる。
実施例のように、上下一対の係止体25の突出高さを左右
一対の係止体25の突出高さよりも高くすると、錠前18の
フランジ部24を上下係止体25で挟んだ状態で、フランジ
部24を左右係止体25の間に差し込むことになるので、作
業者は左右方向の位置のみをおおよそ決めて押し込めば
良く、従って、錠前18の装着をよりスムースに行うこと
ができる利点がある。
一対の係止体25の突出高さよりも高くすると、錠前18の
フランジ部24を上下係止体25で挟んだ状態で、フランジ
部24を左右係止体25の間に差し込むことになるので、作
業者は左右方向の位置のみをおおよそ決めて押し込めば
良く、従って、錠前18の装着をよりスムースに行うこと
ができる利点がある。
また、上下係止体25における係止爪26の位置を、それら
上下係止体25の最先端よりも付け根寄りに位置させる
と、上下係止体25の内面には、最先端と係止爪26との間
に僅かながら平坦部が形成されるから、この平坦部で錠
前18のフランジ部24が挟まれることになり、従って、錠
前18の押し込み姿勢を適正に保持できる利点がある。
上下係止体25の最先端よりも付け根寄りに位置させる
と、上下係止体25の内面には、最先端と係止爪26との間
に僅かながら平坦部が形成されるから、この平坦部で錠
前18のフランジ部24が挟まれることになり、従って、錠
前18の押し込み姿勢を適正に保持できる利点がある。
なお、第8図に一点鎖線で示すように、係止体25は錠前
18と略同じ高さに形成しても良い。
18と略同じ高さに形成しても良い。
上記の実施例は、錠前を抽斗の前板に取り付けることに
適用した場合であったが、本考案は、錠前を家具本体に
おける前板の裏面に取り付ける場合や、扉における前板
の裏面に取り付ける場合等にも適用できることは言うま
でもない。
適用した場合であったが、本考案は、錠前を家具本体に
おける前板の裏面に取り付ける場合や、扉における前板
の裏面に取り付ける場合等にも適用できることは言うま
でもない。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部を示す分解
斜視図、第2図は錠前を前方から見た部分斜視図、第3
図は抽斗の分解斜視図、第4図は裏面板を取り外した状
態での前板の裏面図、第5図は裏面板を取り付けた状態
での第4図のV−V視断面図、第6図は裏面板を取り付
けた状態での第4図のVI−VI視断面図、第7図は錠前の
取り付け状態を示す拡大裏面図、第8図は第7図のVIII
−VIII視断面図、第9図は第7図のIX−IX視断面図であ
る。 1……抽斗、2……家具本体、3……抽斗の前板、6…
…裏面板、10……ラッチ機構、18……錠前、19……鍵
孔、20……操作部、21……丸孔、22……家具本体の係合
孔、23……閂杆、24……フランジ部、25……係止体、25
b……ガイド面、26……係止爪。
斜視図、第2図は錠前を前方から見た部分斜視図、第3
図は抽斗の分解斜視図、第4図は裏面板を取り外した状
態での前板の裏面図、第5図は裏面板を取り付けた状態
での第4図のV−V視断面図、第6図は裏面板を取り付
けた状態での第4図のVI−VI視断面図、第7図は錠前の
取り付け状態を示す拡大裏面図、第8図は第7図のVIII
−VIII視断面図、第9図は第7図のIX−IX視断面図であ
る。 1……抽斗、2……家具本体、3……抽斗の前板、6…
…裏面板、10……ラッチ機構、18……錠前、19……鍵
孔、20……操作部、21……丸孔、22……家具本体の係合
孔、23……閂杆、24……フランジ部、25……係止体、25
b……ガイド面、26……係止爪。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−156882(JP,A) 実開 平2−137461(JP,U) 実開 平1−152542(JP,U) 実開 平1−150872(JP,U) 実開 昭61−179264(JP,U) 実公 昭58−34204(JP,Y2) 実公 昭50−10297(JP,Y2) 実公 昭41−19680(JP,Y1) 実公 昭41−6479(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】家具本体と抽斗又は扉等の可動体とを備
え、前記家具本体又は前記可動体における前板の裏側
に、前記可動体に対するロック用の錠前を配設し、該錠
前の前端面に突設した鍵孔付きの操作部を、前記前板に
穿設した孔に、前板の裏面と直交した方向に沿って前板
の裏側から挿入し、且つ、前記前板の裏面には、前記錠
前の側面に接当して錠前をその軸心回りに回動不能に保
持するようにした係止体を突設して成る家具において、 前記錠前の前端縁に、前記前板に密着する正面視矩形の
フランジ部を形成する一方、前記係止体を、前記錠前の
フランジ部を囲うように4ヵ所に配置し、これら4つの
係止体のうち相対向した一対の係止体に、内向きに突出
した係止爪を、前記錠前のフランジ部を係止体で囲われ
部位に押し込むと弾性変形したのち復元することにてフ
ランジ部の後端面に係合するように設け、係止爪が形成
されていない他の一対の係止体における先端部の相対向
した内面に、最先端に行くに従って外向きに傾斜したガ
イド面を形成したことを特徴とする家具における錠前の
取り付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124888U JPH0751578Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 家具における錠前の取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990124888U JPH0751578Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 家具における錠前の取り付け装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0482179U JPH0482179U (ja) | 1992-07-16 |
JPH0751578Y2 true JPH0751578Y2 (ja) | 1995-11-22 |
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JP1990124888U Expired - Fee Related JPH0751578Y2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 家具における錠前の取り付け装置 |
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Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH049857Y2 (ja) * | 1988-04-15 | 1992-03-11 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP1990124888U patent/JPH0751578Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0482179U (ja) | 1992-07-16 |
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