JPH0411541Y2 - - Google Patents

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JPH0411541Y2
JPH0411541Y2 JP14874987U JP14874987U JPH0411541Y2 JP H0411541 Y2 JPH0411541 Y2 JP H0411541Y2 JP 14874987 U JP14874987 U JP 14874987U JP 14874987 U JP14874987 U JP 14874987U JP H0411541 Y2 JPH0411541 Y2 JP H0411541Y2
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plate
drawer
pull
latch
furniture
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家具におけるラツチ装置付き抽斗に
関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
キヤビネツトや机のような家具におけるラツチ
装置付きの抽斗は、一般に、その前面を構成する
鏡板を前面板と裏面板とで中空状に形成して、こ
の鏡板の中空部内に、前方に引手孔を開口した合
成樹脂製の引手枠を固定して、この引手枠内に引
手部材を前後回動自在に装着する一方、鏡板の側
端部には、家具本体に係脱するラツチ爪を設け
て、このラツチ爪と前記引手部材とを、引手部材
が前向き回動するとラツチ爪が家具本体から係合
解除するよう、連動部材を介して連動させてお
り、抽斗の引き出し操作に伴つてラツチ爪が家具
本体から係合解除されるようにしていることは周
知の通りである。
そして、抽斗の鏡板を中空状に形成するに当つ
て従来は、一般に、前面板の上端部を後方に折り
返して、この折り返し部内に裏面板の上端部を嵌
め入れるようにしているが、この従来の構造で
は、鏡板を組立てるに当つては、裏面板を斜めに
してその上端部を前面板の折り返し部に差し込ん
でから、ビス止めする等して裏面板固定すること
になるため、抽斗の組立に手間がかかる問題があ
つた。
しかも、鏡板の中空部内に引手枠を固定する手
段として、従来は、実公昭60−23412号公報や実
開昭61−115470号公報等に開示されているよう
に、引手枠の縁部を前面板の引手孔に嵌め入れて
前面板と裏面板とで挟持するようにしているた
め、鏡板の組立に当つては、引手枠が落下しない
よう保持しつつ裏面板を固定せねばならず、抽斗
の組立が一層面倒になるのであつた。
本考案は、ラツチ装置付きの抽斗を、組立容易
な形態にして提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案では、家具内部
に前後動自在に装架する抽斗において、その前面
部を構成する鏡板を、前後適宜間隔を隔てて配設
した前面板と裏面板、及び、前記前面板と裏面板
の上端縁に嵌着した上面カバーにて中空状に形成
し、前記上面カバーに、抽斗前方に開放する引手
孔を形成したポケツト状の引手枠部を下向き突設
して、前記引手枠部内に、指先がかかるようにし
た操作体を上下動自在又は前後回動自在に装着す
る一方、前記鏡板の側端部には、家具本体に係脱
するラツチ爪を設けて、該ラツチ爪と前記操作体
とを、操作体の下向き動又は前向き回動にてラツ
チ爪が家具本体から係合解除するよう連動部材を
介して連動させた構成にしたものである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する
と、図において符号1は、机等の家具本体2に前
後動自在に装架するようにした抽斗で、該抽斗1
の前面を構成する鏡板3は、前後に適宜間隔を隔
てて配設した前面板4と裏面板5、及び、その上
端縁に沿つて嵌着した断面下向きコ字状の合成樹
脂製上面カバー6とで中空状に形成されている。
前記前面板4の左右両端縁は、後方に折り返し
てその先端をL字状に折曲げており、この左右折
り返し部4a間に、左右両端縁を前向き折曲げて
断面略コ字状に形成した裏面板5を嵌め込み装着
することにより、裏面板5が前方及び左右にずれ
不能となるようにしている。そして、前記上面カ
バー6の下面には、下半部を縦割すると共に下端
部に係止爪7aを形成して成る筒状の係止体7を
適宜個数下向き突設して、これら係止体7を、前
面板4の内面に固着したブラケツト8の係合孔9
に差し込み係止している。
この場合、第6〜7図で示すように、裏面板5
の上端縁のうち左右中間部を前面板4に向けてL
字状に折り曲げて、該折曲げ片5aを、上面カバ
ー6の後側壁に形成した段部6aで押さえ固定す
る一方、裏面板5の上端縁のうち左右両側部は階
段状に折曲げて、この階段状折曲げ部5bを上面
カバー6の溝内に嵌挿することにより、裏面板5
が後方及び上方に抜け不能となるようにしてい
る。また、上面カバー6の前側壁には係合溝6b
を形成して、前面板4の上端縁に被嵌している。
また、前記裏面板5の下端部は、抽斗1の底面部
に形成した係止片30に係止して後ろ向きずれ不
能としている。
そして、前記上面カバー6の左右略中間部に
は、鏡板3の中空部内に延びるポケツト状の引手
枠部10を下向き突設して、該引手枠部10の前
面を上半部だけ開口させることにより、指を挿入
する引手孔11と指をかける指掛け部12とを形
成して、前記引手孔11を、前面板4の切り開き
部4bを介して抽斗1の前方に開口させている。
引手枠部10の上方は実施例では上向き開口して
いるが、塞ぐようにしても良い。
符号13は、前記引手枠部10の内部に上下動
自在に装着した操作体で、前記操作体13は、水
平状に延びる操作部13aと、該操作部13aか
ら下向き突設した板状の脚部13bとで略T字状
に形成されており、脚部13bを、引手枠部10
の底面板10aの孔から下向き延出する一方、操
作部13bの下面には、下端に係止爪14aを形
成した棒状係止体14と、圧縮ばね16を被嵌し
た棒状ガイド体15とを下向き突設して、これら
棒状係止体14と棒状ガイド体15とを前記引手
枠部10の底面板10aに穿設したガイド孔に上
下摺動自在に嵌挿することにより、操作体13が
一定寸法だけ上下動自在で且つ、上向き付勢され
るようにしている。
また、前記操作体13に於ける脚部13bの下
端部には矩形の係合孔17を穿設して、該係合孔
17に、下向き傾斜したガイド面18aを有する
接当体18を後方から嵌着している。前記接当体
18は、前面に左右一対の係止爪18bを突設し
て、該係止爪18bを、その弾性に抗して係合孔
17に差し込み係止しているが、接当体18は脚
部13bに一体成形しても良い。
そして、前記前面板4の内面には、平面視後ろ
向き開口コ字状のブラケツト19を固着して、一
方の突出片19aには丸孔20を穿設し、他方の
突出片19bには前後長手の長孔21を切り開く
ことにより、横杆22を、該ブラケツト19を介
して水平回動自在に軸支して、横杆22の一端部
を前記接当体18のガイド面18aに接当させて
いる。横杆22は、前記ブラケツト19における
一方の突出片19aを挟んでスナツプリングを装
着することにより、軸方向にずれ不能としてい
る。
更に、前面板4の側端部(正面から見て左側)
内面には、上下一対の水平片23a,23bを有
する側面視コ字状のブラケツト23を固着して、
該ブラケツト23を介して縦杆24を水平回動自
在で且つ落下不能に軸支し、該縦杆24の下端に
ラツチ爪25を固定する一方、縦杆24の上端部
を逆U字状に折曲げて、この折曲げ部24aの先
端部前面を、前記横杆22の他端部前面に接当さ
せている。また、前面板4と縦杆24の折曲げ部
24aとの間には圧縮ばね27を落下不能に装架
して、ラツチ爪25が係合部26と係合する方向
に付勢されるようにしている。
以上の構成において、家具本体2内に押し込ま
れた抽斗1を引き出すには、手の平を下向きにし
た状態で指を引手孔11に入れ、引手枠部10に
おける指掛け部12を引つ張ることになるが、指
は下向き鉤状に曲がるから、指を指掛け部12に
かける動作に伴つて操作体13が下向きに押し下
げられる。すると、第5図及び第6図で示すよう
に、接当体18におけるガイド面18aのガイド
作用により、横杆22が実線の姿勢から一点鎖線
の姿勢に水平回動し、それに伴つて、縦杆24が
実線の姿勢から一点鎖線の姿勢に水平回動し、ラ
ツチ爪25が家具本体2の係合部26から係合解
除する。
すなわち、抽斗1の引出し操作に伴つて、ラツ
チ爪25が家具本体2から係合解除されることに
なる。また、引出した抽斗1を押し込めば、ラツ
チ爪25は係合部26に対して蹴り込み係合す
る。
そして、この抽斗1を組立てるに当つては、前
面板4の内面に横杆22と縦杆24とを取付けて
から裏面板5を上方から嵌め入れ、次いで、操作
体13を予め取付けた上面カバー6を上方から嵌
着して、その係止溝6bを前面板4に被嵌しつつ
係止体7をブラケツト8の係合孔9に差し込み係
止すれば良く、これにより、前面板4と裏面板5
と上面カバー6とが一体的に固定されて鏡板3が
中空状に形成されると共に、操作体13における
接当体18が所定位置にセツトされ、横杆22に
接当することになる。
このように、前面板4と裏面板5との上端に上
面カバー6を嵌着することにより、中空状の鏡板
3を形成するようにしたものであるから、中空状
の鏡板3を組立てと固定とを至極簡単に行えるの
であり、このことと、上面カバー6に引手枠部1
0を一体成形したこととにより、抽斗1の組立を
至極簡単に行えるのである。
なお、操作体13の下向き動とラツチ爪25の
回動とを関連させる手段、及びラツチ爪25の形
態は実施例に限るものではなく、例えば、第9図
に示すように、操作体13を上下動自在に装着す
る一方、ラツチ爪25を上下回動自在に軸支し
て、鏡板3の中空部内に、上下回動自在な横杆2
2′と上下摺動自在な縦杆24′とから成る連動機
構を設け、操作体13の脚部13a下端面で横杆
22′を押し下げれば、縦杆24′が下向き動して
ラツチ爪25が係合解除するように構成しても良
い。
或いは、第10図に示すように、引手枠部10
内に操作体13′を前後回動自在に枢着して、そ
の回動軸27の先端に形成した折曲げ部27a
を、縦杆24に上端部に形成した水平折曲げ部2
4bに上方から接当させて、引手部材13′の前
向き回動にてラツチ爪25が係合解除方向に回動
するように構成しても良いのである。更に、横杆
22,22′や縦杆24,24′及びラツチ爪25
は裏面板5に取付けるようにしても良い。
〔考案の作用・効果〕
本考案は以上のように構成されたもので、引手
枠部の内部に装着した操作体の下向き動又は前向
き回動にて、ラツチ爪が家具本体から係合解除す
るから、従来と同様に、抽斗を引出し操作するの
に伴つて、抽斗は家具本体から係合解除されるこ
とになる。
すなわち、操作体を上下動自在に装着した場合
であると、手の平を下にした状態で指を引手孔内
に挿入し、指を引手枠部の下端縁部にかけると、
指先が下向き鉤状に曲がつていることにより、引
手部材が下方に押し下げられ、それに伴つて、連
動部材を介してラツチ爪が家具本体から係合解除
するのであり、他方、操作体を前後回動自在に装
着した場合には、引手孔内に指を挿入して手前に
引くのに伴つて操作体が前向き回動して、それに
伴つて、連動部材を介してラツチ爪が家具本体か
ら係合解除されることになる。
そして、鏡板の組立ては、裏面板を前面板と平
行に配設して、それらに上面カバーを上方から嵌
着することによつて行われ、しかも、上面カバー
の左右中途部に操作体を一体成形したから、上面
カバーの取付けにてラツチ装置の組立も完了する
ことになる。
従つて、本考案によれば、裏面板の前面板に対
する位置決めと固定とを迅速に行うことができる
と共に、従来のようにラツチ装置の引手枠を保持
しつつ鏡板を組立てる必要がないから、ラツチ装
置付き抽斗の組立てを迅速に行うことができる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は抽斗の
分解斜視図、第2図は抽斗の部分斜視図、第3図
は鏡板を後方から見た一部破断斜視図、第4図は
第2図の−視正断面図、第5図は第4図の
−視断面図、第6図は第4図の−視断面
図、第7図は第4図の−視断面図、第8図は
第4図の−視断面図、第9図及び第10図は
それぞれ他の実施例の概略図である。 1……抽斗、2……家具本体、3……鏡板、4
……前面板、5……裏面板、6……上面カバー、
9……係止体、10……引手枠部、11……引手
孔、12……指掛け部、13……操作体、18…
…接当体、22……横杆、24……縦杆、25…
…ラツチ爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 家具内部に前後動自在に装架する抽斗におい
    て、その前面部を構成する鏡板を、前後適宜間隔
    を隔てて配設した前面板と裏面板、及び、前記前
    面板と裏面板の上端縁に嵌着した上面カバーにて
    中空状に形成し、前記上面カバーに、抽斗前方に
    開放する引手孔を形成したポケツト状の引手枠部
    を下向き突設して、前記引手枠部内に、指先がか
    かるようにした操作体を上下動自在又は前後回動
    自在に装着する一方、前記鏡板の側端部には、家
    具本体に係脱するラツチ爪を設けて、該ラツチ爪
    と前記操作体とを、操作体の下向き動又は前向き
    回動にてラツチ爪が家具本体から係合解除するよ
    う連動部材を介して連動させたことを特徴とする
    ラツチ装置付き抽斗。
JP14874987U 1987-09-28 1987-09-28 Expired JPH0411541Y2 (ja)

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JP14874987U JPH0411541Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JPH086981Y2 (ja) * 1989-12-11 1996-02-28 株式会社ニフコ 把手部材、クッション部材及び引出し用把手
DE102016107816A1 (de) * 2016-04-27 2017-11-02 Paul Hettich Gmbh & Co. Kg Seitenzarge für einen Schubkasten

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