JP2562336Y2 - ファイリングキャビネットにおける引出しラッチ機構 - Google Patents

ファイリングキャビネットにおける引出しラッチ機構

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JP2562336Y2 JP1992003636U JP363692U JP2562336Y2 JP 2562336 Y2 JP2562336 Y2 JP 2562336Y2 JP 1992003636 U JP1992003636 U JP 1992003636U JP 363692 U JP363692 U JP 363692U JP 2562336 Y2 JP2562336 Y2 JP 2562336Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はファイリングキャビネッ
ト等における引出しのラッチ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引出しを備えた事務用ファイリングキャ
ビネット等には、該引出しをその収納位置にて自動的に
係止することにより、振動や傾斜によって該引出しが収
納位置から移動することを防止するためのラッチ機構が
設けられている。
【0003】この種のラッチ機構は、例えば実公昭60
−23412号公報、実公平2−30594号公報、実
公平3−35015号公報等に開示されているように、
通常、ラッチ軸に取り付けたラッチを引出しの前壁体の
裏面の側縁部に設けた開口から後方に突出させ、このラ
ッチをばねで付勢して引出し収納筐体の内面に固設した
係止具に係止しておき、前記ラッチ軸を引出しの前壁体
に設けたラッチレバーにより回動させて前記ラッチの係
止を解除するようになっている。
【0004】このような従来のラッチ機構においては、
ラッチレバーは引出しの中空筐体構造の前壁体の内部に
水平に軸支したラッチレバー軸に固設されているので、
ラッチレバーと共にラッチレバー軸を回動させることに
より上下方向に配設されたラッチ軸を係止解除方向に回
動させるものとなっている。この目的のため、前記実公
昭60−23412号公報に開示されているラッチ機構
においては、ラッチレバー軸の一端にクランク部が屈曲
形成され、該クランク部には上下方向に摺動可能な摺動
子が取り付けられ、この摺動子に形成された傾斜カム面
に上下方向に配設されたラッチ軸の一端より直角に屈曲
形成された屈曲端部が当接係合されている。したがっ
て、このラッチ機構においては、ラッチレバーと共にラ
ッチレバー軸を回動させて摺動子を上方に移動させると
ラッチ軸の屈曲端部が摺動子の傾斜カム面に押されてば
ねの付勢力に抗して係止解除方向に水平回動される。
【0005】一方、実公平2−30594号公報、実公
平3−35015号公報等に開示されているラッチ機構
においては、水平に配設されたラッチ軸がラッチレバー
と共に回動すると、ラッチ軸の一端より直角に屈曲形成
された屈曲端部が上下方向に配設されたラッチ軸の一端
に屈曲形成された屈曲端部を直接押すことにより、ラッ
チ軸がばねの付勢力に抗して係止解除方向に水平回動さ
れる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のラッチ
機構においては、ラッチレバーが直接ラッチレバー軸に
固設されてラッチレバー軸と共に回動するようになって
いるため、ラッチレバーの操作性に難点があった。すな
わち、一般に引出しの前壁体には引出し収納筐体からそ
れを引き出すための引手が必要であるため、ラッチレバ
ーにて引手を兼用することが部品点数および組付け構造
の簡素化の点から望ましいが、実公昭60−23412
号公報に開示されているラッチ機構のように、ラッチレ
バー軸を中心としてラッチレバーを上方に回動変位させ
る構成の場合、ラッチレバーとは別途に該ラッチレバー
を収容する引手を引出しの前壁体に組み込む必要があ
る。また、引出しを前方に引き出すためには、ラッチレ
バーを指先で上方に押し上げた状態で引手の裏面に指を
当てて前方に引く操作が必要であり、指の爪が伸びてい
ると操作しずらくなるという難点がある。
【0007】一方、実公平2−30594号公報、実公
平3−35015号公報等に開示されているラッチ機構
のラッチレバーは引出しの引手を兼ねたものとなってお
り、このラッチレバーはラッチレバー軸より下方に垂下
され、かつ引出しの前壁体の前面に開口した凹所内に配
置されている。したがって、凹所内に指を入れ、その指
をラッチレバーの裏面にかけて前方に引くと、まずラッ
チレバーがラッチレバー軸を中心として所定量回動する
ことにより、ラッチ軸を係止解除方向に回動させる。そ
してラッチレバーを更に引くと、ラッチレバーが引手と
なって引出しが前方に引き出される。このようにラッチ
レバーが引手を兼ねているので、引出し前壁体への組付
け構造が簡素化されるが、ラッチレバーを裏から押した
ときにラッチレバーが回動して傾くため、指が滑りやす
く、操作しずらいという難点がある。
【0008】したがって、本考案の目的は、構造が簡素
で操作性に優れたラッチ機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案にあっては、引出しの前壁体を中空筺体構造
とし、前記前壁体の側部内に上下方向に延びるラッチ軸
をその軸線周りに回転可能に軸支し、前記ラッチ軸に取
り付けたラッチを前記前壁体の側縁部裏面に形成した開
口から後方に突出させ、このラッチをばねで付勢して引
出し取納筺体の内面に設けた係止部に係止し、前記前壁
体に設けたラッチレバーによりラッチレバー軸を介して
前記ラッチ軸を回動させて前記ラッチの係止を解除する
ファイリングキャビネットにおける引出しラッチ機構に
おいて、前記ラッチレバーを前記前壁体の前面に形成し
た開口穴内に前後方向に摺動可能に設け、前記前壁体内
には左右方向に水平に延びるラッチレバー軸をその軸線
周りに回転可能に軸支し、前記ラッチレバー軸の一端に
形成した屈曲端部と前記ラッチ軸の一端に形成した屈曲
端部とを当接させて前記ラッチレバー軸の一方向への回
動により前記ラッチ軸を前記ばねの付勢力に抗して係止
解除方向に回動させるようにし、前記ラッチレバーから
前記ラッチレバー軸に向けて突出する突出部と前記ラッ
チレバー軸から前記ラッチレバーに向けて突出する突出
部とを互いに係合させて前記ラッチレバーの前方への移
動により前記ラッチレバー軸を前記一方向に回動させる
ようにしたことを特徴とする。
【0010】上記構成を有する引出しラッチ機構におい
て、好ましくは、前記ラッチを取り付けた前記ラッチ軸
を前記前壁体の両側部に左右対称に配設し、一対の前記
ラッチを各々ばねで付勢して前記係止部に係止させると
共に前記両ラッチの先端を前記引出し収納筐体の内面に
弾接させるように構成する。
【0011】
【作用】上記構成を有するファイリングキャビネットに
おける引出しラッチ機構においては、ラッチレバーから
ラッチレバー軸に向けて突出する突出部とラッチレバー
軸からラッチレバーに向けて突出する突出部とが互いに
係合しているので、ラッチレバーの裏面に指をかけて前
方に引くと、まずラッチレバー軸が一方向に回動し、ラ
ッチレバー軸の該一方向への回動により、ラッチレバー
軸の一端に形成した屈曲端部がラッチ軸の一端に形成し
た屈曲端部を押してラッチ軸をばねの付勢力に抗して係
止解除方向に回動させる。したがって、ラッチが引出し
収納筐体の係止部から離脱し、引出しがロック解除され
る。したがって、引き続きラッチレバーを前方へ引く
と、引出しが引出し収納筐体から引き出される。このよ
うに、本考案によるラッチ機構においては、ラッチレバ
ーの裏に指をかけて前方に引く操作のみでラッチの係止
解除と引出しの移動とを連続して行うことができ、しか
もラッチレバーは回動せず前方に摺動するようになって
いるので、ラッチレバーを引いたときに指がラッチレバ
ーから滑って外れることがない。さらに、ラッチレバー
の直線運動は、ラッチレバーの突出部がラッチレバー軸
の突出部をラッチレバー軸の回転方向に押すことによ
り、ラッチレバー軸の回転運動に変換されるので、動き
に無駄がなくスムーズな動きが得られる。したがって、
軽快な操作感にてラッチレバーを操作することができ
る。
【0012】一対のラッチを各々ばねで付勢して引出し
収納筐体の係止部に係止させると共に両ラッチの先端を
引出し収納筐体の内面に弾接させるように構成した場
合、一対のラッチによる弾発力により引出し収納筐体内
での引出しの横振れを抑制することができるので、別途
振れ止め片を引出しや引出し収納筐体等に取り付けるこ
となく、ファイリングキャビネットの運搬時や、引出し
の収納時等に引出しの振動による騒音が発生することを
防止できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につき
説明する。
【0014】図1から図3までは本考案をワゴンタイプ
のファイリングキャビネットに適用した場合の一実施例
を示したものである。はじめに図1を参照すると、ファ
イリングキャビネットは高さの異なる3つの引出し2を
収納する引出し収納筐体1を備えており、各引出し2に
対応して全体的に参照符号10で示すラッチ機構が設け
られている。
【0015】図2および図3を参照すると、引出し2は
底壁板3、両側壁板4,4および後壁板(図示せず)を
1枚の板材で一体に形成したものとなっており、引出し
2の前壁体5はこれら底壁板および両側壁板の前端に溶
接等の手段で固着されている。前壁体5は前面板5aと
裏面板5bとによる中空筐体構造とされており、前壁体
5はその両側部が対応する側壁板4よりも側方に突出す
るように寸法設定されている。前壁体5の側部内には上
下方向に延びるラッチ軸11が上下一対のブラケット1
2aを介してその軸線周りに回転可能に軸支されてお
り、このラッチ軸11に取り付けられたラッチ13は前
壁体5の側縁部裏面に形成した開口5cから後方に突出
し、引出し収納筐体1の内面に固設された係止部14の
方向にばね15で付勢されている。このラッチ13には
係合穴13aが形成されており、引出し2が引出し収納
筐体1内に収納されたときラッチ13はその係合穴13
aの箇所で係止部14に係止されるようになっている。
【0016】前壁体5の前面に形成された開口穴5d内
にはラッチレバー16が前後方向に摺動可能に設けられ
ており、前壁体5内には水平方向に延びるラッチレバー
軸17が左右一対のブラケット12b,12bを介して
その軸線周りに回転可能に軸支されている。ラッチレバ
ー軸17の一端に屈曲形成した屈曲端部17aとラッチ
軸11の一端に形成した屈曲端部11aとが互いに当接
しており、ラッチレバー軸17を一方向(図3中矢印A
方向)に回動させたときラッチ軸11がばね15の付勢
力に抗して係止解除方向(図3中矢印B方向)に回動す
るようになっている。
【0017】一方、ラッチレバー16の後端にはラッチ
レバー軸17に向けて突出する突出部16aが形成され
ており、ラッチレバー軸17にはラッチレバー16に向
けて突出する突出部18が取り付けられている。ここで
は、突出部18の先端が二又状に延びており、この二又
部18a,18aの先端には相対向するように各々屈曲
端部が形成されており、ラッチレバー16の後端突出部
16aの先端がこの二又部18a,18aの屈曲端部間
に係合している。したがって、ラッチレバー16を前方
への移動させるとラッチレバー軸17がを上記矢印A方
向に回動し、これにより、上述したように、ラッチ軸1
1が係止解除方向に回動するものとなっている。
【0018】ラッチレバー16の前端には引手部16b
が直角に屈曲形成されており、この引手部16bは、図
2から判るように、前壁体5の前面よりも若干突出して
いる。さらに、ラッチ取付け部と反対側の前壁体5の側
縁部裏面には、引出し2を引出し収納筐体1内に収納し
たとき引出し収納筐体1の内面に当接する振止め具19
が装着されている。
【0019】この実施例では、ラッチレバー16、突出
部118、ラッチ13、係止部14および振止め具19
が合成樹脂の成形により形成されており、ラッチ軸11
およびラッチレバー軸17は金属棒の折り曲げ加工によ
り形成されている。
【0020】上記構成を有する引出しラッチ機構におい
ては、ラッチレバー16からラッチレバー軸17に向け
て突出する突出部16aとラッチレバー軸17からラッ
チレバー16に向けて突出する突出部18とが互いに係
合しているので、ラッチレバー16の前端引手部16b
の裏面に指をかけて前方に引くと、まずラッチレバー軸
17が図3中矢印A方向に回動し、ラッチレバー軸17
の該矢印A方向への回動により、ラッチレバー軸17の
一端に形成した屈曲端部17aがラッチ軸11の一端に
形成した屈曲端部11aを押してラッチ軸11をばね1
5の付勢力に抗して係止解除方向に回動させる。したが
って、ラッチ13が引出し収納筐体1の係止部14から
離脱し、引出し2がロック解除される。したがって、引
き続きラッチレバー16を前方へ引くと、引出し2が引
出し収納筐体1から前方に引き出される。このように、
このラッチ機構においては、ラッチレバー16の前端屈
曲部16bの裏に指をかけて前方に引く操作のみでラッ
チ13の係止解除と引出し2の移動とを連続して行うこ
とができ、しかもラッチレバー16は回動せず前方に摺
動するようになっているので、ラッチレバー16を引い
たときに指がラッチレバー16の前端引手部16bから
滑って外れることがない。
【0021】さらに、ラッチレバー16の直線運動は、
ラッチレバー16の突出部16bがラッチレバー軸17
の突出部18をラッチレバー軸17の回転方向に押すこ
とにより、ラッチレバー軸17の回転運動に変換される
ので、動きに無駄がなくスムーズな動きが得られる。し
たがって、軽快な操作感にてラッチレバー16を操作す
ることができる。
【0022】上記実施例ではラッチ機構が各引出し2の
片側のみに設けられているが、引出しの横幅が大きいキ
ャビネットにおいては、ラッチ機構を引出しの両側に左
右対称に設けることが好ましい。
【0023】図4から図6までは本考案の他の実施例を
示したもので、引出しの左右両側にラッチ機構を設けた
点に特徴がある。なお、これらの図において上記実施例
と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、特徴をな
す部分についてのみ詳細に説明することとする。
【0024】この実施例ではラッチ13を備えたラッチ
軸11,11が前壁体5の両側部に左右対称に配設され
ており、左右一対のラッチ13,13が各々ばね15,
15で付勢されて係止部14,14にそれぞれ係止され
ると共に両ラッチ13,13の先端がばね15,15の
弾発力にて引出し収納筐体1の内面にそれぞれ弾接され
るようになっている。そして両ラッチ軸11を回動させ
るためのラッチレバー軸17はその両端に屈曲端部17
a,17aを有している。
【0025】このようにラッチ機構を左右対称に構成し
た場合、一対のラッチ13,13による弾発力により引
出し収納筐体1内での引出し2の横振れを抑制すること
ができるので、別途振れ止め具19(図2参照)等を引
出し2等に取り付けることなく、ファイリングキャビネ
ットの運搬時や、引出し2の収納時等に引出し2の振動
による騒音の発生を防止することができる。
【0026】以上図示実施例につき説明したが、本考案
は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、各
構成要素に種々の変更を加えることができる。例えば、
ラッチレバー16とラッチレバー軸17との上下位置関
係を図示実施例とは逆の関係としたり、ラッチレバー1
6の前端引手部16bを上向きに形成したりすることが
でき、さらに、ラッチレバー軸17とラッチ軸11との
上下位置関係によってはラッチ軸11の下端に屈曲端部
11aを形成してもよい。また、図示実施例とは逆に、
ラッチレバー16の後端突出部を二又状に形成してラッ
チレバー軸17より屈曲形成した突出部をラッチレバー
16の二又状突出部に係合させてもよい。
【0027】
【考案の効果】以上の説明から明かなように、本考案に
よれば、ラッチレバーを引出しの前壁体の前面に形成し
た開口穴内に前後方向に摺動可能に設け、前壁体内には
水平方向に延びるラッチレバー軸をその軸線周りに回転
可能に軸支し、ラッチレバー軸の一端に形成した屈曲端
部とラッチ軸の一端に形成した屈曲端部とを当接させて
ラッチレバー軸の一方向への回動によりラッチ軸をばね
の付勢力に抗して係止解除方向に回動させるようにし、
ラッチレバーからラッチレバー軸に向けて突出する突出
部とラッチレバー軸からラッチレバーに向けて突出する
突出部とを互いに係合させてラッチレバーの前方への移
動によりラッチレバー軸を一方向に回動させるようにし
たことにより、構造が簡素で操作性に優れたファイリン
グキャビネットにおける引出しラッチ機構を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すファイリングキャビネ
ットの全体斜視図である。
【図2】図1に示す実施例のラッチ機構を示す横断面平
面図である。
【図3】図1に示す実施例のラッチ機構を示す要部分解
斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例を示すファイリングキャビ
ネットの全体斜視図である。
【図5】図4に示す実施例のラッチ機構を示す横断面平
面図である。
【図6】図4に示す実施例のラッチ機構を示す要部分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 引出し収納筐体 2 引出し 5 前壁体 10 ラッチ機構 11 ラッチ軸 11a 屈曲端部 13 ラッチ 14 係止部 15 ばね 16 ラッチレバー 16a 後端突出部 16b 前端引手部 17 ラッチレバー軸 17a 屈曲端部 18 突出部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出しの前壁体を中空筺体構造とし、前
    記前壁体の側部内に上下方向に延びるラッチ軸をその軸
    線周りに回転可能に軸支し、前記ラッチ軸に取り付けた
    ラッチを前記前壁体の側縁部裏面に形成した開口から後
    方に突出させ、このラッチをばねで付勢して引出し取納
    筺体の内面に設けた係止部に係止し、前記前壁体に設け
    たラッチレバーによりラッチレバー軸を介して前記ラッ
    チ軸を回動させて前記ラッチの係止を解除するファイリ
    ングキャビネットにおける引出しラッチ機構において、
    前記ラッチレバーを前記前壁体の前面に形成した開口穴
    内に前後方向に摺動可能に設け、前記前壁体内には左右
    方向に水平に延びるラッチレバー軸をその軸線周りに回
    転可能に軸支し、前記ラッチレバー軸の一端に形成した
    屈曲端部と前記ラッチ軸の一端に形成した屈曲端部とを
    当接させて前記ラッチレバー軸の一方向への回動により
    前記ラッチ軸を前記ばねの付勢力に抗して係止解除方向
    に回動させるようにし、前記ラッチレバーから前記ラッ
    チレバー軸に向けて突出する突出部と前記ラッチレバー
    軸から前記ラッチレバーに向けて突出する突出部とを互
    いに係合させて前記ラッチレバーの前方への移動により
    前記ラッチレバー軸を前記一方向に回動させるようにし
    たことを特徴とするファイリングキャビネットにおける
    引出しラッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記ラッチレバーの突出部または前記ラ
    ッチレバー軸の突出部のうちの一方の先端が二又状に延
    びており、この二又部の先端には相対向するように各々
    屈曲端部が形成されており、他方の突出部の先端がこの
    二又部の屈曲端部間に係合していることを特徴とする請
    求項1記載のファイリングキャビネットにおける引出し
    ラッチ機構。
  3. 【請求項3】 前記ラッチを取り付けた前記ラッチ軸を
    前記前壁体の両側部に左右対称に配設し、一対の前記ラ
    ッチを各々ばねで付勢して前記係止部に係止させると共
    に前記両ラッチの先端を前記引出し取納筺体の内面に弾
    接させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のフ
    ァイリングキャビネットにおける引出しラッチ機構。
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