JPH0531288Y2 - - Google Patents

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JPH0531288Y2
JPH0531288Y2 JP1988019129U JP1912988U JPH0531288Y2 JP H0531288 Y2 JPH0531288 Y2 JP H0531288Y2 JP 1988019129 U JP1988019129 U JP 1988019129U JP 1912988 U JP1912988 U JP 1912988U JP H0531288 Y2 JPH0531288 Y2 JP H0531288Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用部品等を自動車ボデー等の
パネルに取付けるための、ねじ込み式の脚部を備
えたクリツプに関する。
(従来の技術) 従来のこのようなクリツプとして、特公昭57−
8324号公報に記載された板への結合装置がある
(特に同公報の第5図参照)。
この結合装置は、第9図〜第11図のように、
クリツプ等に相当する栓1の肩面より、互いに各
辺の向きが異なる多角形に形成されたネツク2と
ヘツド3とからなるねじ込み式の突起を突出さ
せ、かつヘツド3は板4の多角形孔5とほぼ適合
する寸法に形成すると共に、ヘツド3の隅角部
3′をそぎ落したものである。
そして、第10図のように上記の突起を多角形
孔5に挿入したもとで、栓1を板4の面沿いに所
要の角度(図示の例では45°)だけ回転させるこ
とにより第11図のようにヘツド3の角部を板4
に裏側より係止して抜止めを図り、また栓1の肩
面とヘツド3の隅角部3′とで板4を挟着するこ
とにより栓1の自由回転を防止して、上記の係止
状態を維持するようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしこの結合装置において上記のように突起
を多角形孔5にねじ込むためには、ネツク2が多
角形孔5内で回転可能な外形、例えば第9図に示
す外形でなければならない。従つてネツク2は突
起をねじ込む際の栓1の回転角度を規制するため
のストツパとして機能し得なかつた。このため、
栓1が正確に所要の角度だけ回転した第11図の
位置で係止されるように、突起のねじ込み作業を
慎重に行なうことを余儀なくされ、作業性が悪か
つた。そしてなお、栓1が過大又は過小に回転し
て係止され、多角形孔5から抜け易いという組付
け不良の場合が生じ得た。
一方、仮に栓1が正確に組付けられた場合で
も、板4はヘツド3の隅角部3′に対して第11
図のように多角形孔5の周縁部を線接触させてい
るにすぎないから、栓1の保持力が弱かつた。し
かも、隅角部3′が均一な傾斜角度のテーパ面と
されているため、第11図のねじ込み位置におい
て多角形孔5の周縁部が隅角部3′に最も強く圧
接されることとなり、栓1を回転させて前記圧接
力を低減しようとする力が栓1に働いた。以上の
点から組付け後に加わる種々の外力によつて栓1
が容易に回転方向への位置ずれを起こし、上記し
た組付け不良の状態に戻るという不具合もあつ
た。
そこで、本考案は、パネルの取付孔にねじ込ま
れるクリツプ脚部の回転角度を規制する手段を設
けてクリツプが常に適正な位置に組付けられるよ
うにすること、及びこのように組付けられたクリ
ツプのパネルに対する保持力を強くし、不測の外
力による回転方向への位置ずれを有効に防止する
ことを課題とする。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するための手段は、自動車用
部品等を止着可能に構成した保持部の座面より、
基端にパネル挟持用の溝を備えるねじ込み式の脚
部を突出させたクリツプであつて、 前記脚部をパネルの取付孔にほぼ適合する長方
形に形成し、この脚部の基端におけるいずれか一
方の対角線上の2箇所の角部に前記溝を設けると
共に、 この溝を構成する前記座面に向き合う脚部にお
ける壁部に傾斜面を形成して、この傾斜面をガイ
ド面としたことである。
上記の手段において、クリツプの種類や用途は
限定しない。クリツプは合成樹脂製のものでも、
他種の材料からなるものでも良い。クリツプの保
持部の向きと長方形の脚部の向きとの関係は、パ
ネルに設ける取付孔の向きに対応して決まるもの
であり、限定しない。
(作用) 脚部をパネルの取付孔に挿入し、クリツプを所
定のねじ込み方向へ回転させると、溝を設けた角
部が取付孔の長辺部の外側まで比較的大きく張出
し、パネルが溝に挟着される。クリツプを一定の
角度まで回転させたとき、溝の底部あるいは脚部
における溝を備えない角度が取付孔の周縁部に当
接し、それ以上の回転が規制される。
パネルが溝に挟着されるにあたり、ガイド面に
よつてスムーズに溝中に導入される。
(実施例) 次に本考案の一実施例を第1図〜第8図に基づ
いて説明する。
クリツプ6は合成樹脂材料を用いて一体的に形
成されている。
クリツプ6の保持部7は、第1図に示すよう
に、板状のベース8の一端部沿いに支持用壁部9
を立設し、かつ支持用壁部9より両側へ翼片10
を突出させたものである。支持用壁部9にはねじ
孔11と対の差込孔12とが設けられ、かつ第4
図のように背面側には係合用段部13が突出され
ている。翼片10は前面側に係合用段部14と後
側へ傾斜したガイド板15とを備え、かつ第3図
のように背面側でリブ16によつて補強されてい
る。
前記ベース8の下側には平坦な座面17が形成
され、この座面17のほぼ中央からねじ込み式の
脚部18が突出されている。
この脚部18は第3図のように長方形の外形を
有し、その長径方向がクリツプ6の向き(対の翼
片10の突出方向)に対して一定の角度だけ斜め
向きとなるように形成されている。そして脚部1
8における座面17の前後端側に位置する角部1
9の基端には、第4図のように座面17に沿う溝
20が設けられている。第3図のように溝20の
底部はクリツプ6の向きとほぼ平行であり、かつ
対の溝20の底部間の幅が後述する取付孔27の
短径方向の幅とほぼ一致するように溝20の深さ
が設定されている。
次に、第4図のように、脚部18における溝2
0を構成する前記座面17に向き合う壁部には、
下向きに傾斜するガイド面21が設けられてい
る。
なお、脚部18の基端の他の適当な部分には除
肉のための溝22が設けられている。
本実施例は以上のように構成されたものであ
り、例えば第7図のように自動車のバツクドアの
モール33を取付けるために、次のように使用さ
れる。
まず、脚部18に第5図に示すシール材24を
嵌込み、このシール材24を座面17に取付け
る。押え鉄片31は、一対の取付片28を前記差
込孔12に差込んだ後、ねじ30をねじ孔11に
仮り止めすることによつてクリツプ6に固定され
る。
自動車ボデーのパネル25には、脚部18にほ
ぼ適合するように、脚部18の外形より僅かに大
きな長方形の取付孔26が設けられており、この
取付孔26に脚部18を挿入(第6図a)して、
シール材24を取付けた座面17をパネル25の
面に着座させる。
このとき、前記のように脚部18とクリツプ6
との向きが異なつていることから、クリツプ6は
正規の取付方向Xに比べて一定の角度斜め向きの
Y方向沿いに着座する。
そこで、クリツプ6をパネル25の面沿いに第
5図の時計回り方向へ所要の角度だけ回転させ、
取付方向X向きとする。これによつて脚部18は
ねじ込み方向a向きに回転するので、溝20を設
けた角部19が第6図bのように取付孔26の長
辺部の外側まで比較的大きく張出し、取付孔26
の周縁部のパネル25が溝20に挟着される。
そして、溝20の底部の向きと深さとの前記し
た構成より、クリツプ6がX方向に向いたとき、
溝20の底部が取付孔26の周縁部に当接して、
それ以上の回転が規制されるため、節度感が生ず
る。したがつて、作業者はこの節度感によりクリ
ツプ6が正規のねじ込み位置(X方向沿い)に組
付いたことを確認できるので、ねじ込み角度を気
にしないでねじ込み作業を行うことができ、作業
性は向上する。
また、パネル25の板厚と塗膜厚やシール材2
4の板厚がバラついても、パネル25はクリツプ
6の座面17とガイド面21との間で挟持される
ので、クリツプ6がパネル25へ組みつかなくな
つたり、ガタつきが生じることは無い。
こうしてクリツプ6をパネル25に固定した
後、ねじ30をねじ孔11に螺入することによつ
て、押え鉄片27は、第8図に示すように、その
押え部31により、パネル25に予め取付けられ
たウインドガラス32を押えて固定するものであ
る。
そして、最後に、モール33の一端側の鉤曲し
たフランジ34を前記係合用段部13に後方より
係止するとともに、モール33に先付けしたモー
ル保持具35のフツク状の係止片36をガイド板
15の案内下に押込んで前記翼片10の係合用段
部14に前方より係止して、モール33をクリツ
プ6の保持部7に止着する。
こうして、モール33の装着部分に沿つてパネ
ル25に取付けられた適数個のクリツプ6で帯状
のモール33を止着することにより、第7図のよ
うなモール33の取付けを完了するのである。
なお、本実施例において、溝20を図示のもの
より深く設けると共に取付孔26を図示のものよ
りもやや小さく形成した場合には、脚部18を取
付孔26にねじ込む際に、脚部18における溝2
0を設けない角部がストツパとして機能する。
本考案に基くクリツプ6は、その脚部18の座
面17に向き合う脚部における壁部に設けたガイ
ド面21から奥端部bへ至る形状を次のように形
成したも実施することができる。ガイド面21は
第2図の脚部18のねじ込み方向a沿いの奥端部
bに至るに従い、ガイド面21の傾斜を徐変し、
奥端部近傍では座面17とほぼ平行になるように
形成する。このようにすれば脚部18のねじ込み
を完了した時点で、座面17及びこの座面17に
ほぼ平行なガイド面奥端部bとの間でパネル25
が両面接触状態で挟着され、クリツプ6はパネル
25に強固に保持される。
(考案の効果) 本考案はパネルの取付孔に対するクリツプの脚
部のねじ込み作業をねじ込み時に生ずる節度感に
よつて正確かつ迅速に行うことができる。
また、パネル板厚と塗膜厚やシール材の板厚が
ばらついたとしてもクリツプのガタ付きやハズレ
などの組付不良とシール性の低下が生じることは
無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
第1図を座面に沿つて切断した状態で脚部を示す
拡大斜視図、第3図は第1図の底面図、第4図は
第3図のA−A断面図、第5図は使用状態を説明
する分解斜視図、第6図aは取付孔に脚部を挿入
した状態を座面沿いに切断して示す平面図、第6
図bは第6図aの状態から脚部をねじ込んだ様子
を示す平面図、第7図はクリツプの用途の一例を
示す斜視図、第8図は使用状態を示す第7図のB
−B断面図(切断線B−Bは第2図の切断線A−
Aと同様に脚部における溝を設けた2か所の角部
を通過する。又、クリツプにおける保持部の要部
は切断しないで示す。)、第9図は従来例の平面
図、第10図は同従来例の脚部を板の多角形孔に
挿入した状態を示す図、第11図は第10図の状
態から脚部をねじ込んだ様子を示す図である。 6……クリツプ、7……保持部、17……座
面、18……脚部、19……角部、20……溝、
21……ガイド面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車用部品等を止着可能に構成した保持部の
    座面より、基端にパネル挟持用の溝を備えるねじ
    込み式の脚部を突出させたクリツプであつて、 前記脚部をパネルの取付孔にほぼ適合する長方
    形に形成し、この脚部の基端におけるいずれか一
    方の対角線上の2箇所の角部に前記溝を設けると
    共に、 この溝を構成する前記座面に向き合う脚部にお
    ける壁部に傾斜面を形成して、この傾斜面をガイ
    ド面としたことを特徴とするクリツプ。
JP1988019129U 1988-02-16 1988-02-16 Expired - Lifetime JPH0531288Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988019129U JPH0531288Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16

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JP1988019129U JPH0531288Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16

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Publication Number Publication Date
JPH01122513U JPH01122513U (ja) 1989-08-21
JPH0531288Y2 true JPH0531288Y2 (ja) 1993-08-11

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ID=31234366

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5510046B2 (ja) * 2010-05-11 2014-06-04 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用のコルゲートチューブ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549170U (ja) * 1977-06-21 1979-01-22
JPS5525538U (ja) * 1978-08-10 1980-02-19
JPS578324A (en) * 1980-06-20 1982-01-16 Honda Motor Co Ltd Fuel injection time memory method of efi engine and device for the same

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