JPH039349Y2 - - Google Patents

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JPH039349Y2
JPH039349Y2 JP1986187166U JP18716686U JPH039349Y2 JP H039349 Y2 JPH039349 Y2 JP H039349Y2 JP 1986187166 U JP1986187166 U JP 1986187166U JP 18716686 U JP18716686 U JP 18716686U JP H039349 Y2 JPH039349 Y2 JP H039349Y2
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clip
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JP1986187166U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、分電盤、制御盤等といつた電気機
器を収納するケースのドアに使用されるヒンジ構
造に関するものである。
(従来の技術) 第5図は従来の技術の代表的な例を示すもので
ある。これによると、ドア20側の縁に上下一対
の受承部21を形成している。一方、ケース本体
22側には両受承部21間に嵌り合う接続金具2
3を取付けている。そして、両受承部21および
接続金具23にヒンジピン24を差込んで、ドア
20のヒンジとしている。加えて、このヒンジピ
ン24の抜け止めをしなければならないことか
ら、ヒンジピン24の軸端寄りに溝25を形成
し、ここにCリング26、Eリングといつた抜け
止めの手段を講じている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、この種電気機器の収納ケースといえ
ども、ドア20はケース本体22から取外すこと
ができるのが望ましい。しかし、上記のものもの
場合、不都合である。Cリング26等をヒンジピ
ン24から取外すのは容易ではないからである。
このため、従来ではドア20の取外しに手間取
る、という問題点があつた。そこで、この考案で
はドアの取外しの容易なヒンジ構造を提供するこ
とを目的としたのである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案はケー
ス本体1とドア2の互いに向き合う一辺の一方
に、辺に沿つて予め設定した一定間隔を隔てて形
成した一対の受承部3a,3bと、前記一辺の他
方に前記一対の受承部3a,3b間に辺の直交方
向から係合して前記ケース本体1とドア2の前記
一辺方向相対移動阻止可能に形成した接続金具7
と、前記一対の受承部3a,3bと接続金具7と
の正規の係合状態において軸心一致可能に前記一
対の受承部3a,3bに形成した差込み孔5と前
記接続金具7に形成した支持部8とを貫通して差
込まれるヒンジピン4と、前記一対の受承部3
a,3bを形成した前記ケース本体1とドア2の
一方の前記受承部3aと辺に沿つて予め設定した
一定間隔を隔てて前記ヒンジピン4との干渉不能
に形成したクリツプ押え6と、前記ヒンジピン4
の一方端から少なくとも前記受承部3aとクリツ
プ押え6間寸法以上離れた位置に前記受承部3a
と干渉可能かつ前記クリツプ押え6と前記ヒンジ
ピン4の円周上特定角度で不干渉にした状態で干
渉可能に形成されたストツパ9と、前記一対の受
承部3a,3bに形成した差込み孔5と前記接続
金具7に形成した支持部8とを貫通して差込まれ
た前記ヒンジピン4のストツパ9と前記クリツプ
押え6との間に係脱自在に弾性係着されて前記ヒ
ンジピン4の軸心方向移動を阻止するクリツプC
とのそれぞれを備えた電気機器収納用ケースのヒ
ンジ構造にある。
(作用) 従つて、上記の構成によれば、ドア2の装着後
においても、クリツプCを弾性変形させれば、ク
リツプCをヒンジピン4から容易に取外すことが
できる。そのため、ヒンジピン4を一対の受承部
3a,3bと接続金具7から容易に抜き取ること
ができ、ドア2の取外し作業が簡単となる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳詳細に説明する。
第1図および第2図は本例のヒンジ構造を示す
ものである。ヒンジは上下に一つずつ設けられる
が、図ではこのうちの上側のもののみを示してい
る。
さて、図面中1は電気機器を収納するためのケ
ース本体、2はそのドアである。それぞれは
FRP材にて形成されている。ドア2の一方の内
側縁部には一対の受承部3a,3bが上下に所定
間隔をおいて形成されている。両受承部3a,3
bは立方体状に突出されるとともに、ヒンジピン
4に対する差込み孔5が同軸で貫通している。ま
た、図示上側の受承部3aから所定高さ位置にあ
つて、コーナの部分にはクリツプ押え6が突出さ
れている。これは、後述するクリツプCについて
の抜け止めを果すためのものである。
一方、ケース本体1側には接続金具7が固着さ
れている。この接続金具7はL字状に折り曲げら
れ、かつその先端部はヒンジピン4が遊挿できる
よう、筒状に曲げられて支持部8となつている。
なお、この支持部8全体の高さは両受承部3a,
3bの間隔にほぼ等しく設定してあり、この間で
のがた付きを可及的に規制する。
ヒンジピン4は金属材にて形成されており、図
示上端寄りの所定位置には受承部3aに対するス
トツパ9が設けられている。このストツパ9は小
判形状、すなわち両サイドを切り落とした形状を
なしている。これは、受承部3a,3bへの差込
みの際において、クリツプ押え6と干渉しないよ
うにするためである。
ヒンジピン4に対する抜け止め用のクリツプC
は、合成樹脂材にて一体に形成されている。クリ
ツプCは平板方形状に形成された押圧操作用の操
作片10と、その一面側に接続片12を介して形
成されヒンジピン4に係着可能な係着片11とか
らなつている。係着片11は操作片10とほぼ同
幅で形成されている。また、係着片11はヒンジ
ピン4を抱持できるように、その一部は拡開方向
への弾性変形が可能な開口部13を有することに
よつて、断面略C字状をなしている。そして、ク
リツプC全体はヒンジピン4を受承部3a,3b
に差込んだ状態において、ストツパ9とクリツプ
押え6との両者にそれぞれ密着状態で挟み付けら
れるようにしてある。
本例は上記のように形成されたものである。し
たがつて、本例のヒンジの組付け作業にあたつて
は、まず、ケース本体1側の接続金具7を両受承
部3a,3b間に嵌込む。このもとで、図示上方
から両受承部3aの差込み孔5および接続金具7
の支持部8へヒンジピン4を貫き通す。このとき
には、ストツパ9が図示上側の受承部3aに当着
してヒンジピン4の抜け落ちが規制される。この
後、ストツパ9より図示上側の部分にクリツプC
を係着させる。すなわち、係着片11の開口部1
3をヒンジピン4に当てがい、操作片10にて強
く押込んでやれば、ヒンジピン4は係着片11の
内側に嵌込まれ、その弾性力にて抱持される。ま
た、この際に、クリツプCはクリツプ押え6と、
ストツパ9との間で挟み付けられるため、ヒンジ
ピン4は軸方向へのがた付きなく止め付けられ
る。したがつて、ドア2全体のがた付きを規制で
きる。このようにして、ヒンジの組付けが完了す
る。
一方、上記とは逆に、ドア2の取外しの必要が
生じた場合には、まずクリツプCにおける係着片
11と操作片10との間の隙間に、ドライバ等の
適当な治具の先端を差込んで操作してやる。こう
することで、係着片11の開口部13を弾性的に
拡開変形させることができるため、クリツプCを
比較的容易にヒンジピン4から解離させうる。つ
まり、クリツプCを破壊することなく取外すこと
ができるため、その再利用も可能となる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、ヒンジピン4に
おける抜け止め用のクリツプCを係脱自在に弾性
係着させるようにしたことに特徴がある。従つ
て、特にクリツプCの取外しが容易となることか
ら、ヒンジピン4を容易に抜き取ることができ、
ドア2の取外し作業を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本例のヒンジ構造を示す分解斜視図、
第2図は同組付け状態を示す斜視図、第3図はク
リツプCの正面図、第4図は同側面図、第5図は
従来のヒンジ構造を示す斜視図である。 1……ケース本体、2……ドア、3a,3b…
…受承部、4……ヒンジピン、5……差込み孔、
6……クリツプ押え、7……接続金具、8……支
持部、9……ストツパ、C……クリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース本体1とドア2の互いに向き合う一辺の
    一方に、辺に沿つて予め設定した一定間隔を隔て
    て形成した一対の受承部3a,3bと、前記一辺
    の他方に前記一対の受承部3a,3b間に辺の直
    交方向から係合して前記ケース本体1とドア2の
    前記一辺方向相対移動阻止可能に形成した接続金
    具7と、前記一対の受承部3a,3bと接続金具
    7との正規の係合状態において軸心一致可能に前
    記一対の受承部3a,3bに形成した差込み孔5
    と前記接続金具7に形成した支持部8とを貫通し
    て差込まれるヒンジピン4と、前記一対の受承部
    3a,3bを形成した前記ケース本体1とドア2
    の一方の前記受承部3aと辺に沿つて予め設定し
    た一定間隔を隔てて前記ヒンジピン4との干渉不
    能に形成したクリツプ押え6と、前記ヒンジピン
    4の一方端から少なくとも前記受承部3aとクリ
    ツプ押え6間寸法以上離れた位置に前記受承部3
    aと干渉可能かつ前記クリツプ押え6と前記ヒン
    ジピン4の円周上特定角度で不干渉にした状態で
    干渉可能に形成されたストツパ9と、前記一対の
    受承部3a,3bに形成した差込み孔5と前記接
    続金具7に形成した支持部8とを貫通して差込ま
    れた前記ヒンジピン4のストツパ9と前記クリツ
    プ押え6との間に係脱自在に弾性係着されて前記
    ヒンジピン4の軸心方向移動を阻止するクリツプ
    Cとのそれぞれを備えることを特徴とする電気機
    器収納用ケースのヒンジ構造。
JP1986187166U 1986-12-04 1986-12-04 Expired JPH039349Y2 (ja)

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JPS6390888U JPS6390888U (ja) 1988-06-13
JPH039349Y2 true JPH039349Y2 (ja) 1991-03-08

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