JP2007195649A - 遊技機の固定枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジピンの交換の容易化を図る。
【解決手段】固定枠1がアルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属を原料とし前後方向に貫通する方形開口を囲む形状に形成され、固定枠1を前側から見た場合の左下部には下前左突起部42が裏側から前側に突出する半筒状に設けられ、下前左突起部42の上壁42bには圧入孔42dが上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピン50は丸棒なるヒンジ部50aとヒンジ部50aの下部から径方向外側に突出する鍔部50bと鍔部50の中心から下方に突出する棒なる圧入部50cとを備え、圧入部50cが上壁42bの上方から圧入孔42dに圧入されることによって、圧入部50cが上壁42bに締り嵌めに取り付けられ、鍔部50bの下面が上壁42bの上面に接触し、ヒンジ部50aが下前左突起部42よりも上方に突出し、ヒンジピン50が下前左突起部42の上壁42bに取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒンジピンの交換が容易な遊技機の固定枠に関する。
遊技機の固定枠には、遊技店の島と呼ばれる遊技機設置構造体に固定するために、アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属を原料とし、前後方向に貫通する方形開口を囲む形状に形成されたものが知られている。このような形状の遊技機枠は、通常、パチンコ遊技機では、外枠、本体枠、固定枠などと呼ばれている。そして、パチンコ遊技機では、このような形状の遊技機枠に、遊技盤や制御装置などの遊技部品を取り付けるための可動枠がヒンジによって開閉可能に取り付けられる。この可動枠を取り付けるために遊技機枠に設けられるヒンジが、ヒンジピンとして構成された場合、ヒンジピンが遊技機枠にかしめ付けられている。このため、ヒンジピンが磨耗した場合、ヒンジピンを遊技店で交換することが難しいという欠点があった。
特開2004−188066号公報 特開2004−194725号公報
発明が解決しようとする問題点は、ヒンジピンが容易に交換できないという点である。
本発明に係る遊技機の固定枠は、アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属を原料とし、前後方向に貫通する方形開口を囲む形状に形成された固定枠であって、固定枠の左下部には下前左突起部が設けられ、下前左突起部は前側に突出する弧状周壁と弧状周壁で囲まれた上部開口を塞ぐ上壁と弧状周壁で囲まれた下部開口を塞ぐ下壁とによって構成され、上壁には圧入孔が上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピンがヒンジ部と鍔部および圧入部を上方から下方に順に備え、ヒンジ部が丸棒として構成され、鍔部がヒンジ部の下部から径方向外側に突出する板状に構成され、圧入部が鍔部の中心から下方に突出する棒として構成され、圧入部が上壁の上方から圧入孔に圧入され、鍔部の下面が上壁の上面に接触し、ヒンジ部が下前左突起部よりも上方に突出し、ヒンジピンが下前左突起部の上壁に取り付けられるか、または、上壁には圧入孔に代わる取付孔が上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピンには圧入部に代わる取付部が設けられ、取付部には溝が設けられ、取付部が上壁の上方から取付孔に挿入された後、止輪が固定枠の裏側から溝に装着されてヒンジピンが下前左突起部の上壁に取り付けられるか、または、上壁には圧入孔に代わる取付孔が上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピンには圧入部に代わる雄ねじの形成された取付部が設けられ、取付部が上壁の上方から取付孔に挿入された後、ナットが固定枠の裏側から取付部の雄ねじに装着されてヒンジピンが下前左突起部の上壁に取り付けられたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る遊技機の固定枠は、ヒンジピンが固定枠の下前左突起部に圧入または止輪またはナットによって取り付けられたことによって、ヒンジピンを固定枠の裏側から適切に交換することができるという利点がある。
図1乃至図4は、発明を実施するための最良の形態である。図1のa図は、固定枠1の下前左突起部42とヒンジピン50とを分解して前側から示す。図1のb図は、ヒンジピン50が下前左突起部42に取り付けられた断面を示す。図2のa図は、固定枠1と化粧構造体7とを分解して前側から示す。図2のb図は、固定枠1を後側から示す。図3は、遊技機枠61を分解して前側から示す。図4は、遊技機枠を前側から示す。本明細書において、「前」、「表」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図3の状態に遊技機枠61を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。「前」と「表」とは、同じ方向である。「後」と「裏」とは、同じ方向である。
図1を参照し、ヒンジピン50が固定枠1に取り付けられる部分の構造について説明する。図1のa図において、固定枠1の下前左突起部42は、固定枠1を前側から見た場合の左下部に設けられ、固定枠1における幕板基部41の裏面から前側に突出する弧状周壁42aと、弧状周壁42aで囲まれた上部開口を塞ぐ上壁42bと、弧状周壁42aで囲まれた下部開口を塞ぐ下壁42cとによって構成される。上壁42bには、圧入孔42dが上下方向への貫通孔として設けられる。ヒンジピン50は、ヒンジ部50a、鍔部50b、圧入部50cを、上方から下方に順に備える。ヒンジ部50aは、丸棒として構成される。鍔部50bは、ヒンジ部50aの下部から径方向外側に突出する板状に構成される。圧入部50cは、鍔部50の中心から下方に突出する棒として構成される。そして、圧入部50cが上壁42bの上方から圧入孔42dに圧入されることによって、圧入部50cが上壁42bに締り嵌めに取り付けられる。このように圧入部50cが上壁42bに取り付けられる場合、図1のb図に示すように、鍔部50bの下面が上壁42bの上面に接触し、圧入部50cがそれ以上圧入孔42dに圧入されることがなく、ヒンジ部50aが下前左突起部42よりも上方に突出する。これによって、ヒンジピン50が、下前左突起部42の上壁42bに取り付けられる。したがって、下前左突起部42に取り付けられたヒンジピン50を交換する場合、固定枠1の裏側において、作業者が圧入部50cを下方から上方にハンマーのような工具で叩いて上壁42bより上方に取り外した後、新しいヒンジピン50の圧入部50cを上壁42bの上方から圧入孔42dに圧入することによって、ヒンジピン50を適切に交換することができるという利点がある。
図2を参照し、固定枠1の構造について説明する。図2のa図において、固定枠1は、上板部2、下板部3、左板部4、右板部5、幕板部6、化粧構造体7を備える。上板部2は、上板基部10、上後左突起部11、上前左突起部12、上後右突起部13、上前右突起部14、取付孔15、ヒンジ孔16、リブ17、検出取付部18、図外の上不正防止部を備える。上板基部10は、左右方向に長い帯板状として構成され、帯板状の板面を上下方向に向け、帯板状の端面を前後方向に向ける。上後左突起部11は、上板部2の左端部から後側に突出する板状として、上板部2の左端部に設けられる。上前左突起部12は、上板基部10の左端部から前側に突出する板状として、上板基部10の左端部に設けられる。上後右突起部13は、上板基部10の右端部から後側に突出する板状として、上板基部10の右端部に設けられる。上前右突起部14は、上板基部10の右端部から前側に突出する板状として、上板基部10の右端部に設けられる。取付孔15は、固定枠1を遊技機設置構造体に取り付けるための孔であって、上下方向への貫通孔として、上板基部10と上後左突起部11および上後右突起部13に設けられる。ヒンジ孔16は、上下方向への貫通孔として、上前左突起部12に設けられる。リブ17は、上板基部10と上後左突起部11と上前左突起部12と上後右突起部13および上前右突起部14にわたり、上板部2の外周縁を縁取るように、上板部2の外周縁から上方への突条として、上板部2に設けられる。検出取付部18は、上板基部10の右側に、上板基部10の方形開口53の側に位置する下面から上方に窪む溝として、上板基部10に設けられる。検出取付部18は、方形開口53の側および前側に開口する。図外の上不正防止部は、上板基部10と上後左突起部11および上後右突起部13にわたり、上板部2の方形開口53の側に位置する内面から方形開口53の側に突出する板状として、上板部2の内面に設けられ、左不正防止部30および右不正防止部37に繋がる。
図2のb図において、下板部3は、下板基部21、下後左突起部22、下後右突起部23、取付孔24、図外のリブを備える。下板基部21は、左右方向に長い帯板状として構成され、帯板状の板面を上下方向に向け、帯板状の端面を前後方向に向ける。下後左突起部22は、下板基部21の左端部から後側に突出する板状として、下板基部21の左端部に設けられる。下後右突起部23は、下板基部21の右端部から後側に突出する板状として、下板基部21の右端部に設けられる。取付孔24は、固定枠1を遊技機設置構造体に取り付けるための孔であって、上下方向への貫通孔として、下板基部21と下後左突起部22および下後右突起部23に設けられる。上記リブは、下板基部21と下後左突起部22および下後右突起部23にわたり、下板部3の外周縁を縁取るように、下板部3の外周縁から下方への突条として、下板部3に設けられる。
図2のa図において、左板部4は、左板基部27、左後上突起部28、左後下突起部29、左不正防止部30、リブ31を備える。左板基部27は、上下方向に長い帯板状として構成され、帯板状の板面を左右方向に向け、帯板状の端面を前後方向に向ける。左後上突起部28は、左板基部27の上端部から後側に突出する板状として、左板基部27の上端部に設けられる。左後下突起部29は、左板基部27の下端部から後側に突出する板状として、左板基部27の下端部に設けられる。左不正防止部30は、左板基部27と左後上突起部28および左後下突起部29にわたり、左板部4の方形開口53の側に位置する内面から方形開口53の側に突出する板状として、左板部4の内面に設けられる。リブ31は、左板基部27と左後上突起部28および左後下突起部29にわたり、左板部4の外周縁を縁取るように、左板部4の外周縁から左方への突条として、左板部4に設けられる。
図2のb図において、右板部5は、右板基部34、右後上突起部35、右後下突起部36、右不正防止部37、掛止部38、図外のリブを備える。右板基部34は、上下方向に長い帯板状として構成され、帯板状の板面を左右方向に向け、帯板状の端面を前後方向に向ける。右後上突起部35は、右板基部34の上端部から後側に突出する板状として、右板基部34の上端部に設けられる。右後下突起部36は、右板基部34の下端部から後側に突出する板状として、右板基部34の下端部に設けられる。右不正防止部37は、右板基部34と右後上突起部35および右後下突起部36にわたり、右板部5の方形開口53の側に位置する内面から方形開口53の側に突出する板状として、右板部5の内面に設けられる。掛止部38は、右後上突起部35および右後下突起部36の間において上下に分かれ、右板基部34の後縁部から左側に突出する突起として、右板基部34の後縁部に設けられる。上記リブは、右板基部34と右後上突起部35および右後下突起部36にわたり、右板部5の外周縁を縁取るように、右板部5の外周縁から右方への突条として、右板部5に設けられる。
図2のa図において、幕板部6は、幕板基部41、下前左突起部42、下前右突起部43、上補強部44、下補強部45、下不正防止部46、逃避部47、除去部48、化粧取付部49、ヒンジピン50を備える。幕板基部41は、左右方向に長い帯板状として構成され、帯板状の板面を前後方向に向け、帯板状の端面を上下方向に向ける。下前左突起部42は、幕板基部41の左端部から前側に突出する半筒状として、幕板基部41の左端部に設けられる。下前右突起部43は、幕板基部41の右端部から前側に突出する半筒状として、幕板基部41の右端部に設けられる。下前右突起部43は、幕板基部41の裏面から前側に突出する弧状周壁と、弧状周壁で囲まれた上部開口を塞ぐ上壁と、弧状周壁で囲まれた下部開口を塞ぐ下壁とによって構成される。上補強部44は、幕板基部41の上端部から前側に突出する板状として、下前左突起部42および下前右突起部43に繋がり、幕板基部41の上端部に設けられ、下補強部45は、幕板基部41の下端部から前側に突出する板状として、下前左突起部42および下前右突起部43に繋がり、幕板基部41の下端部に設けられる。下不正防止部46は、上補強部44の後縁部から上方に突出し、左不正防止部30および右不正防止部37に繋がる。逃避部47は、幕板基部41の左端部から後側に突出する板状として、幕板基部41の左端部に設けられる。除去部48は、前後方向への貫通孔として、幕板基部41の中央部に設けられる。化粧取付部49は、下前左突起部42の右隣および下前右突起部43の左隣となるように、前後方向への貫通孔として、幕板基部41に設けられる。ヒンジピン50は、下前左突起部42の上壁から上方に突出する丸棒として、下前左突起部42の上壁に設けられる。
図2のa図およびb図において、上後左突起部11と左後上突起部28とが互いに直交して繋がり、上後右突起部13と右後上突起部35とが互いに直交して繋がり、下後左突起部22と左後下突起部29とが互いに直交して繋がり、下後右突起部23と右後下突起部36とが互いに直交して繋がるように、上板部2と下板部3と左板部4および右板部5が前後方向に貫通する方形開口53を囲むように互いに接続され、下前左突起部42と左後下突起部29とが互いに繋がり、下前右突起部43と右後下突起部36とが互いに繋がるように、幕板部6が方形開口53の下部前側を塞ぐように下板部3と左板部4および右板部5に接続され、固定枠1が単一体として構成される。このように単一体として構成された固定枠1においては、上板部2および下板部3が互いに平行となるように上下方向で相対峙し、左板部4および右板部5が互いに平行となるように左右方向で相対峙し、方形開口53の前部には、図外の上不正防止部、左不正防止部30、右不正防止部37、下不正防止部46からなる不正防止が設けられる。
図2のa図において、化粧構造体7は、化粧基部56および係留突起57を備える。化粧基部56は、左右方向に長い帯板状として構成され、帯板状の板面を前後方向に向け、帯板状の端面を上下方向に向ける。係留突起57は、左右に分かれて化粧基部56に設けられ、化粧基部56の裏面から裏側に突出する弾性片58と、弾性片の後端部から横方向に突出した鉤部59とにより構成される。そして、係留突起57が固定枠1の前側から化粧取付部49に挿入され、鉤部59が幕板基部41よりも後側に突出して幕板基部41の裏面と対向して掛け止められることによって、化粧基部56が幕板基部41の前面を覆い隠し、幕板部6に取り付けられる。
固定枠1では、上板基部10の前後方向の寸法が上後左突起部11および上後右突起部13よりも小さく、下板基部21の前後方向の寸法が下後左突起部22および下後右突起部23よりも小さく、左板基部27の前後方向の寸法が左後上突起部28および左後下突起部29よりも小さく、右板基部34の前後方向の寸法が右後上突起部35および右後下突起部36よりも小さくなっているので、上板部2と下板部3と左板部4および右板部5が前後方向に貫通する方形開口53を囲むように互いに接続された場合でも、上板部2と下板部3と左板部4および右板部5の結合強度が高く、固定枠1の全体的な軽量化および原料の減量化が図れるという利点がある。
上後左突起部11と左後上突起部28とが互いに直交して繋がり、上後右突起部13と右後上突起部35とが互いに直交して繋がり、下後左突起部22と左後下突起部29とが互いに直交して繋がり、下後右突起部23と右後下突起部36とが互いに直交して繋がるように、上板部2と下板部3と左板部4および右板部5が前後方向に貫通する方形開口53を囲むように互いに接続されている。このため、単一体として構成された固定枠1を建物の床または貨物自動車の荷台または遊技店の島と呼ばれる遊技機設置構造体などの設置部に置いた場合、上後左突起部11、上後右突起部13、下後左突起部22、下後右突起部23、左後上突起部28、左後下突起部29、右後上突起部35、右後下突起部36のうちの複数個が、設置部の上に搭載される。
つまり、固定枠1の上板部2が設置部の上に搭載された場合、上板基部10よりも前後方向の寸法が大きな上後左突起部11および上後右突起部13が設置部の上に搭載される。固定枠1の下板部3が設置部の上に搭載された場合、下板基部21よりも前後方向の寸法が大きな下後左突起部22および下後右突起部23が設置部の上に搭載される。固定枠1の左板部4が設置部の上に搭載された場合、左板基部27よりも前後方向の寸法が大きな左後上突起部28および左後下突起部29が設置部の上に搭載される。固定枠1の右板部5が設置部の上に搭載された場合、右板基部34よりも前後方向の寸法が大きな右後上突起部35および右後下突起部36が設置部の上に搭載される。よって、固定枠1が設置部の上に安定した状態で搭載されるという利点がある。また、上板部2には上前左突起部12および上前右突起部14が設けられ、幕板部6には下前左突起部42および下前右突起部43が設けられているので、固定枠1の上板部2が設置部の上に搭載された場合、または、固定枠1の下板部3が設置部の上に搭載された場合、固定枠1が設置部の上に一層安定した状態で搭載されるという利点がある。
上板部2にはリブ17が設けられ、下板部3には図外のリブが設けられ、左板部4にはリブ31が設けられ、右板部5には図外のリブが設けられているので、固定枠1の全体的な軽量化と原料の減量化および強度向上が図れるという利点があるうえ、固定枠1が軽金属を原料として単一体に構成されて設置部の上に搭載されたまま動かされた場合でも、固定枠1におけるリブ17;31や上記図外のリブを除いた外面が設置部の上に接触していないので、固定枠1におけるリブ17;31や上記図外のリブを除いた外面に擦過傷のような損傷が付かないという利点がある。上板部2では、ヒンジ孔16が上前左突起部12に設けられ、ヒンジピン50が下前左突起部42に設けられ、上前左突起部12および下前左突起部42が上下部の塞がれた後側から前側に窪む半筒状に形成されているので、固定枠1の可動枠62(図4参照)を支持する部分の強度が高くなるという利点があるうえ、固定枠1の全体的な軽量化と原料の減量化とが図れるという利点がある。上板部2には図外の上不正防止部が設けられ、左板部4には左不正防止部30が設けられ、右板部5には右不正防止部37が設けられ、幕板部6には下不正防止部46が設けられているので、固定枠1に対し可動枠62(図4参照)が閉じられた場合、遊技機枠61(図4参照)の前側から、遊技者が不正を行うための不正操作部材を固定枠1と可動枠62との合わせ部分から内部に挿入されないようにすることができるという利点がある。幕板部6には除去部48が設けられているので、固定枠1の全体的な軽量化および原料の減量化が図れるという利点がある。幕板部6には、上補強部44および下補強部45が設けられているので、固定枠1の全体的な軽量化および原料の減量化が図れるという利点がある。
図3を参照し、固定枠1を用いた遊技機枠61の構造について説明する。遊技機枠61は、パチンコ遊技機またはスロットマシンなどの遊技機に使用可能な形態であって、固定枠1の前側に可動枠62を開閉可能に備え、可動枠62の前側に前扉63および皿構造体64を開閉可能に備える。固定枠1は、遊技機設置構造体に取り付けるための外枠とも呼ばれる。固定枠1の検出取付部18には、開閉検出器60が取り付けられる。開閉検出器60は、可動枠62が開放された場合に、開放検出信号を可動枠62または図外の遊技盤に設けられた図外の制御装置に出力することによって、可動枠62が不正に開放されたか否かを上記制御装置が判断するために、使用される検出器である。可動枠62は、遊技盤や球払出機構および制御装置など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれ、上ヒンジ65および下ヒンジ66を備える。上ヒンジ65は、可動枠62の左上部から前側に突出した上ヒンジブラケット67の前部から上方に突出した丸棒として、ヒンジブラケット67の前部に設けられる。下ヒンジ66は、上下方向への貫通孔として、可動枠62の左上部から前側に突出した下ヒンジブラケット68の前部に設けられる。前扉63および皿構造体64は、個別に、左側に位置するヒンジ69を中心とし、可動枠62の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。前扉63は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓70を囲む額縁形状である。前扉63の裏面には、透視性パネル71が設けられる。透視性パネル71は、無色なガラスまたは無色な合成樹脂のような材料によって構成され、窓70を覆う格好で、前扉63に装着される。皿構造体64は、球受皿部72および球発射操作機構73を、皿構造体64の前面から前側に突出した形態に備える。球受皿部72は、遊技に使用する球を受ける上側に開口した上側から下側に窪む容器である。球発射操作機構73は、遊技者が球を発射するために操作するものである。
そして、可動枠62の裏側が固定枠1の前側に向けられ、上ヒンジブラケット67および下ヒンジブラケット68が上前左突起部12および下前左突起部42との間に挿入されて、上ヒンジ65がヒンジ孔16の下方からヒンジ孔16に嵌め込まれた後、可動枠62が下降されるのに伴い、下ヒンジ66がヒンジピン50の上方からヒンジピン50に嵌め込まれる。これによって、可動枠62は、ヒンジ孔16とヒンジピン50と上ヒンジ65および下ヒンジ66とからなる左側に位置するヒンジを中心とし、固定枠1の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能となって、図4に示すように、固定枠1の前側に開閉可能に取り付けられる。このように、ヒンジピン50が下前左突起部42に立設された状態で固定されたまま、下ヒンジ66がヒンジピン50に嵌め込まれるように、上ヒンジブラケット67の上面から下ヒンジブラケット68の下面までの間隔が、上前左突起部12および下前左突起部42の間の対向間隔よりも小さく設定されれば、ヒンジピン50ががたつくことなく、可動枠62が固定枠1に適切に取付けられる。
図4を参照し、可動枠62と前扉63および皿構造体64の開閉動作について説明する。可動枠62が閉じられて固定枠1に可動枠62に設けられた図外のロック機構で開閉不能に支持され、前扉63および皿構造体64が閉じられて可動枠62に前扉63および皿構造体64に設けられた図外のロック機構で開閉不能に支持された状態において、遊技店の店員が図外のキープレート(鍵)を遊技機枠61の前側から可動枠62の右側部に設けられた施錠装置74の鍵穴に挿入し、当該キープレートを例えば右側に90度回転操作すると、固定枠1と可動枠62とのロック機構による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が可動枠62を前側に引くことによって、可動枠62はヒンジ孔16とヒンジピン50と上ヒンジ65および下ヒンジ66とからなるヒンジを中心として前側に片開きされる。また、上記施錠装置74の鍵穴に挿入されたキープレートが例えば左側に90度回転操作されると、可動枠62と前扉63とのロック機構による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が前扉63を前側に引くことによって、前扉63はヒンジ69を中心として前側に片開きされる。このように、前扉63が前側に開かれた状態において、店員が可動枠62の右側部に設けられた図外のロック解除操作体を操作すると、可動枠62と皿構造体64とのロック機構による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が皿構造体64を前側に引くことによって、皿構造体64はヒンジ69を中心として前側に片開きされる。
図5は、異なる形態のヒンジピン50が下前左突起部42に取り付けられた断面を示す。図5において、固定枠1の下前左突起部42における上壁42bには、図1の圧入孔42dに代わる取付孔42eが上下方向への貫通孔として設けられる。ヒンジピン50には、図1の圧入部50cに代わる取付部50dが設けられる。取付部50dには溝50eが設けられる。そして、取付部50dが上壁42bの上方から取付孔42eに挿入された後、止輪50fが固定枠1の裏側から溝50eに装着されることによって、ヒンジピン50が上壁42bに取り付けられる。したがって、下前左突起部42に取り付けられたヒンジピン50を交換する場合、固定枠1の裏側において、作業者が止輪50fを溝50eより取り外し、取付部50dを上壁42bより上方に取り外した後、新しいヒンジピン50の取付部50dを上壁42bの上方から取付孔42eに挿入し、止輪50fを新しいヒンジピン50の溝50eに装着することによって、ヒンジピン50を適切に交換することができる。
図6は、別の異なる形態のヒンジピン50が下前左突起部42に取り付けられた断面を示す。図6において、ヒンジピン50には、図1の圧入部50cに代わる雄ねじの形成された取付部50gが設けられる。そして、取付部50gが上壁42bの上方から取付孔42eに挿入された後、ナット50hが固定枠1の裏側から取付部50gの雄ねじに装着されることによって、ヒンジピン50が上壁42bに取り付けられる。したがって、下前左突起部42に取り付けられたヒンジピン50を交換する場合、固定枠1の裏側において、作業者がナット50hを取付部50gの雄ねじより取り外し、取付部50gを上壁42bより上方に取り外した後、新しいヒンジピン50の取付部50gを上壁42bの上方から取付孔42eに挿入し、ナット50hを新しいヒンジピン50の雄ねじに装着することによって、ヒンジピン50を適切に交換することができる。
上板部2、下板部3、左板部4、右板部5にリブ17;31や図外のリブを設けなくてもよい。幕板部6に除去部48を設けなくてもよい。
a図は固定枠の下前左突起部とヒンジピンとの前側からの分解斜視図、b図はヒンジピンを下前左突起部に取り付けた断面図(最良の形態)。 a図は固定枠と化粧構造体との前側からの分解斜視図、b図は固定枠の後側からの斜視図(最良の形態)。 遊技機枠の前側からの分解斜視図(最良の形態)。 遊技機枠の前側からの斜視図(最良の形態)。 ヒンジピンを下前左突起部に取り付けた断面図(異なる第1形態)。 ヒンジピンを下前左突起部に取り付けた断面図(異なる第2形態)。
符号の説明
1 固定枠
42 下前左突起部
42a 弧状周壁
42b 上壁
42d 圧入孔
42e 取付孔
50 ヒンジピン
50a ヒンジ部
50b 鍔部
50c 圧入部
50d 取付部
50e 溝
50f 止輪
50g 取付部
50h ナット

Claims (3)

  1. アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属を原料とし、前後方向に貫通する方形開口を囲む形状に形成された固定枠であって、固定枠の左下部には下前左突起部が設けられ、下前左突起部は前側に突出する弧状周壁と弧状周壁で囲まれた上部開口を塞ぐ上壁と弧状周壁で囲まれた下部開口を塞ぐ下壁とによって構成され、上壁には圧入孔が上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピンがヒンジ部と鍔部および圧入部を上方から下方に順に備え、ヒンジ部が丸棒として構成され、鍔部がヒンジ部の下部から径方向外側に突出する板状に構成され、圧入部が鍔部の中心から下方に突出する棒として構成され、圧入部が上壁の上方から圧入孔に圧入され、鍔部の下面が上壁の上面に接触し、ヒンジ部が下前左突起部よりも上方に突出し、ヒンジピンが下前左突起部の上壁に取り付けられたことを特徴とする遊技機の固定枠。
  2. アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属を原料とし、前後方向に貫通する方形開口を囲む形状に形成された固定枠であって、固定枠の左下部には下前左突起部が設けられ、下前左突起部は前側に突出する弧状周壁と弧状周壁で囲まれた上部開口を塞ぐ上壁と弧状周壁で囲まれた下部開口を塞ぐ下壁とによって構成され、上壁には取付孔が上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピンがヒンジ部と鍔部および取付部を上方から下方に順に備え、ヒンジ部が丸棒として構成され、鍔部がヒンジ部の下部から径方向外側に突出する板状に構成され、取付部が鍔部の中心から下方に突出する棒として構成され、取付部には溝が設けられ、取付部が上壁の上方から取付孔に挿入され、止輪が固定枠の裏側から溝に装着されてヒンジピンが下前左突起部の上壁に取り付けられたことを特徴とする遊技機の固定枠。
  3. アルミニウム合金またはマグネシウム合金などの軽金属を原料とし、前後方向に貫通する方形開口を囲む形状に形成された固定枠であって、固定枠の左下部には下前左突起部が設けられ、下前左突起部は前側に突出する弧状周壁と弧状周壁で囲まれた上部開口を塞ぐ上壁と弧状周壁で囲まれた下部開口を塞ぐ下壁とによって構成され、上壁には取付孔が上下方向への貫通孔として設けられ、ヒンジピンがヒンジ部と鍔部および取付部を上方から下方に順に備え、ヒンジ部が丸棒として構成され、鍔部がヒンジ部の下部から径方向外側に突出する板状に構成され、取付部が鍔部の中心から下方に突出する雄ねじの形成された棒として構成され、取付部が上壁の上方から取付孔に挿入され、ナットが固定枠の裏側から取付部の雄ねじに装着されてヒンジピンが下前左突起部の上壁に取り付けられたことを特徴とする遊技機の固定枠。
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