JPH0441716Y2 - - Google Patents

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JPH0441716Y2
JPH0441716Y2 JP1987063774U JP6377487U JPH0441716Y2 JP H0441716 Y2 JPH0441716 Y2 JP H0441716Y2 JP 1987063774 U JP1987063774 U JP 1987063774U JP 6377487 U JP6377487 U JP 6377487U JP H0441716 Y2 JPH0441716 Y2 JP H0441716Y2
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clip
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はワイヤーハーネス固定用クリツプに関
する。
[従来の技術] 従来のワイヤーハーネス固定用クリツプとし
て、例えば第6図及び第7図に示すように、自動
車のボデー側に設けたスタツドボルト1に係合さ
れる弾性変形可能な係止爪2を内周側へ突出させ
た円筒状のクリツプ本体3と、粘着テープ4を用
いてワイヤーハーネス5を固定し得る取付板6と
を合成樹脂により一体的に成形したものがある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このように一旦固定したワイヤーハ
ーネス5を、種々の理由から一時的にスタツドボ
ルト1より解放させたい場合がある(例えば、自
動車の修理、点検作業においてワイヤーハーネス
5が邪魔になるため横方向へ移動させたい場合)。
しかしこのような場合において、上記従来の方
式では、係止爪2がスタツドボルト1のねじ溝に
かみ合つていることから、クリツプ7をスタツド
ボルト1から取外すためにはスタツドボルト1ま
わりに回転させる操作が必要であり、ワイヤーハ
ーネス5の固定状態においてこのような操作は困
難である。
従つてワイヤーハーネス5のみを移動させれば
足りる場合でも、あるいはクリツプ7をも移動さ
せたい場合でも、粘着テープ4を剥離又は切断す
ることにより一旦クリツプ7とワイヤーハーネス
5とを切離さねばならず、又ワイヤーハーネス5
の再固定の際には、粘着テープ4の巻き直しを予
儀なくされるという面倒さがあつた。
そこで本考案は、クリツプの係止爪をスタツド
ボルトから簡易に離脱可能とすることにより、ワ
イヤーハーネスを固定したままでクリツプをスタ
ツドボルトから取外し得るようにすることを、そ
の解決すべき技術的課題とする。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するための技術的手段は、自動
車のボデー側に設けたスタツドボルトに係合され
る弾性変形可能な係止爪を内周側へ突出させた筒
状のクリツプ本体と、適当な手段によりワイヤー
ハーネスを固定可能としたワイヤーハーネス取付
部とクリツプ本体の筒内に嵌合可能なキヤツプと
を主体としたクリツプであつて、前記クリツプ本
体の係止爪の上部には筒内側をガイド面とする受
圧片が形成されかつ前記クリツプ本体の内周面の
所定位置にはキヤツプを位置決めする突起が形成
され、前記キヤツプは該キヤツプを回転操作する
ための天板を有する円筒体よりなりかつ該円筒体
部分には前記受圧片の一部が挿入される切欠きが
設けられかつ前記クリツプ本体の突起に嵌合する
ガイド溝が外周面に形成されてなり、キヤツプが
ガイド溝と突起を介してクリツプ本体に嵌合され
受圧片を切欠きに挿入した状態においてクリツプ
本体の係止爪がスタツドボルトに係合される構成
としたことを特徴とする。
[作用] クリツプをスタツドボルトに固定する場合はク
リツプ本体に嵌合させたキヤツプの切欠きに受圧
片が挿入される。受圧片が切欠きに挿入した状態
においては係止爪はスタツドボルトとの係合位置
に突出されており、クリツプはスタツドボルトに
固定される。キヤツプの天板を回転操作すると、
受圧片はガイド面を介してキヤツプの外周面に移
されることにより、受圧片に接続した係止爪は外
方へ押圧保持され、係止爪がスタツドボルトから
離脱するため、クリツプをスタツドボルトより取
外し得る。
[実施例] 次に本考案の第1実施例を第1図〜第4図に基
づいて説明する。
ワイヤーハーネス固定用のクリツプ8は合成樹
脂材料を用いて一体的に成形された円筒状のクリ
ツプ本体9及び平板状の取付板10を備え、かつ
これらとは別体に形成された合成樹脂製のキヤツ
プ11を有している。
クリツプ本体9において、その周壁には対の窓
12が開口され、これらの窓12の下端開口縁か
ら上端側へ向つて、クリツプ本体9の内周側(以
下、単に「内側」という。)へやや傾斜するよう
に、たわみ変形可能な厚さの係止爪13がそれぞ
れ突出されている(第1図においては手前側の係
止爪13のみを図示する)。係止爪13の上部に
は内側へ突出する尖状の係合部14が形成されて
おり、この係合部14は第3図に示すように、ク
リツプ本体9を自動車のボデー15側に設けたス
タツドボルト16に嵌合されたとき、そのねじ溝
にかみ合う位置に達するようになつている。
係止爪13の上端には、さらに上方へ突出する
受圧片17が一体的に形成されている。この受圧
片17は第3図に示すようにその内側部18がク
リツプ本体9の内周面よりも所定幅だけ内側寄り
に位置するように形成され、かつその平面形状が
クリツプ本体9の外周側(以下、単に「外側」と
いう。)へ向つて拡がる扇形を呈するように周方
向のガイド面19が形成されている。また、クリ
ツプ本体9の内周面の所定位置(例えば、第2図
のように前記受圧片17よりやや高い位置)には
所定形状の位置決め用の突起20が形成されてい
る。
次にキヤツプ11はクリツプ本体9の内側に嵌
合可能な円筒体で、その上端側はスリツト21を
備えた天板22によつて閉止されている。キヤツ
プ11の外周面には前記の突起20を嵌合可能な
ガイド溝23が周設されている。又、キヤツプ1
1は、クリツプ本体9との嵌合状態においてその
下端側が前記の受圧片17の頂部より下方へ達す
る長さを有しており、かつ下端側の適部対向部位
には対の所定幅の切欠き24が上方へ向つて形成
されている(第1図〜第4図においては一方側の
切欠き24のみを図示する)。
本実施例は以上のように構成されたものであ
り、次のように使用される。
まず、第1図に示すようにクリツプ8の取付板
10に粘着テープ25を用いてワイヤーハーネス
26を固定する。
そうしてクリツプ本体9を第3図に示すよう
に、スタツドボルト16に押込み状態で外挿する
と、係止爪13の係合部14がスタツドボルト1
6のねじ溝にかみ合うことにより、クリツプ8
が、ひいてはワイヤーハーネス26がボデー15
に固定される。
次いでキヤツプ11をクリツプ本体9の上側開
口部からその内側に押込む。キヤツプ11の周壁
部は対の切欠き24を有することから内周側への
たわみ変形が可能であり、このような変形を起す
ことにより、突起20の突出部を通過する。又、
第2図のように対の切欠き24をクリツプ本体9
側の対の係止爪13と位置合せしておけばキヤツ
プ11を押込む際の受圧片17の干渉を避け得
る。そしてキヤツプ11のガイド溝23に突起2
0を嵌込むことにより、キヤツプ11がクリツプ
本体9に対して位置決めされ、回転可能に組付け
られる。なお、このようなキヤツプ11の組付け
はクリツプ8のスタツドボルト16への固定に先
立つて行なつても良い。
そして、クリツプ8をスタツドボルト16より
取外したいときは、キヤツプ11のスリツト21
に適当に工具(例えばドライバー)を差し込んで
廻すと、ガイド溝23と突起20との間の案内作
用のもとにキヤツプは周方向に回転操作される。
すると、切欠き24に嵌つていた受圧片17のガ
イド面19をキヤツプ11の周壁部が周方向より
押圧する。ガイド面19は前記のように、受圧片
17の平面形状が外側へ向つて拡がる扇形を呈す
るような傾斜を与えられているので、上記の押圧
力を受けて外側方向へ付勢される。このため、係
止爪13が外側へたわみ変形して、第4図に示す
ようにキヤツプ11の周壁部の外側へ押出され、
周壁部のストツパ作用によりこの位置に保持され
る。そしてこの時、係合部14はスタツドボルト
16から離脱しているので、クリツプ8をスタツ
ドボルト16から取外すことができる。
ワイヤーハーネス26の再固定を行なう際は、
クリツプ8を取外した時の状態のままでスタツド
ボルト16に外挿し、キヤツプ11を回転操作し
て係止爪13(受圧片17)と切欠き24とを位
置合せすれば、係止爪13は第3図に示す位置に
弾性的に復帰して、係合部14がスタツドボルト
16のねじ溝にかみ合う。
即ち、本実施例では、キヤツプ11の回転操作
のみでワイヤーハーネス26のスタツドボルト1
6からの解放と、再固定とを行ない得る。
次に本考案の第2実施例を第5図に基づいて説
明する。
本第2実施例において、円筒状クリツプ本体2
7とその内側に組付けられるキヤツプ28とはね
じ合せ29方式で組付けられる。キヤツプ28の
下端側には逆円錐形のテーパ面よりなる切欠き3
0が形成されており、キヤツプ28を回転操作し
て下方へねじ込むと、第5図の想像線で示すよう
に切欠き30部分によつて受圧片17が外側へ押
され、これにより係止爪13(受圧片17)が外
方へたわみ変形して係合部14がスタツドボルト
16から離脱するようになつている。
[考案の効果] 本願考案は受圧片が切欠きに挿入した状態にお
いては係止爪がスタツドボルトとの係合位置に突
出され、クリツプはスタツドボルトに固定させる
ことができ、かつスタツドボルトとの係合状態に
おいてキヤツプの天板を回転操作すると、受圧片
はガイド面を介してキヤツプの外周面に移される
ことにより、受圧片に接続した係止爪は外方へ押
圧保持され、係止爪がスタツドボルトから離脱す
るため、クリツプをスタツドボルトより取外し得
る。
すなわち、本考案は、ワイヤーハーネスをクリ
ツプに固定したままでスタツドボルトに対して簡
単に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の分解斜視図、第
2図はその組付け状態の一部切欠き要部斜視図、
第3図はスタツドボルトへの固定状態を示す半断
面図、第4図はスタツドボルトから取外しの際の
状態を示す半断面図、第5図は本考案の第2実施
例を示す半断面図、第6図は従来例を示す斜視
図、第7図はそのA−A断面図である。 8……クリツプ、9……クリツプ本体、10…
…取付板、11……キヤツプ、13……係止爪、
17……受圧片、24……切欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車のボデー側に設けたスタツドボルトに係
    合される弾性変形可能な係止爪を内周側へ突出さ
    せた筒状のクリツプ本体と、適当な手段によりワ
    イヤーハーネスを固定可能としたワイヤーハーネ
    ス取付部と、クリツプ本体の筒内に嵌合可能なキ
    ヤツプとを主体としたクリツプであつて、 前記クリツプ本体の係止爪の上部には筒内側を
    ガイド面とする受圧片が形成されかつ前記クリツ
    プ本体の内周面の所定位置にはキヤツプを位置決
    めする突起が形成され、 前記キヤツプは該キヤツプを回転操作するため
    の天板を有する円筒体よりなりかつ該円筒体部分
    には前記受圧片の一部が挿入される切欠きが設け
    られかつ前記クリツプ本体の突起に嵌合するガイ
    ド溝が外周面に形成されてなり、 キヤツプがガイド溝と突起を介してクリツプ本
    体に嵌合され受圧片を切欠きに挿入した状態にお
    いてクリツプ本体の係止爪がスタツドボルトに係
    合される構成としたことを特徴とするワイヤハー
    ネス固定用クリツプ。
JP1987063774U 1987-04-27 1987-04-27 Expired JPH0441716Y2 (ja)

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JPS63172220U JPS63172220U (ja) 1988-11-09
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