JPH0139979Y2 - - Google Patents

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JPH0139979Y2
JPH0139979Y2 JP19512584U JP19512584U JPH0139979Y2 JP H0139979 Y2 JPH0139979 Y2 JP H0139979Y2 JP 19512584 U JP19512584 U JP 19512584U JP 19512584 U JP19512584 U JP 19512584U JP H0139979 Y2 JPH0139979 Y2 JP H0139979Y2
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JP
Japan
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pin member
wiring
outer periphery
rectangular
locking
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JP19512584U
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JPS61113531U (ja
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Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のワイヤハーネス等を固定する
配線固定具に関するものである。
〔従来の技術〕
配線固定具として、従来使用されているものの
一例を第8図、第9図に示す。図において、配線
を固定する基板(例えば車両ボデー)Bにはスタ
ツドボルト1′が立設してある。一方、ワイヤハ
ーネスAを保持した保持クリツプ2′は、円筒キ
ヤツプ状の係着部21′を有し、該係着部21′を
スタツドボルト1′に嵌着する(第9図)。係着部
21′の内周には係止用爪部21′aが形成してあ
り、スタツドボルト1′に嵌着した状態で、上記
爪部21′aがボルト1′の係止用爪部としてのネ
ジ部1′aに係合することにより、保持クリツプ
2′は離脱することなく固定される。
かかる構造の配線固定具によれば、必要個所に
適宜スタツドボルトを溶接することにより、簡単
に配線の固定をすることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来の配線固定具においては、
係止用爪部1′a,21′aにより保持クリツプ
2′の離脱は有効に阻止されるが、保持クリツプ
2′に、第8図矢印で示す如く、スタツドボルト
1まわりの回動力が作用すると、クリツプ2′は
円形のスタツドボルト1外周に沿つて比較的容易
に回転してしまう。したがつて、配線時の引張り
力や車両振動により配線方向が変化し、このため
に、配線作業をやり直したり、あるいは配線が車
両ボデーに接触して損傷する等の問題を生じた。
本考案は、配線方向を確実に固定することが可
能な、構造簡単な配線固定具を提供することによ
り、上記問題点を解決することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図、第2図において、外周に係止用爪部1
aを設けたピン部材1は、少なくともその一部の
断面を角形に形成してある。一方、配線Aを保持
した保持クリツプ2は、これに設けた筒状係着部
21の内周に、上記爪部1aと係合する係止用爪
部21aを有し、かつ上記係着部21はピン部材
1の角形外周に沿う筒形状に成形してある。
〔作用、効果〕
係着部21をピン部材1の外周に嵌着すると、
各々に設けた係止用爪部1a,21aが係合して
両者の離脱は防止され、かつ、この時、ピン部材
1回りの係着部21の回動は、角形状をなす互い
の角部が当接することにより、有効に阻止され
る。
このように、本考案の配線固定具によれば、配
線方向を確実に固定することができるから、配線
作業はわめて容易であり、しかも振動等により配
線方向が変化して、配線が車両ボデーに接触する
ことにより損傷を受けるという不具合は解消され
る。
〔実施例 1〕 第1図において、ピン部材1は金属製で、断面
長方形状をなし、その対向する短辺に係止用爪部
としてのネジ部1aが形成してある。ピン部材1
は、配線を固定する基板Bに溶接により固定立設
される。なお、ピン部材1は、例えば鍛造により
成形する。
第2図1,2において、保持クリツプ2は、合
成樹脂の一体成形品であり、キヤツプ状筒体をな
す係着部21と、これと一体に連結された配線保
持部22とよりなる。保持部22は公知の構造に
より、ワイヤハーネスAに沿つた2ケ所でこれを
クランプしている。
係着部21は、上記ピン部材1の外周に沿う長
方形状の筒体としてあり、その短辺を構成する両
側壁内周に、筒内に突出せしめて係止用爪部21
aが形成してある。爪部21aは、上面を水平面
とするとともに下面は先端に向けて傾斜せしめて
ある。
ワイヤハーネスAを保持した保持クリツプ2
は、その長方形状の係着部21を、同じく長方形
状のピン部材1に方向を一致せしめて嵌着する。
この場合、ワイヤハーネスAの固定部が他の部分
と同一レベルを保つように、係着部21の嵌着量
を調整して、爪部21aと、ネジ部1aの多数の
ねじ山の1つとを係合せしめる。
かかる構造によれば、保持クリツプ2の離脱
は、その爪部21aとネジ部1aが係合すること
により阻止され、かつピン部材1まわりの回動
は、長方形状をなす係着部21とピン部材1の互
いの角部が当接することにより有効に阻止され
る。
なお、この場合のピン部材1としては、第3図
に示す如く、爪部1aを平板の打ち抜きにより形
成したものが使用できる。
〔実施例 2〕 ピン部材1のネジ部1aは、第4図に示す如
く、長方形断面の長辺に形成しても良く、この場
合は、これに対応して、係着部21の爪部21a
を、長辺を構成する側壁の内周に設ける(第5図
1,2)。
〔実施例 3〕 第6図において、ピン部材1は、その上半部1
1を断面円形状とするとともに、下半部12を断
面長方形状としてある。そして、上半部11の外
周にネジ部1aが形成してある。一方保持クリツ
プ2の係着部21は、上記ピン部材1の外周に沿
つた形状に成形され、第7図1,2に示す如く、
その上半部211は円形筒状に、また下半部21
2は角形筒状に成形してある。そして、上半部2
11の内周には、上記ネジ部1aと係合する爪部
21aが設けてある。
かかる構造によつても、上記実施例と同様の効
果がある。
なお、上記各実施例において、係着部21はキ
ヤツプ状とする必要はなく、上下が開口する筒状
としても良い。
また、ピン部材の断面形状は長方形状に限らな
いことはもちろんであり、角部を有する形状であ
れば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1の実施例を
示し、第1図はピン部材の斜視図、第2図は保持
クリツプの横断面図およびこれを下方より見た全
体平面図、第3図はピン部材の他の例を示す斜視
図、第4図、第5図は本考案の第2の実施例を示
し、第4図はピン部材の斜視図、第5図は保持ク
リツプの横断面図およびその係着部を下方より見
た部分平面図、第6図、第7図は本考案の第3の
実施例を示し、第6図はピン部材の斜視図、第7
図は保持クリツプの横断面図およびその係着部を
下方より見た部分平面図、第8図、第9図は従来
の配線固定具を示し、第8図はその全体斜視図、
第9図はその部分横断面図である。 A……ワイヤハーネス(配線)、B……車両ボ
デー(基板)、1……ピン部材、1a……ネジ部
(係止用爪部)、2……保持クリツプ、21……係
着部、21a……係止用爪部、22……配線保持
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配線を固定する基板には外周に係止用爪部を有
    するピン部材を立設するとともに、配線を保持せ
    しめた保持クリツプの筒状係着部を上記ピン部材
    外周に嵌着して、該係着部内周に設けた係止用爪
    部を上記爪部に係合せしめてその離脱を阻止する
    ようになした配線固定具において、上記ピン部材
    は少なくともその一部を断面角形に形成するとと
    もに、上記係着部はピン部材の角形外周に沿う筒
    形状に成形して、ピン部材回りの保持クリツプの
    回動を阻止するようになしたことを特徴とする配
    線固定具。
JP19512584U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH0139979Y2 (ja)

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JPS61113531U JPS61113531U (ja) 1986-07-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441716Y2 (ja) * 1987-04-27 1992-09-30
JPH0721061Y2 (ja) * 1987-09-10 1995-05-15 ポップリベット・ファスナー株式会社 電線等の保持具

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JPS61113531U (ja) 1986-07-18

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