JPH0333156Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333156Y2 JPH0333156Y2 JP12402886U JP12402886U JPH0333156Y2 JP H0333156 Y2 JPH0333156 Y2 JP H0333156Y2 JP 12402886 U JP12402886 U JP 12402886U JP 12402886 U JP12402886 U JP 12402886U JP H0333156 Y2 JPH0333156 Y2 JP H0333156Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- shaped steel
- steel member
- box
- tightening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 29
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 29
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、電線止め金具、特に、L形鋼部材
に電線を引き止める場合に使用される電線止め金
具に関するものである。
に電線を引き止める場合に使用される電線止め金
具に関するものである。
従来のこの種電線止め金具としては、例えば、
第3図〜第5図に示すようなものがあつた。
第3図〜第5図に示すようなものがあつた。
第3図に示すものは、L形鋼部材1のフランジ
部の端部に係合するフツク部2aを備えている締
付部材2をボルト3の一端に備えるとともに、ボ
ルト3が貫通する締付板4を有しており、この締
付板4を介してボルト3に螺合するナツト5によ
り、L形鋼部材1を締め付け固定し、ボルト3の
他端部に電線把持装置6を取り付けて構成されて
いる。
部の端部に係合するフツク部2aを備えている締
付部材2をボルト3の一端に備えるとともに、ボ
ルト3が貫通する締付板4を有しており、この締
付板4を介してボルト3に螺合するナツト5によ
り、L形鋼部材1を締め付け固定し、ボルト3の
他端部に電線把持装置6を取り付けて構成されて
いる。
また、第4図に示すものは、L形鋼部材1の両
フランジ部の端部にそれぞれ係合するフツク部1
1aを有するフツクボルト11が、支持金12に
貫通するとともに、それぞれナツト13により締
め付けられて、L形鋼部材1に固定され、更にい
ずれかのフツクボルト11に電線把持装置6が取
り付けられて構成されている。
フランジ部の端部にそれぞれ係合するフツク部1
1aを有するフツクボルト11が、支持金12に
貫通するとともに、それぞれナツト13により締
め付けられて、L形鋼部材1に固定され、更にい
ずれかのフツクボルト11に電線把持装置6が取
り付けられて構成されている。
更には、第5図に示すように、L形鋼部材1の
各フランジ端を締付部材15のフツク部15aに
より締め付けるように締付部材15にボルト16
を貫通させて締め付けて固定するとともに、ボル
ト16かあるいは締付部材15に電線把持装置6
を設けて構成しているものもある。
各フランジ端を締付部材15のフツク部15aに
より締め付けるように締付部材15にボルト16
を貫通させて締め付けて固定するとともに、ボル
ト16かあるいは締付部材15に電線把持装置6
を設けて構成しているものもある。
従来の電線止め金具は、上記のように構成され
ているが、第3図に示すものにあつては、締付板
4の長さlは一定であつて、L形鋼部材1の大き
さ、特に、締付板4が当たるフランジ長さの変化
には全く対応し得ないと言う問題点があつた。
ているが、第3図に示すものにあつては、締付板
4の長さlは一定であつて、L形鋼部材1の大き
さ、特に、締付板4が当たるフランジ長さの変化
には全く対応し得ないと言う問題点があつた。
また、第4図に示すものにあつては、支持金1
2が設けられなければならないため、フツクボル
ト11はL形鋼部材1に接して設けられず、従つ
て、両者間にスペーサ14を設けなければなら
ず、その結果、所要部品点数も多くなり、かつ、
締付も不安定であるという問題点を有していた。
2が設けられなければならないため、フツクボル
ト11はL形鋼部材1に接して設けられず、従つ
て、両者間にスペーサ14を設けなければなら
ず、その結果、所要部品点数も多くなり、かつ、
締付も不安定であるという問題点を有していた。
更に、第5図に示すものは、L形鋼部材1の開
いている両フランジ端を相互に締め付けるため
に、構造物の一部であるL形鋼部材を変形させた
り、損傷するという問題点を有していた。
いている両フランジ端を相互に締め付けるため
に、構造物の一部であるL形鋼部材を変形させた
り、損傷するという問題点を有していた。
この考案は、上記の従来装置における問題点を
解決するためになされたもので、L形鋼部材の大
きさすなわちフランジ部の幅の如何にかかわら
ず、対応することができるとともに、L形鋼部材
のフランジ部に当接して締付けが安定しかつ締付
けの負荷方向も適切であつて変形、損傷等の生じ
ない電線止め金具を得ることを目的とする。
解決するためになされたもので、L形鋼部材の大
きさすなわちフランジ部の幅の如何にかかわら
ず、対応することができるとともに、L形鋼部材
のフランジ部に当接して締付けが安定しかつ締付
けの負荷方向も適切であつて変形、損傷等の生じ
ない電線止め金具を得ることを目的とする。
この考案に係る電線止め金具は、L形鋼部材の
2辺のフランジ部の一方の背面に沿つて設けられ
るめがねボルトと、このめがねボルトのめがね穴
に貫通するとともに他方の辺のフランジ部の背面
に沿つて設けられるボルトと、上記めがねボルト
およびボルトが貫通するとともに上記L形鋼部材
の各フランジ部の端部にそれぞれ係合するフツク
部を備えている締付部材と、この締付部材を上記
各フランジ部の端部に押圧するためにめがねボル
トおよびボルトにそれぞれ螺合しているナツト
と、めがねボルトおよびボルトの少なくともいず
れか一方に取り付けられている電線把持装置とを
有している。
2辺のフランジ部の一方の背面に沿つて設けられ
るめがねボルトと、このめがねボルトのめがね穴
に貫通するとともに他方の辺のフランジ部の背面
に沿つて設けられるボルトと、上記めがねボルト
およびボルトが貫通するとともに上記L形鋼部材
の各フランジ部の端部にそれぞれ係合するフツク
部を備えている締付部材と、この締付部材を上記
各フランジ部の端部に押圧するためにめがねボル
トおよびボルトにそれぞれ螺合しているナツト
と、めがねボルトおよびボルトの少なくともいず
れか一方に取り付けられている電線把持装置とを
有している。
この考案に係る電線止め金具は、上記のように
構成されているので、めがねボルトおよびボルト
に設けられている締付部材は、いかなる大きさの
L形鋼部材のフランジ部にも係合し、ナツトによ
り締め付け固定される。その場合、めがねボルト
もボルトもフランジ部の背面に当接するので締付
けは安定し、また、締付部材のフツク部はフラン
ジ部をその幅方向に締め付けるので負荷的にも安
定である。
構成されているので、めがねボルトおよびボルト
に設けられている締付部材は、いかなる大きさの
L形鋼部材のフランジ部にも係合し、ナツトによ
り締め付け固定される。その場合、めがねボルト
もボルトもフランジ部の背面に当接するので締付
けは安定し、また、締付部材のフツク部はフラン
ジ部をその幅方向に締め付けるので負荷的にも安
定である。
以下、この考案をその一実施例を示す第1図お
よび第2図に基づいて説明する。
よび第2図に基づいて説明する。
図において、符号21はめがねボルトであつ
て、その基端部側はめがね穴21aが形成されて
おり、また、先端側にはねじ21bが設けられて
いる。なお、めがね穴21a部の少なくともL形
鋼部材1に当接する側の端面21cとめがねボル
トの軸部21dの外径部とは同一面か若しくは端
面が若干低めに形成されている。
て、その基端部側はめがね穴21aが形成されて
おり、また、先端側にはねじ21bが設けられて
いる。なお、めがね穴21a部の少なくともL形
鋼部材1に当接する側の端面21cとめがねボル
トの軸部21dの外径部とは同一面か若しくは端
面が若干低めに形成されている。
22はボルトであつて、ボルト22はめがねボ
ルト21のめがね穴21aを貫通し、先端部には
ねじ部22aが形成されている。
ルト21のめがね穴21aを貫通し、先端部には
ねじ部22aが形成されている。
23,24は締付部材であつて、各締付部材2
3,24はそれぞれめがねボルト21およびボル
ト22が貫通しているとともに、その外部にL形
鋼部材1のフランジ部1aの端部に係合するフツ
ク部23a,24aを有している。
3,24はそれぞれめがねボルト21およびボル
ト22が貫通しているとともに、その外部にL形
鋼部材1のフランジ部1aの端部に係合するフツ
ク部23a,24aを有している。
25は締付部材23,24をL形鋼部材1に対
して締め付けるためのめがねボルト21、ボルト
22に螺合するナツトであり、ボルト22には連
結部材26を介して電線把持装置27が取り付け
られている。
して締め付けるためのめがねボルト21、ボルト
22に螺合するナツトであり、ボルト22には連
結部材26を介して電線把持装置27が取り付け
られている。
この実施例は上記のように構成されているの
で、例えば鉄塔を構成しているL形鋼部材1に取
り付けるには、L形鋼部材1に締付部材23,2
4のフツク部23a,24aを係合させ、次い
で、ナツト25をねじ込んでL形鋼部材1に締付
部材23,24を強固に締め付け固定する。
で、例えば鉄塔を構成しているL形鋼部材1に取
り付けるには、L形鋼部材1に締付部材23,2
4のフツク部23a,24aを係合させ、次い
で、ナツト25をねじ込んでL形鋼部材1に締付
部材23,24を強固に締め付け固定する。
この場合、めがね穴21aの端面24cが軸部
21dの外径と同一面か若しくは外径より低く構
成されているので、L形鋼部材1の背面は完全に
めがねボルト21に当接し、また、ボルト22に
も当接する。また、当然ながら、締付部材23,
24は、自由にめがねボルト21、ボルト22に
嵌合して動くことができるので、取り付けられれ
るL形鋼部材のサイズの相違に対しても十分に対
応することができる。
21dの外径と同一面か若しくは外径より低く構
成されているので、L形鋼部材1の背面は完全に
めがねボルト21に当接し、また、ボルト22に
も当接する。また、当然ながら、締付部材23,
24は、自由にめがねボルト21、ボルト22に
嵌合して動くことができるので、取り付けられれ
るL形鋼部材のサイズの相違に対しても十分に対
応することができる。
なお、この実施例では、ボルト22に電線把持
装置27を設けているが、これに限らず、めがね
ボルト21に設けてもよく、また、両方に設けて
もよい。また、電線把持装置27は図示のものに
限らず、いかなる形式のものでもよい。
装置27を設けているが、これに限らず、めがね
ボルト21に設けてもよく、また、両方に設けて
もよい。また、電線把持装置27は図示のものに
限らず、いかなる形式のものでもよい。
上記のように、この考案によれば、めがねボル
トと、そのめがね穴に嵌入しているボルトと、そ
れらに嵌装されている締付部材とを設け、この締
付部材によつて、めがねボルトおよびボルトをL
形鋼部材のフランジ部の背面にそわせて、L形鋼
部材を締め付けて固定するように構成しているの
で、L形鋼部材のサイズの如何にかかわらず安定
して確実に取り付けることができるとともに、締
付部材の荷重付加方向もL形鋼部材のフランジ部
の幅方向であるために強固であり、また、L形鋼
部材に変形、損傷を与えることもない電線止め金
具が得られる効果を有している。
トと、そのめがね穴に嵌入しているボルトと、そ
れらに嵌装されている締付部材とを設け、この締
付部材によつて、めがねボルトおよびボルトをL
形鋼部材のフランジ部の背面にそわせて、L形鋼
部材を締め付けて固定するように構成しているの
で、L形鋼部材のサイズの如何にかかわらず安定
して確実に取り付けることができるとともに、締
付部材の荷重付加方向もL形鋼部材のフランジ部
の幅方向であるために強固であり、また、L形鋼
部材に変形、損傷を与えることもない電線止め金
具が得られる効果を有している。
第1図はこの考案の一実施例の平面構成図、第
2図は第1図の正面図、第3図、第4図、第5図
は従来の電線止め金具の3例の平面図である。 1……L形鋼部材、1a……フランジ部、21
……めがねボルト、21a……めがね穴、21b
……ねじ部、21c……端面、21d……軸部、
22……ボルト、23,24……締付部材、23
a,24a……フツク部、27……電線把持装
置。
2図は第1図の正面図、第3図、第4図、第5図
は従来の電線止め金具の3例の平面図である。 1……L形鋼部材、1a……フランジ部、21
……めがねボルト、21a……めがね穴、21b
……ねじ部、21c……端面、21d……軸部、
22……ボルト、23,24……締付部材、23
a,24a……フツク部、27……電線把持装
置。
Claims (1)
- L形鋼部材に取り付けられる電線止め金具が、
上記L形鋼部材の2辺のフランジ部の一方の背面
に沿つて設けられるめがねボルトと、このめがね
ボルトのめがね穴に貫通するとともに他方の辺の
フランジ部の背面に沿つて設けられるボルトと、
上記めがねボルトおよびボルトが貫通するととも
に上記L形鋼部材の各フランジ部の端部にそれぞ
れ係合するフツク部を備えている締付部材と、こ
の締付部材を上記各フランジ部の端部に押圧する
ためにめがねボルトおよびボルトにそれぞれ螺合
しているナツトと、めがねボルトおよびボルトの
少なくともいずれか一方に取り付けられている電
線把持装置とを有していることを特徴とする電線
止め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12402886U JPH0333156Y2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12402886U JPH0333156Y2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6333322U JPS6333322U (ja) | 1988-03-03 |
JPH0333156Y2 true JPH0333156Y2 (ja) | 1991-07-15 |
Family
ID=31015670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12402886U Expired JPH0333156Y2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333156Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110782A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Opgw把持金具 |
JP2009124790A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Asahi Electric Works Ltd | 電線ガイド金具 |
-
1986
- 1986-08-14 JP JP12402886U patent/JPH0333156Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6333322U (ja) | 1988-03-03 |
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