JP3077051B2 - Lp碍子用バンド式クランプ - Google Patents

Lp碍子用バンド式クランプ

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JP3077051B2
JP3077051B2 JP07260815A JP26081595A JP3077051B2 JP 3077051 B2 JP3077051 B2 JP 3077051B2 JP 07260815 A JP07260815 A JP 07260815A JP 26081595 A JP26081595 A JP 26081595A JP 3077051 B2 JP3077051 B2 JP 3077051B2
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昭弘 斉藤
成果 中村
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Hokkaido Electric Power Co Inc
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LP碍子の頭部に
電線を取付けるようにしたLP碍子用バンド式クランプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LP碍子用バンド式クランプは、例えば
図13〜図15に示すように、LP碍子の頭部51の対
向する円弧状突出部52,52の側面53,53に把持
溝54,54で嵌めた一対の挟持金具55,55を、そ
の上部に挿通したボルト56とその両端に螺合するナッ
ト57、ロックナット58等で碍子頭部51に締緩自在
に連結すると共に、ボルト56の中間に導体固定具60
を螺合してなるもの(例えば実用新案登録第10917
53号)である。前記導体固定具60は下部にボルト5
6用のねじ孔59を、頂部に線溝66を形成したクラン
プ本体61と、その上側部にボルト56と平行のボルト
62、ナット63で着脱自在に取付けられた押え金具6
4からなり、導体68の取付けは、碍子頭部51に一対
の挟持金具55,55を規定締付トルクで締付けた後、
クランプ本体61の線溝66と押え金具64の線溝67
とで導体68を挟み、ナット63で挟圧していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、碍子頭部5
1の円弧状突起部52,52とこれに嵌めた一対の挟持
金具55,55の把持溝54,54との間には製作誤差
による隙間ができるので、ボルト56、ナット57を締
付けていくと、挟持金具55が前倒れとなって円弧状突
出部52に対し挟持金具55のフック部69によるこじ
上げ力が生じ、締付トルク900〜1500kgf・c
mで締付ける過締め試験では、図16および図17に示
す如く円弧状突出部52のひだ部70にクラック71が
発生することがあつた。
【0004】円弧状突出部52にクラック71が発生し
た状態で、導体固定具60に線路直角方向荷重として5
0〜80kgf程度の比較的小さな荷重を加えた試験で
は、碍子頭部51が破損した。また、一対の挟持金具5
5,55を規定締付トルク500〜700kgf・cm
で締付けてから、導体固定具60に線路直角方向荷重と
してLP碍子仕様値(曲げ耐荷重700kgf)で1分
間保持した後さらに荷重950〜1030kgfを加え
た試験でも、碍子頭部が破損した。
【0005】さらに、過締めによりボルト56の中間が
下方へ折れ曲がると、挟持金具55,55の前倒れが一
層大きくなつて円弧状突出部52に過大な曲げモーメン
トが作用し、クラックを一層助長せしめる不都合があ
る。
【0006】本発明は前記するような不都合を解消でき
るようにしたLP碍子用バンド式クランプを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、LP碍子の碍
子頭部2の碍子頂面16中央の長溝3を挟んで対向する
円弧状突出部4,4の側面に把持溝5,5で嵌め且つ碍
子頂面16で支持された一対の挟持金具6,6を、その
上部に碍子頂面16と平行に挿通したボルト8とこれに
螺合するナット10とで碍子頭部2に締緩自在に連結す
ると共に、前記ボルト8の中間に導体固定具13のクラ
ンプ本体61の下部を螺合してなるものにおいて、前記
一対の挟持金具6,6の片側にそれぞれ先端側が常に相
手方挟持金具6側の碍子頂面16、相手方挟持金具6に
形成されたレベルが碍子頂面16と同じ上面18または
レベルが碍子頂面16より高い上面20と接して進退動
可能となる突起部15を突設したことを特徴とするもの
である。
【0008】前記挟持金具6の突起部15は、相手方挟
持金具6の突起部15のない側に配置するとよい。
【0009】前記手段としたことにより、碍子頭部2の
円弧状突起部4,4に把持溝5,5で遊嵌した一対の挟
持金具6,6をボルト8、ナツト9,10で締付けてい
くと、一対の挟持金具6,6はボルト8軸線と平行に碍
子頂面16上を摺動し、把持溝5,5で円弧状突起部
4,4を挟持すると、相手方挟持金具側の碍子頂面1
6、相手方挟持6に形成された上面18または上面20
と突起部15先端の下端との接点を支点として回転して
進行方向へ傾く状態(前倒れ)で碍子頭部2を挟着す
る。この場合、突起部15が挟持金具6の前倒れを僅少
にとどめてボルト8の折れ曲がりを防止すると共に、突
起部15先端の下端から円弧状突起部こじ上げ力作用点
に至る長さが、突起部15がない場合よりかなり長くな
るので、ボルト8を過締めしても円弧状突起部4に過大
なこじ上げ力が作用せず、碍子頭部2をクラック等から
保護することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すLP碍子用
バンド式クランプは、LP碍子の碍子頭部2の頂面16
中央の長溝3を挟んで対向する円弧状突出部4,4の側
面に下部内面に形成された把持溝5,5で嵌める一対の
挟持金具6,6と、挟持金具6,6の上部に碍子頂面1
6と平行に穿設された通孔(ボルト孔)7,7に挿通す
るボルト8と、ボルト8の両端にそれぞれ挿入した座金
9,9、ボルト8に螺合したナット10,10およびロ
ックナット11,11と、ボルト8の中間に下部のねじ
孔12で螺合した導体固定具13とで構成する点は従来
品と変わらないが、一対の挟持金具6,6の片側にそれ
ぞれ相手方挟持金具6に向けて突き出る突起部15,1
5を突設している点で相違する。
【0011】図1〜図4に示す突起部15は、その先端
側を相手方挟持金具6の突起部のない側の碍子頂面16
に添わせており、図3および図4に示すボルト8過締め
時、相手方挟持金具6と当接しないように若干隙間がで
きる長さとしている。
【0012】尚、図4に仮想線で示すように、突起部1
5の長さをさらに長くするため、相手方挟持金具6の突
起部のない側に突起部15の先端部を収容する凹み部2
2を設けるようにしてもよい。
【0013】図5〜図8に示すLP碍子用バンド式クラ
ンプは、各挟持金具6の突起部15のない側の上面18
を碍子頭部2の頂面16と同一面となし、この上面18
と碍子頂面16とに相手方挟持金具6の突起部15の先
端側を添わせている。尚、挟持金具6の上面18を碍子
頭部2の頂面16より若干高くして、突起部15の先端
側を挟持金具6の上面18に添わせるか、または挟持金
具6の上面18を碍子頭部2の頂面16より若干低くし
て、突起部15の先端部を碍子頂面16に添わせてもよ
い。
【0014】図9〜図12に示すLP碍子用バンド式ク
ランプは、各挟持金具6の突起部15はその下面19の
基部側に段差を設け、突起部15の基部を碍子頂面16
に、先端側を相手方挟持金具6の突起部15のない側の
上面20(そのレベルは碍子頂面16よりも高い)に沿
わせている。
【0015】図5〜図12に示す挟持金具6は、突起部
15の長さを十分長くしても突起部15が相手方挟持金
具6と当接することがないから、製作誤差の大きな碍子
頭部にも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、L
P碍子用バンド式クランプにおける一対の挟持金具の片
側にそれぞれ先端側が常に相手方挟持金具側の碍子頂
面、相手方挟持金具に形成されたレベルが碍子頂面と同
じ上面またはレベルが碍子頂面より高い上面と接して進
退動可能となる突起部を突設した簡潔な構成によつて、
挟持金具の前倒れやボルトの折れ曲がりを防止すると共
に、ボルトの過締めによる碍子頭部のクラック等の事故
を確実に防止することができ、点検、補修等の手数を簡
略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例で、碍子締付け前の状態の
正面図である。
【図2】図1に示すLP碍子用バンド式クランプの平面
図である。
【図3】本発明の第1実施例で、碍子締付け後の状態の
正面図である。
【図4】図3に示すLP碍子用バンド式クランプの平面
図である。
【図5】本発明の第2実施例で、碍子締付前の状態の正
面図である。
【図6】図5に示すLP碍子用バンド式クランプの平面
図である。
【図7】本発明の第2実施例で、碍子締付後の状態の正
面図である。
【図8】図7に示すLP碍子用バンド式クランプの平面
図である。
【図9】本発明の第3実施例で、碍子締付前の状態の正
面図である。
【図10】図9に示すLP碍子用バンド式クランプの平
面図である。
【図11】本発明の第3実施例で、碍子締付後の状態の
正面図である。
【図12】図11に示すLP碍子用バンド式クランプの
平面図である。
【図13】従来品をLP碍子に取付けた状態の正面図で
ある。
【図14】図13に示す従来品の平面図である。
【図15】図13におけるA矢視図である。
【図16】LP碍子を過締めした状態の従来品の正面図
である。
【図17】図16に示す従来品の一部縦断面図である。
【符号の説明】
1 碍子用導体クランプ 2 碍子頭部 3 長溝 4 円弧状突出部 5 挟持溝 6 挟持金具 8 ボルト 10 ナット 13 導体固定具 15 突起部 16 碍子頂面 18 上面 20 上面 61 クランプ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船間 政広 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カ タン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−121416(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 17/00 - 17/40 H02G 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LP碍子の碍子頭部(2)の碍子頂面
    (16)中央の長溝(3)を挟んで対向する円弧状突出
    部(4),(4)の側面に把持溝(5),(5)で嵌め
    且つ碍子頂面(16)で支持された一対の挟持金具
    (6),(6)をその上部に碍子頂面(16)と平行
    挿通したボルト(8)とこれに螺合するナット(1
    0)とで碍子頭部(2)に締緩自在に連結すると共に、
    前記ボルト(8)の中間に導体固定具(13)のクラン
    プ本体(61)の下部を螺合してなるものにおいて、前
    記一対の挟持金具(6),(6)の片側にそれぞれ先端
    側が常に相手方挟持金具(6)側の碍子頂面(16)
    相手方挟持金具(6)に形成されたレベルが碍子頂面
    (16)と同じ上面(18)またはレベルが碍子頂面
    (16)より高い上面(20)と接して進退動可能とな
    突起部(15)を突設したことを特徴とするLP碍子
    用バンド式クランプ。
  2. 【請求項2】 挟持金具(6)の突起部(15)は、
    手方挟持金具(6)の突起部(15)のない側に配置し
    請求項1記載のLP碍子用バンド式クランプ。
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CN107331480A (zh) * 2016-04-28 2017-11-07 江苏新澳电力技术有限公司 故障指示型复合柱式防断线绝缘子

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