JPH0537614Y2 - - Google Patents

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JPH0537614Y2
JPH0537614Y2 JP16183588U JP16183588U JPH0537614Y2 JP H0537614 Y2 JPH0537614 Y2 JP H0537614Y2 JP 16183588 U JP16183588 U JP 16183588U JP 16183588 U JP16183588 U JP 16183588U JP H0537614 Y2 JPH0537614 Y2 JP H0537614Y2
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pipe
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nut
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、部材が取り付けられるパイプ構造
部材、すなわち、パイプ構造部材に取付ボルトに
より他の部材を締め付けて取り付ける場合のパイ
プ構造部材の構成に関するものである。
[従来の技術] 被取付部材をパイプ構造部材に、取付けボルト
により、締め付けて取り付けるものの一例として
は、電線、管を搭載して地下溝又は工場等内に設
置される電線、管搭載用のトレイがあり、その構
成を示すと第6図のとおりである。
図において、符号1は取り付ける被取付部材で
あるトレイ本体であつて、1aは直接取り付ける
と共にトレイ本体1を構成するサイドフレームで
あり、両サイドフレーム1a間に橋渡しされて取
り付けられている横げた1b上に、電線若しくは
管又はその両方が搭載される。
2はトレイ本体1時にそのサイドフレーム1a
を取付ボルト3により取り付けて支持するパイプ
構造部材である支持金物であり、通常角形パイプ
により構成されている支持部2aと、支持部2a
の一端に取り付け固定さて、地下溝又は工場等に
設置の支柱に取り付けられる取付部2bとから構
成されている。
このように構成されている部材が取り付けられ
るパイプ構造部材であるトレイの支持金物2特に
その支持部2aは、従来は、特に何らの手段を施
すことなく、そのまま、取付ボルト3により、ト
レイ本体1を支持金物2に締め付けるか、あるい
は、第7図及び第8図に示すように構成して締め
付けられていた。
図において、符号4は、取付ボルト3が支持部
2aを貫通する部分に設けられているブツシユで
あつて、ブツシユ4は、取付ボルト3が貫通する
と共に、下端面は支持部2aの内壁の当接し、か
つ、上端面は支持部2aの管壁を貫通して、被取
付部材であるトレイ本体1の取付面に露出するよ
うに構成されている。
従来の支持金物2は、上記のように構成されて
いるので、ブツシユ4を装着している場合には、
トレイ本体1は、取付ボルト3の締め付けによ
り、ブツシユ4の上端面及び支持部2aの上面に
当接するようになる。
[考案が解決しようとする課題] 従来装置は、上記のように構成されているの
で、被取付部材を取付ボルトによりパイプ構造部
材に締め付け取り付けると、例えばブツシユを備
えていない場合には、パイプ構造部材は取付ボル
トの締め付けにより撓んで甚しい場合には潰れ、
その結果、取付けが不確実になり、また、ブツシ
ユを備えている場合には、パイプ構造部材の長さ
が許容寸法誤差等により変動して、被取付部材
が、パイプ構造部材か、あるいは、ブツシユのい
ずれか一方にのみ当接し、その結果、前者の場合
はパイプ構造部材を変形させ、また、後者の場合
にはパイプ構造部材の下部管壁とブツシユとのみ
の結合となつて適切に被取付部材をパイプ構造部
材に当接させ得なくなり、従つて、被取付部材の
パイプ構造部材への取付けが不確実になる等の問
題点を有しており、このような問題点を解決する
よう、従来装置は課題を有していた。
この考案は、上記のような課題を解決するため
になされたもので、取付ボルトにより、被取付部
材をパイプ構造部材に締め付け取り付けた場合
に、パイプ構造部材が変形することもなく、被取
付部材が常に確実かつ有効にパイプ構造部材に取
り付けられるように構成されている、部材が取り
付けられるパイプ構造部材を得ることを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この考案に係る部材が取り付けられるパイプ構
造部材は、パイプ構造部材の管内に、被取付部材
を取り付ける取付穴にほぼ同心状に設けられかつ
上記取付ボルトが貫通する穴を有するねじ部材と
このねじ部材の一端に螺合するナツトとが設けら
れており、上記ねじ部材の外端とナツトの外端と
がそれぞれ上記パイプ構造部材の管内壁に当接し
ているものである。
[作用] この考案の部材が取り付けられるパイプ構造部
材は、上記のように構成されているので、被取付
部材をパイプ構造部材に取り付けるためには、予
め、ねじ部材とナツトとを螺合させると共にねじ
部材の外端とナツトの外端との間の距離を、パイ
プ構造部材の管内壁間距離より小さくしておき、
このねじ部材とナツトとの組合せ物をパイプ構造
部材の管端より挿入して、パイプ構造部材に形成
の取付穴とほぼ同心に置き、ねじ部材又はナツト
を回動して、ねじ部材の外端とナツトの外端との
間の距離を延ばして、各外端をパイプ構造部材の
管内壁に当接させる。この状態において、被取付
部材をパイプ構造部材の所定位置に合わせて置
き、取付ボルトを、被取付部材、パイプ構造部材
及びねじ部材、ナツトに貫通して締め付け取り付
ける。この場合、パイプ構造部材の被取付部材の
取付側管壁と、取付ボルトに螺合の取付ナツトの
取付側管壁との各内側は、ねじ部材及びナツトに
より支えられているので、取付ボルトの締付けに
よつても、パイプ構造部材は変形することもな
く、従つて、被取付部材はパイプ構造部材に適切
かつ確実に締め付け取り付けられる。
[実施例] 以下、この考案をその一実施例である電線、管
搭載用のトレイの一例を示す図面に基づいて説明
する。図中、1a,2b,3で示すものは、従来
装置において同一符号で示したものと同等のもの
である。
第1図〜第3図において、符号11は被取付部
材例えばトレイ本体を取り付けるパイプ構造部材
である支持金物であつて、トレイ本体の例えばサ
イドフレーム1aが取り付けられる支持部11a
と従来装置と同様の取付部2bとから構成されて
いる。ここで支持部11aはパイプ例えば角形パ
イプで構成され、かつ、取付ボルト3が貫通する
取付穴11bは、取付ボルト3の軸径より若干大
きいか、又は、同径に形成されている。
また、3a,3bは支持部11aを貫通してト
レイ本体のサイドフレーム1aを支持部11aに
取り付ける取付ボルト3に螺合する取付ナツト及
び座金である。
次に12は、支持部11aの管内に取付穴11
bにほぼ同心に設けられるねじ部材であり、ま
た、13はねじ部材12の一端に形成のねじに螺
合するナツトであり、ねじ部材12の図において
上端すなわち外端と、ナツトの図において下端す
なわち外端との間隔1は、支持部11aの管内
壁面間距離2より若干小さくすることができる
と共に、取付ナツト13又はねじ部材12を回動
することによつて、ねじ部材12の外端とナツト
13の外端とをそれぞれ管内壁に当接させ得るこ
とのできる長さに形成されている。更に、ねじ部
材12には取付ボルト3が貫通する穴12aが設
けられている。
なお、上記取付穴11bは、ねじ部材12の穴
12aより大きく、かつ、外径より小さく、例え
ば、ほぼ両者の中間の大きさに形成されている
か、又は、穴12aと同径に形成されている。
また、ねじ部材12の外端すなわち取付ナツト
が螺合していない端面には、第3図に示すように
回螺用の溝12bが設けられている。
この実施例は、上記のように構成されているの
で、支持部11a上に被取付部材例えばトレイ本
体のサイドフレーム1aを取り付けるためには、
まず、ねじ部材12の外端とナツト13の外端と
の間隔1を支持部11aの管内壁面間距離2
り小さくして、ねじ部材12とナツト13との組
合せ物を支持部11aの管端より挿入して取付穴
11bとほぼ同心に置き、次いで、取付穴11b
がねじ部12の穴12aより大きく形成されてい
る場合には、取付穴11bからねじ回しを挿入し
て、その先端をねじ部材12の溝12bの取付穴
11bから露出している部分に係合させて回す。
この回動によつて、間隔1は延びて、遂には、
ねじ部材11の外端とナツト13の外端とが、支
持部11aの管内壁面に当接する。
次いで、トレイ本体を支持部11a上にのせて
支持部11aの取付穴11bにサイドフレーム1
aの取付穴を合致させた後、取付ボルト3を、サ
イドフレーム1aの取付穴、支持部11aの取付
穴11b、ねじ部12の穴12a、ナツト13及
び支持部11aの取付穴を貫通させて、座金3
b、取付ナツト3aにより締め付け固定する。こ
の場合、支持部11aの上下管内壁間は、ねじ部
材12及びナツト13により支えられているの
で、取付ボルト3の締付けによつても、変形する
ことはなく、十分に締付力を加えることができ、
従つて、トレイ本体の支持金物11への取付けを
確実強固になし得る。
なお、上記実施例では、ねじ部材12を、取付
穴11bより挿入のねじ回しを溝12bに係合さ
せて、回動したが、可能な場合には、支持金物1
1の管端よりスパナを挿入して、そのスパナによ
り取付ナツト13を回動するようにしてもよく、
また、取付ナツトを六角ナツトでなく、溝付ナツ
トとしてもよい。
また、取付穴11bは、ねじ部材12の外端が
支持部11aの管上壁を支持するための接触面積
を確保するために余り大径にすることができず、
従つて、取付穴11bから露出する溝12bも小
さくなつて、ねじ部材12の回動が困難となる
が、第4図に示すように、ねじ部材12の外端に
つば部12cを設けると、取付穴11bを大きく
することができ、従つて、溝12bにねじ回しを
係合させ得る長さも長くなつて、ねじ部材12の
回動が容易となる。
また、上記実施例では、取付穴11bが穴12
aより大きく形成されている場合について述べた
が、取付穴11bが穴12aとほぼ同じ大きさに
形成されていてもよく、その場合には、第5図に
示すような専用ねじ回し14を用いてねじ部材1
2を回してもよい。
この専用ねじ回し14は、ねじ部材12の溝1
2bに嵌合する断面を有する溝係合部14aと、
この溝係合部14aの中央部より所定長さだけ端
部によつた位置に直角に固定して設けられている
ハンドル部14bとから構成されている。
専用ねじ回し14は、上記のように構成されて
いるので、取付穴11bとねじ部材12の穴12
bとがほぼ同じ大きさに構成された結果、ねじ部
材12の溝12bが取付穴11bが形成されてい
る支持金物11の支持部11aにかげにかくされ
ていても、専用ねじ回し14を傾けて、その溝係
合部14aの長い方を先に一方の溝12b内に挿
入し、この挿入と溝係合部14aの他方の短いこ
ととにより、溝係合部14aを溝12bと平行に
した後、溝係合部14aを他方にずらして、他方
の溝12bに短い方の溝係合部14aを係合させ
る。これによつて、溝係合部14aは両方の溝1
2bに係合するので、ハンドル14bを回してね
じ部材12を回す。以後、上記の実施例と同様に
して、ねじ部材11の外端とナツト13の外端と
を、支持部11aの管内壁面に当接させる。
なお、上記説明では、取付穴11bをねじ部1
2の穴12bとほぼ同じ大きさに構成したものに
ついて説明したが、取付穴11bが若干小さくて
も、専用ねじ回し14によれば、回動可能であ
る。
更に、上記実施例では、パイプ構造部材として
角形パイプ構造部材を示したが、これに限るもの
ではなく、丸形のパイプ構造部材でもよく、その
効果も、上記実施例と同様である。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、パイプ構造
部材は、パイプ構造部材の管内に、被取付部材を
取り付ける取付穴にほぼ同心状に設けられかつ取
付ボルトが貫通する穴を有するねじ部材とこのね
じ部材の一端に螺合するナツトとが設けられてお
り、上記ねじ部材の外端とナツトの外端とがそれ
ぞれ上記パイプ構造部材の管内壁に当接すること
が可能なように構成しているので、取付ボルト、
取付ナツトによる締付けに際しても、パイプ構造
部材は、その管壁をねじ部材及びナツトにより支
えており、従つて、締付けによつても変形するこ
とはなく、その結果、被取付部材は常に確実、有
効に、パイプ構造部材に取り付け得る、部材が取
り付けられるパイプ構造部材が得られる効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の各部分解斜視
図、第2図は第1図の−線による一部断面左
側面図、第3図は第1図のねじ部材及びナツトの
組合せ品の斜視図、第4図はこの考案の他の実施
例の一部斜視図、第5図は第3図、第4図のねじ
部材を回す専用ねじ回しの斜視図、第6図はこの
考案及び従来装置の一例の斜視図、第7図は第6
図の従来のパイプ構造部材の一例の斜視図、第8
図は第7図の−線による断面図である。 1a……被取付部材(トレイのサイドフレー
ム)、3……取付ボルト、11……パイプ構造部
材(支持金物)、11a……支持部、11b……
取付穴、12……ねじ部材、12a……穴、13
……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被取付部材が取付ボルトにより取り付けられる
    パイプ構造部材の管内に、上記被取付部材を取り
    付ける取付穴にほぼ同心状に設けられかつ上記取
    付ボルトが貫通する穴を有するねじ部材とこのね
    じ部材の一端に螺合するナツトとが設けられてお
    り、上記ねじ部材の外端とナツトの外端とがそれ
    ぞれ上記パイプ構造部材の管内壁に当接している
    ことを特徴とする部材が取り付けられるパイプ構
    造部材。
JP16183588U 1988-12-15 1988-12-15 Expired - Lifetime JPH0537614Y2 (ja)

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JPH0283612U JPH0283612U (ja) 1990-06-28
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