JPH0611224Y2 - トロリ線の支持構造 - Google Patents
トロリ線の支持構造Info
- Publication number
- JPH0611224Y2 JPH0611224Y2 JP1987051492U JP5149287U JPH0611224Y2 JP H0611224 Y2 JPH0611224 Y2 JP H0611224Y2 JP 1987051492 U JP1987051492 U JP 1987051492U JP 5149287 U JP5149287 U JP 5149287U JP H0611224 Y2 JPH0611224 Y2 JP H0611224Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ear
- trolley wire
- shaped piece
- hat
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トロリ線の支持構造に関する。
従来におけるこの種の公知技術は、第6図に示すよう
に、一対のイヤー金具a,aを長さ寸法Lの十分大きい
ボルトhとナットgからなる締結具b…によって、支持
部材cに固定すると共に、該イヤー金具a,aによって
トロリ線dを挾持したものであった。なお、上記支持部
材cは、ハット形片eと基板fを例えば溶接接合して形
成したものである。図示省略するが、実際には、複数の
上記トロリ線d…が支持部材c…を介して、例えば電車
の走行軌道に沿うコンクリート壁面等に架設され、電車
に装備された集電器がトロリ線d…に当接する。このよ
うに、イヤー金具a,aによってトロリ線dを挟持して
なるトロリ線支持装置を複数台、所定の相間距離を隔て
て配置したトロリ線の支持構造に於ては、各相トロリ線
支持装置のナットgの螺合部の長さ寸法を小さくする
と、締結力が不十分となるために、ナットgの厚みを薄
くすることができず、又、緩み止めのために必要な座金
の厚さも加わるので、その分、イヤー金具aから過大に
突出する。従って、各相トロリ線支持装置間の絶縁離隔
距離を確保するためには、該支持装置の相間距離を大き
くせねばならないという欠点があった。さらに、ナット
用とボルト頭部用の2本のスパナ等の作業工具を必要と
して、施設作業が面倒であった。
に、一対のイヤー金具a,aを長さ寸法Lの十分大きい
ボルトhとナットgからなる締結具b…によって、支持
部材cに固定すると共に、該イヤー金具a,aによって
トロリ線dを挾持したものであった。なお、上記支持部
材cは、ハット形片eと基板fを例えば溶接接合して形
成したものである。図示省略するが、実際には、複数の
上記トロリ線d…が支持部材c…を介して、例えば電車
の走行軌道に沿うコンクリート壁面等に架設され、電車
に装備された集電器がトロリ線d…に当接する。このよ
うに、イヤー金具a,aによってトロリ線dを挟持して
なるトロリ線支持装置を複数台、所定の相間距離を隔て
て配置したトロリ線の支持構造に於ては、各相トロリ線
支持装置のナットgの螺合部の長さ寸法を小さくする
と、締結力が不十分となるために、ナットgの厚みを薄
くすることができず、又、緩み止めのために必要な座金
の厚さも加わるので、その分、イヤー金具aから過大に
突出する。従って、各相トロリ線支持装置間の絶縁離隔
距離を確保するためには、該支持装置の相間距離を大き
くせねばならないという欠点があった。さらに、ナット
用とボルト頭部用の2本のスパナ等の作業工具を必要と
して、施設作業が面倒であった。
本考案は、上記問題点を解決したトロリ線の支持構造を
提供することを目的としている。
提供することを目的としている。
本考案は、一対のイヤー金具を締結具によってハット形
片の平行な一対の平板部に固定すると共に、該イヤー金
具によってトロリ線を挟持してなるトロリ線支持装置を
複数台、所定の相間距離を隔てて配置したトロリ線の支
持構造に於て、一方の上記イヤー金具の締結面に、外方
へ突出する廻り止め係止部を設け、上記締結具が、ネジ
孔が軸心方向に貫設されたブッシュ部材と、他方の上記
イヤー金具の挿通孔及び上記ハット形片の他方の平板部
の孔に挿通されると共に上記ブッシュ部材のネジ孔の略
全長に渡る雌ネジと螺合するネジ部材と、を備え、上記
ブッシュ部材が、一方の上記イヤー金具の貫孔及び上記
ハット形片の一方の平板部の孔に挿通されると共に該ハ
ット形片の他方の平板部内面と所定の隙間をもって非当
接状態とされる先端面を有する円筒状胴部と、該胴部の
基端部から外径側へ突設されて上記イヤー金具の締結面
に当接すると共に外周の一部に切欠状に形成されて上記
イヤー金具の廻り止め係止部に係止する廻り止め部を有
する頭部と、を備えている。
片の平行な一対の平板部に固定すると共に、該イヤー金
具によってトロリ線を挟持してなるトロリ線支持装置を
複数台、所定の相間距離を隔てて配置したトロリ線の支
持構造に於て、一方の上記イヤー金具の締結面に、外方
へ突出する廻り止め係止部を設け、上記締結具が、ネジ
孔が軸心方向に貫設されたブッシュ部材と、他方の上記
イヤー金具の挿通孔及び上記ハット形片の他方の平板部
の孔に挿通されると共に上記ブッシュ部材のネジ孔の略
全長に渡る雌ネジと螺合するネジ部材と、を備え、上記
ブッシュ部材が、一方の上記イヤー金具の貫孔及び上記
ハット形片の一方の平板部の孔に挿通されると共に該ハ
ット形片の他方の平板部内面と所定の隙間をもって非当
接状態とされる先端面を有する円筒状胴部と、該胴部の
基端部から外径側へ突設されて上記イヤー金具の締結面
に当接すると共に外周の一部に切欠状に形成されて上記
イヤー金具の廻り止め係止部に係止する廻り止め部を有
する頭部と、を備えている。
ネジ部材とブッシュ部材の螺合部を、ハット形片内に於
て十分長く設定することが可能となるから、ブッシュ部
材の頭部の厚みを薄くでき、イヤー金具からの該頭部の
突出を抑えることができる。しかも、ブッシュ部材の存
在により、イヤー金具をより強固に固定でき、それだ
け、ハット形片の肉厚を小さくできコンパクト化が図れ
るので、各相トロリ線支持装置間の絶縁離隔距離が大き
くなる。
て十分長く設定することが可能となるから、ブッシュ部
材の頭部の厚みを薄くでき、イヤー金具からの該頭部の
突出を抑えることができる。しかも、ブッシュ部材の存
在により、イヤー金具をより強固に固定でき、それだ
け、ハット形片の肉厚を小さくできコンパクト化が図れ
るので、各相トロリ線支持装置間の絶縁離隔距離が大き
くなる。
ネジ部材とブッシュ部材の締結時に於て、ハット形片内
に挿入されたブッシュ部材の胴部の先端面は、他方の平
板部内面に当たらないから、ハット形片に適度のスプリ
ング効果を持たせることができて、締結具の緩み防止及
びトロリ線の適正応力締付けが可能となる。
に挿入されたブッシュ部材の胴部の先端面は、他方の平
板部内面に当たらないから、ハット形片に適度のスプリ
ング効果を持たせることができて、締結具の緩み防止及
びトロリ線の適正応力締付けが可能となる。
しかも、締結作業では、イヤー金具の廻り止め係止部に
ブッシュ部材の廻り止め部が係止するので、作業工具を
用いて廻り止めする必要がなく、ネジ部材を螺進させる
だけでよい。
ブッシュ部材の廻り止め部が係止するので、作業工具を
用いて廻り止めする必要がなく、ネジ部材を螺進させる
だけでよい。
本考案の実施例を図面に基づいて詳説する。
第2図に於て、1は電車の集電器が当接するトロリ線で
あり、上下一対の対向状のイヤー金具2,2を締結具3
によって支持部材4のハット形片27の平行な一対の平板
部50,50(第1図参照)に固定すると共に、イヤー金具
2,2によってトロリ線1を挟持してなるトロリ線支持
装置を複数台、所定の相間距離を隔てて配置してある。
支持部材4は挾持部材5,5を介してがいし6に取付ら
れ、がいし6…は、さらに、ブラケット7に固定されて
おり、このブラケット7は固定ブラケット8に取付けら
れ、矢印方向に移動してコンクリート壁面9、ひいては
電車の集電器からの上記トロリ線1…の距離を調整する
ことができる。10…はコンクリート壁面9に植え込まれ
たインサートであり、該インサート10…に螺着されるボ
ルト11…により上記固定ブラケット8が壁面9に固着さ
れる。
あり、上下一対の対向状のイヤー金具2,2を締結具3
によって支持部材4のハット形片27の平行な一対の平板
部50,50(第1図参照)に固定すると共に、イヤー金具
2,2によってトロリ線1を挟持してなるトロリ線支持
装置を複数台、所定の相間距離を隔てて配置してある。
支持部材4は挾持部材5,5を介してがいし6に取付ら
れ、がいし6…は、さらに、ブラケット7に固定されて
おり、このブラケット7は固定ブラケット8に取付けら
れ、矢印方向に移動してコンクリート壁面9、ひいては
電車の集電器からの上記トロリ線1…の距離を調整する
ことができる。10…はコンクリート壁面9に植え込まれ
たインサートであり、該インサート10…に螺着されるボ
ルト11…により上記固定ブラケット8が壁面9に固着さ
れる。
しかして、第1図と第3図乃至第5図に示すように、一
方のイヤー金具2の締結面20には、外方へ突出する廻り
止め係止部19が設けられる。
方のイヤー金具2の締結面20には、外方へ突出する廻り
止め係止部19が設けられる。
また、締結具3は、ネジ孔14が軸心方向に貫設されたブ
ッシュ部材16と、他方のイヤー金具2の挿通孔17及びハ
ット形片27の他方の平板部50の孔29に挿通されると共に
ブッシュ部材16のネジ孔14の略全長に渡る雌ネジと螺合
するネジ部材18と、を備えている。さらに、ブッシュ部
材16は、一方のイヤー金具2の貫孔15及びハット形片27
の一方の平板部50の孔28に挿通されると共にハット形片
27の他方の平板部50内面と所定の隙間Cをもって非当接
状態とされる先端面を有する円筒状胴部31と、胴部31の
基端部から外径側へ突設されて締結面20に当接すると共
に外周の一部に切欠状に形成されて廻り止め係止部19に
係止する廻り止め部12を有する薄肉の頭部13と、を備え
ている。具体的には、ブッシュ部材16の廻り止め部12,1
2は、ブッシュ部材16の頭部13の2ケ所に平行状に形成
されている。ネジ部材18の軸部21には雄ネジが螺設さ
れ、ブッシュ部材16の上記ネジ孔14と螺合する。ネジ部
材18の頭部22に付設された六角穴23は締付工具の差込用
である。なお、他方のイヤー金具2の締結面20にも上記
廻り止め係止部19と同一形状をなす段差24が付設され
る。ブッシュ部材16の胴部31については、嵌込み易くす
るために先端側程小径となる一様なテーパが付されてい
る。これと異なり、胴部31の先端側のみにテーパを付し
てもよい。
ッシュ部材16と、他方のイヤー金具2の挿通孔17及びハ
ット形片27の他方の平板部50の孔29に挿通されると共に
ブッシュ部材16のネジ孔14の略全長に渡る雌ネジと螺合
するネジ部材18と、を備えている。さらに、ブッシュ部
材16は、一方のイヤー金具2の貫孔15及びハット形片27
の一方の平板部50の孔28に挿通されると共にハット形片
27の他方の平板部50内面と所定の隙間Cをもって非当接
状態とされる先端面を有する円筒状胴部31と、胴部31の
基端部から外径側へ突設されて締結面20に当接すると共
に外周の一部に切欠状に形成されて廻り止め係止部19に
係止する廻り止め部12を有する薄肉の頭部13と、を備え
ている。具体的には、ブッシュ部材16の廻り止め部12,1
2は、ブッシュ部材16の頭部13の2ケ所に平行状に形成
されている。ネジ部材18の軸部21には雄ネジが螺設さ
れ、ブッシュ部材16の上記ネジ孔14と螺合する。ネジ部
材18の頭部22に付設された六角穴23は締付工具の差込用
である。なお、他方のイヤー金具2の締結面20にも上記
廻り止め係止部19と同一形状をなす段差24が付設され
る。ブッシュ部材16の胴部31については、嵌込み易くす
るために先端側程小径となる一様なテーパが付されてい
る。これと異なり、胴部31の先端側のみにテーパを付し
てもよい。
トロリ線1に設けられた対称断面形状のV字状溝25,25
には、イヤー金具2,2の突設部26,26が夫々嵌合し、
従って、支持部材4のハット形片27を挾持した状態にて
配設された一対のイヤー金具2,2を締結具3にて締付
けることにより、トロリ線1が支持部材4に支持され
る。なお、上記ハット形片27にも、ブッシュ部材16及び
ネジ部材18が挿通する孔28,29…が夫々設けられてい
る。30は基板でありハット形片27と接合されて支持部材
4を構成している。
には、イヤー金具2,2の突設部26,26が夫々嵌合し、
従って、支持部材4のハット形片27を挾持した状態にて
配設された一対のイヤー金具2,2を締結具3にて締付
けることにより、トロリ線1が支持部材4に支持され
る。なお、上記ハット形片27にも、ブッシュ部材16及び
ネジ部材18が挿通する孔28,29…が夫々設けられてい
る。30は基板でありハット形片27と接合されて支持部材
4を構成している。
しかして、ブッシュ部材16の頭部13の廻り止め部12をイ
ヤー金具2の廻り止め係止部19に係止させることによ
り、ネジ部材18を螺進退させてもブッシュ部材16が回動
しないので、締付時にブッシュ部材16を別の工具にて固
定しておく必要がない。また、ブッシュ部材16をイヤー
金具2の貫孔15及び支持部材4の孔28に挿通したことよ
り、ネジ孔14を長くすることができ、ネジ部材18との螺
合部を十分確保することができる。従って、一方のイヤ
ー金具2の締結面20から突出部分、つまりブッシュ部材
16の頭部13の厚さ寸法Mについては、廻り止め部12を形
成し得る最小限寸法に設定すればよく、締結具3の長さ
寸法Nを小さく定めることが可能である。
ヤー金具2の廻り止め係止部19に係止させることによ
り、ネジ部材18を螺進退させてもブッシュ部材16が回動
しないので、締付時にブッシュ部材16を別の工具にて固
定しておく必要がない。また、ブッシュ部材16をイヤー
金具2の貫孔15及び支持部材4の孔28に挿通したことよ
り、ネジ孔14を長くすることができ、ネジ部材18との螺
合部を十分確保することができる。従って、一方のイヤ
ー金具2の締結面20から突出部分、つまりブッシュ部材
16の頭部13の厚さ寸法Mについては、廻り止め部12を形
成し得る最小限寸法に設定すればよく、締結具3の長さ
寸法Nを小さく定めることが可能である。
イヤー金具2,2の材料としては、銅合金その他の金属
による引抜材又は押出型材を使用するが、鋳造や鍛造或
いは焼結合金製のものであっても差支えない。
による引抜材又は押出型材を使用するが、鋳造や鍛造或
いは焼結合金製のものであっても差支えない。
本考案は、上述の構成により、次に記載するような著大
な効果を奏する。
な効果を奏する。
頭部13の厚みを薄くしても、ネジ部材18とブッシュ部
材16との螺合部の長さを十分確保でき、かつ、該螺合部
が十分長いために緩みが生じにくく座金も不要となるか
ら、その分、締結具3の長さNを小さくでき、かつ、一
方のイヤー金具2からの頭部13の突出を抑えることがで
きる。しかも、ブッシュ部材16の存在により、イヤー金
具2,2をより強固に固定でき、それだけ、ハット形片
27の肉厚を小さくできコンパクト化が図れる。従って、
各相トロリ線支持装置の相間距離を従来よりも小さくし
て、該支持装置間の絶縁離隔距離を十分確保(大きく)
できる。
材16との螺合部の長さを十分確保でき、かつ、該螺合部
が十分長いために緩みが生じにくく座金も不要となるか
ら、その分、締結具3の長さNを小さくでき、かつ、一
方のイヤー金具2からの頭部13の突出を抑えることがで
きる。しかも、ブッシュ部材16の存在により、イヤー金
具2,2をより強固に固定でき、それだけ、ハット形片
27の肉厚を小さくできコンパクト化が図れる。従って、
各相トロリ線支持装置の相間距離を従来よりも小さくし
て、該支持装置間の絶縁離隔距離を十分確保(大きく)
できる。
締結具3の締結の際、ブッシュ部材16の胴部31は、ハ
ット形片27内に挿入されるが、その先端面は、ハット形
片27の他方の平板部50内面と所定の隙間Cをもって非当
接状態とされるので、ハット形片27に適度のスプリング
効果を持たせることができて、締結具3の緩み防止及び
トロリ線1の適正応力締付けが可能となり、かつ、胴部
31の先端面に対応する平板部50の部位が塑性変形する虞
もない。
ット形片27内に挿入されるが、その先端面は、ハット形
片27の他方の平板部50内面と所定の隙間Cをもって非当
接状態とされるので、ハット形片27に適度のスプリング
効果を持たせることができて、締結具3の緩み防止及び
トロリ線1の適正応力締付けが可能となり、かつ、胴部
31の先端面に対応する平板部50の部位が塑性変形する虞
もない。
ネジ部材18とブッシュ部材16の締結作業に於ては、イ
ヤー金具2の廻り止め係止部19とブッシュ部材16の廻り
止め部12にて、別途作業工具を用いずに、ネジ部材18の
螺進に伴うブッシュ部材16の共廻りを防止できるので、
作業性が良い。しかも、イヤー金具2とブッシュ部材16
は、構造が簡素で製作が容易であり、また、従来の締結
具と比べて、座金等の分、部品点数が少なくて済む。
ヤー金具2の廻り止め係止部19とブッシュ部材16の廻り
止め部12にて、別途作業工具を用いずに、ネジ部材18の
螺進に伴うブッシュ部材16の共廻りを防止できるので、
作業性が良い。しかも、イヤー金具2とブッシュ部材16
は、構造が簡素で製作が容易であり、また、従来の締結
具と比べて、座金等の分、部品点数が少なくて済む。
第1図は本考案の一実施例を示す断面正面図、第2図は
本考案を適用した電車軌道部の一部断面正面図、第3図
は第1図のIII−III矢視図、第4図はブッシュ部材の半
断面正面図、第5図はその側面図である。第6図は従来
例を示す断面正面図である。 1……トロリ線、2……イヤー金具、3……締結具、4
……支持部材、12……廻り止め部、13……頭部、14……
ネジ孔、15……貫孔、16……ブッシュ部材、17……挿通
孔、18……ネジ部材、19……廻り止め係止部、20……締
結面。
本考案を適用した電車軌道部の一部断面正面図、第3図
は第1図のIII−III矢視図、第4図はブッシュ部材の半
断面正面図、第5図はその側面図である。第6図は従来
例を示す断面正面図である。 1……トロリ線、2……イヤー金具、3……締結具、4
……支持部材、12……廻り止め部、13……頭部、14……
ネジ孔、15……貫孔、16……ブッシュ部材、17……挿通
孔、18……ネジ部材、19……廻り止め係止部、20……締
結面。
Claims (1)
- 【請求項1】一対のイヤー金具を締結具によってハット
形片の平行な一対の平板部に固定すると共に、該イヤー
金具によってトロリ線を挟持してなるトロリ線支持装置
を複数台、所定の相間距離を隔てて配置したトロリ線の
支持構造に於て、 一方の上記イヤー金具の締結面に、外方へ突出する廻り
止め係止部を設け、 上記締結具が、ネジ孔が軸心方向に貫設されたブッシュ
部材と、他方の上記イヤー金具の挿通孔及び上記ハット
形片の他方の平板部の孔に挿通されると共に上記ブッシ
ュ部材のネジ孔の略全長に渡る雌ネジと螺合するネジ部
材と、を備え、 上記ブッシュ部材が、一方の上記イヤー金具の貫孔及び
上記ハット形片の一方の平板部の孔に挿通されると共に
該ハット形片の他方の平板部内面と所定の隙間をもって
非当接状態とされる先端面を有する円筒状胴部と、該胴
部の基端部から外径側へ突設されて上記イヤー金具の締
結面に当接すると共に外周の一部に切欠状に形成されて
上記イヤー金具の廻り止め係止部に係止する廻り止め部
を有する頭部と、を備えたことを特徴とするトロリ線の
支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051492U JPH0611224Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | トロリ線の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051492U JPH0611224Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | トロリ線の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63158430U JPS63158430U (ja) | 1988-10-18 |
JPH0611224Y2 true JPH0611224Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=30875805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987051492U Expired - Lifetime JPH0611224Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | トロリ線の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611224Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424686U (ja) * | 1977-07-22 | 1979-02-17 | ||
JPS5973630U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-18 | 株式会社小松製作所 | 固着具 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP1987051492U patent/JPH0611224Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63158430U (ja) | 1988-10-18 |
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