JPH0347826Y2 - - Google Patents

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JPH0347826Y2
JPH0347826Y2 JP8103085U JP8103085U JPH0347826Y2 JP H0347826 Y2 JPH0347826 Y2 JP H0347826Y2 JP 8103085 U JP8103085 U JP 8103085U JP 8103085 U JP8103085 U JP 8103085U JP H0347826 Y2 JPH0347826 Y2 JP H0347826Y2
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JP
Japan
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bolt
adjustment
fixing
tightening
mounting screw
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は飛行機やその各部の組立治具(固定部
材)に、連結金具、フレーム、リブ等の部品を位
置決めするロケータ(調整部材)を取付ける場合
などに用いる調整部材の取付ねじ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来第4図に示すように、部品取付具9aを備
える複数の調整部材(ロケータ)9を固定部材
(組立治具)10上に、該両部材間の距離や姿勢
の調節可能に取付ける際は、該調整部材の下側で
工具を操作し難いため、各調整部材9の両側に
夫々第5図に示す取付ねじ装置を配設していた。
即ち調整部材9を貫通して固定部材10にねじ込
まれた調整ボルト11の前後に夫々、該調整部材
9にねじ係合する調整ボルト12,13を配設し
て、該両ボルト12,13の先端を固定部材10
に圧接させていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このため固定部材10に対する部品取付具9a
或いは調整部材9の位置決めに際しては、調整部
材9が所定距離をおいて固定部材10と平行にな
るように、両側の調整ボルト11,12,13の
ねじ込み度を夫々調整し、次いで両側の調整ボル
ト11,11の緊締を緩めて、該調整ボルト11
とそのボルト孔9bとの間の隙間の範囲内で調整
部材9を固定部材10に対し平行に所定位置まで
微動させた後、該調整ボルト11を再びねじ込み
緊締するのであるが、各調整ボルトのねじ込み度
の調整量は、その付近における固定部材、調整部
材間の距離を測つて推定せねばならないし、該両
部材の間の距離は6本の調整ボルトの緊締具合に
応じ微妙に変化するから、該各調整ボルトのねじ
込み度の調整は試行錯誤的に数回反覆して行わね
ばならず、調整部材の位置決めに多大の工数を要
していた。しかも各調整ボルトの緊締反力による
曲げモーメントに対応するため、調整部材9の板
厚が大きくなるのみならず、組立作業時に調整部
材9が振動負荷を受ける場合は、調整ボルトの緊
締が弛み易かつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこの問題に対処するもので、工作物等
の位置決め用の調整部材を固定部材上に、該両部
材間の距離の調節可能に少くも3点支持させる取
付ねじ装置であつて、各取付ねじ装置が、前記調
整部材9のボルト孔8に遊嵌可能な雄ねじ刻設シ
ヤンク1aの自由端部にスパナ類の係合手段を備
え、且つ該調整部材にナツト2で締付け固定可能
な通しボルト1の頭部1bに、固定部材10に植
設した固定ボルト3が軸線を同じくして係合する
ねじ孔4を凹設し、該ねじ孔に係合した固定ボル
ト3と通しボルト1とを、該通しボルトにその雄
ねじ刻設シヤンク1aの自由端側より軸線を同じ
くして挿入した締付ボルト5で互いに引寄せ緊締
し得るように、通しボルト1側に締付ボルト挿通
孔6を、又固定ボルト3側にねじ孔7を夫々穿設
した構成よりなる。
〔作用〕
本考案は上記構成よりなるから、調整部材9を
固定部材10上に所定距離をおいて平行に支持さ
せるように、少くも3組の取付ねじ装置を調整す
る際は、先ず各取付ねじ装置のナツト2と調整部
材9を取除き、且つ固定部材10に対する通しボ
ルト1の高さ調整量以上に締付ボルト5をねじ戻
しておいて、各通しボルト頭部1bの調整部材支
持面の固定部材上高さが、後述の締付ボルト5の
ねじ込み緊締時における該高さの変動量を見込ん
だ所定高さとなるように、雄ねじ刻設シヤンク1
aの自由端部の左右回動により固定ボルト3に対
する通しボルト1のねじ込み度を各取付ねじ装置
毎に調節した後、該雄ねじ刻設シヤンク自由端部
を回動しないように保持して、締付ボルト5をね
じ込み緊締することにより、該締付ボルトで通し
ボルト1を固定ボルト3側に引寄せ固定すること
ができる。
そこで全通しボルト頭部1b上に調整部材9を
載置して該各通しボルトに夫々ナツト2を緩く螺
合しておいて、調整部材9を固定部材10に対
し、通しボルト1とそのボルト孔8との隙間の範
囲内で所定位置まで平行移動させた後、雄ねじ刻
設シヤンク1aの自由端部を回動しないよう保持
しながら各ナツト2をねじ込み緊締すれば、調整
部材を所定位置に位置決めすることができる。
この場合取付ねじ装置の各調節操作部は、通し
ボルト側雄ねじ刻設シヤンク1aの自由端部に集
中しているため、前記両部材間に工具を入れる必
要はなく、しかも各取付ねじ装置による緊締力は
通しボルト1や固定ボルト3の軸線上にのみ作用
するため、調整部材が取付ねじ装置の曲げモーメ
ントの伝達をする必要がない。
〔実施例〕
第2図は第4図の場合と同様な複数の調整部材
9を、夫々その前部両側A,Bに左右対称的に配
設した第1図の取付ねじ装置Sと、後部中央Cに
配設した取付ねじ装置Sとで固定部材10に3点
支持させた所を示すが、後部中央Cの取付ねじ装
置の代りに、D,E部分に夫々取付ねじ装置Sを
左右対称的に配設して、調整部材9を4点支持さ
せることもできる。
第1図の固定ボルト3は植込みボルトで、その
植込み部分3aは固定部材10に半永久的にねじ
込み結合される。通しボルト側雄ねじ刻設シヤン
ク1aの自由端部には第3図のようにスパナが係
合する平行面1cが削設され、該シヤンク1aは
調整部材9に穿設したボルト孔8を遊嵌貫通す
る。14は雄ねじ刻設シヤンク1a自由端の端面
に凹設した締付ボルト頭部5aの遊嵌孔で、該締
付ボルト頭部5aはねじ廻し係合用の6角穴5b
を備える。15はナツト2の座金である。
〔考案の効果〕
本考案によれば次のような効果を奏する。
(1) 調整部材9を固定部材10上に所定距離をお
いて平行に支持させるように、固定ボルト3へ
の通しボルト1のねじ込み度を各取付ねじ装置
毎に夫々調節して、締付ボルト5のねじ込み緊
締により該通しボルトを固定ボルトに固定した
後、全通しボルト頭部1b上に調整部材9を載
置し、これを固定部材10に対し所定位置まで
平行移動させて該調整部材を通しボルト1にナ
ツト2で固定するように構成したから、従来の
ように6本の調整ボルトを試行錯誤的に数回調
節し直す必要がなく、調整部材の位置決め工数
を著しく節減できる。
(2) 取付ねじ装置による緊締力が通しボルト1や
固定ボルト3の軸線上にのみ作用するため、従
来のように両部材9,10を、該取付ねじ装置
による曲げモーメントに耐え得るように肉厚の
ものとする必要がなく、調整部材の厚さを小さ
くし得る。
(3) 通しボルト1と固定ボルト3とが、それ自体
のねじ結合と締付ボルト5による結合とで二重
に結合されて、該通しボルト1が固定ボルト3
に剛に固定支持されるため、該通しボルトと協
同するナツト2の緊締が弛み難く、耐振動性も
それだけ向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案−実施例の縦断正面図(第2図
のX−X断面図)、第2図はその取付状態を示す
斜視図、第3図は通しボルトの平面図、第4図は
従来型装置の斜視図、第5図は第4図のY−Y断
面図である。 9……工作物等の位置決め用調整部材、10…
…固定部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作物等の位置決め用の調整部材を固定部材上
    に、該両部材間の距離の調節可能に少くも3点支
    持させる取付ねじ装置であつて、各取付ねじ装置
    が、前記調整部材9のボルト孔8に遊嵌可能な雄
    ねじ刻設シヤンク1aの自由端部にスパナ類の係
    合手段を備え、且つ該調整部材にナツト2で締付
    け固定可能な通しボルト1の頭部1bに、固定部
    材10に植設した固定ボルト3が軸線を同じくし
    て係合するねじ孔4を凹設し、該ねじ孔に係合し
    た固定ボルト3と通しボルト1とを、該通しボル
    トにその雄ねじ刻設シヤンク1aの自由端側より
    軸線を同じくして挿入した締付ボルト5で互いに
    引寄せ緊締し得るように、通しボルト1側に締付
    ボルト挿通孔6を、又固定ボルト3側にねじ孔7
    を夫々穿設した構成よりなる調整部材の取付ねじ
    装置。
JP8103085U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0347826Y2 (ja)

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JP8103085U JPH0347826Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

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JPS61199357U JPS61199357U (ja) 1986-12-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023219110A1 (ja) * 2022-05-11 2023-11-16 株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 固定具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004061087B4 (de) * 2004-12-18 2006-12-07 A. Raymond Et Cie Vorrichtung zum Befestigen eines Anbauteiles und eines Trägerteiles in einem Abstand voneinander

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WO2023219110A1 (ja) * 2022-05-11 2023-11-16 株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズ 固定具

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JPS61199357U (ja) 1986-12-13

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