JP3114840U - 締付ボルトの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 締付ボルトのナット締結作業を、すべて取付装置側の盤内で可能として、列盤の連結作業の作業性を向上させる。
【解決手段】 列盤の側壁を連結する締付ボルト13が、ダルマ孔15の丸孔部17に挿通可能な径の頭部16と、この頭部16の座面に形成されて、丸孔部17に連続した長孔部19内に配置可能な径の軸部18とを備えている。この軸部18の先端面26には、ドライバー工具23の先端部24に対応した溝部(十字溝)25が形成されている。したがって、取付装置の盤11側において、スパナ工具でナット14の回転を抑えつつ、ドライバー工具23を用いて、締付ボルト13の軸部18を回転させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 列盤の側壁を連結する締付ボルト13が、ダルマ孔15の丸孔部17に挿通可能な径の頭部16と、この頭部16の座面に形成されて、丸孔部17に連続した長孔部19内に配置可能な径の軸部18とを備えている。この軸部18の先端面26には、ドライバー工具23の先端部24に対応した溝部(十字溝)25が形成されている。したがって、取付装置の盤11側において、スパナ工具でナット14の回転を抑えつつ、ドライバー工具23を用いて、締付ボルト13の軸部18を回転させることができる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、配電盤や監視制御盤などを列盤で設置するときに、互いの盤を締め付けて連結する締付ボルトの構造に関する。
周知のように、開閉器・計器類・保安装置などを収容する配電盤や監視制御盤を列盤で連結するときには、ボルトとナットを用いて、隣接する盤を締め付けている。
図11及び図12に基づき概略を説明すれば、配電盤などの隣接する盤1.2の側壁には、鍵穴状のダルマ孔3が連通して形成されている。このダルマ孔3は、ボルト4の頭部5が挿通可能な内径の丸孔部3aと、この丸孔部3aの下側に連続形成されてボルト4の軸部6よりも、やや大きい内径の長孔部3bとを有している。
そして、前記ボルト4の軸部6を、前記両丸孔部3aに取付装置の盤1側から挿入した後に、前記両長孔部3b内に降下させて、ナット9の締結作業が行われている。
具体的には、被取付装置の盤2側で、スパナ工具を用いて、ナット9の回転を抑えると同時に、図12に示すように、取付装置の盤1側で、ドライバー工具を用いて、ボルト4の頭部5を一方向に回転させ、連れ回りを防止しつつ、ナット9を締結し、両盤1.2を締め付けている。
しかしながら、従来は、取付装置の盤1側と被取付装置の盤2側とに作業スペースが必要なことから、取付作業性に問題があった。
すなわち、盤1.2内の装置の構造や据付状況によっては、作業スペースが確保できず、また、配電盤などの据付位置によっては、両盤1.2内で同時に作業を行うことができないおそれがある。
そこで、前記従来の問題を解決すべく、請求項1記載の考案は、列盤の隣接する側壁に鍵穴状に形成されたダルマ孔の内周縁を締め付けて、前記側壁を連結する締付ボルトの構造であって、前記ダルマ孔の丸孔部に挿通可能な径の頭部と、この頭部の座面に形成されて、前記丸孔部に連続した長孔部内に配置可能な径の軸部とを備え、この軸部の先端に、ねじ回し工具を用いて回転させることが可能な加工を設けたことを特徴としている。
この締付ボルトの軸部先端には、例えば請求項2〜4記載の発明のように、ドライバー溝・レンチ溝・嵌合部などが形成されている。したがって、一方の盤側において、長孔部内に軸部を配置させた後に、スパナ工具などでナットの回転を抑えつつ、ドライバー工具などを用いて、軸部を回転させることができる。
請求項1〜4記載の考案によれば、締付ボルトのナット締結作業を、すべて一方の盤側で行えることから、他方の盤側での作業が不要となり、この結果、盤内の構造や設置状況を考慮することなく、両盤を連結することができ、この点で作業性が向上する。
(1)第1実施形態
図1〜図8は、本考案の第1実施形態に係る締付ボルトを示し、図1に示すように、開閉器・計器類・保安装置などを収容する配電盤や監視制御盤の隣接する盤11.12が、締付ボルト13(ナット14が組み込まれた組ボルトタイプ)によって、締め付けられている。
図1〜図8は、本考案の第1実施形態に係る締付ボルトを示し、図1に示すように、開閉器・計器類・保安装置などを収容する配電盤や監視制御盤の隣接する盤11.12が、締付ボルト13(ナット14が組み込まれた組ボルトタイプ)によって、締め付けられている。
この隣接する盤11.12の側壁には、図2及び図3に示すように、それぞれの対応する位置に鍵穴状のダルマ孔15が連通して形成されている。この両ダルマ孔15は、同形状に形成され、前記締付ボルト13の頭部16が挿通可能な内径の丸孔部17と、この丸孔部17の下側に連続形成された前記締付ボルト13の軸部18よりも、やや大きい内径の長孔部19とを有している。
一方、前記締付ボルト13は、図4に示すように、頭部16の座面に締付圧力を均一化するばね座金20・平座金21が取付られ、軸部18の外周に前記ナット14のねじ穴が螺合されている。この締付ボルト13の軸部18の先端面26には、図5に示すように、頭部16の頂面22と同様に、ドライバー工具23(ねじ回し工具)の先端部24が嵌め込まれる溝部25が形成されている。
この溝部25は、図5に示すようなプラス型ドライバー工具23の先端部24に対応した十字溝(プラス溝)のほか、マイナス型ドライバー工具の先端部に対応した図6の一文字溝(マイナス溝)や、六角レンチ工具の先端部に対応した図7のレンチ溝(横断面六角形状)として形成され、各ねじ回し工具の先端部を、嵌め込んで前記締付ボルト13の軸部18を回転させることができる。
したがって、締付ボルト13を用いて隣接する両盤11.12を連結する際には、従来と同様な手法のみならず、軸部18の先端部側の作業だけで締付ボルト13の軸部18にナット14を締結することができる。
この場合の締結作業の一例(溝部25が前記十字溝の場合)を説明すれば、まず、図8に示すように、組ボルトの状態のまま締付ボルト13の頭部16を、取付装置の盤11側から両丸孔部17内に挿通し、その後に、図8中の矢印に示すように、締付ボルト13の軸部18を両長孔部19内に降下させる。
つぎに、この状態のまま取付装置の盤11側で、スパナなどを用いてナット14の回転を抑えつつ、図1に示すように、ドライバー工具23の先端部24を締付ボルト13の溝部25に嵌め込んで一方向に回転させる。これにより締付ボルト13の軸部18が、ナット14のねじ穴に順次螺入することから、両長孔部19の内周縁が、頭部16とナット14に締め付けられて、両盤11.12が連結され列盤構造となる。
このとき締付ボルト13のナット締結作業を、すべて取付装置の盤11側で行えることから、被取付装置の盤12側での作業が不要となり、被取付装置の構造や設置状況を考慮することなく、両盤11.12を連結することができる。
この結果、従来のように、盤内の装置の構造や据付状況によって被取付装置の盤12側に作業スペースを確保できない場合や、両盤11.12内で同時に作業を行えない場合などでも、締付ボルト13の締結作業が行え、この点で連結作業の作業性が向上する。
なお、前記溝部25が一文字溝(マイナス溝)やレンチ溝の場合にも、マイナス型ドライバーや六角レンチを用いて、同様な手段で締結作業を行うことができる。
(2)第2実施形態
図9及び図10は、本発明の第2実施形態に係る締付ボルトを示している。この締付ボルト13は、前記溝部25が廃止されているとともに、前記軸部18の先端面26にスパナ工具の開口部に対応した形状の嵌合部30を有している。
(2)第2実施形態
図9及び図10は、本発明の第2実施形態に係る締付ボルトを示している。この締付ボルト13は、前記溝部25が廃止されているとともに、前記軸部18の先端面26にスパナ工具の開口部に対応した形状の嵌合部30を有している。
この嵌合部30は、図9に示すように、スパナ工具の四角形状の開口部に対応した四角柱状や、図10に示すようなスパナ工具の六角形状の開口部に対応した六角柱状に立設でき、スパナ工具の開口部に外周部31を嵌め込んで前記締付ボルト13の軸部18を回転させることができる。
したがって、一方のスパナ工具でナット14を押さえつつ、他方のスパナ工具で嵌合部30を回転させ締付ボルト13にナット14が締結され、この点でも取付装置の盤11側ですべての締結作業を行うことができる。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば締付ボルト13の頭部16を、被取付装置の盤12側から両丸孔部17内に挿通することにより、すべてのナット締結作業を、被取付装置の盤11側で行えることもできる。
11.12…盤
13…締付ボルト
14…ナット
15…ダルマ孔
16…頭部
17…丸孔部
18…軸部
19…長孔部
23…ドライバー工具(ねじ回し工具)
24…先端部
25…溝部
30…嵌合部
31…外周部
13…締付ボルト
14…ナット
15…ダルマ孔
16…頭部
17…丸孔部
18…軸部
19…長孔部
23…ドライバー工具(ねじ回し工具)
24…先端部
25…溝部
30…嵌合部
31…外周部
Claims (4)
- 列盤の隣接する側壁に鍵穴状に形成されたダルマ孔の内周縁を締め付けて、前記側壁を連結する締付ボルトの構造であって、
前記ダルマ孔の丸孔部に挿通可能な径の頭部と、この頭部の座面に形成されて、前記丸孔部に連続した長孔部内に配置可能な径の軸部とを備え、
この軸部の先端に、ねじ回し工具を用いて回転させることが可能な加工を設けたことを特徴とする締付ボルトの構造。 - 前記軸部の先端面に、ドライバー工具の先端部に対応した溝部を形成し、
この溝部に前記ドライバー工具の先端部を嵌め込んで、前記軸部を回転させることが可能なことを特徴とする請求項1記載の締付ボルトの構造。 - 前記軸部の先端面に、レンチ工具の先端部に対応した溝部を形成し、
この溝部に前記レンチ工具の先端部を嵌め込んで、前記軸部を回転させることが可能なことを特徴とする請求項1記載の締付ボルトの構造。 - 前記軸部の先端面に、スパナ工具の開口部に対応した嵌合部を設け、
この嵌合部の外周部にスパナ工具の開口部を嵌め込んで、前記軸部を回転させることが可能なことを特徴とする請求項1記載の締付ボルトの構造。
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JP2016540160A (ja) * | 2013-10-01 | 2016-12-22 | アルコア インコーポレイテッド | 非対称ファスナの窪み部及びキー |
CN106438627A (zh) * | 2016-11-18 | 2017-02-22 | 北京建筑大学 | 一种单边螺栓紧固件 |
JP2019034649A (ja) * | 2017-08-16 | 2019-03-07 | 合同会社ライフバリュークリエイツ | キャンピングカー改造用キット及びこのキットを用いた改造方法 |
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