JP3147484U - 頭付ボルト - Google Patents

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JP3147484U
JP3147484U JP2008007536U JP2008007536U JP3147484U JP 3147484 U JP3147484 U JP 3147484U JP 2008007536 U JP2008007536 U JP 2008007536U JP 2008007536 U JP2008007536 U JP 2008007536U JP 3147484 U JP3147484 U JP 3147484U
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JP
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bolt
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Expired - Lifetime
Application number
JP2008007536U
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芳一 阪村
Original Assignee
株式会社阪村機械製作所
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Abstract

【課題】 頭付ボルトを狭いスペースでも埋込状に挿入して締結でき、工具挿入用穴により六角ソケットレンチと梅紋形ソケットレンチを選択して用いることができ、頭付ボルト同士の連結も行えるようにする。
【解決手段】 大径の円筒頭部11と小径軸部12とからなり、小径軸部12の少なくとも先端外周にねじ部13を形成する一方、円筒頭部11の中心部に上記ねじ部13が螺合可能な有底のねじ穴14を形成すると共に、該ねじ穴14の先端部にねじ穴14の外径よりも大きな正六角形状凹所15aとその凹所15aにおける各角部にその角部よりも外側に膨らむ円弧状凹部15b…とが連設されてなる工具挿入用穴15を形成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、主として狭いスペースにおいて嵌め込み状態で用いられる頭付ボルトに関する。
一般に頭付ボルトは正六角形状の頭部と小径軸部とからなり、小径軸部の先端外周面にねじ部を形成した構成となっている。そして、使用時には、例えばボルトのねじ部を基材側のねじ溝にねじ込み、頭部の下面部分で取付部材を基材側に締め付けて締結するようにしている。その際、スパナ等の締付工具或いは電動締付工具などの筒型ソケットをボルトの頭部外周に嵌め込み、その状態でこれらの工具によりボルトを締付方向に回転させて締結するようになっている。
ところで、上記した従来の頭付ボルトにあっては、狭いスペース内にボルトの頭部の一部或いは全部が埋め込み状態となるようにボルトをねじ込んで締結する場合、ボルトの外周に装着する上記スパナや筒型ソケット等の締付工具が取付部材と干渉してスペース内に締付工具とボルトとが入り込めなくなり、ボルト締めができなくなるといった問題があった。
なお、この問題に対して例えば頭部を円筒状とし、その中心部に角形凹所を設ける一方、角形凹所に符合する断面が角形のソケットレンチを用いて、そのソケットレンチの先端をナットの角形凹所に嵌め込み、その状態でソケットレンチと共にナットを締付方向に回転させてボルトに締結するようにしたものがある。しかし、ボルトの中心部に角形凹所を設けるタイプにあっては、ボルトの締結工具がそのボルトの角形凹所に符合する1つの角型ソケットレンチのみに限定されるものであった。
そこで、本考案は、狭いスペースでも頭付ボルトを埋め込み状に挿入して締結できながら、中心に形成する工具挿入用穴により六角ソケットレンチと梅紋形ソケットレンチを締付工具として自由に選択して用いるができ、その上、頭付ボルト同士を連結できる頭付ボルトの提供を課題とする。
上記問題を解決するため本考案は、大径の円筒頭部11と小径軸部12とからなり、小径軸部12の少なくとも先端外周にねじ部13を形成する一方、円筒頭部11の中心部に上記ねじ部13が螺合可能な有底のねじ穴14を形成すると共に、該ねじ穴14の先端部にねじ穴14の外径よりも大きな正六角形状凹所15aとその凹所15aにおける各角部にその角部よりも外側に膨らむ円弧状凹部15b…とが連設されてなる工具挿入用穴15を形成したことを特徴とする。
本考案によれば、上記した構成であるから、狭いスペースであってもそのスペースへの頭付ボルト1の挿入が可能であれば、中心に形成した工具挿入用穴15に例えば六角ソケットレンチ7を嵌め込んで該レンチ4を回転操作することにより、頭付ボルト1を狭いスペース内に埋め込み状態となるようにねじ込むことができる。しかも、工具挿入用穴15をねじ穴14の外径よりも大きな正六角形状凹所15aとその凹所15aにおける各角部にその角部よりも外側に膨らむ円弧状凹部15b…とが連設された形状としたので、頭付ボルト1の締め付け時には、中心に形成した工具挿入用穴15に嵌合する六角ソケットレンチ4の他、上記工具挿入用穴15の形状と同一断面とした梅紋形ソケットレンチ5を締付工具として用いることができる。その結果、複数の締付工具を選択的に用いて幅広く締結することができる。その上、工具挿入用穴15の中心部にはねじ部13が螺合可能な有底のねじ穴14を形成しているので、同一サイズの頭付ボルト1…同士を一本に連結して長い連結軸を形成したり、或いは頭付ボルト1…同士をするときにその連結する頭付ボルト1…間に仕切板や遮蔽板等を挟み込ませて取り付けることができる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2は、本考案に係る頭付ボルトを示し、このボルト1は、大径の円筒頭部11と小径軸部12とからなり、小径軸部12の少なくとも先端外周にねじ部13を形成している。
そして、円筒頭部11の中心部に上記ねじ部13が螺合可能な有底のねじ穴14を形成する一方、ねじ穴14の先端部にねじ穴14の外径よりも大きな正六角形状凹所15aとその凹所15aにおける各角部にその角部よりも外側に膨らむ円弧状凹部15b…とが連設されてなる、換言すれば梅紋形状を呈してなる工具挿入用穴15を形成したのである。
図3及び図4は頭付ボルトの締付状態を示す説明図で、符号2は頭付ボルト1のねじ部13が螺合可能なねじ溝を有する基板、3は頭付ボルト1の挿通を許す段付きの貫通孔3aを有する取付部材である。また、図3において符号4は六角ソケットレンチであり、さらに、図4において符号5は六角ソケットレンチ4に代えて使用する上記工具挿入用穴15の形状と同一断面とした梅紋形ソケットレンチである。
次に、以上のように構成された頭付ボルトの作用について説明する。
まず、図3に示すように基板2のねじ溝2aと取付部材3の貫通孔3aとを一致させた状態で保持する。次に、六角ソケットレンチ4の先端部を頭付ボルト1の工具挿入用穴15の正六角形状凹所15aに嵌め込み、その先端部で頭付ボルト1を保持した状態のまま頭付ボルト1をスペースの狭い取付部材3の段付き貫通孔3aからねじ溝2aに向かって挿入する。その後、ねじ部13をねじ溝2aに符号させた状態で六角ソケットレンチ4を締め付け方向に回転操作して、頭付ボルト1を基板2にねじ込むことにより、基板2に取付部材3を締結することができる。
このように、頭付ボルト1の頭部11が円筒状であるから、狭いスペースへの頭付ボルト1の挿入が可能であれば、つまり頭付ボルト1の頭部11とほぼ同径の狭いスペースしかない場合であっても、頭付ボルト1の挿入用穴15に六角ソケットレンチ4を嵌め込んで該レンチ4を回転操作することにより、段付き貫通孔3a内に埋め込み状態となりながら頭付ボルト1を基板2のねじ溝2aにねじ込んで基板2に取付部材3を締結することができる。
また、頭付ボルト1の工具挿入用穴15は、上記したように平面から見たとき梅紋形状を呈しているので、六角ソケットレンチ4に代えて図4に示す上記工具挿入用穴15の形状と同一断面とした梅紋形ソケットレンチ5を締付工具として用いることができる。この梅紋形ソケットレンチ5の場合も、六角ソケットレンチ4と同様工具挿入用穴15の円弧状凹部15aに梅紋形ソケットレンチ5の先端部を嵌め込み、六角ソケットレンチ4と同様にねじ込むことにより狭いスペースであっても締結できる。これにより、複数の締付工具を自由に用いて幅広く締結することができる。
なお、六角ソケットレンチ4及び梅紋形ソケットレンチ5は手動タイプのものであってもよいし、電動ダイプのものであってもよい。
また、工具挿入用穴15の中心部にはねじ部13が螺合可能な有底のねじ穴14を形成しているので、図5に示すように同一サイズの頭付ボルト1…同士を一本に連結することができる。これにより、頭付ボルト1…同士を連結して長い連結軸を形成したり、或いは連結する頭付ボルト1…間に仮想線で示す仕切板6や遮蔽板等を挟持したりして用いることができる。
本考案に係る頭付ボルトの平面図である。 同頭付ボルトの縦断側面図である。 同頭付ボルトの締付状態を示す説明図である。 別の頭付ボルトの締付状態を示す説明図である。 頭付ボルトの連結状態を示す説明図である。
符号の説明
1 頭付ボルト
11 円筒頭部
12 小径軸部
13 ねじ部
14 ねじ穴
15 工具挿入用穴
15a 正六角形状凹所
15b 円弧状凹部

Claims (1)

  1. 大径の円筒頭部11と小径軸部12とからなり、小径軸部12の少なくとも先端外周にねじ部13を形成する一方、円筒頭部11の中心部に上記ねじ部13が螺合可能な有底のねじ穴14を形成すると共に、該ねじ穴14の先端部にねじ穴14の外径よりも大きな正六角形状凹所15aとその凹所15aにおける各角部にその角部よりも外側に膨らむ円弧状凹部15b…とが連設されてなる工具挿入用穴15を形成したことを特徴とする頭付ボルト。
JP2008007536U 2008-09-29 頭付ボルト Expired - Lifetime JP3147484U (ja)

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JP3147484U true JP3147484U (ja) 2009-01-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057732A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Disco Corp スペーサー
JP2019120301A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 大建工業株式会社 ハンガーフックとそれを用いた壁面活用システム

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