JPH0135783Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135783Y2
JPH0135783Y2 JP16351185U JP16351185U JPH0135783Y2 JP H0135783 Y2 JPH0135783 Y2 JP H0135783Y2 JP 16351185 U JP16351185 U JP 16351185U JP 16351185 U JP16351185 U JP 16351185U JP H0135783 Y2 JPH0135783 Y2 JP H0135783Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamper
broach
insertion hole
long groove
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16351185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6272018U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16351185U priority Critical patent/JPH0135783Y2/ja
Publication of JPS6272018U publication Critical patent/JPS6272018U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0135783Y2 publication Critical patent/JPH0135783Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ブローチ等の角長物を一つの押圧
手段の操作で迅速、確実に締付けたり緩めたりす
ることができるブローチ等角長物の締付装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、ブローチの締付装置としては第5図ない
し第7図に示すような装置が知られている。この
締付装置はホルダ本体14にその長手方向に沿つ
て2つの壁面15a,15bを有する取付凹部1
5を形成し、この壁面15a,15bに形成され
たねじ孔16a,16bにねじ込まれた締付けボ
ルト18a,18bによりブローチ17をシム1
9,19を介して取付凹部15に固定するように
したものである。
〔従来技術の問題点〕
ところで、ブローチは切刃の摩耗により再研削
を必要とし頻繁に取付け取外しを行なわなければ
ならないが、上記の従来の締付装置では、その度
毎にボルトをホルダ本体14から抜き取らなけれ
ばならず、ブローチの着脱作業が面倒で非能率的
であるという問題があつた。しかも2つの壁面に
対して押圧するために2つの締付けボルト18
a,18bを用いており、このため着脱作業の非
能率さがより一層助長されていた。また締付けボ
ルト18a,18bを抜き取つた後はブローチ1
7とホルダ本体14との係合手段がないためブロ
ーチの落下のおそれなど安全上も問題があつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
取付けボルトの挿入、抜き取りをすることなく一
つの押圧手段で迅速,容易かつ確実にブローチ等
の角長物をホルダ本体に着脱することができるブ
ローチ等角長物の締付装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るブローチ等角長物締付装置は、
ホルダ本体の長手方向に形成された取付凹部にブ
ローチ等角長物を載置し、このブローチ等に形成
された長溝に、ホルダ本体内に収容されたクラン
パーの先端部を係合させるとともにこのクランパ
ーをホルダ本体内に設けた押圧手段により締付方
向に移動させることにより前記ブローチ等を締付
け固定する構成としたものである。
〔実施例〕
この考案に係るブローチ等の角長物締付装置の
実施例について第1図ないし第3図を参照して説
明する。なお第1図はこの考案に係るブローチ等
角長物締付装置の一部省略正断面図、第2図は一
部省略側面図、第3図は第1図の−線に沿う
断面図である。
図中符号1は、この角長物締付装置のホルダ本
体であつて、このホルダ本体1の第1図で側面上
部にはその長手方向に沿つて延びる取付凹部2が
形成されている。この取付凹部2は水平壁面2a
と鉛直壁面2bとを有している。またホルダ本体
1には前記水平壁面2aと鉛直壁面2bとの交叉
部からそれらのなす角を2分する方向に延びる挿
入孔3が形成されている。この挿入孔3には、ク
ランパー4が摺動自在に挿入されている。
このクランパー4は取付凹部2に載置されたブ
ローチ等角長物5をホルダ本体1に締付け固定す
るためのものであつて、取付凹部2内に突出した
先端部6の外周には径方向に突出する係合部6a
が形成されている。更にこのクランパー4の胴部
の軸線方向中程には切欠面7a,7bを有する切
欠部7が形成されている。またクランパー4と挿
入孔3の底面との間にはスプリング8が収容され
ており、このスプリング8によりクランパー4は
常時先端側に向かつて付勢されている。
また上記クランパー4によつてホルダ本体1に
固定されるブローチ5であるが、クランパー4の
先端部6に対向する部分には、クランパー4の係
合部6aを嵌め込み係合するための長溝9が形成
されている。この長溝9は、第3図に示すように
クランパー4の係合部6aより幅広になつている
が、一端側の両側面の開放側には、突出部9aが
形成されている。この突出部9a,9a間の幅
は、係合部6aの幅よりも狭くなつている。した
がつてブローチ5の長溝9内に係合部6aを挿入
し、この状態でブローチ5を移動させ係合部6a
を突出部9a,9aに対向させると、ブローチ5
をクランパー4から取り外すことができなくなる
ようになつている。
またホルダ本体1の側面で取付凹部2の下方に
は、前記挿入孔3に連なるねじ孔10が形成され
ている。このねじ孔10内には鋼球12が挿入さ
れるとともにねじ11がねじ込まれている。鋼球
12はクランパー4の切欠面7aに接触してい
る。したがつてねじ11を第1図の左方へ移動さ
せると、鋼球12がクランパー4をスプリング8
の力に抗して後端側へ移動させるようになつてい
る。
なお、ホルダ本体1の上面には取付凹部2の反
対側にもう一つの取付凹部が設けられているが、
前記取付凹部2と同一構成であるので説明を省略
する。なおこの取付凹部2の数は複数に限られず
もちろん単数の場合もある。
〔作用〕
しかして、上記構成のブローチ等角長物締付装
置においてブローチ5を締付け固定する場合に
は、まず取付凹部2にブローチ5を配置し、クラ
ンパー4の係合部6aをブローチ5の長溝9に挿
入する。次いでブローチ5を長手方向に移動させ
てクランパー4の係合部6aを長溝9の突出部9
a,9aに対向させる。次にねじ11をねじ込む
ことにより鋼球12を押し、鋼球12をクランパ
ー4の切欠面7aに押圧する。そしてこのねじ1
1の押圧力は分力によりクランパー4を、スプリ
ング8の付勢力に抗してその軸線後端方向へ移動
させる。その結果、クランパー4の係合部6aの
後端面はブローチ5の突出部9aを引き込み、ブ
ローチ5はテーパシムシート13を介して取付凹
部2の水平壁面2a及び鉛直面2bとに締め付け
られ固定される。この場合、鋼球12が介装され
ているため切欠面7aとの抵抗は転がり抵抗とな
り、ねじ11をスムーズにねじ込むことができ
る。
次にブローチ5をホルダー本体1からとりはず
す場合は、上記の手順と逆にねじ11を緩めるこ
とにより鋼球12のクランパー4の切欠面7aへ
の押圧力が失われる。この場合、鋼球12の一部
が挿入孔3内にわずかに突出している程度にねじ
11を緩める。するとクランパー4はスプリング
8の付勢力によりその軸線先端方向へ移動する。
その結果、クランパー4の係合部6aがブローチ
5の突出部9aを引き込んでいた力が失われ、ブ
ローチ5がその長手方向へ移動可能になる。次い
で、クランパー4の係合部6aが突出部9aから
はずれる位置になるようにブローチ5を長手方向
に若干移動させ、ブローチ5を取りはずす。
上述のように、この実施例の締付装置によると
ねじ11をねじ込みまたは緩めるだけで、ブロー
チ5を迅速容易にホルダー本体1に締付け固定で
き、あるいは取りはずすことができる。またブロ
ーチ5の締め付けを緩めても鋼球12の一部が挿
入孔3内に突出しているのでクランパー4の切欠
部7が鋼球12に当たり、クランパー4が挿入孔
3から完全に抜け出ることもなく、またクランパ
ー4の係合部6aがブローチ5の突出部9aに係
合されているのでブローチ5がはずみなどで落下
するおそれがなく安全性も図られる。
次に上記実施例の変形例を第4図に基づいて説
明する。なお同一部分については同一符号を付し
てその説明を省略する。上記実施例においてはね
じ11を第1図でホルダ本体1の側面からねじ込
むようにしたが、第4図に示すように図示でホル
ダー本体1の上面からねじ11をねじ込むように
し、クランパー4の切欠部7をこのねじ11に対
面する側に設けることもできる。
このように作業の種類などによりねじ11の取
付位置を変えることによりブローチ5の取付け、
取りはずしの作業を容易にすることができる。
なお、上述の実施例及び変形例におけるクラン
パー4の係合部6a及びブローチ5の長溝9の形
状は上述のものに限られるものではなく、係合部
6aと長溝9とが互いに挿入、係合される形状な
らばいかなる形状でもよい。またクランパー4の
数も任意でよく、クランパー4の壁面2a,2b
に対してなす角度も任意に設定できる。また押圧
手段に鋼球12を介装することなく、ねじ11の
先端部を先細状にしたものを用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係るブローチ等
角長物締付装置は、ブローチに形成された長溝に
係合されるクランパーを締め付け、緩める作業を
押圧手段であるねじの操作だけでできるので、ブ
ローチ等の角長物の締め付け、取り外しを容易、
迅速かつ確実に行なうことができる。
また、クランパーの締め付けを緩めてもクラン
パーが抜け出ることもなく、しかもクランパーの
係合部がブローチの長溝に係合されているのでブ
ローチが落下するおそれがなく、重量のあるブロ
ーチの取付、取外し作業の安全性が図られる。ま
た作業の種類により押圧手段の取付位置を変更で
きるので、ブローチの取付け、取外しの作業姿勢
を楽にすることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、この考案の実施例を示す
もので、第1図は、この実施例に係るブローチ等
角長物締付装置の一部省略正断面図、第2図は一
部省略側面図、第3図は第1図の−線に沿う
断面図、第4図は、この実施例の変形例の一部省
略正断面図、第5図から第7図は従来例を示すも
ので第5図は一部省略正断面図、第6図は一部省
略側面図、第7図は一部省略平面図である。 1……ホルダ本体、2……取付凹部、2a……
水平壁面、2b……鉛直壁面、4……クランパ
ー、5……ブローチ、6……先端部、6a……係
合部、9……長溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブローチ等の角長物を、ホルダ本体の長手方向
    に沿つて形成された取付凹部の2つの壁面に押圧
    して締付固定するブローチ等の角長物締付装置に
    おいて、前記ホルダ本体の2つの壁面が交叉する
    部分には、2つの壁面のなす角を2分する方向に
    延びる挿入孔が形成され、この挿入孔には、この
    挿入孔から突出した先端部に軸線と直交する方向
    に突出した係合部を有するクランパーが摺動自在
    に挿入されるとともに、このクランパーの後端面
    と挿入孔の底面との間にはクランパーをその先端
    側へ付勢する弾性部材が装着され、前記ホルダ本
    体にはその側面からクランパーと交叉する方向に
    向かつてねじ込まれ前記クランパーの側部に形成
    された切欠のクランパー先端側を向く面に当接し
    てそのクランパーを前記弾性部材の力に抗して後
    端側へ移動させるねじが設けられ、前記角長物の
    前記クランパーに対向する部分には、長手方向の
    一端部に前記クランパーの係合物がその軸線方向
    に移動自在に挿入されるとともにその他端部の壁
    面の開放側に前記クランパーの係合部の後端側を
    向く面に係合する係止部が形成された長溝が角長
    物の長手方向に沿つて形成されてなることを特徴
    とするブローチ等角長物締付装置。
JP16351185U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0135783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16351185U JPH0135783Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16351185U JPH0135783Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6272018U JPS6272018U (ja) 1987-05-08
JPH0135783Y2 true JPH0135783Y2 (ja) 1989-11-01

Family

ID=31091776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16351185U Expired JPH0135783Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0135783Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012153737A1 (ja) 2011-05-12 2012-11-15 株式会社タンガロイ 切削インサートのクランプ装置、切削工具および切削インサート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6272018U (ja) 1987-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4488844A (en) Floating fastener retainer assembly with removable fasteners
US4607547A (en) Stripped hex head drive socket
US4284114A (en) Locking member for a clamping bolt
US5374146A (en) Bolt including a cleaning thread point tip
US4304503A (en) Opposite threaded stud
US2804180A (en) Cage nut
US5782130A (en) Apparatus for retaining tools
JP3892479B2 (ja) ロック部材
JPH0135783Y2 (ja)
GB2281948A (en) Tool-engaging formations on bolts
US5499895A (en) Bolt including a cleaning thread point tip
JP3052547U (ja) ナット緩み止め具
KR20010059806A (ko) 체결볼트
JPH0347826Y2 (ja)
JPS6035769Y2 (ja) クランプ
JPH076514U (ja) ボルト及びナット並びにそのボルト及びナットからなる締結具
JPS639421Y2 (ja)
JPH0625696Y2 (ja) ナット
KR19980029253A (ko) 체결용 볼트구조
KR200227752Y1 (ko) 록크너트 체결용 툴
JPH0448270Y2 (ja)
JPS6327128Y2 (ja)
JPH0658221U (ja) オフセットボルト
KR0178920B1 (ko) 스페셜 스크루용 공구
JP2002096270A (ja) 締付具と締付確認方法