JPH04129913U - 締結装置 - Google Patents

締結装置

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JPH04129913U
JPH04129913U JP4594991U JP4594991U JPH04129913U JP H04129913 U JPH04129913 U JP H04129913U JP 4594991 U JP4594991 U JP 4594991U JP 4594991 U JP4594991 U JP 4594991U JP H04129913 U JPH04129913 U JP H04129913U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被締結部材側に形成された溝の任意の場所に
ナットを挿入・配置できるとともに、充分な受圧面積を
確保して強固な締結状態を得ることができ、ナットはも
とより被締結部材側の機械的強度を充分に確保できる締
結装置を提供することを目的とする。 【構成】 まず、ナットを立てた状態で溝の第1開口部
より溝内に挿入していき、徐々に回転させながら、溝内
に挿入・配置する。次に、被締結部材に別の被締結部材
を対置させて、該別の締結部材に形成された孔等にボル
トを通して、上記溝内に挿入・配置されたナットにねじ
込んでいく。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、機器据付基台を組み立てる際に使用する枠材を相互に締結 ・固定する締結装置に係り、特に、締結時の過大応力による「座面陥没現象」を 防止するとともに、簡単な作業で強固な締結状態を提供できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工場等にあっては、各種機器を取付けるために、各種の機器据付基台 を使用する。この種の機器据付基台は、各種形鋼材、或いは、軽金属(例えば、 アルミニウム)よりなる各種枠材を所定の長さに切断して、それらをボルト・ナ ットにより締結・固定したり、溶接したりして、所定の大きさ、形状に組み立て られるものである。
【0003】 ところで、枠材同士、又は、枠材に別の部材をボルト・ナットによって締結す る場合であるが、例えば、図17ないし図19に示すような方法により行う。ま ず、図17に示すように、枠材101の所定場所にT溝103が形成されている 。このT溝103は、開口部105と、この開口部105に連続して形成され開 口部105より大幅な開口部107とから形成されている。一方、図18に示す ように、ナット109が設けられている。このナット109は、上記開口部10 5に対応する小幅部111と、この小幅部111に連続して形成され、上記開口 部107に対応する大幅部113とから構成されている。又、雌ねじ部115が 形成されている。
【0004】 上記構成において、まず、枠材101のT溝103内に、ナット109を、例 えば、枠材101の端部よりスライドさせるようにして所定位置に挿入・配置す る。そして、図19に示すように、枠材101の上に別の枠材117を配置して 、ボルト119をねじ込んでいき、それによって、枠材101と117とを締結 ・固定するものである。
【0005】 上記構成をなす締結装置の場合には、枠材101のT溝103の所望の場所に ナット109を配置するために、ナット109を枠材101の端部より挿入しな ければならないという問題があった。これは、ナット109がT溝103に直接 挿入できない構成になっているからである。そこで、このような問題を解決する 手段として、例えば、図20及び図21に示すような構成が考えられている。
【0006】 すなわち、図20に示すナット121は、大幅部123と小幅部124とを備 えていて、上記大幅部123の短手方向寸法(H)は、T溝103の開口部10 5の幅(h)に対して、若干小さくなっている。よって、このようなナット12 1を、図21に示すような方向からT溝103内に挿入して、挿入した後、90 °だけ回転させることにより、T溝103からの抜けを防止するものである。こ のようにすれば、枠材101の任意の場所にナット121を直接挿入・配置する ことができる。
【0007】 又、同じような趣旨から、図22に示すような構成も考えられている。これは 、ナット131を薄くすることにより、T溝103への直接の挿入・配置を可能 にしたものである。又、図23及び図24に示すような構成も考えられている。 これは、図22に示したナット131が薄過ぎるために機械的強度が低下するこ とを懸念して、若干厚くしたナット141を使用するものであり、そのために、 T溝103側に、ナット141の回転を許容するための空間143を開口部10 7に連続して形成したものである。
【0008】 さらに、図25及び図26に示すような構成も考えられている。これは、ナッ ト151を蒲鉾状に形成し、この蒲鉾状のナット151の回転を許容するために T溝103の開口部107の形状を図に示すように変更したものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。まず、図17ないし図19 に示した構成のものは、既に述べたように、ナット109をT溝103の端部よ りスライドさせて挿入しなければならず、作業が煩雑であった。又、組立の関係 上、枠材101の両端が既に閉塞されてしまっている場合には、ナット109の T溝103への挿入・配置が不可能になってしまうことになる。
【0010】 これに対して、上記問題を解決するべく考えられた構成の場合には、次のよう な問題があった。まず、図20及び図21に示したものにあっては、ナット12 1の大幅部123の短手方向寸法(H)が小さいために、全体として、枠材10 1に対する締結時の受圧面積が小さくなってしまい、強固な締結状態を得る上で 問題があった。又、図22に示す構成の場合には、前述したように、ナット13 1が薄いために、機械的強度が低下してしまうという問題があった。
【0011】 又、図23及び図24に示す構成の場合には、締結時に何ら機能しない空間1 43が必要になってしまうとともに、該空間143を形成したことにより、枠材 101側のT溝103の近傍の機械的強度が低下してしまうことになる。さらに 、図24及び図25に示す構成の場合には、ナット151がT溝103に対して 、比較的大きな隙間をもって配置されることになるので、ボルト119をねじ込 んで回転する場合に、ナット151が回転することがある。この際は、回転時に 、ナット151の稜線とT溝103との接触部という極めて限られた部分で回転 力を受けることになるので、T溝103側に傷がつき易いという問題もあった。
【0012】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、被 締結部材側に形成された溝の任意の場所にナットを挿入・配置できるとともに、 充分な受圧面積を確保して強固な締結状態を得ることができ、ナットはもとより 被締結部材側の機械的強度を充分に確保できる締結装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案による締結装置は、被締結部材と、上記被締 結部材の端部に締結部材の長手方向に延長して形成され第1開口部及び該第1開 口部の反端部側に連続して形成され第1開口部よりその幅が大きい第2開口部及 び該第2開口部の反端部側に連続して形成され第2開口部よりその幅が大きい第 3開口部とからなる溝と、締結時に上記第1開口部に位置する小幅部及び締結時 に上記第2開口部及び第3開口部に位置し上記小幅部より幅が大きな大幅部より なり上記溝内に上記第1開口部を介して回転しながら挿入可能に形成されたナッ トと、上記被締結部材に別の被締結部材を対置させた状態で上記別の被締結部材 に形成された孔等を介して挿入されるとともに上記溝内に挿入・配置されたナッ トにねじ込まれるボルトと、を具備したことを特徴とするものである。
【0014】 その際、上記溝の第3開口部の幅を、反端部側に向かって狭めるようにテーパ 状に形成することが考えられる。又、上記溝内に挿入・配置されたナットの底部 に、ばね力を備えたスペーサを挿入して、ナットを溝の端部方向に押圧・付勢す ることが考えられる。又、上記溝の第3開口部の反端部側にボルトの逃げ空間と しての第4開口部を形成することが考えられる。
【0015】
【作用】
まず、ナットを立てた状態で溝の第1開口部より溝内に挿入していき、徐々に 回転させながら、溝内に挿入・配置する。次に、被締結部材に別の被締結部材を 対置させて、該別の締結部材に形成された孔等にボルトを通して、上記溝内に挿 入・配置されたナットにねじ込んでいく。又、第3開口部をテーパ状にした場合 には、ナットを挿入して回転させる場合の回転中心の大きなずれを防止できる。 又、スペーサの挿入により、溝内にあって締結前のナットの不必要な移動を規制 することができる。さらに、第4開口部を形成した場合には、ボルトの逃げ空間 を提供できる。
【0016】
【実施例】
以下、図1ないし図13を参照して本考案の第1実施例を説明する。図1は被 締結部材としての枠材1を使用するとともに、本考案による締結装置を使用して 組立てた機器据付基台3を示す上面図であり、図2は同上の正面図、図3は同上 の側面図である。図に示すように、枠材1同士を直接締結したり、或いは、連結 部材5を使用して締結することにより、機器据付基台3を組立てている。
【0017】 上記枠材1は、図4及び図5に示すような形状をなすものである。その横断面 形状は図5に示すようなものであり、その4辺側には、溝7がそれぞれ形成され ている。この溝7は、枠材1の長手方向に延長して形成されている。そして、例 えば、枠材1、1を直角に当接配置してこれを締結・固定する場合には、図6に 示すような方法により行う。すなわち、一方の枠材1の任意の溝7内にボルト9 の頭部11を挿入・配置する。そして、この一方の枠材1に形成された貫通孔1 3に図示しない工具(例えば、ドライバ)を挿入し、上記ボルト9を他方の枠材 1に形成された雌ねじ部15にねじ込んでいくものである。
【0018】 又、枠材1に既に述べた連結部材5を締結・固定する場合には、図7に示すよ うに、枠材1の任意の溝7内にナット17を挿入・配置しておく。その状態で、 連結部材5を枠材1に当接させて、連結部材5に形成された貫通孔19にボルト 9を挿入し、上記ナット17にねじ込んでいくものである。それによって、枠材 1と連結部材5とを締結・固定するものである。
【0019】 ここで、枠材1に形成された溝7とナット17との関係について詳細に説明す る。まず、溝7とナット17との関係を図8ないし図12を参照して説明する。 まず、溝7は、第1開口部21と、この第1開口部21の反端部側に連続して形 成され第1開口部21より幅が広い第2開口部23と、この第2開口部23の反 端部側に連続して形成され第2開口部23より幅が広いとともに反端部側に向か ってその幅を除々に狭めてテーパ状とした第3開口部25とから構成されている 。
【0020】 一方、ナット17は、次のような構成になっている。すなわち、図9にも示す ように、小幅部27があり、この小幅部27には大幅部29が連続して形成され ている。又、雌ねじ部30を備えている。上記小幅部27は、溝7の第1開口部 21の幅(a1)と深さ(b1)とにより、その幅(a2)と深さ(b2)を決 定されている。又、大幅部29はその外形が略円弧状をなしていて略蒲鉾状に形 成されている。その略円弧状の形状は次のような制約の基に決定されている。
【0021】 まず、図9に示すように、大幅部29の図中右側に示す角31を中心として、 溝7側の第2開口部23と第3開口部25の深さの合計(b3+b4)を半径と して円弧33を描く。上記円弧33と小幅部27の線分との交点35を中心にし て、第2開口部23と第3開口部25の深さの合計(b3+b4)を半径として 円弧37aを描く。この円弧37aの外側を含まないように、大幅部29の図中 右側部分の外形を決定する。同様に、図中左側部分についても同じような理屈に よりその形状を決定し、図中左右両側に示された円弧37a、37bを直線37 cで結ぶことにより、図中実線で示すような外径を得るものである。
【0022】 上記のように、大幅部29の外形を決定したのは、本実施例の場合には、溝7 において、第2開口部23と第3開口部25の深さの合計(b3+b4)が、第 1開口部21の幅(a1)より小さいからであり 、そのような場合であっても 、ナット17を溝7内に挿入することができるようにしたからである。又、この 場合には、上記交点35と大幅部29の反対側端面との距離39が、第1開口部 21の幅(a1)より小さい必要がある。又、以上の説明を別の角度から図で示 すと、図10に示すようになる。尚、図9及び図10中で実線で示す外径は、上 記理屈の基に許容される最大の大きさのものである。
【0023】 上記構成をなすナット17を溝7に挿入・配置する場合には、図11に示すよ うに、まず、ナット17を立てた状態で挿入する。次に、図12に示すように、 ナット17を回転させながら、その全体を溝7内に挿入していき、図13に示す ような状態とする。後は、挿入したナット17を溝7内において所定位置に配置 させ、連結部材5を当接してボルト9をねじ込んでいけばよい。
【0024】 以上本実施例によると次のような効果を奏することができる。まず、ナット1 7を枠材1の溝7の任意の位置に容易に挿入・配置することができ、従来のよう に溝7の端部よりスライドさせる必要はなく、又、枠材1の両端が既に閉塞され ているような場合にも、枠材1の任意の場所に別の部材を締結・固定することが できる。これは、溝7とナット17を前述したような条件の下に形成したからで ある。その際、ナット17の大幅部29によって充分な受圧面積を確保すること ができる。
【0025】 又、溝7側の第1開口部21の部分にナット17の小幅部27が位置している ので、締結時に生じる回転力を、この小幅部27によって安定して受けることが できる。よって、ナット17が不必要に回転してしまったり、或いは、溝7側に 傷をつけてしまうこともない。又、上記小幅部27の部分も、充分な肉厚を有し ているので、雌ねじ部30が形成されても、その機械的強度が低下することはな い。
【0026】 溝7側の第3開口部25がボルト9の先端部の逃げ空間として効果的に機能す るので、ボルト9の長さに対する制限が緩和され、例えば、市販の規格品のボル トの使用が充分に可能である。又、溝7においては、不必要な空間の形成を極力 抑えていてその肉厚も充分であるので、締結部の剛性が高くて荷重が作用しても 変形するようなことはない。
【0027】 又、溝7の第3開口部25がテーパ状になっているので、ナット17を溝7内 に挿入して回転させる際、図11に示すように、ナット17の回転中心のずれを 小さくすることができ、ナット17の回転ひいては挿入性を向上させることがで きる。よって、ナット17の挿入作業も簡単である。又、第3開口部25をテー パ状にすることにより、他の3個の溝7との干渉を防止できるので、溝7の大き さに対する寸法自由度が高いという利点もある。
【0028】 次に、図14及び図15を参照して本考案の第2実施例を説明する。この実施 例の場合には、溝7内に挿入したナット17の締結前の不必要な移動を規制する ために、ばね力を備えたスペーサ41を挿入したものである。上記スペーサ41 は、図14に示すように、L字状をなしており、底片43は上方に向かって凸に なるように湾曲形成されている。この底片43を下方に変形させながらナット1 7の下に挿入していき、上記変形により生じた弾性復帰力によって、ナット17 を溝7に適当な押圧力で押し付け、それによって、ナット17の不必要な移動を 規制するものである。
【0029】 尚、上記底片43には、ボルト9が通るための貫通孔45が形成されている。 よって、前記第1実施例の場合と同様の効果を奏することができるとともに、ナ ット17の締結前の不必要な移動を規制して、締結作業の作業性を向上させるこ とができる。
【0030】 次に、図16を参照して本考案の第3実施例を説明する。この実施例の場合に は、ナット17の形状を変えたものである。すなわち、第2開口部23と第3開 口部25の深さの合計(b3+b4)が、第1開口部21の幅(a1)より大き い場合には、図に示すようなナット17でよい。つまり、小幅部27の中心位置 51を中心にして、溝7の第1開口部21の幅(a1)を半径する円弧53を描 く。この円弧53の外側を含まないように、ナット17の外形を決定したもので ある。よって、この場合にも、前記各実施例と同様の効果を奏することができる 。
【0031】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案による締結装置によると、受圧面積の減少、機械的 強度の低下を来すことなく、溝の任意の場所にナットを挿入・配置することがで きるので、締結作業が簡単になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図で機器据付基台の
上面図である。
【図2】本考案の第1実施例をし示す図で機器据付基台
の正面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す図で機器据付基台の
側面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す図で枠材の正面図で
ある。
【図5】本考案の第1実施例を示す図で枠材の側面図で
ある。
【図6】本考案の第1実施例を示す図で枠材相互の締結
状態を示す図である。
【図7】本考案の第1実施例を示す図で枠材と連結部材
との締結状態を示す図である。
【図8】本考案の第1実施例を示す図で溝とナットとの
関係を示す図である。
【図9】本考案の第1実施例を示す図でナットの構成を
示す正面図である。
【図10】本考案の第1実施例を示す図で溝とナットと
の関係を示す図である。
【図11】本考案の第1実施例を示す図でナットの溝へ
の挿入作業を示す図である。
【図12】本考案の第1実施例を示す図でナットの溝へ
の挿入作業を示す図である。
【図13】本考案の第1実施例を示す図でナットの溝へ
の挿入作業を示す図である。
【図14】本考案の第2実施例を示す図で溝にナットと
スペーサを挿入した状態を示す斜視図である。
【図15】本考案の第2実施例を示す図でスペーサの斜
視図である。
【図16】本考案の第3実施例を示す図でナットの構成
を示す正面図である。
【図17】従来例を示す図でT溝の断面図である。
【図18】従来例を示す図でナットの斜視図である。
【図19】従来例を示す図で締結状態を示す断面図であ
る。
【図20】従来例を示す図でナットの斜視図である。
【図21】従来例を示す図でナットと溝との関係を示す
斜視図である。
【図22】従来例を示す図でナットとの溝との関係を示
す断面図である。
【図23】従来例を示す図で溝の断面図である。
【図24】従来例を示す図でナットとの溝との関係を示
す断面図である。
【図25】従来例を示す図でナットと溝との関係を示す
断面図である。
【図26】従来例を示す図でナットと溝との関係を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 枠材(被締結部材) 7 溝 9 ボルト 21 第1開口部 23 第2開口部 25 第3開口部 17 ナット 27 小幅部 29 大幅部 41 スペーサ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被締結部材と、上記被締結部材の端部に
    締結部材の長手方向に延長して形成され第1開口部及び
    該第1開口部の反端部側に連続して形成され第1開口部
    よりその幅が大きい第2開口部及び該第2開口部の反端
    部側に連続して形成され第2開口部よりその幅が大きい
    第3開口部とからなる溝と、締結時に上記第1開口部に
    位置する小幅部及び締結時に上記第2開口部及び第3開
    口部に位置し上記小幅部より幅が大きな大幅部よりなり
    上記溝内に上記第1開口部を介して回転しながら挿入可
    能に形成されたナットと、上記被締結部材に別の被締結
    部材を対置させた状態で上記別の被締結部材に形成され
    た孔等を介して挿入されるとともに上記溝内に挿入・配
    置されたナットにねじ込まれるボルトと、を具備したこ
    とを特徴とする締結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の締結装置において、上記
    溝の第3開口部はその幅を、反端部側に向かって狭める
    ようにテーパ状に形成されたものであることを特徴とす
    る締結装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の締結装置において、上記
    溝内に挿入・配置されたナットの底部に、ばね力を備え
    たスペーサを挿入して、ナットを溝の端部方向に押圧・
    付勢するようにしたことを特徴とする締結装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の締結装置において、上記
    溝の第3開口部の反端部側にボルトの逃げ空間としての
    第4開口部を形成したことを特徴とする締結装置。
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