JPH035686Y2 - - Google Patents

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JPH035686Y2
JPH035686Y2 JP1985167135U JP16713585U JPH035686Y2 JP H035686 Y2 JPH035686 Y2 JP H035686Y2 JP 1985167135 U JP1985167135 U JP 1985167135U JP 16713585 U JP16713585 U JP 16713585U JP H035686 Y2 JPH035686 Y2 JP H035686Y2
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engagement
bolt
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recess
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JP1985167135U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はねじのゆるみ止め装置に関するもの
で、ボルト又はナツトに適用できるもである。
(従来の技術) ボルト又はナツトの底面に不等辺三角形状の凹
部を、又、被締付体側には面取部を、夫々凹設し
て、ばね座金の上面には、上記凹部に係合できる
三角形状の上向突出部を、又、下面には上記面取
部に嵌着できる下向突出部を、夫々設けて、締付
中では上向突出部がボルト又はナツトの凹部に下
向突出部が被締付体の面取部に夫々、係合するこ
とになつてゆるみ止めが行われることになり、ゆ
るめるときは凹部のゆるやかな傾斜のために凹部
が上向突出部に対して滑ることができて、このと
きの上向突出部の下方への撓み作用を、面取部に
よつて許容するように構成した出願人の開発に係
るゆるみ止め具が、実公昭49−20627号として知
られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このゆるみ止め具は、上向突出部はボ
ルト又はナツト側に、又、下向突出部は被締付体
の側に、夫々、誤り無く面するようにばね座金を
置かねばならず、このように使用の際にばね座金
の表裏夫々の突出部を充分に確認して夫々のちが
いを見きわめることは仲々、むつかしいものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この考案は使用の際にばね座金の上向突出部が
必ずボルト又はナツト側となつているように座金
の表裏を確認しなければならないと云う不便を解
決しようとするものであつて、その構成は、締付
面における所定円周上に配置されて締付方向に対
する傾斜が大きく、逆方向に対する傾斜のゆるや
かな2つの傾斜面4,5を有する側面視不等辺三
角形状の係合凹部6を多数個設けたボルト3又は
ナツトと、所定円周上で一方の面と他方の面に
夫々、突出する側面視略三角形状の係合突起8,
8を有し、この係合突起8,8が上記係合凹部6
の少くとも上記大きい傾斜面4に略密接できるよ
うに形成されている座金7と、被締付体1の上記
ボルト3又はナツトに近い側の面に設けられて上
記係合凹部6への非係合側の係合突起8に係合で
きて、しかも、上記係合凹部6に係合している係
合突起8からボルト3又はナツトのゆるみ動作に
伴つて下方へ沈むことができる複数個の被締付体
側凹部12とからなるねじのゆるみ止め装置であ
る。
(作用) 座金7の一方の面と他方の面に夫々設けられた
側面視略三角形状の夫々の係合突起8,8は、何
れのものもボルト3又はナツトの締付面に設けて
ある係合凹部6に係合できる形状であるので、座
金7の何れの面がこの締付面に向いていても全く
差支えは無くなり、このように締付作業にあたつ
て座金7の表裏の確認と云う面倒な手数が全く不
要となつたのである。
(実施例) 次にこの考案の一実施例を図にもとづいて説明
する。
第1図に使用状態の縦断側面視を、第2図に第
1図のA−A線矢視を、第3図に被締付体1,2
を互に締付けるためのボルト3は、その締付面に
所定円周上に配置されて締付方向に対する傾斜が
大きく、逆方向に対する傾斜のゆるやかな2つの
傾斜面4,5を有している側面視略不等辺三角形
状の係合凹部6を、多数個設けてあり、第4図に
平面視を、第5図に側面視を夫々例示した座金7
は、一方の面と他方の面に夫々突出する側面視略
三角形状の係合突起8,8が設けてあり、これら
の係合突起8には、係合凹部6の大きい傾斜の傾
斜面4に略密接できる傾斜面9を設けている。
ボルト3の締付面に近い側の被締付体1の締付
部10には、ボルト孔11の周囲に被締付体側凹
部12を、座金7の下側面に設けた係合突起8に
対して設け、第1図の組立状態のように一方の面
の係合突起8がボルト3の係合凹部6に係合して
いる状態では、他方の面の係合突起8は被締付体
1の被締付体側凹部12に係合することになるよ
うに、そして、締付状態にあるボルト3をゆるめ
る方向に回動するとき、係合突起8が第3図の下
方へ押動されて被締付体側凹部12内に落込み、
これによつて係合突起8が係合凹部6から外れる
ことになつてボルト3が回動できるように構成し
たものである。
したがつて、ねじ止めに際しては、座金7の上
下何れかの係合突起8を被締付体1の被締付体側
凹部12に係合してボルト3をめねじ13にねじ
込めば、座金7は上記係合動作によつて被締付体
1に対して静止することになり、ボルト3の係合
凹部6が座金7の係合突起8のゆるやかな傾斜面
5に対して滑り移動をして、ゆるみ方向に対して
は大きい傾斜面4によつて移動止めされることに
なつてラチエツト作用が発揮されることになる。
そして、ボルト3をゆるやかな方向に回動する
と、係合突起8がゆるやかな傾斜面5を滑つて係
合突起8が被締付体側凹部12内に落込むことに
なり、これによつて係合突起8が係合凹部6から
外れて、ボルト3はゆるめ戻しできることになる
のである。
第8図には、ボルト3のほか、ナツトにも適用
したものを例示している。
又、上述した実施例では、被締付体側凹部12
は、第3図に例示した如く、側面視が滑らかな円
弧状であるため、締付操作の際に、下側の係合突
起8が被締付体側凹部12に当接して座金7のこ
の係合突起8の周囲の附近が大きく上方へ撓むこ
とになつて、このように、締付力が作用している
間は常に上記撓み状態が持続しているので、座金
7にヘタリが生じ易いことになり、かかるヘタリ
を防止するには、かなり強力な弾性のばね材を使
用しなければならないと云う問題があるので、被
締付体側凹部13の他の実施例として第9図に平
面視を、第10図にC−C断面を、又、第11図
に拡大縦断面を、夫々例示したように、幾つかの
ものを、係合突起8に略密接できる略三角形状に
形成しておけば、締付操作を開始したときに座金
7が殆んどずれ動くことが無く、係合突起8の周
囲が撓むことも無くなつて、座金7に、さほどの
弾力を必要としなくなつて、コストの安い座金7
で足りると云う利点を有するものとなる。
(考案の効果) この考案に係るねじのゆるみ止め装置は上述の
ように構成したものであつて、座金7の一方の面
と他方の面に夫々設けられた側面視略三角形状の
夫々の係合突起8,8は、何れのものもボルト3
又はナツトの締付面に設けてある係合凹部6に係
合できる形状であるので、座金7の何れの面がこ
の締付面に向いても全く差支えは無くなり、この
ように締付作業にあたつて座金7の表裏の確認と
云う面倒な手数が全く不要となり、作業が極めて
疲労少なく正確となつたのである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図と第8
図は夫々の使用状態における縦断側面図、第2図
は第1図のA−A線矢視図、第3図は第1図にお
ける要部拡大断面図、第4図は座金の平面図、第
5図は第4図の側面図、第6図は被締付体の平面
図、第7図は第6図におけるB−B線断面図、第
9図は他の実施例における被締付体の平面図、第
10図は第9図のC−C線断面図、第11図は締
付状態における要部の拡大縦断面図である。 附号説明、1…被締付体、4,5…傾斜面、3
…ボルト、6…係合凹部、7…座金、12,13
…被締付体側凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 締付面における所定円周上に配置されて締付方
    向に対する傾斜が大きく、逆方向に対する傾斜の
    ゆるやかな2つの傾斜面を有する側面視不等辺三
    角形状の係合凹部を多数個設けたボルト又はナツ
    トと、所定円周上で一方の面と他方の面に夫々突
    出する側面視略三角形状の係合突起を有し、この
    係合突起が上記係合凹部の少くとも上記大きい傾
    斜面に略密接できるように形成されている座金
    と、被締付体の上記ボルト又はナツトに近い側の
    面に設けられて上記係合凹部への非係合側の係合
    突起に係合できて、しかも、上記係合凹部に係合
    している係合突起がボルト又はナツトのゆるみ動
    作に伴つて下方へ沈むことができる被締付体側凹
    部とからなるねじのゆるみ止め装置。
JP1985167135U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH035686Y2 (ja)

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JP1985167135U JPH035686Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6275209U JPS6275209U (ja) 1987-05-14
JPH035686Y2 true JPH035686Y2 (ja) 1991-02-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09229042A (ja) * 1996-02-26 1997-09-02 Eisuke Ishida ボルト類の共回り防止方法
JP2002155920A (ja) * 2000-11-16 2002-05-31 Ebara Corp ナットの締付け固定構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433338A (en) * 1977-08-18 1979-03-12 Tekken Constr Co Method of shielding excavation and device for controlling water pressure on blades of excavator

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