JPH0616643Y2 - 3方締付治具 - Google Patents

3方締付治具

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JPH0616643Y2
JPH0616643Y2 JP1988143244U JP14324488U JPH0616643Y2 JP H0616643 Y2 JPH0616643 Y2 JP H0616643Y2 JP 1988143244 U JP1988143244 U JP 1988143244U JP 14324488 U JP14324488 U JP 14324488U JP H0616643 Y2 JPH0616643 Y2 JP H0616643Y2
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JP
Japan
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tightening
side wall
locking tab
jig
wall surface
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JP1988143244U
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JPH0263968U (ja
Inventor
啓司 石渡
喬 千葉
Original Assignee
日本ニユクリア・フユエル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、3方締付治具に係り、特に六角ナットのゆ
るみの防止するためのロッキングタブワッシャの爪を締
付けるための3方締付治具に関する。
(従来の技術) 一般に、核燃料集合体においては、結合燃料棒を上部タ
イプレートに固定する六角ナットの側壁面にロッキング
タブワッシャの爪を係合させ、この六角ナットが使用中
ゆるんで外れないように回り止めをおこなっている。
第6図(a),(b)は、上記ロッキングタブワッシャ
の平面図および側面図であって、ロッキングタブワッシ
ャ10は薄い金属板で構成されており、軸穴11a,1
1bを有する2個の座12a,12bが渡し板13によ
り連結されている。この各座12a,12bにはそれぞ
れ3個の爪14a,14bおよび14c、15a,15
bおよび15cが互いに120°の角度で等間隔をもっ
て放射方向に突設されており、各爪14a,14bおよ
び14c、15a,15bおよび15cの先端部には内
方向に曲げられた円弧状部16a,16bおよび16c
…等が形成されている。
このロッキングタブワッシャ10の座12a,12b
は、第8図に示すように核燃料集合体の上部タイプエー
ト18から突出する2つの結合燃料棒における上部端栓
のねじ部19(1つのみ図示)に装着され、六角ナット
20が締付けられる。この六角ナット20が締付けられ
た後、第7図に示すようなプライヤ21の締付部22
a,22bにより前記爪14a,14bおよび14cを
六角ナット20の側壁面に密着させ、この六角ナット2
0の側壁面と各爪14a,14bおよび14cとの係合
により六角ナット20の回動を防止し外れないようにし
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、ロッキングタブワッシャ10の各爪14a…
をそれぞれ1枚づつプライヤ21の締付部22a,22
bで六角ナット20の側壁面に密着させるとき、各爪1
4a…が締付部22a,22bにより六角ナット20の
側壁面に押されることにより、座12a,12bが爪1
4aと反対側に移動させられ、ねじ部19に対して位置
づれが生じることがある。
また、各爪14a,14bおよび14cは、1枚づつ締
付作業が行われるので、六角ナット20と各爪14a…
とのクリアランスが不均一になり、他の六角ナット20
とロッキングタブワッシャ10の取付けに邪魔になった
り、渡し板13が盛上がり六角ナット20の締付けや各
爪14a…を六角ナット20の側壁に密着させる作業が
できないなどの問題があった。
しかも、ロッキングタブワッシャ10の各爪14a…と
六角ナット20との間のクリアランスを規定以下にする
には熟練が必要であり、締付調整時間が多くなるなどの
問題もあった。
本考案は、上記問題を解決するために六角ナットを密着
保持するロッキングタブワッシャの各爪を締付けるとき
に、ロッキングタブワッシャが移動したり、変形しない
で均等な力によって締付けることができるようにした3
方締付治具を得ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、それぞれ先端部に締付部を有し他端部に把持
部を形成した一対の締付杆をその中間部で互い枢着する
とともに、一方の締付部の他方の締付部に対向する面
に、六角ナットの一側壁面を挟む左右両側壁面にほぼ直
角に係合し得る左右2つの側壁面を有し、上記他方の締
付部に対向する面に開口する凹状部を形成し、他方の締
付部には一方の締付部の凹状部の締付部の底部に対向し
前記六角ナットの一側壁面にほぼ直角に締付ける凸状部
を形成したことを特徴とする3方締付治具を提供するも
のである。
また、前記締付部の凹状部の内壁面および凸状部の表面
には合成樹脂のような弾性材を装着したことを特徴とす
る3方締付治具を提供するものである。
(作用) 締付けを行うとするロッキングタブワッシャの各爪を、
まず、手等で六角ナットの側壁面に曲げられる所まで折
曲げて、プライヤなどで仮締付けを行った後、一方の締
付部の凹部の左右両側壁面が2つの爪にほぼ直角に当接
し、他方の締付部の凸状部が残りの1つの爪にほぼ直角
に当接し、両把持部に接近するような力を加えると、そ
の先端締付部の凹状部および凸状部によりロッキングタ
ブワッシャの3つの爪の面を均等な力で固定用の六角ナ
ットの各側壁面に同時に密着保持する。
また、先端凹状部の内壁面および凸状部の表面を3方向
から均等な力により締付けるとき、ロッキングタブワッ
シャが弾性体により傷づき腐食等を起すさない。
(実施例) 以下本考案3方締付治具の一実施例を添付図面について
説明する。
第1図(a),(b)は本考案3方締付治具30の一例
を示す正面図およびその締付部の断面図である。この3
方締付治具30は、それぞれ一方には締付部31a,3
1bを有し他方には把持部32a,32bを形成し、一
対の締付杆の中間部には枢軸33を設け、この枢軸33
を中心として開閉させられる構成されている。
前記把持部32a,32bは第1図(b)に示すように
一方の締付部31aが他方の締付部31bに対向して配
置されている。この一方の締付部31aには六箇の側面
を有する六角ナット20の一側壁面を挟む左右両側壁面
にほぼ直角に係合し得る左右2つの側壁面f,gを有
し、他方の締付部31bに対向して開口する凹状部33
aが形成されている。
また、他方の締付部31bには一方の締付部31aの凹
状部33aの底部eに対向し前記六角ナット20の一側
壁面にほぼ直角に凸状部33bが形成されている。
これら凹状部33aの2つの側壁面f,gと凸状部33
bとが六角ナット20の各側壁面を丁度一つ置きに挟む
ようにして3方向からロッキングタブワッシャ10の各
爪14a…等を締付けるように係合するようになってい
る。
この締付治具30の使用方法は次のようである。
まず、第4図に示すように核燃料集合体の上部タイプレ
ート18から突出するねじ部19にロッキングタブワッ
シャ10の座12a,12bが装着され、このロッキン
グタブワッシャ10の上部からねじ部19に六角ナット
20が螺合される。このようにしてからロッキングタブ
ワッシャ10の各爪14a…を予め手等により六角ナッ
ト20の側壁方向に少し曲げて置き、次ぎに、締付治具
30の締付部32aの凹状部33aおよび締付部32b
の凸状部33bを下向に配置させる。
このときロッキングタブワッシャ10の爪14aには締
付治具30の凹状部33aの側壁部fを、爪14bには
締付治具30の凹状部33aの側壁部gを、また、爪1
4cには締付治具30の凸状部33bをほぼ直角になる
ように当接し、締付杆の把持部31a,31bを接近す
るようにすると、ロッキングタブワッシャ10の各爪1
4a…がそれぞれ六角ナット20の側壁面に一つ置きに
ほぼ直角で均等な力で押圧させられ密着させられる。
また、この作業によりロッキングタブワッシャ10の各
円弧部16a…等がそれぞれ六角ナット20の頂部を保
持するように位置され六角ナット20をタイプレート1
8に押圧する(図5参照)。
第2図(a),(b)は他の実施例を示す3方締付治具
40の正面図および断面図である。この3方締付治具4
0の主要部は、第1図(a),(b)のものとほぼ同様
であるが、締付部31a,31bの少なくとも対向面に
は例えば合成樹脂のような弾性体42a,42bが設け
られている。
この3方締付治具40の使用方法は、第1図(a)およ
び(b)と同様であるが、ロッキングタブワッシャ10
を締付けたとき、このロッキングタブワッシャ10が弾
性体42a,42bを介して締付けられるから、これら
が傷づけられることがない。
第3図(a),(b)は、さらに他の実施例を示す3方
締付治具50の正面図および断面図である。この3方締
付治具50の主要部は、第1図(a),(b)および第
2図(a),(b)のペンチ状のものに代わり、プライ
ヤ状のものにしこのプライヤの先端の締付部51a,5
1bの間隔を長穴52に沿って前後に移動できるように
したものである。
そのため、ねじ部19にロッキングタブワッシャ10を
介して六角ナット20を螺合した後、ロッキングタブワ
ッシャ10の爪14a…をこの3方締付治具50により
横方向から仮締付けに続いて各爪14a…を本締付を同
時に行うことができる。
それ故、一の3方締付治具50によりロッキングタブワ
ッシャ10の爪14a…を仮締付けおよび本締付できる
から、他の治具がなくてもロッキングタブワッシャ10
の締付が作業が簡単にできる。
〔考案の効果〕
ペンチ、プライヤの先端に六角ナットの3側壁面に沿っ
て対向する凹状部と凸状部を設けたから、核燃料集合体
のタイプレートの六角ナットを保持するロッキングタブ
ワッシャの爪を六角ナットの3側壁面から同時に直角方
向に均等な押圧力により締付けられ、ロッキングタブワ
ッシャがタイプレートのねじ部に対し位置づれを生じる
ことなく、また、ロッキングタブワッシャの爪と六角ナ
ットの壁面とのクリアランスが均一になるように締付け
ることができる。
しかも、ロッキングタブワッシャの円弧部を六角ナット
の頂上に位置させ、六角ナットを上部からタイプレート
に押しるけることもできる。
また、締付部には弾性体を装着したからロッキングタブ
ワッシャの爪を締付けるときこのロッキングタブワッシ
ャの爪を傷づけることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本考案3方締付治具の正面図、第1図
(b)は、第1図(a)をA−A線に沿って切断し矢印
方向に見た断面図、第2図(a)および第2図(b)、
第3図(a)および第3図(b)は、第1図(a)およ
び第1図(b)と同様に他の3方締付治具の正面図およ
び断面図、第4図は、本考案3方締付治具の使用例を示
す説明図、第5図は、本考案3方締付治具の固定された
状態を示す側面図、第6図(a)は、一般に使用されて
いるロッキングタブワッシャの正面図、固定された状態
を示す側面図、第6図(b)は、第6図(a)のロッキ
ングタブワッシャの側面図、第7図は、従来の締付治具
の正面図、第8図は、第7図の締付治具の使用例を示す
説明図である。 10……ロッキングタブワッシャ、11a,11b……
穴、12a,12b……座、14a,14b……爪、1
8……タイプレート、19……ねじ部、20……六角ナ
ット、21……プライヤ、30……3方締付治具、31
a,31b……締付部、32a,32b……把持部、3
3a,33b……締付部の凹状部および凸状部、42
a,42b……弾性体、52……穴。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ先端部に締付部を有し他端部に把
    持部を形成した一対の締付杆をその中間部で互い枢着す
    るとともに、一方の締付部の他方の締付部に対向する面
    に、六角ナットの一側壁面を挟む左右両側壁面にほぼ直
    角に係合し得る左右2つの側壁面を有し、上記他方の締
    付部に対向する面に開口する凹状部を形成し、他方の締
    付部には一方の締付部の凹状部の締付部の底部に対向し
    前記六角ナットの一側壁面にほぼ直角に締付ける凸状部
    を形成したことを特徴とする3方締付治具。
  2. 【請求項2】前記締付部の凹状部の内壁面および凸状部
    の表面には合成樹脂のような弾性材を装着したことを特
    徴とする請求項1記載の3方締付治具。
JP1988143244U 1988-11-01 1988-11-01 3方締付治具 Expired - Lifetime JPH0616643Y2 (ja)

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JPH0263968U JPH0263968U (ja) 1990-05-14
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JPH07115302B2 (ja) * 1992-10-15 1995-12-13 清二 児島 樋連結具
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