JPH0513660Y2 - - Google Patents

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JPH0513660Y2
JPH0513660Y2 JP5025586U JP5025586U JPH0513660Y2 JP H0513660 Y2 JPH0513660 Y2 JP H0513660Y2 JP 5025586 U JP5025586 U JP 5025586U JP 5025586 U JP5025586 U JP 5025586U JP H0513660 Y2 JPH0513660 Y2 JP H0513660Y2
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wiper
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えばワイパー装置において、リ
ンクとワイパーアームとを連結するのに利用され
るワイパーピボツトの取り付け構造に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、たとえばワイパー装置におけるワイパー
ピボツトの取り付け構造としては、第5図および
第6図に示すものがあつた。
すなわち、図に示すワイパーピボツト100は
ピボツト101と、このピボツト101を回転可
能な状態で保持する軸受け102を備えかつスタ
ツドボルト103を突出させて備えた取り付け部
104とから主として構成されている。
ピボツト101は上端に雄ねじ部101aを備
え、図示しないワイパーアームを連結可能とする
とともに、下端にボールピン105を備えたピボ
ツトアーム106を取り付け可能としている。
取り付け部104は一般的には三角形または四
角形に樹脂成形された平板状のものであり、ほぼ
中央位置にこの取り付け部104の上下を貫通し
かつ両端部を突出させた軸受102を設けてい
る。そして、この取り付け部104にボルト10
3を圧入し該端部を取り付け部104の車体への
当接面104a上に突出させている。
すなわち、第6図に示すように、ワイパーピボ
ツト100は、車体パネル(一般的にはカウルト
ツプパネル)108の下面に、取り付け部104
の当接面104aを圧接させた状態でスタツドボ
ルト103にワツシヤ109を介してナツト11
0を螺込ませることにより、ワイパーピボツト1
00を車体パネル108に固定している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のような従来のワイパーピ
ボツト100の取り付け構造においては、車体パ
ネル108への取り付け時のナツト110の締め
付け応力を取り付け部104の当接面104a自
体で受けていたため、取り付け部104が樹脂成
形されていることにより当接面104aが変形し
てクリープが発生することがあり、場合によつて
はナツト110が緩んで、ワイパーピボツト10
0と車体パネル108とのあいだでがたを生ずる
ことがあり、ワイパーピボツト100の作動中に
異音が発生し、円滑な作動に支障を来すことがあ
るという問題点があり、この問題点に対して取り
付け部104をADC10ないしはADC12のア
ルミニウムダイカスト製として上記の問題点を解
決すべく考えられたものもあつたが、ワイパーピ
ボツト100が非常に高価なものとなつてしまい
現実性に欠け、上記の問題点を解決するにはいた
らなかつた。
この考案は、上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、車体パネルへの確実な固定を実現できる固
定手段を具備したワイパーピボツトの取り付け構
造を提供することを目的としている。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案に係わるワイパーピボツトの取り付け
構造は、取り付け部の取り付け面から車体パネル
側に突出し且つ車体パネルに当接する当接面を備
えているとともにナツトまたはボルトを螺着する
ねじ部材を取り付け部に一体的にインサート成形
し、ねじ部材の当接面に車体パネルを当接した状
態で車体パネルを介してねじ部材にナツトまたは
ボルトを螺着した構成としたことを特徴としてい
る。
(考案の作用) この考案に係わるワイパーピボツトの取り付け
構造において、車体パネルは、ねじ部材の当接面
に当接して取り付け部には当接しないため、ナツ
トまたはボルトとねじ部材との螺着による締め付
け応力は取り付け部に作用しないものとなる。
(実施例) 以下、この考案の実施例によるワイパーピボツ
トを図面に基づいて説明する。
〈実施例 1〉 第1図および第2図はこの考案の一実施例によ
るワイパーピボツトを示す図である。
すなわち、図において、ワイパーピボツト1
は、ピボツト2と、ピボツト2を回転可能な状態
で保持する軸受3を備えかつ当接面4を備えたね
じ部材であるナツト5を突出させた取り付け部7
とから構成されている。
ピボツト2は上端に雄ねじ部2aを備え、この
雄ねじ部2aに図示しないワイパーアームを連結
可能とするとともに、下端にボールピン8を備え
たピボツトアーム9を取り付け可能としている。
取り付け部7は、上側に取り付け面7aを有す
るとともに、ほぼ中央位置にこの取り付け部7の
上下を貫通しかつ両端部をそれぞれ突出させた軸
受3を設けている。そして、この取り付け部7の
軸受3外周上の3個所に、この取り付け部7の表
面より突出させた当接面4を備えたナツト5をイ
ンサート成形している。ナツト5は取り付け部7
にインサート成形されているため、取り付け部7
と別離不能に設けられている。
すなわち、第2図に示すように、ワイパーピボ
ツト1は、車体パネル10の下面に、ナツト5の
当接面4を当接させた状態で車体パネル10に設
けた穴10aの上側より雄ねじ11aを有するボ
ルト11をワツシヤ12を介してナツト5に螺込
ませることにより、ワイパーピボツト1を車体パ
ネル10に固定している。
車体パネル10は取り付け部7の取り付け面7
aに当接せずにナツト5の当接面4にだけ当接す
るため、ボルト11をナツト5に対してねじ込む
際の締め付け応力は、ボルト11の頭側とナツト
5の当接面4から車体パネル10に対してのみ作
用する。
したがつて、このような実施例においては、ナ
ツト5のインサート成形を自動機によつて実施す
ることによりインサート成形するナツト5の部品
代のみのコストアツプで従来のワイパーピボツト
と同程度のコストとすることができる。
〈実施例 2〉 第3図および第4図はこの考案の他の実施例に
よるワイパーピボツトの取り付け構造を示す図で
ある。
すなわち、この実施例によるワイパーピボツト
は、取り付け部7の軸受3外周上の3個所に、こ
の取り付け部7の表面より突出させた当接面4を
備えたねじ部材である段付ボルト13をインサー
ト成形させたものである。
そして、この実施例におけるワイパーピボツト
1は、車体パネル10の下面にボルト13の段部
当接面4を当接させた状態で、車体パネル10の
上面よりワツシヤ12を介してナツト14をボル
ト13の雄ねじ13aに螺込ませることにより、
ワイパーピボツト1を車体パネル10に固定して
いる。この場合も、ボルト13の段部当接面4が
取り付け部7の取り付け面7aよりも突出してい
るので、車体パネル10は取り付け部7の取り付
け面7aに当接せずにボルト13の段部当接面4
にだけ当接する。
したがつて、この実施例においては、従来のワ
イパーピボツトとほとんど同程度のコストとする
ことができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によるワイ
パーピボツトの取り付け構造によれば、車体パネ
ルは、ねじ部材の当接面に当接して取り付け部に
は当接せずに、ナツトまたはボルトとねじ部材と
の螺着による締め付け応力は取り付け部に作用し
ないものとなるため、従来のものと比較して取り
付け部の取り付け面が変形することによつて起こ
るクリープはなく、それによつて、がたを発生さ
せることもないので、車体パネルに対して確実な
固定を行うことができるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるワイパーピ
ボツトおよびピボツトアームの外観斜視図、第2
図は第1図のワイパーピボツトの車体パネルとの
取り付け状態を説明する取り付け部の破断側面
図、第3図はこの考案の他の実施例によるワイパ
ーピボツトおよびピボツトアームの外観斜視図、
第4図は第2図のワイパーピボツトの車体パネル
との取り付け状態を説明する取り付け部の破断側
面図、第5図は従来のワイパーピボツトおよびピ
ボツトアームの外観側面図、第6図は第5図のワ
イパーピボツトの車体パネルとの取り付け状態を
説明する取り付け部の破断側面図である。 1……ワイパーピボツト、2……ピボツト、4
……当接面、5,13……ねじ部材(ナツト、ボ
ルト)、7……取り付け部、7a……取り付け面、
10……車体パネル、11……ボルト、14……
ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワイパーアームを連結するピボツトと、 上記ピボツトを回転可能に支持するとともに車
    体パネルへの取り付け面を形成した取り付け部
    と、 を備えたワイパーピボツトの取り付け構造におい
    て、 上記取り付け部の取り付け面から車体パネル側
    に突出し且つ上記車体パネルに当接する当接面を
    備えているとともにナツトまたはボルトを螺着す
    るねじ部材を取り付け部に一体的にインサート成
    形し、上記ねじ部材の当接面に車体パネルを当接
    した状態で車体パネルを介してねじ部材にナツト
    またはボルトを螺着したことを特徴とするワイパ
    ーピボツトの取り付け構造。
JP5025586U 1986-04-02 1986-04-02 Expired - Lifetime JPH0513660Y2 (ja)

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JP5025586U JPH0513660Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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JPS62163166U JPS62163166U (ja) 1987-10-16
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DE19925291A1 (de) * 1999-06-02 2000-12-07 Bosch Gmbh Robert Scheibenwischeranlage

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JPS62163166U (ja) 1987-10-16

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