JPH0719013U - 車両用部品の取付構造 - Google Patents
車両用部品の取付構造Info
- Publication number
- JPH0719013U JPH0719013U JP4936293U JP4936293U JPH0719013U JP H0719013 U JPH0719013 U JP H0719013U JP 4936293 U JP4936293 U JP 4936293U JP 4936293 U JP4936293 U JP 4936293U JP H0719013 U JPH0719013 U JP H0719013U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide bolt
- top wall
- mounting structure
- vehicle
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体に固定されるスライドボルト2と、車両
用部品(例えばフィニッシャのハウジング1)に固定さ
れたスライドボルト受座4とよりなる車両用部品取付構
造を改良して、格別の熟練を要せず迅速,容易に組付作
業を行ない得るようにする。 【構成】 スライドボルト受座4の函状部4aの頂壁4
fと平行に、ガイドリブ4dを設け、頂壁4fとガイド
リブ4dとの間に、スライドボルト2の係合プレート2
aを摺動可能に挿入し得るように構成する。
用部品(例えばフィニッシャのハウジング1)に固定さ
れたスライドボルト受座4とよりなる車両用部品取付構
造を改良して、格別の熟練を要せず迅速,容易に組付作
業を行ない得るようにする。 【構成】 スライドボルト受座4の函状部4aの頂壁4
fと平行に、ガイドリブ4dを設け、頂壁4fとガイド
リブ4dとの間に、スライドボルト2の係合プレート2
aを摺動可能に挿入し得るように構成する。
Description
【0001】
本考案は、車両の車体に対して該車両用の部品を取り付けるための構造に係り 、特に、自動車の車体に対してフィニッシャなどの外装品を装着するに好適な取 付構造に関するものである。
【0002】
フィニッシャは、自動車の外装部品として車体に装着される部材である。図3 はフィニッシャを車体に取り付けるための構造部分の従来例を示し、模式的に描 いた分解斜視図である。図示の1はフィニッシャハウジングの1部分を破断して 描いたものであり、図示の2は車体(図示せず)に固定されるスライドボルトで ある。上記のフィニッシャハウジング1には、上記スライドボルト2に係合する スライドボルト受座3が、合成樹脂材料によって一体に成形されている。 上記スライドボルト2は、オネジ杆2dの一端に係合プレート2aが固着され るとともに、該係合プレート2aと一体に嵌合軸部2bとフランジ2cとが一体 に連設されており、該嵌合軸部2bとフランジ2cとはオネジ杆2dに対して同 心に配列されている。前記の係合プレート2aは長方形状をなし、オネジ杆2d に対して垂直である。 前記のスライドボルト受座3は、函状部3aの頂壁に溝孔状の切欠4bが設け られている。ただし、上記スライドボルト受座3は必ずしも図示の姿勢で使用さ れるとは限らないので、頂壁とは上方の水平板状部という意味に限定されない。 従って、本考案において頂壁とは「スライドボルトの嵌合軸部に対して摺動可能 に嵌合する溝孔状切欠が形成されている板状部」の意である。 図3に示したように、係合プレート2aは矢印a,a′のごとく函状部3aの 中空部に挿入される。ただし、本考案において矢印のごとく挿入されるとは相対 的な移動の表現であって、反矢印方向に被さることも含むものとする。 前記係合プレート2aが矢印a,a′のごとく函状部3a内に挿入されると、 嵌合軸部2bは矢印bのごとく溝孔状切欠4b内に挿入され、係合突起3cによ って溝幅が狭くなっている部分を押し通されると、軽く抜け止めされる。この図 3に示した従来例の取付構造は、取付作業を迅速に行ない得るので広く用いられ ている。
【0003】
前掲の図3に示した従来例の取付構造によれば、フィニッシャに限らず各種の 外装用機器を迅速に車体に装着し得るが、その作業に熟練を必要とする。図4は 、上記従来例に係る取付構造における取付作業を説明するために示したものであ って、(A)は正常な取付作業を示す模式的な分解断面図、(B)は取付作業を 失敗した場合を描いた模式的な断面図である。 図4(A)に実線で描いたスライドボルト2のように、係合プレート2aを挿 入方向(矢印a)と平行な姿勢に保ち、嵌合軸部2bを溝孔状切欠3bの開口方 向の延長線(反矢印b)上に揃え、矢印a,b方向に真直に挿入しなければなら ない。この作業が正確に行なわれないと、図4(B)に示したようにスライドボ ルト2が溝孔状切欠3bの入口に引っ掛かって、円滑な挿入が行なわれない。
【0004】 本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであって、格別の熟練を要せず、迅 速かつ容易に、正確に取付作業を行ない得る、車両用部品の取付構造を提供する ことを目的とする。
【0005】
上記の目的(熟練を要せず取付作業可能)を達成するため本考案に係る車両用 部品の取付構造は、車両に対して固定されるスライドボルトと、車両用部品に固 定されたスライドボルト受座とより成り、 上記スライドボルト受座は函状をなしていて、その頂壁に溝孔状の切欠が設け られており、 前記スライドボルトは、オネジ杆の一端に、上記函状の受座の中空部に挿入さ れる係合プレートが設けられるとともに、該係合プレートに直角に固定されて上 記溝孔状切欠に嵌合する嵌合軸部が設けられ、かつ、該嵌合軸部を介して上記係 合プレートと平行に対向離間しているフランジとを具備している構造の車両用部 品取付構造において、 前記函状のスライドボルト受座内を仕切る形に、該スライドボルト受座の頂壁 と平行に対向離間するガイドリブが設けられていて、上記頂壁とガイドリブとの 間に前記係合プレートが摺動自在に嵌合するようになっていることを特徴とする 。
【0006】
上記の構造によると、ガイドリブと頂壁との間に係合プレートが摺動自在に嵌 合するので、作業員はスライドボルトの係合プレートを誘導してガイドリブと頂 壁との間に挿入するように操作すれば良く、これに伴ってスライドボルトの嵌合 軸部が自動的に溝孔状切欠の開口部に導かれるとともに、係合プレートが自動的 に頂壁と平行な姿勢に規制されるので、別段の熟練を要せず迅速,容易,かつ正 確に、車両用の部品を車体に対して取り付けることができる。
【0007】
次に、図1および図2を順次に参照して本考案の実施例を説明する。図1は、 本考案に係る車両用部品の取付構造の1実施例を模式的に描いた分解斜視図に、 嵌合関係を表わす寸法を記入するとともに組付作業を表わす矢印を付記した図で ある。この実施例は、図3に示した従来例に本考案を適用して改良した1例であ って、図3と同一の符号を付したものは前記従来例におけると同様ないし類似の 構成部分である。次に、図1について、図3と異なる点すなわち本考案を適用し て改良した事項を説明する。 4は本実施例のスライドボルト受座であって、フィニッシャハウジング1に一 体成形された合成樹脂製函状部4aの頂壁4fに溝孔状切欠4bが設けられると ともに、抜け止め用の係合突起4cが形成されている。上記函状部4aの内部空 間を図の上下に仕切る形に、上記頂壁4fと平行な棚板状のガイドリブ4dが一 体に成形されている。上記頂壁とガイドリブとの間隔寸法hは、係合プレート2 aの厚さ寸法tに比して若干大きく設定されていて、摺動自在に嵌合し得るよう になっている。 なお、本実施例においては、スライドボルト受座4の函状部4aの側壁とフィ ニッシャハウジング1との連結部に変形防止リブ4eを一体に成形して補強して ある。このように構成すると、スライドボルト2のオネジ杆とメネジ部材(図示 せず)とを締結するために回転力を加えたとき、該函状部4aが変形しないので 、変形に伴うスライドボルト2の空回りなどの不具合を未然に防止できる。図2 は上記実施例に係る車両用部品の取付構造における組付作業、および本実施例の 作用,効果を説明するための分解断面図に、スライドボルトの組付方向を示す矢 印を付記した図である。実線で描いた2は組付前のスライドボルト、仮想線で描 いた2′は組付後のスライドボルトである。 本図2に示したように、組付前のスライドボルト2の係合プレート2aおよび 嵌合軸部2bが、正しい挿入方向(矢印aおよび矢印b)の延長線上に位置して おらず、かつ、係合プレート2aが正しい挿入方向(矢印a)と平行になってい なくても、該スライドボルト2の位置や姿勢を修正する必要は無く、係合プレー ト2aの1端を矢印cのごとく、単にガイドリブ4dと頂壁4fとの間に挿入す るように操作する。挿入すると自然に該係合プレートが頂壁4fに平行となるよ うに案内されるとともに、嵌合軸部2bは溝孔状切欠4bと嵌合するように誘導 される。このようにして、別段の熟練を必要とせず迅速,容易かつ正確な組付作 業が遂行される。
【0008】
本考案を適用すると、ガイドリブと頂壁との間に係合プレートが摺動自在に嵌 合するので、作業員はスライドボルトの係合プレートを誘導してガイドリブと頂 壁との間に挿入するように操作すれば良く、これに伴ってスライドボルトの嵌合 軸部が自動的に溝孔状切欠の開口部に導かれるとともに、係合プレートが自動的 に頂壁と平行な姿勢に規制されるので、別段の熟練を要せず迅速,容易,かつ正 確に、車両用の部品を車体に対して取り付けることができるという優れた実用的 効果を奏する。
【図1】本考案に係る車両用部品の取付構造の1実施例
を模式的に描いた分解斜視図に、嵌合関係を表わす寸法
を記入するとともに組付作業を表わす矢印を付記した図
である。
を模式的に描いた分解斜視図に、嵌合関係を表わす寸法
を記入するとともに組付作業を表わす矢印を付記した図
である。
【図2】上記実施例に係る車両用部品の取付構造におけ
る組付作業、および本実施例の作用,効果を説明するた
めの分解断面図に、スライドボルトの組付方向を示す矢
印を付記した図である。
る組付作業、および本実施例の作用,効果を説明するた
めの分解断面図に、スライドボルトの組付方向を示す矢
印を付記した図である。
【図3】フィニッシャを車体に取り付けるための構造部
品の従来例を示し、模式的に描いた分解斜視図である。
品の従来例を示し、模式的に描いた分解斜視図である。
【図4】上記従来例に係る取付構造における取付作業を
説明するために示したものであって、(A)は正常な取
付作業を示す模式的な分解断面図、(B)は取付作業を
失敗した場合を描いた模式的な断面図である。
説明するために示したものであって、(A)は正常な取
付作業を示す模式的な分解断面図、(B)は取付作業を
失敗した場合を描いた模式的な断面図である。
1…フィニッシャハウジング、2…スライドボルト(組
付前の状態)、2′…組み付けられた状態のスライドボ
ルト、2a…係合プレート、2b…嵌合軸部、2c…フ
ランジ、2d…オネジ杆、3…スライドボルト受座、3
a…函状部、3b…溝孔状切欠、3c…係合突起、4…
スライドボルト受座、4a…函状部、4b…溝孔状切
欠、4c…係合突起、4d…ガイドリブ、4e…変形防
止リブ、4f…頂壁、a,a′…係合プレートを真直に
挿入する軌跡を示す矢印、b…嵌合軸部を真直に嵌合さ
せる軌跡を示す矢印、c…実施例において係合プレート
を挿入する軌跡を示す矢印、h…頂壁とガイドリブとの
間隔寸法、t…係合プレートの厚さ寸法。
付前の状態)、2′…組み付けられた状態のスライドボ
ルト、2a…係合プレート、2b…嵌合軸部、2c…フ
ランジ、2d…オネジ杆、3…スライドボルト受座、3
a…函状部、3b…溝孔状切欠、3c…係合突起、4…
スライドボルト受座、4a…函状部、4b…溝孔状切
欠、4c…係合突起、4d…ガイドリブ、4e…変形防
止リブ、4f…頂壁、a,a′…係合プレートを真直に
挿入する軌跡を示す矢印、b…嵌合軸部を真直に嵌合さ
せる軌跡を示す矢印、c…実施例において係合プレート
を挿入する軌跡を示す矢印、h…頂壁とガイドリブとの
間隔寸法、t…係合プレートの厚さ寸法。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両に対して固定されるスライドボルト
と、車両用部品に固定されたスライドボルト受座とより
成り、 上記スライドボルト受座は函状をなしていて、その頂壁
に溝孔状の切欠が設けられており、 前記スライドボルトは、オネジ杆の一端に、上記函状の
受座の中空部に挿入される係合プレートが設けられると
ともに、該係合プレートに直角に固定されて上記溝孔状
切欠に嵌合する嵌合軸部が設けられ、かつ、該嵌合軸部
を介して上記係合プレートと平行に対向離間しているフ
ランジとを具備している構造の車両用部品取付構造にお
いて、 前記函状のスライドボルト受座内を仕切る形に、該スラ
イドボルト受座の頂壁と平行に対向離間するガイドリブ
が設けられていて、上記頂壁とガイドリブとの間に前記
係合プレートが摺動自在に嵌合するようになっているこ
とを特徴とする車両用部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4936293U JPH0719013U (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 車両用部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4936293U JPH0719013U (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 車両用部品の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719013U true JPH0719013U (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=12828912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4936293U Pending JPH0719013U (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 車両用部品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719013U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175916A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Altia Hashimoto Co Ltd | 車両用成形品 |
JP2007165309A (ja) * | 2006-12-11 | 2007-06-28 | Nippon Kouatsu Electric Co | 検電検相器の取付構造 |
JP2007165261A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Nippon Kouatsu Electric Co | 検電検相器の取付構造 |
JP2016070360A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 取付部品の取付構造 |
JP2017219067A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 本田技研工業株式会社 | 部品の取付構造 |
JP2019113091A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用部品 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP4936293U patent/JPH0719013U/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175916A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Altia Hashimoto Co Ltd | 車両用成形品 |
JP4615306B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2011-01-19 | 株式会社ファルテック | 車両用成形品 |
JP2007165261A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Nippon Kouatsu Electric Co | 検電検相器の取付構造 |
JP4669388B2 (ja) * | 2005-12-16 | 2011-04-13 | 日本高圧電気株式会社 | 検電検相器の取付構造 |
JP2007165309A (ja) * | 2006-12-11 | 2007-06-28 | Nippon Kouatsu Electric Co | 検電検相器の取付構造 |
JP4658915B2 (ja) * | 2006-12-11 | 2011-03-23 | 日本高圧電気株式会社 | 検電検相器の取付構造 |
JP2016070360A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 取付部品の取付構造 |
JP2017219067A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | 本田技研工業株式会社 | 部品の取付構造 |
JP2019113091A (ja) * | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用部品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4884022B2 (ja) | 部品の取付け装置 | |
US20140093311A1 (en) | Mounting structure for parts | |
ITTO940940A1 (it) | Dispositivo di serraggio a deformazione | |
JPH0719013U (ja) | 車両用部品の取付構造 | |
JP3449918B2 (ja) | 開放ヨークとシャフトとの結合用仮止め具 | |
JP2008193793A (ja) | 壁孔への固定具 | |
JPH0132773Y2 (ja) | ||
JPH0571014U (ja) | 装飾枠とケース本体との嵌合構造 | |
JP4950674B2 (ja) | クリップ | |
US10784743B2 (en) | Housing including snap-fit connection between housing components | |
JPH0441716Y2 (ja) | ||
JP2594112Y2 (ja) | コントロールケーブルの保持構造 | |
JPH0610176Y2 (ja) | 保持具 | |
JPH0234486Y2 (ja) | ||
JPS637695Y2 (ja) | ||
JP2577495Y2 (ja) | 樹脂製部品 | |
KR0136221B1 (ko) | 플로어카펫 고정구 | |
JP2593853Y2 (ja) | 車載機器の取付構造 | |
JPH0322571Y2 (ja) | ||
JPH062013Y2 (ja) | 部品係着装置 | |
JPS6321770Y2 (ja) | ||
JP2578208Y2 (ja) | 部品の取付構造 | |
JP2568036Y2 (ja) | ワイヤハーネスホルダ取付構造 | |
JPS6040888Y2 (ja) | フアスナ装置 | |
JPH1078168A (ja) | クランプ |