JPH0322571Y2 - - Google Patents

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JPH0322571Y2
JPH0322571Y2 JP11813186U JP11813186U JPH0322571Y2 JP H0322571 Y2 JPH0322571 Y2 JP H0322571Y2 JP 11813186 U JP11813186 U JP 11813186U JP 11813186 U JP11813186 U JP 11813186U JP H0322571 Y2 JPH0322571 Y2 JP H0322571Y2
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inner molding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用ドアへのインナーモールの取
付等に適用される部材連結クリツプに関する。
[従来の技術] 自動車のドアには、第13図に示される如くド
アインナーパネル14の内側上端部にインナーモ
ール10が取り付けられる。
インナーモール10の取付は第14図に示され
る如くインナーモール10にボルト12をインサ
ート成形し、ボルト12をドアパネル14の貫通
孔15へ貫通しドアパネル内側からナツト16で
螺着するか、又は第15図に示される如く、係止
片18が折曲形成された芯金20をインナーモー
ル10に装着し、この係止片18をドアパネル1
4に差し込んでドアパネル内方から係止片18の
先端を折り曲げるようにしていた。
ところが、上記インナーモール10の取付構造
では、ナツト16の締付作業又は係止片18の折
曲作業に手間がかかり、組付作業性が悪いという
問題があつた。また、インナーモール10にボル
ト12をインサート成形した場合は、さらに製作
上、コスト高になるばかりでなく、ボルト12が
差し込まれる複数の取付孔15間のピツチがずれ
た場合、取付ができないという問題があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、インナーモール等
の部材への取付が簡単で、且つ該部材を自動車ド
ア等の他の部材へ容易に取り付けることができる
部材連結クリツプを得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案はインナーモール等の第1の部材へ取り
付けられ、自動車用ドア等の第2の部材へ挿入係
止されてこれらの両部材を連結する部材連結クリ
ツプであつて、第2の部材への挿入係止用脚部
と、この脚部の基部が連結されるフランジ部と、
このフランジ部から先端部同士が徐々に離間する
ように所定角度のもとに突出して先端を結ぶ線が
前記フランジ部の外側に位置される一対の可撓片
と、を備えていることを特徴としている。
[作用] 上記構成の部材連結クリツプでは、一対の可撓
片の先端を第1の部材に形成される底部の拡幅し
た溝へ挿入後、可撓片を撓ませて回転させること
によつてフランジ部及び可撓片がともに溝底部内
へ収容され、溝底部内へ収容後に可撓片が形状復
元されて溝の底部上壁に係止されることによつて
溝内へ保持され、これによつて第1の部材へ取り
付けられる。
第1の部材への取付後は脚部を第2の部材へ挿
入係止すれば、第1の部材が第2の部材へ確実に
取り付けられる。
[実施例] 第1図から第12図には、本考案が適用された
クリツプ30が示されている。この実施例では、
クリツプ30が第12図に示される如く、インナ
ーモール32へ取り付けられ、このクリツプ30
を用いて第1の部材であるインナーモール32を
第2の部材である自動車のドア34へ取付ける場
合に用いられるようになつている。
インナーモール32には、第11図にも示され
る如く、溝36がモール長手方向に沿つて形成さ
れている。この溝36の底部36Aは溝幅が拡径
され、これによつて溝36の断面形状が略T字形
になつている。
ドア34は車室内方(第12図矢印A方向)側
のドアパネル38の表面側にドアトリム40が取
り付けられ、車室内側がドアトリム40によつて
覆われている。このドア34の車室内側の上端部
は車室内方から車室外側下方へ向けて屈曲形成さ
れて略鉛直に延びる鉛直部34Aとされ、この鉛
直部34Aに上記インナーモール32が取り付け
られるようになつている。
鉛直部34Aには、取付孔42が穿設されてお
り、この取付孔42はドア前後方向(第12図紙
面直角方向)に沿つて複数個設けられている。
クリツプ30は第1図から第7図に示されてお
り、第1図には斜視図、第2図には正面図、第3
図には第2図の右側面図、第4図には第2図の平
面図、第5図には第2図の底面図、第6図には第
2図の背面図、第7図には第4図の−線に沿
う断面図がそれぞれ示されている。なお、第2図
の左側面図は第3図と対称に表われる。
このクリツプ30は合成樹脂により一体成形さ
れ、取付部44と脚部46とを備えている。
取付部44は第4図に示される如く略矩形のフ
ランジ部48と、フランジ部48の略中央に突出
するボス50と、フランジ部48から互に反対方
向へ延設する2個の可撓片52とから構成されて
いる。詳しく言えば、2個の可撓片52はそれぞ
れ第1図及び第4図に示される如くフランジ部4
8の長手方向端部から互いに反対方向へ延設され
ている。これらの可撓片52はそれぞれフランジ
部48の長手軸線L(第4図に図示)と角度θ(第
4図に図示)のもとに突出されている。すなわ
ち、これらの可撓片52は角度180度から角度2
θを減じた角度のもとに突出されている。これら
の可撓片52の先端部を結ぶ直線はフランジ部4
8の端部よりもさらに幅方向外側(第4図下側)
へ至るように可撓片52の長さが決められてい
る。フランジ部48は第4図下方側の幅方向端部
表面(ボス50の突出側の面)が第4図下方へ向
けて肉厚を薄くする方向へ傾斜する斜面部53と
なつている。
この取付部44では、可撓片52が細幅に形成
されているので、第4図矢印B方向へ撓み変形可
能とされており、取付部44の全幅寸法Wが可撓
片52の変形によつて縮小可能となつている。な
お、取付部44の全幅寸法Wは可撓片52の変形
によつてフランジ部48の幅寸法と同一になるま
で縮小可能とされる。可撓片52の自由状態にお
ける取付部44の全幅寸法Wは上記インナーモー
ル32の溝36の底部36Aの幅寸法よりも若干
大きく設定されている。
また、取付部44では、ボス50の突出高さと
フランジ部48の肉厚寸法とを加えた高さ寸法H
(第2図に図示)が上記インナーモール32の溝
36の底部36Aの深さと同程度に設定されてい
る。
脚部46は上記フランジ部48の裏面(ボス5
0の突出側の反対側の面)から略直角に突出する
板状の柱部54と、略V字型の係止部56とから
構成されている。詳しく言えば、係止部56の屈
曲部が柱部54の先端と連結されて係止部56の
両端が柱部54を挟む両側に配置されて可撓片5
2方向へ向いている。この係止部56の両端に
は、それぞれ外側面に係止突起58が突出形成さ
れている。
この脚部46では、係止突起58間の寸法が第
12図に示される如く、上記ドア34の第12図
に示される取付孔42の内径寸法よりも大きく設
定されている。
なお、クリツプ30は上記ドア34の取付孔4
2が複数穿設されるのに対応して複数個用いられ
る。
次にクリツプ30のインナーモール32への取
付について説明する。
クリツプ30のインナーモール32への取付は
始めに第8図に示される如く、取付部44を可撓
片52の先端からインナーモール32における溝
36の幅狭の入口部を通して広幅の底部36Aに
挿入し、可撓片52の先端が溝36の底部36A
の側壁に当接後、取付部44を挿入方向(第8図
矢印C方向)から押圧する。なお、第8図中、斜
線で図示されている取付部44は矢印E方向から
みた投影図である。
押圧された取付部44はこの押圧力によつて可
撓片52が第4図矢印B方向へ撓んで幅寸法Wが
縮小され、第8図矢印D方向へ回転させればイン
ナーモール32の溝36の底部内へ収容される。
この際、取付部44は斜面部53によつて溝36
の縁に引掛ることなくスムーズに溝36の底部3
6A内へ収容される。
ここで、取付部44への押圧を解除すれば第9
図に示される取付状態となる。すなわち可撓片5
2の自由状態における取付部44の全幅寸法Wが
インナーモール32の溝36の底部幅寸法よりも
若干大きく設定されているため、可撓片52の先
端が溝36の底部側壁へ押圧当接されるまで可撓
片52が形状復元されるので、取付部44が溝3
6の底部36Aの上壁へ係止されて取付部44の
溝36からの抜け出しが阻止されることになる。
また、取付部44は可撓片52の先端が溝36
の底部側壁へ押圧当接されることから溝36内で
溝幅方向(第9図左右方向)へガタつくことなく
保持される。また取付部44はボス50の突出高
さとフランジ部48の肉厚寸法とを加えた高さ寸
法Hが溝36の底部深さと同程度となつているこ
とから、ボス50が溝36の側壁へ当接されて溝
36内で溝深さ方向(第9図上下方向)へガタつ
くことなく保持されることになる。なお、可撓片
52を第6図において上下方向にわん曲した状態
に形成しておけば、この溝深さ方向に弾性的に保
持されるのでガタ解消が確実である。
このようにクリツプ30が取り付けられたイン
ナーモール32はクリツプ30の脚部46をドア
34の取付孔42へ圧入することにより、第12
図に示される取付状態となる。なお、クリツプ3
0はインナーモール32への取付状態において取
付部44が溝36に沿う矢印F方向へ移動可能で
あるため、各クリツプ間のピツチを調節可能であ
り、ドア34の各取付孔42間のピツチと各クリ
ツプ30間のピツチとがずれて各クリツプ30の
脚部46を各取付孔42へ挿入できない場合は、
各クリツプ30間のピツチを各取付孔42間のピ
ツチに対応して調節できる。すなわち、各取付孔
42間のピツチが製作上ずれた場合であつても各
クリツプ30間のピツチを調節することで、各ク
リツプ30の脚部46を手付孔42へそれぞれ圧
入でき、これによつて確実に第12図に示される
取付状態となる。
この取付状態では、係止突起58間の寸法がド
ア34の取付孔42の内径寸法よりも大きく設定
されているため、脚部46を取付孔42へ圧入す
ることにより、係止部56が一時的に弾性変形し
て縮小され係止突起58が取付孔42を貫通され
てドアパネル38の内側へ係止される。この結果
インナーモール32がドア34へ確実に取り付け
られることになる。
このように本実施例では、簡単な圧入作業でイ
ンナーモール32をドア34へ取り付けることが
でき、インナーモール32の組付作業性が向上さ
れる。
また、本実施例では、従来のようにインナーモ
ールにボルト等をインサート成形する等の特別な
成形を必要としないため、コスト安である。
なお、本実施例では、クリツプ30をインナー
モール32のドア34への取付に適用したが、自
動車の他の部品の車体への取付等にも適用可能で
ある。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る部材連結クリ
ツプでは、第1の部材へ取り付けられ第2の部材
へ挿入係止されて両部材を連結する部材連結クリ
ツプであつて、第2の部材への挿入係止用脚部
と、この脚部の基部が連結されるフランジ部と、
このフランジ部から先端部同士が徐々に離間する
ように所定角度のもとに突出して先端を結ぶ線が
フランジ部の外側に位置される一対の可撓片と、
を備えているので、第1の部材への取付が簡単
で、且つ第1の部材を第2の部材へ容易に取り付
けることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第12図は本考案に係る部材連結ク
リツプの実施例を示し、第1図はクリツプの斜視
図、第2図は第1図のクリツプの正面図、第3図
は第2図の右側面図、第4図は第2図の平面図、
第5図は第2図の底面図、第6図は第2図の背面
図、第7図は第4図の−線に沿う断面図、第
8図は第1図のクリツプのインナーモールへの取
付時の配置を示す側面図、第9は第1図のクリツ
プのインナーモールへの取付状態を第8図に対応
して示した側面図、第10図は第9図のクリツプ
を第9図下方からみた底面図、第11図は第9図
の取付状態を示す斜視図、第12図はインナーモ
ールのドアへの取付状態を第9図に対応して示し
た側面図、第13図及び第14図は従来のインナ
ーモールのドアへの取付構造を示し、第13図は
インナーモールとドアとの分解斜視図、第14図
はインナーモールのドアへの取付状態を示す断面
図、第15図は他の従来例を示しインナーモール
のドアへの取付状態を示す斜視図である。 30……クリツプ、32……インナーモール、
34……ドア、36……溝、44……取付部、4
6……脚部、48……フランジ部、50……ボ
ス、52……可撓片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の部材へ取り付けられ第2の部材へ挿入係
    止されて両部材を連結する部材連結クリツプであ
    つて、前記第2の部材への挿入係止用脚部と、こ
    の脚部の基部が連結されるフランジ部と、このフ
    ランジ部から先端部同士が徐々に離間するように
    所定角度のもとに突出して先端を結ぶ線が前記フ
    ランジ部の外側に位置される一対の可撓片と、を
    備えていることを特徴とする部材連結クリツプ。
JP11813186U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0322571Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11813186U JPH0322571Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6324413U JPS6324413U (ja) 1988-02-18
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