JPH052819Y2 - - Google Patents

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JPH052819Y2
JPH052819Y2 JP1984161166U JP16116684U JPH052819Y2 JP H052819 Y2 JPH052819 Y2 JP H052819Y2 JP 1984161166 U JP1984161166 U JP 1984161166U JP 16116684 U JP16116684 U JP 16116684U JP H052819 Y2 JPH052819 Y2 JP H052819Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用計器の見返し板取付装置に係
り、特に係合爪と係合孔との嵌合により見返し板
をケースの開口部に取り付けるようにした装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
第6図乃至第8図に従来装置を示す。第6図は
計器を収納したケース1に見返し板2を装着した
状態を示しており、ケース1は四角形状の開口部
1aを有し、この開口部1aと略同一形状の見返
し板2が開口部1aを覆つている。ケース1の開
口部1aの一辺には2個の係合孔3が一体に形成
されており、この係合孔3には見返し板2に一体
に形成した係合爪4が嵌合している。
第7図は前記係合孔3と係合爪4とを示す分解
斜視図であり、係合孔3はケース1に段状に形成
した突出部1bに長方形状に設けられており、こ
の係合孔3に対し板状の係合爪4が対向してい
る。係合爪4の断面は長方形状であつて、先端は
テーパ面4aを有し、テーパ面4aの最終端には
爪部4bを形成している。
第8図は前記係合孔3と係合爪4との係合部を
断面にして示したもので、係合爪4は係合孔3の
縁部に自らの弾性により係合している。従つて見
返し板2を取り付ける際は、係合爪4を係合孔3
内に挿入し、そのまま押し込むことにより、係合
爪4の弾性を利用して係合爪4を係合孔3に係止
することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記見返し板の取付装置にあつ
ては、係合孔、係合爪とも略四角形状の開口の上
辺及び下辺にのみ形成されていて、しかも係合爪
は上下方向に変形可能であるため、ケースと見返
し板間に特に上下方向にがたつきが生じ易い。ま
た、ケース1及び見返し板2が合成樹脂の薄肉材
にて形成される場合には、外力によるケース1の
変形に伴い両者間のがたつき、キシミ音の発生、
左右辺部の見返し板2の浮きなどが著しい。
なお、左右辺部の見返し板の浮きの問題を解消
するには、ケース及び見返し板の左右辺にも上下
辺と同様の係合孔及び係合爪をそれぞれ形成して
周囲の4辺で係合することが考えられるが、係合
孔と係合爪との間に遊びがあるときには、単に係
合箇所を増やしただけになり、ケース1及び見返
し板2の上下及び左右の4方向に僅かであるが相
対的な移動が可能になつて、外力によるがたつき
とそれに伴うキシミ音の発生は解消できない。
勿論、周囲4辺の係合を遊びなく行うことも考
えられるが、このようにすると、周囲4辺の係合
孔とこれに対応する係合爪を係合させてケース1
と見返し板2を結合する際に、4つの係合孔と係
合爪を完全に位置合わせしなければならなくなつ
て、結合作業が極めて面倒になるという別の問題
を生じるようになる。
よつて本考案は、上記した点に鑑み、結合作業
性を損なうことなく、ケースと見返し板とをがた
つきなく確実に係合できるようにした自動車用計
器の見返し板取付装置を提供することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案により成された
自動車用計器の見返し板取付装置は、計器を収納
するケースの略四角形状の開口部を該開口部と略
同一形状の見返し板により覆うようにケースに見
返し板を装着してなる自動車用計器において、前
記ケースには開口部の周辺の4辺の各々に辺に沿
つた長方形状の係合孔を形成し、前記見返し板に
は前記開口部の対応する係合孔に係合する板状の
係合爪を形成し、前記係合爪がその板厚方向に弾
性を有し、かつその基部が対応する係合孔の幅に
等しいか又は該係合孔に圧入される幅を有し、し
かも相対向する1組の辺の係合孔に対応する係合
爪の先端にその幅方向の弾性をもたせると共に幅
方向のテーパ面を形成し、前記係合爪を対応する
係合孔にそれぞれ嵌合して係合させ、ケースに見
返し板を装着したことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成において、ケースにその開口部の周囲
の4辺の各々に辺に沿つて形成された長方形状の
係合孔に見返し板に形成された板状の係合爪がそ
れぞれ嵌合・係合されて、ケースに見返し板が装
着されているので、ケースと見返し板が周囲の4
辺で互いに係合され、見返し板はその4辺ともケ
ースから浮くことがない。
また、係合爪はその基部が対応する係合孔の幅
に等しいか又は該係合孔に圧入される幅を有する
ので、ケースに見返し板を装着した状態では、係
合孔の幅方向の位置と係合爪の幅方向の位置とに
よつて、ケースと見返し板との間では、上下、左
右の4方向の相対的な移動が規制され、がたつき
が生じることがなくなる。
しかも、相対向する1組の辺の係合孔に対応す
る係合爪には、その先端にその幅方向の弾性をも
たせると共に幅方向のテーパ面を形成しているの
で、ケースに見返し板を装着する際にケースと見
返し板の相対位置が多少2方向にずれていても、
1組の辺の係合孔に対応する係合爪の先端がその
幅方向に弾性変形すると共にテーパ面で案内され
てケースへの見返し板の装着がスムーズに行える
ようになり、最終的な装着状態でケースと見返し
板との間が4方向の相対的な移動が規制されるよ
うになつていてもケースへの見返し板の装着作業
性が損なわれることがない。
〔実施例〕
第1図は本考案実施例要部の分解斜視図、第2
図はケースと見返し板との結合前の側面図であ
る。ケース1は略四角形状の開口部1aを有し、
開口部1aの四辺にはそれぞれ段状の突出部1b
を形成し、この突出部1bには長方形状の係合孔
3が設けられている。一方見返し板2の略四角形
状の四辺には前記係合孔3に対応して複数の係合
爪4が設けられており、このうち前記開口部1a
の上辺、下辺の係合孔3に対応する係合爪4は辺
の長手方向に沿つた板状に形成され、その幅Aは
係合孔3の幅Bに等しいか又は僅かにそれより大
きくなつている。係合爪4の形状は第7図に示す
従来のものと同様であり、テーパ面4a、爪部4
bを先端に備えている。また開口部1aの左右の
辺の係合孔3に対応する係合爪4は、板状部材の
中央に切込みを形成したU字状であり、係合爪4
の幅Cは係合爪3の幅Dに等しいか又は僅かに大
きく形成され、U字状の一方の腕の先端にテーパ
面4aを、他方の腕の先端に爪部4bを有してい
る。
上記ケース1と見返し板2との結合は、従来と
同様に係合爪4と係合孔3とを嵌合することによ
る。作業は、第3図に示すように左右の係合爪4
をケース1に対し斜め方向から当てがい、見返し
板2をケース1押圧すればよい。この場合上辺、
下辺の係合爪4は係合爪全体の弾性力により爪部
4bが係合孔3の縁部に係止し、左右辺の係合爪
4は切欠を形成したことによる両腕の弾性力で爪
部4bが係合孔3の縁部に係止する。尚テーパ面
4aは係合爪4を係合孔3に圧入する際の移動を
滑らかにし、係合爪4が係合孔3に嵌合した際に
は、係合爪4の幅A又はCが係合孔3の幅B又は
Dと略等しいことにより、幅方向に緊密に結合す
る。
第4図は開口部の上下辺に設けた係合爪4の変
形例を示すもので、係合爪4の基部4cの幅Eを
係合孔3の幅Bと略等しいか又は僅かに大きく形
成し、基部4cの先端に幅狭の爪部4bを設けた
ものである。
第5図は開口部の左右辺に設けた係合爪4の変
形例を示すもので、基部4cの幅Fを係合孔3の
幅Dと略等しいか又は僅かに大きく形成し、基部
4cの先端一側に爪部4bを設けたものである。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば、ケースと
見返し板が周囲の4辺で互いに係合されているの
で、見返し板はその4辺ともケースから浮くこと
がない。
また、ケースに見返し板を装着した状態では、
係合孔の幅方向の位置と係合爪の幅方向の位置と
によつて、ケースと見返し板との間では、上下、
左右の4方向の相対的な移動が規制され、がたつ
きが生じることがない。
しかも、ケースに見返し板を装着する際にケー
スと見返し板の相対位置が多少2方向にずれてい
ても、1組の辺の係合孔に対応する係合爪の先端
がその幅方向に弾性変形すると共にテーパ面で案
内されてケースへの見返し板の装着がスムーズに
行えるようになり、最終的な装着状態でケースと
見返し板との間が4方向の相対的な移動が規制さ
れるようになつていてもケースへの見返し板の装
着作業性が損なわれることがない。
よつて、結合作業性を損なうことなく、ケース
と見返し板とをがたつきなく確実に結合できるよ
うにした自動車用計器の見返し板取付装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の要部分解斜視図、第2
図は本考案実施例の組立前を示す側面図、第3図
は本考案実施例における組立方法を説明する側面
図、第4図は本考案の係合爪の変形例を示す斜視
図、第5図は本考案の係合爪の他の変形例を示す
断面図、第6図は従来のケースと見返し板とを組
立てた後の状態を示す斜視図、第7図は従来の係
合爪と係合孔との関係を示す分解斜視図、第8図
は従来の係合爪と係合孔との関係を示す断面図で
ある。 1……ケース、2……見返し板、3……係合
孔、4……係合爪、4a……テーパ面、A,C,
E,F……係合爪の幅、B,D……係合孔の幅。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 計器を収納するケースの略四角形状の開口部を
    該開口部と略同一形状の見返し板により覆うよう
    にケースに見返し板を装着してなる自動車用計器
    において、 前記ケースには開口部の周辺の4辺の各々に辺
    に沿つた長方形状の係合孔を形成し、前記見返し
    板には前記開口部の対応する係合孔に係合する板
    状の係合爪を形成し、前記係合爪がその板厚方向
    に弾性を有し、かつその基部が対応する係合孔の
    幅に等しいか又は該係合孔に圧入される幅を有
    し、しかも相対向する1組の辺の係合孔に対応す
    る係合爪の先端にその幅方向の弾性をもたせると
    共に幅方向のテーパ面を形成し、前記係合爪を対
    応する係合孔にそれぞれ嵌合して係合させ、ケー
    スに見返し板を装着したことを特徴とする自動車
    用計器の見返し板取付装置。
JP1984161166U 1984-10-26 1984-10-26 Expired - Lifetime JPH052819Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269578A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Suzuki Motor Corp 車両用装飾部品の離脱防止構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587520A (ja) * 1981-07-07 1983-01-17 Nissan Motor Co Ltd メ−タハウジングの構造

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JPS587520A (ja) * 1981-07-07 1983-01-17 Nissan Motor Co Ltd メ−タハウジングの構造

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