JPH0718940U - フランジ嵌込型ウエザーストリップ - Google Patents

フランジ嵌込型ウエザーストリップ

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JPH0718940U
JPH0718940U JP054190U JP5419093U JPH0718940U JP H0718940 U JPH0718940 U JP H0718940U JP 054190 U JP054190 U JP 054190U JP 5419093 U JP5419093 U JP 5419093U JP H0718940 U JPH0718940 U JP H0718940U
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JP
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flange
grip portion
shaped grip
weather strip
shaped
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英志 土田
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 U字状グリップ部の奥にシーラーを挿入する
必要がなく、一度取付けたものを繰り返し使用出来るフ
ランジ嵌込型ウエザーストリップを提供する。 【構成】 ボディパネル10のフランジ13に嵌着する
U字状グリップ部31、及びそのU字状グリップ部31
の先端に一体に結合しドアパネル20と弾接させる中空
シール部32よりなる自動車のウエザーストリップ30
であって、U字状グリップ部31をフランジ13に嵌着
した状態で、フランジ13の先端及び車外側外面と2つ
のリップ36,37と弾接させる略Y字状の二股リップ
36をU字状グリップ部31の奥面に突設してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フランジ嵌込型ウエザーストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1乃至図3を参考にして説明する。従来、自動車のバックドア等のフランジ 嵌込型ウエザーストリップ30として、図1に示す如くボディパネル10のフラ ンジ13に嵌着するU字状グリップ部31、そのU字状グリップ部31の先端に 一体に結合し且つドアパネル20と弾接させる中空シール部32よりなるウエザ ーストリップが使用されているが、フランジ13への嵌着に当たっては、U字状 グリップ部31の奥にシーラー40を挿入している。このU字状グリップ部31 のシーラー40を挿入する理由は次の通りである。すなわち、図3に示す如く、 ボディパネル10の合わせ部等に、段差11があると、三角状隙12が生じ、そ の隙12からU字状グリップ部31を潜って水が室内側に入って来るおそれがあ る。しかも、このボディパネル10の段差11による潜り水はU字状グリップ部 31内面に突設した複数本の爪35では完全に防止できず、U字状グリップ部3 1奥とフランジ13先端との間を不定形のシーラー40によって完全にシールす る必要がある。34は芯金である。
【0003】 しかしながら、図1に示す従来のウエザーストリップ30は、潜り水の完全防 止のためにU字状グリップ部31の奥に挿入するシーラー40に伴いコストがそ れだけ上昇する。シーラー40を使用すると、一旦フランジ13に組付けたもの を外した場合、シーラー40が爪35に付着して、保持力が低下するため、繰り 返し使用出来ないと言う問題点がある。
【0004】 図2はグリップ部31の奥に、フランジ13の先端と弾接させる略長方形の中 空部33を設けたものを示す。図2に示すU字状グリップ部31の奥に略長方形 の中空部33を設けたものは、中空部33を形成する必要があり、成形に難があ り、且つフランジ13先端との密着性に問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、上記従来のウエザーストリップ30は、潜り水の 完全防止のために、U字状グリップ部31の奥にシーラー40を挿入する必要が あり、それに伴いコストがそれだけ上昇し、一旦取付けたものは繰り返し使用出 来ないことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図4乃至図8を参考にして説明する。本考案は、ボディパネル10のフランジ 13に嵌着するU字状グリップ部31、及びそのU字状グリップ部31の先端に 一体に結合しフランジ嵌込型ドアパネル20と弾接させる中空シール部32より なる自動車のウエザーストリップ30であって、U字状グリップ部31をフラン ジ13に嵌着した状態で、フランジ13の先端及び車外側外面と2つのリップ3 7,38をそれぞれ弾接させる略Y字状のスポンジ製二股リップ36をU字状グ リップ部31の奥面に突設してなるものである。
【0007】
【実施例】
図4乃至図8の第1実施例について説明すると、10は自動車のボディパネル 、20はドアパネル、30はフランジ13に取付けてボディパネル10とドアパ ネル20との間をシールするウエザーストリップであって、フランジ13に嵌着 するU字状グリップ部31に、ドアパネル20と弾接させる中空シール部32を 一体に結合してある。35はU字状グリップ部31内面に突設され且つフランジ 13を把持する複数本の爪、36はU字状グリップ部31の奥面に突設した略Y 字状の二股リップであって、U字状グリップ部31をフランジ13に嵌着した状 態で、フランジ13の先端及び車外側外面と2つのリップ37,38をそれぞれ 弾接させ、U字状グリップ部31とフランジ13との間を水密にシールするよう にしてある。さらに詳細に説明すると、二股リップ36は、その基部をU字状グ リップ部31の奥面車外側寄りに結合し、先端の二股部分のうち、車内側のメイ ンリップ37をフランジ13の先端と弾接させる如く基部からフランジ13に直 角な方向に突出させ、他の車外側のサブリップ38をフランジ13の車外側の面 と弾接させる如くフランジ13に沿った方向に突出させてある。しかもU字状グ リップ部31の車外側の内面には前記サブリップ38の車外側の面を受止める爪 39を突設してある。
【0008】 作用について説明すると、本考案のバックドアウエザーストリップ30のU字 状グリップ部31をフランジ13に嵌着すると、フランジ13の先端が二股リッ プ36のメインリップ37と弾接し、基部を軸に二股リップ36を図5乃至図8 において反時計の方向に回動させる。Sはシ−ルポイントである。それに伴って 、サブリップ38が車内側に引張られ、フランジ13の車外側の面を押圧する。 以上に示した如く二股リップ36は、メインリップ37,サブリップ38の両者 をフランジ13の先端及び車外側の面を挟込むようにフランジ13と弾接させる ようにしてあるため、ボディパネル10の合わせ部等による段差、或いはスポッ ト溶接による凹凸に伴って生じる隙間からU字状グリップ部31を潜って水が室 内側に入って来ることがあっても、車内への浸水は完全に防止することが出来る 。なお、この機構はバックドアウエザーストリップ30の他、クォーターウエザ ーストリップ等フランジに嵌込むタイプのものに対して全て有効である。また、 当然のことながら、爪35は必ずしも、実施例に示した数に限らず増減可能であ る。なお、爪39は、バックドアウエザーストリップ30の取付け前に、二股リ ップ36が変形あるいは基部を軸に図の時計回りの方向に回動し、メインリップ 37がフランジ13の車外側に来ないように、サブリップ38を受け止める作用 がある。
【0009】 図9乃至図12について説明する。車外側のパネル面14はスポット跡15等 で凹凸が烈しいため、爪41,42では完全にシールすることが困難であり、図 11に示す如くシーラー40がパネル16,17,18の上端全体を覆っていな い場合には隙間43を通じて水洩れWが発生する。図12に示す如く本考案のウ ェザーストリップを適用するとサブリップ38が一番外側の車両外観のパネル1 6を必ずシールするため水が入って来ない。またシールポイントSはパネル面1 4の先端付近となるためスポット跡15を避けることが出来る。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されるため、ボディパネル10の合わせ部等の段差 、或いはスポット溶接による凹凸に伴って生じる隙間からU字状グリップ部31 を潜って水が室内側に入って来ることがあっても、車内への浸水は完全に防止す ることが出来、シーラー40を使わない分、コストが低減される。また、一度フ ランジ13に組付けたものを外したものは、シーラー40による汚れ・保持力の 低下がなく、繰り返し使用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す断面図である。
【図2】U字状グリップ部の奥に中空部を設けた従来例
を示す断面図である。
【図3】重ね合わせて段差を生じたボティパネルのフラ
ンジに嵌着した状態を示す斜視図である。
【図4】本考案の実施例を示す断面図である。
【図5】本考案の実施例をボディパネルフランジに取付
けた状態を示す部分断面図である。
【図6】本考案の実施例において室内側のフランジが高
いときの部分断面図である。
【図7】本考案の実施例において室外側のフランジが高
いときの部分断面図である。
【図8】本考案の実施例においてフランジの高さが不足
するときの部分断面図である。
【図9】板合せ部の斜視図である。
【図10】板合せ部の水平切断部平面図である。
【図11】板合せ部の従来例を示す断面図である。
【図12】板合せ部の本考案の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ボディパネル 11 段差 12 三角状態 13 フランジ 14 パネル面 15 スポット跡 16 パネル 17 パネル 18 パネル 20 ドアパネル 30 バックドアウエザーストリップ 31 U字状グリップ部 32 中空シール部 33 中空部 34 芯金 35 爪 36 二股リップ 37 メインリップ 38 サブリップ 39 爪 40 シーラー 41 爪 42 爪 43 隙 S シールポイント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディパネル(10)のフランジ(1
    3)に嵌着するU字状グリップ部(31)、及びそのU
    字状グリップ部(31)の先端に一体に結合しドアパネ
    ル(20)と弾接させる中空シール部(32)よりなる
    自動車のウエザーストリップ(30)において、U字状
    グリップ部(31)をフランジ(13)に嵌着した状態
    で、フランジ(13)の先端及び車外側外面と2つのリ
    ップ(36,37)をそれぞれ弾接させる略Y字状のス
    ポンジ製二股リップ(36)をU字状グリップ部(1
    0)の奥面に突設してなるフランジ嵌込型ウエザースト
    リップ。
JP1993054190U 1993-09-09 1993-09-09 フランジ嵌込型ウエザーストリップ Expired - Lifetime JP2604287Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254715A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Tokiwa Chemical Industry Co Ltd 自動車用ウェザーストリップ
JP2010001002A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Tokiwa Chemical Industry Co Ltd 芯材を有する押出し成形品
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JP2014213794A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 豊田合成株式会社 クォータドアウエザストリップ

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