JPH078317Y2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
自動車用ウエザストリップInfo
- Publication number
- JPH078317Y2 JPH078317Y2 JP1988075682U JP7568288U JPH078317Y2 JP H078317 Y2 JPH078317 Y2 JP H078317Y2 JP 1988075682 U JP1988075682 U JP 1988075682U JP 7568288 U JP7568288 U JP 7568288U JP H078317 Y2 JPH078317 Y2 JP H078317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal lip
- mounting base
- weather strip
- outer plate
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車車体のドア開口に沿って取付けるウエザ
ストリップに関するものである。
ストリップに関するものである。
[従来技術] 第1図に示すように、自動車のドア開口にはウエザスト
リップ1が取付けられている。第4図に示すように、ウ
エザストリップ1としては、断面U字形の取付基部11
と、その側面に形成した中空状のシール部12を備えたも
のが多く用いられている。一方、ドア開口には外板21お
よび内板22の端縁を接合したフランジ23が形成されてお
り、これに上記取付基部11が取付けられる。そしてドア
の外周縁が上記シール部12に押付けられる。
リップ1が取付けられている。第4図に示すように、ウ
エザストリップ1としては、断面U字形の取付基部11
と、その側面に形成した中空状のシール部12を備えたも
のが多く用いられている。一方、ドア開口には外板21お
よび内板22の端縁を接合したフランジ23が形成されてお
り、これに上記取付基部11が取付けられる。そしてドア
の外周縁が上記シール部12に押付けられる。
上記形式のウエザストリップ1は更に取付基部11の車外
側の端部から斜め上方へ伸びる第1のシールリップ13
と、内側へ伸びる第2のシールリップ14を備えており、
第1のシールリップ13は外板21の傾斜面に、第2のシー
ルリップ14はフランジ23の根元部に当接することで、車
体との間をシールする。
側の端部から斜め上方へ伸びる第1のシールリップ13
と、内側へ伸びる第2のシールリップ14を備えており、
第1のシールリップ13は外板21の傾斜面に、第2のシー
ルリップ14はフランジ23の根元部に当接することで、車
体との間をシールする。
[本考案が解決しようとする課題] ところで、車種によりドア開口まわりの形状が変化し、
また同一車種でもプレス加工において外板形状にバラツ
キが生じると、次のような問題が起きる。
また同一車種でもプレス加工において外板形状にバラツ
キが生じると、次のような問題が起きる。
第5図はその一例を示すもので、外板21が浅い場合には
第1のシールリップ13と外板21間に隙間が発生するおそ
れがある。また第6図の例のように外板21の絞りが弱い
と第2のシールリップ14に対する反力が大きいので取付
基部11が傾斜し、この場合も、第1のシールリップ13と
外板21との間に隙間が発生するおそれがある。
第1のシールリップ13と外板21間に隙間が発生するおそ
れがある。また第6図の例のように外板21の絞りが弱い
と第2のシールリップ14に対する反力が大きいので取付
基部11が傾斜し、この場合も、第1のシールリップ13と
外板21との間に隙間が発生するおそれがある。
隙間が生じると、第2のシールリップ14のみでは、必ず
しも充分なシール性が得られず、中空側のシールにも悪
影響を及ぼす。また外観上も好ましくない。
しも充分なシール性が得られず、中空側のシールにも悪
影響を及ぼす。また外観上も好ましくない。
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、車体のド
ア開口まわりの外板形状に変化があってもシールリップ
が外板によく密着し、シール性にすぐれ、かつ外観良好
なウエザストリップを提供し、もって従来の課題を解決
することを目的とする。
ア開口まわりの外板形状に変化があってもシールリップ
が外板によく密着し、シール性にすぐれ、かつ外観良好
なウエザストリップを提供し、もって従来の課題を解決
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は第2図に示すように、断面U字形の取付基部11
を備え、これにより車体のドア開口に形成したフランジ
23に保持せしめるウエザストリップにおいて、取付基部
11の車外側の端部に、該端部から斜め外方へ伸び屈曲し
て斜め内方へ伸びる断面く字形のシールリップ15を形成
したことを特徴とする。
を備え、これにより車体のドア開口に形成したフランジ
23に保持せしめるウエザストリップにおいて、取付基部
11の車外側の端部に、該端部から斜め外方へ伸び屈曲し
て斜め内方へ伸びる断面く字形のシールリップ15を形成
したことを特徴とする。
[作用効果] シールリップ15を上記の構造としたので、シールリップ
15の上半部は車内側へ伸びるから、たとえ外板が浅くて
も先端が外板に当接する。そして第3図に示すように、
取付基部11をフランジ23に取付けるときに充分に基部11
を押上げればシールリップ15は外板に下方から押付けら
れるから、すぐれたシール性が得られる。また基部11を
押上げるとき、シールリップ15はその中央部で更に屈曲
するから押上げに対する抵抗が小さい。従って外板の突
出度が大きい場合にも対応でき、外板形状のバラツキ吸
収性能が大である。従って本考案のウエザストリップで
は、従来のような第2のシールリップ14(第4図)を省
略することができる。
15の上半部は車内側へ伸びるから、たとえ外板が浅くて
も先端が外板に当接する。そして第3図に示すように、
取付基部11をフランジ23に取付けるときに充分に基部11
を押上げればシールリップ15は外板に下方から押付けら
れるから、すぐれたシール性が得られる。また基部11を
押上げるとき、シールリップ15はその中央部で更に屈曲
するから押上げに対する抵抗が小さい。従って外板の突
出度が大きい場合にも対応でき、外板形状のバラツキ吸
収性能が大である。従って本考案のウエザストリップで
は、従来のような第2のシールリップ14(第4図)を省
略することができる。
[実施例] 第2図は本考案のウエザストリップの断面を示すもの
で、断面U字形の取付基部11、基部11の一方の側面から
突出する中空状のシール部12および、同じく基部11の上
記側面の先端から突出するシールリップ15を備えてい
る。取付基部11には金属板のインサート110が埋設して
ある。また取付基部11の対向内面からはフランジ保持リ
ップ111が突出している。
で、断面U字形の取付基部11、基部11の一方の側面から
突出する中空状のシール部12および、同じく基部11の上
記側面の先端から突出するシールリップ15を備えてい
る。取付基部11には金属板のインサート110が埋設して
ある。また取付基部11の対向内面からはフランジ保持リ
ップ111が突出している。
シールリップ15は、シール部12を形成した取付基部11の
一方の側壁の先端から斜め外方へ伸び屈曲して上半が斜
め内方へ伸びる断面く字形をなしている。
一方の側壁の先端から斜め外方へ伸び屈曲して上半が斜
め内方へ伸びる断面く字形をなしている。
このウエザストリップは、取付基部11がソリッドゴム、
シール部12およびシールリップ15がスポンジゴムよりな
り、インサート110とともに一体押出成形される。
シール部12およびシールリップ15がスポンジゴムよりな
り、インサート110とともに一体押出成形される。
第3図はウエザストリップの取付状態を示すもので、車
体の外板21および内板22の端縁を接合してドア開口に形
成したフランジ23を、シール部12を車外側に配した取付
基部11のフランジ保持リップ111間に挿入するようにし
て取付基部11を押上げることにより、基部11は取付けら
れる。これにより断面く字形のシールリップ15の車内方
向へ伸びる上半部が外板21の傾斜面に下方から押付けら
れ、取付基部11を充分に押上げることで、シール性は強
化される。
体の外板21および内板22の端縁を接合してドア開口に形
成したフランジ23を、シール部12を車外側に配した取付
基部11のフランジ保持リップ111間に挿入するようにし
て取付基部11を押上げることにより、基部11は取付けら
れる。これにより断面く字形のシールリップ15の車内方
向へ伸びる上半部が外板21の傾斜面に下方から押付けら
れ、取付基部11を充分に押上げることで、シール性は強
化される。
このようにシールリップ15をく字形として上半分が車内
方向へ伸びる形状としたので、外板21が浅く外方への突
出が少なくてもリップ先端は外板21に当接し、従来の如
く隙間が生じることはない。また、従来のシールリップ
13(第4図)では、取付基部11を押上げると外板21の傾
斜面を滑動し、押上げによりシール力はほとんど大きく
ならないが、本考案のシールリップ15は上半部が外板21
の傾斜面とクロスする方向に伸びているから、上記傾斜
面と係合し取付基部11の押上げに伴ってシール力は増大
する。また、シールリップ15の上半部が外板21の傾斜面
に係合した状態で取付基部11を押上げても、中央部が容
易に屈曲するから押上げに対する抵抗は少ない。従って
外板21の突出度が大きい場合にも取付性能に支障なく適
用され得る。
方向へ伸びる形状としたので、外板21が浅く外方への突
出が少なくてもリップ先端は外板21に当接し、従来の如
く隙間が生じることはない。また、従来のシールリップ
13(第4図)では、取付基部11を押上げると外板21の傾
斜面を滑動し、押上げによりシール力はほとんど大きく
ならないが、本考案のシールリップ15は上半部が外板21
の傾斜面とクロスする方向に伸びているから、上記傾斜
面と係合し取付基部11の押上げに伴ってシール力は増大
する。また、シールリップ15の上半部が外板21の傾斜面
に係合した状態で取付基部11を押上げても、中央部が容
易に屈曲するから押上げに対する抵抗は少ない。従って
外板21の突出度が大きい場合にも取付性能に支障なく適
用され得る。
しかして本考案のウエザストリップは、車体のドア開口
まわりのプレス加工における形状のバラツキや、車種の
相違によるドア開口まわりの形状変化にも対応でき、す
ぐれたシール性を発揮する。
まわりのプレス加工における形状のバラツキや、車種の
相違によるドア開口まわりの形状変化にも対応でき、す
ぐれたシール性を発揮する。
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図はウエザストリップの取付け部を示す図、第2図は
ウエザストリップの断面図、第3図は第1図のIII−III
線に沿う位置でのウエザストリップの取付状態断面図、
第4図ないし第6図は従来例を示すもので、第4図は第
3図と同位置でのウエザストリップの取付状態断面図、
第5図および第6図はそれぞれ取付時のシール性不具合
の状態を示す図である。 1……ウエザストリップ 11……取付基部 12……シール部 15……シールリップ 21……外板 23……フランジ
1図はウエザストリップの取付け部を示す図、第2図は
ウエザストリップの断面図、第3図は第1図のIII−III
線に沿う位置でのウエザストリップの取付状態断面図、
第4図ないし第6図は従来例を示すもので、第4図は第
3図と同位置でのウエザストリップの取付状態断面図、
第5図および第6図はそれぞれ取付時のシール性不具合
の状態を示す図である。 1……ウエザストリップ 11……取付基部 12……シール部 15……シールリップ 21……外板 23……フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】自動車車体のドア開口に形成したフランジ
に取付けられる断面U字形の取付基部と、取付基部の車
外側の側面から突出してドアの外周縁に当接するシール
部と、取付基部の車外側の端部から突出して上記ドア開
口まわりの外板傾斜面に当接するシールリップを備え、
上記シールリップを上記端部から斜め外方へ伸び屈曲し
て斜め内方へ伸びる断面く字形に形成したことを特徴と
する自動車用ウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988075682U JPH078317Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 自動車用ウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988075682U JPH078317Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 自動車用ウエザストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178157U JPH01178157U (ja) | 1989-12-20 |
JPH078317Y2 true JPH078317Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31300740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988075682U Expired - Lifetime JPH078317Y2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 自動車用ウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078317Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025554U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-21 | 豊田合成株式会社 | 車両用ウエザストリップ |
JPS63946U (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-06 |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP1988075682U patent/JPH078317Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178157U (ja) | 1989-12-20 |
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