JP2601832Y2 - 自動車用ドアのウエザストリップ取付構造 - Google Patents

自動車用ドアのウエザストリップ取付構造

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JP2601832Y2
JP2601832Y2 JP1993059482U JP5948293U JP2601832Y2 JP 2601832 Y2 JP2601832 Y2 JP 2601832Y2 JP 1993059482 U JP1993059482 U JP 1993059482U JP 5948293 U JP5948293 U JP 5948293U JP 2601832 Y2 JP2601832 Y2 JP 2601832Y2
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Japan
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door
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JP1993059482U
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JPH0723618U (ja
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英人 山村
孝治 小沼
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアのウエザ
ストリップ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアインナパネルには、ドア閉
時車体側の戸当り部に弾接してシールするウエザストリ
ップが設けられる。このドアのウエザストリップは、図
1に示すように、インナ側のウエザストリップ1とアウ
タ側のメインウエザストリップ10との内外2重に設け
られる(実開平2−60614号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記メインウエザスト
リップ10は、図3に示すように、ドアインナパネル2
の縦壁部21に取付けられるから全周にわたり取付面が
平面であり、メインウエザストリップ10の取付けは容
易であるが、インナ側のウエザストリップ1はドアイン
ナパネル2の車内側の面22の外周縁部に沿って接合し
た状態でドアトリム3の端縁部にステープル6にて取付
けられるので、ドア下端のコーナ部でのウエザストリッ
プ1の取付けが非常に困難となる。
【0004】即ち、ドアインナパネル2の縦壁部21か
ら車内側の面22へ移行する角アール部22aの曲率半
径Rは一般部では充分小さくできるが、ドア下端のコー
ナ部においては上記Rを小さくすることは絞り成形上困
難であり、コーナ部における角アール部22aの曲率半
径Rはかなり大きくならざるを得ない。従って、ドア下
端のコーナ部において図3(A)に示すように車内側の
面22の平面部にウエザストリップ1を接合させて取付
けると、ウエザストリップ1の取付位置が他の場所に比
べ内側寄りとなってしまい、該ウエザストリップ1が車
体側トリム5を介して弾接する車体4側の戸当りフラン
ジ部42をドア開口部の内側に大きく突出させなければ
ならず、その突出量L2 が大きくなることによって乗員
の乗降性を悪化させる、という課題が生ずる。図3
(B)に示すように、ドア下端のコーナ部においてウエ
ザストリップを他の場所と同じように外側寄りに取付け
れば車体4側の戸当りフランジ部42がドア開口部の内
側に大きく突出することはないが、そのようにすると
エザストリップの接合面が角アール部22aの曲面にか
かるので、この部分だけはウエザストリップの断面を変
えなければ確実なシールを得ることができず、従ってこ
のコーナ部だけは特別にインジェクション成形したコー
ナ部専用のウエザストリップ1′を使用しなければなら
ず、コストが嵩む上に取付けが厄介となる、という課題
が生ずる。
【0005】本考案は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体側の戸当
りフランジ部に弾接する本体部とドアインナパネルの車
内側の面の周縁部に沿って接合して取付けられる取付フ
ランジ部とからなる自動車ドアのインナ側のウエザスト
リップにおいて、ドアトリムのドア下端コーナ部付近の
端縁部に、ドアインナパネルの車内側の面とほぼ同一面
をなして角アール部方向に突出する受面と、該受面の背
面から突出し先端縁が上記角アール部の曲面に適合当接
するリブ部とを、一体に突出形成し、上記ウエザストリ
ップの取付フランジ部をドア下端コーナ部付近において
部分的に切欠き、該取付フランジ部を切欠いた部分の本
体部を上記ドアトリムの受面上に接合支持させて組付け
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように角アール部の曲率半径Rが大きく
ならざるを得ないドア下端コーナ部において、ドアトリ
ムにてウエザストリップの受面を角アール部方向に突出
させて一体に形成したことにより、該受面にて車内側の
面が角アール部の曲面上に延長されたような構造とな
り、該受面上にウエザストリップの本体部を接合支持さ
せて組付けることによって、ドア下端コーナ部において
もその他の一般部と同様に連続して充分外側寄りにウエ
ザストリップを取付けることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1,2を参照して
説明する。
【0009】図1,2において、1はインナ側のウエザ
ストリップ、10はアウタ側のメインウエザストリップ
であり、アウタ側のメインウエザストリップ10はドア
インナパネル2の縦壁部21に形成した段付部に接合取
付けられ、ドア閉時車体4側の戸当り縦面41に弾接し
てシールするようになっており、インナ側のウエザスト
リップ1は従来同様に本体部11とその内側の取付フラ
ンジ部12とをもった断面形状にゴム等の弾性材にて一
体に構成され、ドア下端コーナ部以外の一般部では、図
2(B)に示すように、ドアインナパネル2の車内側の
面22の外周縁に沿って取付フランジ部12が接合した
状態でドアトリム3の端縁部にステープル6にて取付け
られる。
【0010】上記ドアインナパネル2の縦壁部21から
車内側の面22に移行する角アール部22aは、一般部
では図2(B)のように曲率半径Rを充分小さくでき、
車内側の面22は側端近傍まで平面となるので、ウエザ
ストリップ1を充分外側寄りに取付けることができる
が、ドア下端のコーナ部では絞り成形上の制約によって
上記角アール部22aの曲率半径Rをあまり小さくでき
ず、図2(A)に示すように曲率半径Rは一般部よりか
なり大きくならざるを得ず、そのコーナ部において一般
部と同じように外側寄りにウエザストリップ1を取付け
ようとすると取付フランジ部12が角アール部22aに
かかり平坦面をなす取付フランジ部12を確実に接合さ
せることができず、又車体側戸当りフランジ部42に対
してウエザストリップ1が浮き上がってしまい確実なシ
ールが得られない。
【0011】そこで、本考案では図2(A)及び(C)
に示すように、ドアインナパネル2の車内側の面22の
内側に張設されるドアトリム3のドア下端コーナ部の端
縁を部分的に外側に延長突出させて車内側の面22とほ
ぼ同一平面をなす受面31を一体に形成すると共に、該
受面31の背面に先端縁がコーナ部の角アール部22a
の曲面に適合接合する複数のリブ部32を一体に突出形
成し、ドア下端コーナ部においてウエザストリップ1の
取付フランジ部12を図2(C)にて符号12aで示す
ように一部切欠き、該取付フランジ部12が切欠かれた
部分の本体部11を上記ドアトリム3の受面31上に接
合支持させて組付け、ドア下端コーナ部ではウエザスト
リップ1の本体部11が車体側トリム5を介して車体側
戸当りフランジ部42に弾接してシールしたときの反力
を受面31及びリブ部32を介して角アール部22aの
曲面で受けるようにしたものである。
【0012】このような構成を採用したことにより、角
アール部22aの曲率半径Rが大きくならざるを得ない
ドア下端コーナ部においても他の一般部と同様にウエザ
ストリップ1を充分外側寄りに取付けることができ、車
体側戸当りフランジ部42のドア開口部内への突出量L
1 を他の一般部と同様に最小限に抑えることができ、又
コーナ部専用の別のウエザストリップを用いることなく
一般部と連続した単一のウエザストリップ1でコーナ部
の確実なシール機能を得ることができる。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ドアイン
ナパネルの縦壁部と車内側の面との角アール部の曲率半
径が大きくならざるを得ないドア下端コーナ部におい
て、ドアトリムの端縁部でウエザストリップの受面を角
アール部の曲面上に突出させて形成したことにより、上
記コーナ部においても他の一般部と同様にウエザストリ
ップを充分外側寄りに連続して取付け、確実なシール性
を確保することができるもので、構造が簡単でコスト低
廉なることと相俟って実用上多大の効果をもたらし得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車ドアをインナパネル側
から視た正面図である。
【図2】本考案の実施例を示すもので、(A)は図1の
A−A断面図、(B)は図1のB−B断面図、(C)は
ドア下端コーナ部(図1のC部)におけるドアトリムと
ウエザストリップとをドアインナパネル側から視た正面
図である。
【図3】(A),(B)は従来のドア下端コーナ部にお
けるウエザストリップ取付構造例をそれぞれ示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ウエザストリップ 2 ドアインナパネル 3 ドアトリム 4 車体 5 車体側トリム 11 本体部 12 取付フランジ部 12a 切欠部 21 縦壁部 22 車内側の面 22a 角アール部 31 受面 32 リブ部 41 戸当り縦面 42 戸当りフランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側の戸当りフランジ部に弾接する本
    体部とドアインナパネルの車内側の面の周縁部に沿って
    接合取付けられる取付フランジ部とからなる自動車用ド
    アのウエザストリップにおいて、ドアインナパネルの車
    内側の面の内側に張設されるドアトリムのドア下端コー
    ナ部付近の端縁に、ドアインナパネルの縦壁部と車内側
    の面との角アール部側に突出し該車内側の面とほぼ同一
    面をなして連なる受面と、該受面の背面から突出し先端
    縁が上記角アール部の曲面に適合当接するリブ部とを、
    一体に突出形成し、上記ウエザストリップの取付フラン
    ジ部をドア下端コーナ部付近において部分的に切欠き、
    該取付フランジ部を切欠いた部分の本体部を上記ドアト
    リムの受面上に接合支持させて組付けたことを特徴とす
    る自動車用ドアのウエザストリップ取付構造。
JP1993059482U 1993-10-07 1993-10-07 自動車用ドアのウエザストリップ取付構造 Expired - Lifetime JP2601832Y2 (ja)

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