JPH1159286A - 自動車のルーフモール取付構造 - Google Patents

自動車のルーフモール取付構造

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JPH1159286A
JPH1159286A JP21615997A JP21615997A JPH1159286A JP H1159286 A JPH1159286 A JP H1159286A JP 21615997 A JP21615997 A JP 21615997A JP 21615997 A JP21615997 A JP 21615997A JP H1159286 A JPH1159286 A JP H1159286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面くさび形状のルーフモール嵌着用溝の寸
法精度を良くすることができると共に、シーラの高さや
直径を管理する必要がなく、しかもルーフパネルに対す
るルーフモールの突出感をなくすことができるような自
動車のルーフモール取付構造を提供する。 【解決手段】 対向間隔が上方に向かうにつれて幅狭と
なるように車幅方向において互いに対向配置された一対
の縦壁部12,15と、これら一対の縦壁部12,15
の下端間に延びる底壁部14とで構成された断面くさび
形状のルーフモール嵌着用溝16をルーフパネル6の側
端縁6aに屈曲成形し、ルーフモール嵌着用溝16の内
部にルーフモール3の係着用リップ片23,24を嵌着
することによりルーフモール3をルーフパネル6に取付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のルーフパ
ネルの側部に配設されるルーフモールの取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来における自動車のルーフモール取付
構造としては、例えば図3に示すようのものがある。図
3において、30はサイドボディインナパネル31とサ
イドボディアウタパネル32とを閉断面形状に結合して
成るサイドボディ、33はルーフパネル、34はルーフ
パネル33の内面に配設された成形天井、35はポリ塩
化ビニール等から成る軟質性のルーフモールであり、サ
イドボディアウタパネル32の上端縁32aとルーフパ
ネル33の側端縁33aとによって構成された嵌着溝3
6にルーフモール35が嵌着されて取付けられるように
なっている。
【0003】さらに詳述すると、サイドボディ30の外
面を構成するサイドボディアウタパネル32の上端縁3
2aが図3に示す如く2段形状に屈曲成形されると共
に、ルーフパネル33の側端縁33aも同様に2段形状
に屈曲成形され、それらの先端縁32b,33bが互い
に重ね合わされてサイドボディインナパネル31の側端
縁31bと一緒にスポット溶接Sにて結合されている。
そして、前記先端縁32b,33bにて嵌着溝36の底
部37が構成されると共に、この底部37の両側箇所に
は上方に向けて立ち上がる縦壁部32c(サイドボディ
アウタパネル32の上端縁32aの一部分)及び33c
(ルーフパネル33の側端縁33aの一部分)が互いに
対向配置されている。なお、これらの縦壁部32c,3
3c間の対向間隔は底壁37から上方に向かうにつれて
徐々に幅狭になるように構成され、底壁37及び縦壁部
32c,33cにて断面くさび形状のルーフモール嵌着
部38が形成されている。さらに、このルーフモール嵌
着部38の上部には一対の段差面32d,33dがリッ
プ係着面として配設されている。
【0004】かくして、ルーフモール35の下部両側の
リップ片35aを前記ルーフモール嵌着部38内に押し
込んで縦壁部32c,33cに弾性係合させると共に、
ルーフモール35の上部両側のリップ片35bを段差面
32d,33dに当接させることにより、ルーフモール
35がルーフモール嵌着用溝36内に収容配置された状
態で取付けられるようになっている。
【0005】なお、この取付構造の場合には、図4
(a)に示すようにルーフパネル33の側端に塗布され
るシーラ40とルーフモール35との距離が近いため、
これらが互いに干渉しないように筆41(或いは指等)
でならして図4(b)に示すように平らにするようにし
ている。
【0006】また、従来では、図5に示すようにサイド
ボディアウタパネル32の上端縁32aとルーフパネル
33の側端縁33aとにより断面矩形のルーフモール収
容用の嵌着溝42を形成し、この嵌着溝42内にルーフ
モール35を弾性的に嵌着して取付けるようにする場合
もある。
【0007】さらに、図6は従来のルーフモール取付構
造の別例を示すものである。この場合には、図6に示す
ように、サイドボディアウタパネル32の上端縁32a
をL字状に屈曲成形することにより形成された縦壁部4
3と、ルーフパネル33の側端縁33aに屈曲成形され
かつ前記サイドボディアウタパネル32の先端縁32b
から立ち上がるように屈曲成形された縦壁部44とによ
って断面くさび形状のルーフモール嵌着用溝45を構成
し、このルーフモール嵌着用溝45内にABS樹脂等か
ら成るルーフモール46の断面矢印形状の弾性係合片4
7を嵌着することによりルーフモール46をルーフパネ
ル33の側部に取付けるようにしている。なお、この場
合、ルーフモール46に一体成形されたほぼL字状の延
設片46aが前記ルーフパネル33の側端縁33aに屈
曲成形された溝状部48内に挿入配置され、この延設片
46aと前記側端縁33aとで凹溝状の雨樋部49が形
成されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のルーフモール取付構造では、次のような問題
点がある。すなわち、図3又は図5に示す取付構造の場
合には、断面くさび形状部を形成するルーフモール嵌着
部38の縦壁部32c,33c間の間隔すなわちくさび
形状部の幅が狭くなってしまうと、ルーフモール嵌着部
38へのルーフモール35の嵌着を行なうことができな
くなり、それとは逆に前記幅又は間隔が広くなってしま
うと、ルーフモール35がルーフモール嵌着部38から
外れてしまうこととなる。そのため、断面くさび形状の
ルーフモール嵌着部38の寸法を高い精度で設定する必
要があるが、このルーフモール嵌着部38を2つの部材
(サイドボディアウタパネル32及びルーフパネル3
3)により構成するようにしているため、寸法精度を出
しにくいのが実状である。また、既述のようにシーラ4
0を筆41等でならして平らにする作業が必要であるた
め、作業工数が多くなり作業効率が悪くなるという問題
点がある。
【0009】一方、図6に示す取付構造の場合には、断
面くさび形状のルーフモール嵌着用溝45を2つの部材
にて構成するようにしているため、既述の場合と同様に
寸法精度を出しにくいのが実状である。また、ルーフモ
ール46の弾性係合片47とシーラ40(図6参照)と
が接近した配置構成となるため、シーラ40が前記弾性
係合片47に接触しないようにシーラ40の高さや直径
を管理する必要がある。さらに、ルーフパネル33の縦
壁部44の高さがサイドボディアウタパネル32の意匠
面(基本面)の近くにあるため、ルーフモール46が図
6に示す如くルーフパネル33の基本面から突出してし
まい、外観(見栄え)が悪くなってしまう不具合があ
る。
【0010】本発明は、上述のような種々の問題点に鑑
みてなされたものであって、その目的は、断面くさび形
状のルーフモール嵌着用溝の寸法精度を良くすることが
できると共に、シーラの高さや直径を管理する必要がな
く、しかもルーフパネルに対するルーフモールの突出感
をなくすことができるような自動車のルーフモール取付
構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、ルーフパネルの側端縁とサイドボデ
ィアウタパネルの上端縁との接合箇所に形成された嵌着
溝の内部にルーフモールを嵌着させて取付けるようにし
た自動車のルーフモール取付構造において、対向間隔が
上方に向かうにつれて幅狭となるように車幅方向におい
て互いに対向配置された一対の縦壁部と、これら一対の
縦壁部の下端間に延びる底壁部とで構成された断面くさ
び形状のルーフモール嵌着用溝を前記ルーフパネルの側
端縁に屈曲成形し、前記ルーフモール嵌着用溝の内部に
前記ルーフモールの係着用リップ片を嵌着することによ
り前記ルーフモールを前記ルーフパネルに取付けるよう
にしている。
【0012】また、本発明では、前記一対の縦壁部のう
ち前記ルーフパネルの側端の側の一方の縦壁部と前記サ
イドボディアウタパネルの上端縁の一部とにより、前記
断面くさび形状のルーフモール嵌着用溝とは別に画成さ
れた溝状のシーラ塗布部を構成し、このシーラ塗布部に
おいて前記ルーフパネルの側端縁とサイドボディアウタ
パネルの上端縁との接合部分にシーラを塗布すると共
に、前記溝状のシーラ塗布部を前記ルーフモールのカバ
ー用リップ片にて覆うようにしている。
【0013】また、本発明では、前記一方の縦壁部の高
さを、前記ルーフモールのカバー用リップ片がそれぞれ
対応配置される前記ルーフパネル及びサイドボディアウ
タパネルの段差面の高さよりも低い位置に設定するよう
にしている。
【0014】また、本発明では、前記嵌着溝のうち前記
ルーフモールのカバー用リップ片の上面にて区画された
上部領域部分を雨樋部としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1及び図2を参照して説明する。
【0016】図1は本発明に係るルーフモール取付構造
を備えた四輪自動車1を示すものであって、四輪自動車
1のルーフ部2の左右両側部には車体前後方向に沿って
ルーフモール3が配設されている。
【0017】ルーフモール3の取付部であるルーフ部2
の左右両側部は、図2に示すように、サイドボディ4の
外面を構成するサイドボディアウタパネル5と、ルーフ
パネル6の側端縁6aとで構成されている。上述のサイ
ドボディアウタパネル5の上端縁(側端縁)5aは2段
形状に屈曲成形されており、2つの縦壁部7,8と、こ
れらの縦壁部7,8間に形成されたリップ受け面9と、
サイドボディアウタパネル5の先端の屈曲片部10とを
それぞれ有している。
【0018】一方、上述のルーフパネル6の側端縁6a
は、前記サイドボディアウタパネル5の上端縁5aと同
様に2段形状に屈曲成形され、さらにその側端部分が上
方に向けて立ち上がるように屈曲成形されている。すな
わち、ルーフパネル6の側端縁6aは、2つの縦壁部1
1,12と、これらの縦壁部11,12間に形成された
リップ受け面13と、下方側の縦壁部12に対して屈曲
された底壁部14と、この底壁部14に対して上方に向
けて屈曲されて前記縦壁部12に対向配置された縦壁部
(縦フランジ)15とをそれぞれ有しており、前記底壁
部14は縦壁部12,15の下端間に延びるように配設
されている。なお、両縦壁部12及び15は底壁部14
に対してそれぞれ鋭角をもって屈曲されて互いに対向配
置されており、これらの間の対向間隔は底壁部14から
上方に向かうにつれて徐々に狭くなるように設定されて
いる。しかして、対向間隔が上方に向かうにつれて幅狭
となるように車幅方向において互いに対向配置された一
対の縦壁部12,15と、これら一対の縦壁部12,1
5の下端間に延びる底壁部14とで断面くさび形状のル
ーフモール嵌着用溝16が形成されている。
【0019】サイドボディアウタパネル5の屈曲片部1
0の下面には、サイドボディ4の内面を構成するサイド
ボディインナパネル17の側端縁17aが接合されると
共に、その上面には、ルーフパネル6のルーフモール嵌
着用溝16の底部を構成する底壁部14が接合され、こ
れらが3枚重ね状態の下でスポット溶接Sにて3者一体
に結合されている。かくして、サイドボディアウタパネ
ル5の上端縁5aとルーフパネル6の側縁部6aとによ
りルーフモール収容用の嵌着溝19が形成され、この嵌
着溝19内においてルーフパネル6の縦壁部15がサイ
ドボディアウタパネル5の屈曲片部10から上方に向け
て立ち上がるように配置されている。そして、この縦壁
部15とサイドボディアウタパネル5の縦壁部8との間
の領域が溝状のシーラ塗布部20として設けられ、前記
縦壁部15とサイドボディアウタパネル5の屈曲片部1
0とで構成される角部にシーラ21が塗布されるように
なっている。
【0020】一方、ルーフモール3は、ポリ塩化ビニー
ル材やABS樹脂材の中心部に柔軟性を有する芯金22
を埋設した軟性部材であり、下側の両側部に一体成形さ
れた一対の係着用リップ片23,24を有すると共に、
上部の両側部に一体成形されたカバー用リップ片25,
26を有してている。
【0021】このルーフモール3の取付けに当たって
は、ルーフモール3の一対の係着用リップ片23,24
をルーフパネル6のルーフモール嵌着用溝16に上方側
からその内部に押し込むことによってクリック係合さ
せ、これらの係着用リップ片23,24を前記ルーフモ
ール嵌着用溝16内に挿入配置してその弾性復元力にて
ルーフモール嵌着用溝16の縦壁部12及び縦壁部15
にそれぞれ係着させる。これにより、ルーフモール3の
下側部分が前記ルーフモール嵌着用溝16内に収納配置
されて固定されると共に、ルーフモール3のカバー用リ
ップ片25,26がルーフパネル6のリップ受け面13
及びサイドボディアウタパネル5のリップ受け面9上に
軽く当接される。なお、カバー用リップ片25,26と
リップ受け面13,9との間に僅かな隙間を設ける場合
もある。
【0022】このようにしてルーフモール3の取付けを
行った状態の下では、ルーフモール収容用の嵌着溝19
及びシーラ塗布部20がルーフモール3の上部を構成す
るカバー用リップ片25,26にて覆われ、ルーフモー
ル3の上面とリップ受け面9,13と縦壁部7,11と
で囲まれた凹溝領域が雨樋部27となされる。しかし
て、ルーフパネル6上に降った雨水等は前記雨樋部27
に流れ込み、車両前後方向の両端箇所から排水されるよ
うになっている。なお、ルーフモール3のカバー用リッ
プ片25,26より下方の部分には、基本的には雨水等
が入り込まない。
【0023】以上の如き構成のルーフモール取付構造に
よれば、断面くさび形状のルーフモール嵌着用溝16が
一部品(ルーフパネル6のみ)にて形成されるので、ル
ーフモール嵌着用溝16の断面くさび形状部分の寸法精
度を高くかつバラツキなく設定することが可能となる。
従って、ルーフ部2へのルーフモール3の組付けを常に
一定の組付作業にて容易に行なうことができ、しかもル
ーフモール3の保持を確実に行なうことができる。ま
た、溝状のシーラ塗布部20をルーフモール3のカバー
用リップ片26にて覆うようにしてシーラ21とルーフ
モール3とを離すようにしているので(図2参照)、こ
れらが互いに干渉(接触)を生じることがなく、従って
シーラ21の高さや直径を管理する必要がなくなる。そ
の上、ルーフパネル6の縦壁部(縦フランジ)15の高
さをルーフパネル6の基本高さ面よりも低く、或いはそ
れと同じ程度の高さに設置するようにしているので、ル
ーフモール3の取付状態の下でルーフモール3がルーフ
パネル6から突出するのを回避でき、外観性の向上を図
ることができる。
【0024】以上、本発明の一実施形態につき述べた
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、サイドボディアウタパネル5の上端
縁5aの屈曲形状はリップ受け面9を備えていれば、縦
壁部7,8の屈曲角度等は適宜に設定可能である。ま
た、ルーフモール3のリップ片23,24,25,26
の形状は適宜に変更可能であり、さらに係着用リップ片
23,24は各1つに限らずそれぞれ複数個設けるよう
にしても良い。
【0025】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、対向間隔が
上方に向かうにつれて幅狭となるように車幅方向におい
て互いに対向配置された一対の縦壁部と、これら一対の
縦壁部の下端間に延びる底壁部とで構成された断面くさ
び形状のルーフモール嵌着用溝をルーフパネルの側端縁
に屈曲成形し、ルーフモール嵌着用溝の内部にルーフモ
ールの係着用リップ片を嵌着することによりルーフモー
ルをルーフパネルに取付けるようにしたものであるか
ら、本発明によれば、ルーフモール嵌着用溝を一部品の
みにてすなわちルーフパネルのみにて構成することとな
るため、断面くさび形状のルーフモール嵌着用溝の寸法
精度を高精度にすることができる。従って、ルーフモー
ルが嵌着される断面くさび形状部分の寸法上のバラツキ
をなくすことができ、ひいては常に一定の嵌着作業によ
りルーフモールを前記溝に容易にかつ確実に嵌着(保
持)することが可能となる。また、ルーフモール保持形
状がルーフモール単品のバラツキ内に抑えられるため、
ルーフモールの組付及び保持を安定的に行なうことがで
きてルーフモールの組付性及び保持性の向上を図ること
ができ、車体組付工程でのルーフモール取付状態の修正
やルーフモールの位置決め管理を不要にすることができ
る。
【0026】また、請求項2に記載の本発明は、前記一
対の縦壁部のうちルーフパネルの側端の側の一方の縦壁
部とサイドボディアウタパネルの上端縁の一部とによ
り、前記断面くさび形状のルーフモール嵌着用溝とは別
に画成された溝状のシーラ塗布部を構成し、このシーラ
塗布部においてルーフパネルの側端縁とサイドボディア
ウタパネルの上端縁との接合部分にシーラを塗布すると
共に、前記溝状のシーラ塗布部を前記ルーフモールのカ
バー用リップ片にて覆うようにしたものであるから、本
発明によれば、シーラとカバー用リップ片とが互いに離
れて配置されてこれらの間に干渉を生じることがないた
め、塗布すべきシーラの高さや直径等を管理する必要が
なくなると共に、シーラを筆ならし等にて平にする作業
を行なう必要がなくなる。そのため、塗装工程における
作業工数の削減が可能となる。
【0027】また、請求項3に記載の本発明は、一方の
縦壁部の高さを、ルーフモールのカバー用リップ片がそ
れぞれ対応配置されるルーフパネル及びサイドボディア
ウタパネルの段差面の高さよりも低い位置に設定するよ
うにしたものであるから、本発明によれば、ルーフモー
ルの上面がルーフパネルの基本高さ面より低く或いはこ
れと同じ高さに配置することができてルーフモールの突
出感をなくすことができ、外観性の向上を図ることが可
能となる。
【0028】また、請求項4に記載の本発明は、嵌着溝
のうちルーフモールのカバー用リップ片の上面にて区画
された上部領域部分を雨樋部としたものであるから、本
発明によれば、ルーフモールの上面を利用して雨樋部を
構成でき、簡素な構成でありながら雨水等の排水を適宜
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るルーフモール取付構造を備えた四
輪自動車の斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線拡大断面図である。
【図3】従来における自動車のルーフモール取付構造を
示す断面図である。
【図4】従来のルーフモール取付構造においてシーラを
塗布する際の状況を説明するためのものであって、
(a)は塗布したシーラを筆でならしている状態を示す
断面図、(b)は筆でならしたシーラを示す断面図であ
る。
【図5】従来における自動車のルーフモール取付構造の
別例を示す断面図である。
【図6】従来における自動車のルーフモール取付構造の
さらに別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 四輪自動車 2 ルーフ部 3 ルーフモール 4 サイドボディ 5 サイドボディアウタパネル 5a 上端縁 6 ルーフパネル 6a 側端縁 7,8,11,12 縦壁部 9,13 リップ受け面 15 縦壁部(縦フランジ) 16 ルーフモール嵌着用溝 19 ルーフモール収容用の嵌着溝 20 シーラ塗布部 21 シーラ 23,24 係着用リップ片 25,26 カバー用リップ片 27 雨樋部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルの側端縁とサイドボディア
    ウタパネルの上端縁との接合箇所に形成された嵌着溝の
    内部にルーフモールを嵌着させて取付けるようにした自
    動車のルーフモール取付構造において、対向間隔が上方
    に向かうにつれて幅狭となるように車幅方向において互
    いに対向配置された一対の縦壁部と、これら一対の縦壁
    部の下端間に延びる底壁部とで構成された断面くさび形
    状のルーフモール嵌着用溝を前記ルーフパネルの側端縁
    に屈曲成形し、前記ルーフモール嵌着用溝の内部に前記
    ルーフモールの係着用リップ片を嵌着することにより前
    記ルーフモールを前記ルーフパネルに取付けるようにし
    たことを特徴とする自動車のルーフモール取付構造。
  2. 【請求項2】 前記一対の縦壁部のうち前記ルーフパネ
    ルの側端の側の一方の縦壁部と前記サイドボディアウタ
    パネルの上端縁の一部とにより、前記断面くさび形状の
    ルーフモール嵌着用溝とは別に画成された溝状のシーラ
    塗布部を構成し、このシーラ塗布部において前記ルーフ
    パネルの側端縁とサイドボディアウタパネルの上端縁と
    の接合部分にシーラを塗布すると共に、前記溝状のシー
    ラ塗布部を前記ルーフモールのカバー用リップ片にて覆
    うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車
    のルーフモール取付構造。
  3. 【請求項3】 前記一方の縦壁部の高さを、前記ルーフ
    モールのカバー用リップ片がそれぞれ対応配置される前
    記ルーフパネル及びサイドボディアウタパネルの段差面
    の高さよりも低い位置に設定したことを特徴とする請求
    項2に記載の自動車のルーフモール取付構造。
  4. 【請求項4】 前記嵌着溝のうち前記ルーフモールのカ
    バー用リップ片の上面にて区画された上部領域部分を雨
    樋部としたことを特徴とする請求項2又は3に記載の自
    動車のルーフモール取付構造。
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