JP3016222B2 - 自動車ドアの窓下部構造 - Google Patents

自動車ドアの窓下部構造

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JP3016222B2
JP3016222B2 JP8099605A JP9960596A JP3016222B2 JP 3016222 B2 JP3016222 B2 JP 3016222B2 JP 8099605 A JP8099605 A JP 8099605A JP 9960596 A JP9960596 A JP 9960596A JP 3016222 B2 JP3016222 B2 JP 3016222B2
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幸彦 矢田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車ドアの窓下縁の
フランジ部に止着されたウエザーストリップによって、
フランジ部とドア窓ガラスとの間を密封する、自動車ド
アの窓下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の窓下部構造に組み込まれ
るウエザーストリップの一例として、実開昭59−72
117号公報に開示されるものがある。このウエザース
トリップ10’は、図3に示されるように、ドアトリム
14’の下向フランジ16’に密接して止着される止着
部22’にガラスリップ30’が突設され、この止着部
22’に金属製インサート部材28’が埋設された構造
のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなウエザー
ストリップ10’は、埋設された金属製インサート部材
28’が平板状であるため、止着部22’と直交する方
向に剛性がない。このため、ドアトリム14’の下向フ
ランジ16’にウエザーストリップ10’がクリップ等
で固定されとき、止着部22’の側面は波打ち現象の発
生のため波形となる。その結果、ドアトリム14’の下
向フランジ16’とウエザーストリップ10’との間
に、隙間が生じたり、ガラスリップ30’の弾接力が弱
くなったりして、窓下部構造のシール性能が低下する。
【0004】また、ウエザーストリップ10’を、一体
押出成形の後に、ドアトリム14’の外縁形状と合致す
るように屈曲させて段差を設ける場合には、屈曲成形す
る金型(受型)に対して垂直方向に屈曲させることとな
り、屈曲部の横断面が均等でなくなることがある。この
場合においても、止着部22’の剛性が不均一になり、
止着部22’の側面が波形となり、ドアトリム14’の
下向フランジ16’とウエザーストリップ10’との間
に、隙間が生じたり、ガラスリップ30’の弾接力が弱
くなったりして、窓下部構造のシール性能が低下する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車ドアの
窓下縁において屈曲したフランジ部に止着されたウエザ
ーストリップによって前記フランジ部とドア窓ガラスと
の間が密封される自動車ドアの窓下部構造であって、
記フランジ部は前記ドア窓ガラスと平行に下向きに延び
ており、前記ウエザーストリッブは、前記フランジ部に
止着される止着部と、該止着部より前記ドア窓ガラス側
に突出するガラスリップと、前記止着部と一体化されて
前記フランジ部の下縁を越えて自由に延びる断面がほぼ
L字状の芯金とを有し、前記フランジ部の屈曲に対応し
た屈曲部を具えていることを特徴とする自動車ドアの窓
下部構造により、前記課題を解決した。
【0006】
【作用】本発明では、ウエザーストリップに断面がL字
状の芯金を埋設することにより、ウエザーストリップ本
体は剛性が増して上下左右方向の曲げに対する抵抗力が
付与される。また、フランジ部へのウエザーストリップ
の取付時、取付後においても、止着部とほぼ直角で且つ
フランジ部の下縁を越えて延びる突起部の作用により、
止着部には波打ち現象が殆ど発生しない。さらに、フラ
ンジ部の屈曲と対応させるウエザーストリップの曲げ工
程において、突起部が、金型(受型)に密着し、止着部
が異状変形を起こす応力に抵抗するので、成形されたウ
エザーストリップは姿勢の正しいものとなる。
【0007】従って、止着部とドア窓ガラス本体との位
置関係が安定し、真っすぐなフランジ部のみならず、屈
曲したフランジ部においても、安定したシール性能が得
られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1,2に基づいて
説明する。図1は、本発明の自動車ドアの窓下部構造に
組み込まれるウエザーストリップ10の全体斜視図であ
る。このウエザーストリップ10は、これに限定する趣
旨ではないが、自動車ドアの窓下縁の段差を形成したド
アトリムに適用するのに好適である。なお、この場合、
「段差」とは、屈曲により前後方向の位置関係に高低の
差があるという意味である。
【0009】ウエザーストリップ10全体は、屈曲した
ドアトリムと対応するように、中央寄り部にゆるいS字
状のカーブを形成した屈曲部12が形成され、また、屈
曲によるドアトリムの段差と対応するように、前後方向
の位置関係に段差をもたせた形状となっている。
【0010】図2に示されるように、ウエザーストリッ
プ10は、止着部22と突起部26とガラスリップ3
0,32からなり、止着部22と突起部26にかけて芯
金28が埋設されている。ウエザーストリップ10は、
真直ぐに延びるウエザーストリップ本体を、ドアトリム
14の段差等に対応するように折り曲げ成形される。
【0011】止着部22は、断面が略々T字状のドアト
リム14のドア窓ガラス18と平行な下向きフランジ部
16に密着するように、これと平行に延びている。ガラ
スリップ30,32は止着部22より斜め上方に延び、
ドア窓ガラスと弾接する部分には植毛が施されている。
突起部26は、止着部22の下縁24においてドア窓ガ
ラス18と反対側へほぼ直角に折れ曲がり、下向フラン
ジ部16の下縁を越えて自由に室内側に延びている。芯
金28は、断面がほぼL字状の金属製インサート部材で
あり、上下左右の4方向の応力に抗する形状となってい
る。
【0012】ガラスリップ30,32は、止着部22の
上方に設けられた上側ガラスリップ30と、止着部22
の下方に設けられた下側ガラスリップ32からなる。上
側ガラスリップ30は、止着部22の上端で長手方向に
延びる溝34を有し、下側ガラスリップ32は、上側ガ
ラスリップ30の下面と止着部22との間で長手方向の
溝36を形成している。
【0013】下側ガラスリップ32は、ドアガラス18
に弾接力が強く作用するように、止着部22の下方で突
起部26と対向し、その下面が突起部26の下面と面一
になっている。また、止着部22との接合部32bも上
側ガラスリップ30の接合部30bより厚肉になってい
る。
【0014】ウエザーストリップ10をドアトリム14
に止着するには、止着部22の金属製インサート部材2
8に数箇所設けられた爪状突起28aを、ドアトリム1
4の下向きフランジ部16に設けられた取付穴に挿入
し、端部を曲げて固定する。ウエザーストリップ10
は、埋設される金属製インサート部材28が断面L字状
となっているため4方向に剛性があり、突起部26が止
着部22を、止着部22が突起部26を補強する。
【0015】従って、ドアトリム14へのウエザースト
リップ10の取付後においても、止着部22には波打ち
現象が発生することがない。その結果、ドアガラス18
とガラスリップ30,32との間の位置関係が安定し、
ドアガラス18とガラスリップ30,32との間に隙間
が発生せず、シール性能の良好な窓下部構造を得ること
ができる。
【0016】また、直線状のウエザーストリップ本体か
ら段差をもたせたゆるいS字状のウエザーストリップ1
0に成形する曲げ工程において、突起部26がウエザー
ストリップ本体を案内するように金型に密着するととも
に、止着部22の波打ちや蛇行等の異状変形を起こす応
力に抗する。従って、前後方向に段差が形成されたウエ
ザーストリップ10は、屈曲部12の横断面が略々均一
に仕上げられ、均一な剛性を具えたものとなる。本発明
の窓下部構造は、このようなウエザーストリップ10を
具えているため、段差をもたせたドアトリム14におい
て、窓下縁を確実にシールする。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるから、
ウエザーストリップの剛性が増し、フランジ部への取付
け時において、また、取付け後においても波打ち現象の
発生が防止される。従って、ドア窓ガラス等とウエザー
ストリップとの位置関係が安定したシール性能の良好な
窓下部構造を得ることができる。
【0018】そして、ウエザーストリップの屈曲部の成
形工程においては、突起部が金型に密着して異状変形を
起こす応力に抗するので、屈曲部においても横断面を略
々均一に仕上げることができる。従って、自動車ドアの
窓下縁の屈曲した部分においても、ウエザーストリップ
の姿勢が正しくなり、ドア窓ガラス等とウエザーストリ
ップとの位置関係が安定したシール性能の良好な窓下部
構造を得ることができる。
【0019】さらに、突起部がフランジ部の下縁を越え
て延びる構造であるから、強度的にすぐれているばかり
でなく、装飾性に配慮する必要がないため、本来の曲げ
加工に必要な突出角度、寸法を自由に選択することがで
きるばかりでなく、金型との密着により発生しやすい表
面の傷、荒れ等により、外観不良とされることもない利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の窓下部構造に組み込まれる
ウエザーストリップの斜視図。
【図2】 本発明の実施例の窓下部構造の縦断面図。
【図3】 従来の窓下部構造に組み込まれるウエザース
トリップの縦断面図。
【符号の説明】
10 ウエザーストリップ 12 屈曲部
16 フランジ部 22 止着部 26 突起部
28 芯金 30,32 ガラスリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−72117(JP,U) 実開 昭62−197424(JP,U) 特公 昭63−3773(JP,B2) 特公 平1−29131(JP,B2) 実公 昭59−37377(JP,Y2) 実公 平7−23295(JP,Y2) 実公 昭61−30905(JP,Y2) 実公 平1−11536(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアの窓下縁において屈曲したフ
    ランジ部に止着されたウエザーストリップによって前記
    フランジ部とドア窓ガラスとの間が密封される自動車ド
    アの窓下部構造であって、前記フランジ部は前記ドア窓ガラスと平行に下向きに延
    びており、 前記ウエザーストリップは、前記フランジ部に止着され
    る止着部と、該止着部より前記ドア窓ガラス側に突出す
    るガラスリップと、前記止着部と一体化されて前記フラ
    ンジ部の下縁を越えて自由に延びる断面がほぼL字状の
    芯金とを有し、前記フランジ部の屈曲に対応した屈曲部
    を具えていることを特徴とする、 自動車ドアの窓下部構造。
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