JP2968013B2 - 自動車用ウィンドガラスの固定構造 - Google Patents

自動車用ウィンドガラスの固定構造

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JP2968013B2
JP2968013B2 JP2018286A JP1828690A JP2968013B2 JP 2968013 B2 JP2968013 B2 JP 2968013B2 JP 2018286 A JP2018286 A JP 2018286A JP 1828690 A JP1828690 A JP 1828690A JP 2968013 B2 JP2968013 B2 JP 2968013B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はウェザーストリップを介してウインドガラス
と車体パネルとを気密封止した自動車用ウインドガラス
の固定構造に関するものである。
従来の技術 通常から自動車のリヤサイドウインドガラス等のよう
に車体パネル側に形成された開口縁部内にウエザースト
リップを介してウインドガラスを気密封止した構造が知
られているが、その一例を第3図に示す。即ち、ウエザ
ーストリップ1にはウインドガラス2が挿通固定される
溝部1aと、車体パネル3のフランジ部3aが挿通固定され
る溝部1bとが形成されていて、これら溝部1a,1bに挿通
されたウインドガラス2及びフランジ部3aとウエザース
トリップ1とを夫々接着剤等を用いて固着することによ
って車外5と車内6間を気密下に封止するようにしてい
る。尚1cは車体パネル3の車外側表面に当接する押さえ
リップ、1dはウエザーストリップ1と車体パネル3間の
気密性を高めるための保持リップである。
このようなウエザーストリップ1を用いることによっ
て、ウインドガラス2と車体側パネル3とが気密封止下
に固定される。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の自動車用ウインドガラ
スの固定構造にあっては、ウエザーストリップ1に付設
された前記押さえリップ1c及び保持リップ1dが車両外観
の平坦化をはかる上で障害となってしまうという課題が
あった。
即ち、近時自動車のデザイン上の面でフラッシュサー
フェース化が促進され、従って車外側への突出物は極力
小さく抑えられる傾向にあり、そのため前記車体パネル
3のフランジ部3aとウインドガラス2間の寸法aの長さ
を短縮しようとすると、該ウエザーストリップ1の組付
時に第4図の破線に示したように保持リップ1dの先端部
1gが車体パネル3の車外側端縁部3bよりも車外5側に突
出してしまうので、この保持リップ1dを車外から隠弊す
るために押さえリップ1cの上下方向の寸法bを大きく取
らなければならない。更に外観の平坦化をはかるために
寸法c,即ち車体パネル3の車外側端縁部3bとフランジ部
3a間の寸法を短縮しようとすると、押さえリップ1cと保
持リップ1d間の間隔が短くなって両リップの配置が困難
になってしまうという課題があった。
そこで本発明はこのような従来の自動車用ウインドガ
ラスの固定構造が有している課題を解消して、前記押さ
えリップ及び保持リップによって車両外観の平坦化が阻
害されることがなく、且つウエザーストリップの車幅方
向の寸法を短縮してもリップの配置上の支障がないウイ
ンドガラスの固定構造を提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的達成するために、ウエザーストリ
ップを介してウインドガラスと車体パネルとを気密封止
した構造において、上記ウエザーストリップの車体パネ
ル開口段部に面する部分から保持リップと突部を延出す
るとともに、上記車体パネルの一般部と開口段部との間
に形成された曲折部の曲率と略一致する曲率を有する曲
折部を上記保持リップに形成し、該保持リップを上記突
部によって車体パネルに押し付けて、その曲折部を上記
車体パネル側の曲折部に密接させた構成にしてある。
作用 かかる構成によれば、ウインドガラスの組付に際して
該ウインドガラスの下端部をウエザーストリップの溝部
に嵌合固着し、このウエザーストリップの溝部に車体パ
ネルのフランジ部を嵌合固着した際に、ウエザーストリ
ップの保持リップに形成された曲折部の曲率と車体パネ
ルに形成された曲折部とが密着した状態に接触し、両者
間の気密性が保持されるとともに、該保持リップの先端
部が車外側に突出しない組付状態が得られる。従ってウ
エザーストリップの車外側に従来使用されている押さえ
リップに相当するリップがなくとも車両の外観が良好に
保持される。
実施例 以下図面に基づいて本発明にかかる自動車用ウインド
ガラスの固定構造の一実施例を前記従来の構成と同一の
構成部分に同一の符号を付して詳述する。
第1図は本発明を適用したウインドガラスの固定構造
を示すものであり、図中1はウエザーストリップであっ
て該ウエザーストリップ1にはウインドガラス2が挿通
固定される溝部1aと、車体パネル3のフランジ部3aが挿
通固定される溝部1bとが形成されていて、これら溝部1
a,1bに挿通されたウインドガラス2及びフランジ部3aと
ウエザーストリップ1とを夫々接着剤等を用いて固着す
ることによって、車外5と車内6間を気密下に封止する
ようにしている。
1eはウエザーストリップ1と車体パネル3間の気密性
を高めるために該ウエザーストリップ1に突設された第
1の保持リップ,1fは同第2の保持リップであり、両リ
ップ1e,1fはウエザーストリップ1と一体に成形されて
いるとともに第1の保持リップ1eが第2の保持リップ1f
よりも車外5側に位置している。
上記第1の保持リップ1eには、その断面形状にみられ
るように予め該保持リップ1eの略中間部から下端部にか
けて車内6側に向けてくの字状に折り曲げた曲折部10が
成形されている。尚、第2の保持リップ1fは、従来例と
同様に下方に向けて略直線状の断面形状を持って成形さ
れている。
上記第1の保持リップ1eに形成された曲折部10の曲率
R1は、該保持リップ1eが当接する、車体パネル3の一般
部である車外側端縁部3bと開口段部3cとの間に形成され
た曲折部11の曲率R2と略一致している。
更に上記第1の保持リップ1eの車外5側の近傍部位に
位置するウエザーストリップ1の外面下部には突部8が
突設されている。
従って本実施例のウエザーストリップ1には、従来例
である第3図に示したような車体パネル3の車外側表面
に当接する押さえリップ1cが実質的に削除されている。
上記の実施例では、ウエザーストリップ1と車体パネ
ル3間の気密性を高めるための保持リップとして第1の
保持リップ1eと同第2の保持リップ1fとが一体に成形さ
れているが、第2のリップ1fは不可欠な要素ではなく、
必要に応じて設ければ良い。
かかる構成によれば、ウインドガラス2の組付に際し
て、該ウインドガラス2の下端部をウエザーストリップ
1の溝部1aに嵌合固着し、このウエザーストリップ1の
溝部1bに車体パネル3のフランジ部3aを嵌合固着した際
に、第2図に示したように、第1の保持リップ1eに形成
された曲折部10の曲率と車体パネル3に形成された曲部
11の曲率と一致しているので、該第1の保持リップ1eが
車体パネル3の曲折部11に密着した状態に接触して両者
間の気密性が保持されるとともに、該第1の保持リップ
1eの先端部1gが車外5側に突出しない組付状態が得られ
る。更に該第1の保持リップ1eの先端部1gに突部8が接
触する。
この時、上記したように曲折部10の形状によって第1
の保持リップ1eの先端部1gが車体パネル3の車外側端縁
部3bよりも車外5側にほとんど突出しないので、従って
ウエザーストリップ1の車外側に、従来使用されている
押さえリップ1c(第4図)に相当するリップがなくとも
車両の外観が良好に保持される。
尚、本例では同時に第2の保持リップ1fが車体パネル
3上で倒れた状態に密着して、車両内外の気密性が良好
に維持されるという作用が得られる。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる自動車用ウ
インドガラスの固定構造によれば、ウエザーストリップ
と車体パネルとの間に位置するウエザーストリップに、
車体パネルの車外側端縁部に形成された曲折部に対して
密に接触可能な形状に曲折された保持リップを突設した
構成にしたので、以下に記す作用効果が得られる。
即ち、ウインドガラスの下端部をウエザーストリップ
の溝部に嵌合固着し、このウエザーストリップの溝部に
車体パネルのフランジ部を嵌合固着した際に、ウエザー
ストリップの保持リップに形成された曲折部の曲率と車
体パネルに形成された曲折部とが密着した状態に接触す
るので、両者間の気密性が保持されるとともに該保持リ
ップの先端部が車外側に突出しない組付状態が得られ
る。
従ってウエザーストリップの車外側に従来使用されて
いる押さえリップに相当するリップがなくとも車両の外
観が良好に保持され、しかも車両外観の平坦化がはかれ
る上、ウエザーストリップの車幅方向の寸法を短縮して
も保持リップの配置上の支障がないという大きな効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる自動車用ウインドガラスの固定
構造の一実施例を示す要部断面図、第2図は同組付時の
状態を示す要部断面図、第3図は従来のウインドガラス
の固定構造例を示す要部断面図、第4図は同組付時の状
態を示す要部断面図である。 1……ウエザーストリップ、1a,1b……溝部、 1e……第1の保持リップ、1f……第2り保持リップ、1g
……先端部、2……ウインドガラス、 3……車体パネル、3a……フランジ部、 3b……車外側端縁部、8……突部、 10,11……曲折部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエザーストリップを介してウインドガラ
    スと車体パネルとを気密封止した構造において、上記ウ
    エザーストリップの車体パネル開口段部に面する部分か
    ら保持リップと突部を延出するとともに、上記車体パネ
    ルの一般部と開口段部との間に形成された曲折部の曲率
    と略一致する曲率を有する曲折部を上記保持リップに形
    成し、該保持リップを上記突部によって車体パネルに押
    し付けて、その曲折部を上記車体パネル側の曲折部に密
    接させたことを特徴とする自動車用ウインドガラスの固
    定構造。
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