JP2632813B2 - ウェザーストリップの取付構造 - Google Patents

ウェザーストリップの取付構造

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JP2632813B2
JP2632813B2 JP61226880A JP22688086A JP2632813B2 JP 2632813 B2 JP2632813 B2 JP 2632813B2 JP 61226880 A JP61226880 A JP 61226880A JP 22688086 A JP22688086 A JP 22688086A JP 2632813 B2 JP2632813 B2 JP 2632813B2
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敬一 池田
武臣 ▲高▼宮
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ハードトップ型車のセンターピラーに取
り付けられるウェザーストリップの取付構造に関する。
従来の技術 ハードトップ型車のセンターピラーに取り付けられる
ウェザーストリップの取付構造としては、例えば実開昭
61−16948号公報に示されているものがある。
これを第2,5図によって説明すると、1はセンターピ
ラーを示し、このセンターピラー1の外側面には、リテ
ーナ2を図外のビスによって固定してある。
上記リテーナ2は、前後縁部に折曲部3が設けられて
いると共に、中央部を車外側に延出してあって、この延
出部4には前記各折曲部3に対応する折曲部5を形成し
てある。
そして、上記リテーナ2の延出部4と前後縁に設けら
れた各折曲部3,5に一対のウェザーストリップ6を嵌着
し、各ウェザーストリップ6の外側面にドアウィンドウ
ガラス7の端部を密着させることで、水溶性を確保する
ようになっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のウェザーストリップ取付構
造にあっては、リテーナ2をビス止めし、かつ、リテー
ナ2にウェザーストリップ6を取り付ける構造であった
ため、取付作業のための工数が多くかかると共に、部品
点数が増加しコストアップにつながるという問題点があ
る。
また、他の従来例として、実開昭61−106461号公報や
特開昭60−169350号公報に開示された技術のように、セ
ンターピラーのアウタパネルにウェザーストリップを取
り付けるものも抵抗されてはいるが、前者の従来例にあ
っては、ウェザーストリップを横断面略半円弧状に一体
形成し、中央部の他に前後端部もセンターピラーの前後
端に有するフランジ部に嵌着しなければならないので、
その取付作業性が悪化する。また、後者の従来例にあっ
ては、アウタパネルにリテーナを設け、このリテーナに
ウェザーストリップを嵌着するようになっているため、
前述した従来例と同様に部品点数の増加や取付作業能率
の低下を招いている。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記各従来の問題点に鑑みて案出されたも
ので、インナパネルとアウタパネルとによって形成され
たセンターピラーの前記アウタパネルに取り付けられる
ウェザーストリップの取付構造であって、前記アウタパ
ネルの中央部位に車外側へ突出した取付フランジ部を長
手方向に沿って形成する一方、前記ウェザーストリップ
は、横断面略U字状の芯材を内包する硬質のウエルト部
と、該ウエルト部の両側部端縁から前記アウタパネルの
外面に沿って前後側縁側へ延出し、ウエルト部と一体に
なって横断面略ハット状に形成された硬質のベース部
と、前記ウエルト部とベース部の車外側に配置され、前
後のドアウィンドガラスのセンターピラー側側縁に密接
する軟質のシール部とを一体に備え、前記取付フランジ
部に前記ウエルト部を嵌着固定すると共に、該ウエルト
部の嵌着固定時に、前記アウタパネルの取付フランジ部
を中心とした両側の各外面に前記硬質のベース部を当接
したことを特徴としている。
作用 アウタパネルの中央部位に形成された取付フランジ部
にウェザーストリップのウエルト部を車外側側部方向か
ら押し込んで嵌着すると、該ウエルト部が自身の硬質材
による強い弾性反応力及び芯材によって取付フランジ部
に確実かつ強固に固定される。同時に、硬質材のベース
部がアウタパネルの取付フランジ部を中心とした両側の
各止面に当接するため、ウェザーストリップをアウタパ
ネルに対して確実に位置決め保持することができる。
実施例 以下、この発明の実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して記述する。
第1,第2図において、1はセンターピラーを示し、こ
のセンターピラー1はインナパネル10とアウタパネル20
とを各々前後側縁に形成されたフランジ部1aで接合して
矩形状の閉断面構造に形成してある。
上記アウタパネル20は前側部と後側部とで分割構成し
てあって、中央部位には両者を接合して長手方向に沿う
取付フランジ部20aを車外側へ垂直に突出形成してある
と共に、前側部の外面20bと後側部の外面20cを、夫々車
体前後方向に沿って平坦状に形成してある。
そして、上記取付フランジ部20aには、隣接するドア
ウィンドガラス7の各前後側部の内面が密接するウェザ
ーストリップ6のウエルト部6aを嵌着してある。
上記ウェザーストリップ6は、上記センターピラー1
に係着するウエルト部6aと、このウエルト部6aからセン
ターピラー1のアウタパネル20の各外面20b,20cに沿っ
て前後側へ延出する硬質材のベース部60と、該硬質材の
ベース部60の外側に配置され空隙部6bによりドアウィン
ドガラス7に弾性的かつ滑らかに密接する弧状の外周面
を備えた軟質材のシール部70とで一体形成してある。前
記ウエルト部6aとベース部60とは、該ベース部60の延長
形成によって横断面が鍔の長いほぼハット状に形成され
ている。
そして、上記ウエルト部6aに前記アウタパネル20の取
付フランジ部20aに係着する突出部6cと、この突出部6c
を取付フランジ20aに押し付けるU字状の芯材6dとを設
けて、ウェザーストリップ6をセンターピラー1に対し
て確実に取り付けられるようになっている。
また、上記センターピラー1の前後側縁に形成された
フランジ部1aには、U字状の芯材8aが内包されたウエル
ト8を嵌着して、このウエルト8の外側面に上記ウェザ
ーストリップ6のシール部70の先端部を密接してある。
尚、上記ウエルト部8に車室内色等に整合させた彩色
を施すことで見栄えを向上させることができる。
また、上記ウェザーストリップ6を形成する場合に
は、ウエルト部6aの芯材6dを同時に押し出し成形して
も、後において接着により取り付けても良い、 以上の実施例構造によれば、センターピラー1の取付
フランジ部20aにウェザーストリップ6のウエルト部6a
を嵌着すると共に、センターピラー1のフランジ部1aに
ウエルト8を嵌着するだけで、ビス等の他の部品を必要
としないため、取付作業を行い易く、また部品点数が多
い場合に比較して取付精度を設定通りに確保できるた
め、水密性の点でも問題を生じ難い。
特に、前述のように、ウエルト部6aを取付フランジ部
20aに車外側側部方向から嵌着すると、該ウエルト部6a
が自身の硬質材による強い弾性反力と芯材6dの反力によ
って取付フランジ部20aに確実かつ強固に固定される。
同時にベース部60の内面が平坦なアウタパネル20の各外
面20b,20cに当接して確実に位置決め保持される。
したがって、ウェザーストリップ6の取り付け作業が
きわめて容易になると共に、ウエル部6aの硬材質及び芯
材6d並びにベース部60の硬材質によって取付フランジ部
20aに対する取付強度が高くなって取付信頼性が向上す
る。
また、センターピラー1をウェザーストリップ6によ
って外側から覆い隠すことができるため外観品質を高め
られると共に、ウエルト8によってセンターピラー1の
前後側縁を覆っているため車室中におけるセンターピラ
ー1側縁の見栄えを向上することができる。
そして、上記実施例において、ウェザーストリップ6
のドアウィンドガラス7の密接側を軟質なシール部70で
形成してあるため、センターピラー1への取付信頼性を
硬質なベース部60によって十分確保しつつ、ドアウィン
ドガラス7に対しては軟質なシール部70でソフトに対応
し、ドアウィンドガラス7外面に沿う面一感を損なうこ
とがない。
次に、第3図に示す実施例は、上記実施例におけるウ
ェザーストリップ6のウエルト部6aに設けられた芯材6d
の端末をセンターピラー1の前後側縁側へ延出したもの
であり、より一層ウェザーストリップ6の取付信頼性を
高められる。
また、第4図に示す実施例は、上記実施例におけるウ
ェザーストリップ6の外側面の中央部に長手方向に溝6e
を形成し、この溝6eにモール9を嵌装したものである。
このように、モール9を使用することで外観の品質向上
を図ることができる。
尚、第3,4図に示す実施例において、他の部分は前述
実施例と同様であるので同一符号を付して説明は省略す
る。
発明の効果 以上説明したきたように、この発明によれば、部品点
数を減少できると共に、ウェザーストリップの取り付け
作業性を向上させることができ、コストダウンを図るこ
とができるという実用上多大な効果を有する。
特に、ウェザーストリップのウエルト部を取付フラン
ジ部に車外側側部方向から押し込んで嵌着すると、該ウ
エトル部が自身の硬質材による強い弾性反力及び芯材の
反力によって取付フランジ部に確実に固定される。同時
に、ベース部がアウタパネルの各外面に当接してウェザ
ーストリップが確実に位置決め保持される。
このため、ウェザーストリップの取り付け作業がきわ
めて容易になると共に、ベース部の硬質材及びウエルト
部内の芯材によって取付フランジ部に対する取付強度が
高くなって取付信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、この発明の実施例を示し、第1図は第2
図のI−I線に沿う断面図、第2図はハードトップ型車
の部分正面図、第3,4図は各々他の実施例の第2図のIII
−III線,IV−IV線に沿う断面図、第5図は従来技術の第
2図のV−V線に沿う断面図である。 1……センターピラー、1a……フランジ部、6……ウェ
ザーストリップ、6a……ウエルト部、7……ドアウィン
ドガラス、8……ウエルト、10……インナパネル、20…
…アウタパネル、20a……取付フランジ部、20b,20c……
外面、60……ベース部、70……シール部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナパネルとアウタパネルとによって形
    成されたセンターピラーの前記アウタパネルに取り付け
    られるウェザーストリップの取付構造であって、 前記アウタパネルの中央部位に車外側へ突出した取付フ
    ランジ部を長手方向に沿って形成する一方、 前記ウェザーストリップは、横断面略U字状の芯材を内
    包する硬質のウエルト部と、該ウエルト部の両側部端縁
    から前記アウタパネルの外面に沿って前後側縁側へ延出
    し、ウエルト部と一体になって横断面略ハット状に形成
    された硬質のベース部と、前記ウエルト部とベース部の
    車外側に配置され、前後のドアウィンドガラスのセンタ
    ーピラー側側縁に密接する軟質のシール部とを一体に備
    え、 前記取付フランジ部に前記ウエルト部を嵌着固定すると
    共に、該ウエルト部の嵌着固定時に、前記アウタパネル
    の取付フランジ部を中心とした両側の各外面に前記硬質
    のベース部を当接したことを特徴とするウェザーストリ
    ップの取付構造。
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