JPH1053026A - 自動車用ウエザストリップの取付構造 - Google Patents
自動車用ウエザストリップの取付構造Info
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- JPH1053026A JPH1053026A JP8227696A JP22769696A JPH1053026A JP H1053026 A JPH1053026 A JP H1053026A JP 8227696 A JP8227696 A JP 8227696A JP 22769696 A JP22769696 A JP 22769696A JP H1053026 A JPH1053026 A JP H1053026A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体のドア開口縁に取付けられるウエザスト
リップの取付構造を改善することである。 【解決手段】 ドア開口縁3のルーフサイド3Aからコ
ーナ部3Cを経てピラー3Bにかけて一連に取付けられ
るウエザストリップ2の取付けにおいて、ドア開口縁3
のルーフサイド3Aにはリテーナ4を付設する。リテー
ナ4の端末にはコーナ部3Cに沿うジョイントリテーナ
5を接続する。ウエザストリップ2のルーフサイド3A
およびコーナ部3C沿いの部分2A,2Cを上記リテー
ナ4、5に取付け、ピラー3B沿いの部分2Bを硬質の
第1の両面接着テープ7Aで接着する。同時にウエザス
トリップ2の上記コーナ部3C沿いの部分2Cを軟質の
第2の両面接着テープ7Bで、ジョイントリテーナ5の
下端末と交差するように、かつ第1の両面接着テープ7
Aの上端部とその車外側の位置でラップするように接着
する。
リップの取付構造を改善することである。 【解決手段】 ドア開口縁3のルーフサイド3Aからコ
ーナ部3Cを経てピラー3Bにかけて一連に取付けられ
るウエザストリップ2の取付けにおいて、ドア開口縁3
のルーフサイド3Aにはリテーナ4を付設する。リテー
ナ4の端末にはコーナ部3Cに沿うジョイントリテーナ
5を接続する。ウエザストリップ2のルーフサイド3A
およびコーナ部3C沿いの部分2A,2Cを上記リテー
ナ4、5に取付け、ピラー3B沿いの部分2Bを硬質の
第1の両面接着テープ7Aで接着する。同時にウエザス
トリップ2の上記コーナ部3C沿いの部分2Cを軟質の
第2の両面接着テープ7Bで、ジョイントリテーナ5の
下端末と交差するように、かつ第1の両面接着テープ7
Aの上端部とその車外側の位置でラップするように接着
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のウエザスト
リップ、特に車体側面のドア開口縁に取付けるウエザス
トリップの取付構造に関するものである。
リップ、特に車体側面のドア開口縁に取付けるウエザス
トリップの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハードトップ型自動車において、車体側
面のドア開口縁には、ドア閉時に上記開口縁とドアガラ
スの外周との間をシールするウエザストリップが取付け
られている。この種のウエザストリップの取付けには一
般に、フロントピラーを含むドア開口縁のルーフサイド
沿いの部分(以下、単にルーフサイドという)にウエザ
ストリップを保持する金属製のリテーナを付設するとと
もに、センタピラーにもリテーナを付設し、これ等リテ
ーナにウエザストリップを取付ける構造としている。
面のドア開口縁には、ドア閉時に上記開口縁とドアガラ
スの外周との間をシールするウエザストリップが取付け
られている。この種のウエザストリップの取付けには一
般に、フロントピラーを含むドア開口縁のルーフサイド
沿いの部分(以下、単にルーフサイドという)にウエザ
ストリップを保持する金属製のリテーナを付設するとと
もに、センタピラーにもリテーナを付設し、これ等リテ
ーナにウエザストリップを取付ける構造としている。
【0003】ルーフサイドに付設するリテーナとして
は、ウエザストリップの基底面および両側面を囲む断面
ほぼコ字形のものが用いられている。このようなリテー
ナを用いることで、自動車高速走行時におけるドアガラ
スの吸出されに対して、ウエザストリップの車外側の側
面を囲むリテーナの側面部でドアガラスの吸出されを防
止している。またルーフサイドのリテーナとして車外側
の側面部をU字形に反転する形状としたルーフサイドモ
ールを形成したものもある。
は、ウエザストリップの基底面および両側面を囲む断面
ほぼコ字形のものが用いられている。このようなリテー
ナを用いることで、自動車高速走行時におけるドアガラ
スの吸出されに対して、ウエザストリップの車外側の側
面を囲むリテーナの側面部でドアガラスの吸出されを防
止している。またルーフサイドのリテーナとして車外側
の側面部をU字形に反転する形状としたルーフサイドモ
ールを形成したものもある。
【0004】一方、センタピラーに付設するリテーナと
しては、ウエザストリップの基底部を嵌合保持せしめる
比較的浅い断面コ字形のリテーナが用いられている。
しては、ウエザストリップの基底部を嵌合保持せしめる
比較的浅い断面コ字形のリテーナが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドア開口縁へのウエザ
ストリップの取付構造としては、ウエザストリップ保持
力を充分に確保しつつ、軽量化、構造の簡素化および低
コスト化が要求されている。そこで発明者は、ルーフサ
イドではドアガラス吸出され防止機能が必要なことから
従来のようにリテーナを用い、ピラーではリテーナを省
略してウエザストリップを両面接着テープ(以下、単に
接着テープという)で接着固定することを着想した。
ストリップの取付構造としては、ウエザストリップ保持
力を充分に確保しつつ、軽量化、構造の簡素化および低
コスト化が要求されている。そこで発明者は、ルーフサ
イドではドアガラス吸出され防止機能が必要なことから
従来のようにリテーナを用い、ピラーではリテーナを省
略してウエザストリップを両面接着テープ(以下、単に
接着テープという)で接着固定することを着想した。
【0006】ウエザストリップの固定手段として接着テ
ープを用いる場合、ウエザストリップの取付状態での安
定性が要求されることから、テープとして比較的硬質の
ものを用い、これをピラーとウエザストリップの基底部
との間に介在させて基底部をピラーに対して強く押付け
て強固に接着する必要がある。
ープを用いる場合、ウエザストリップの取付状態での安
定性が要求されることから、テープとして比較的硬質の
ものを用い、これをピラーとウエザストリップの基底部
との間に介在させて基底部をピラーに対して強く押付け
て強固に接着する必要がある。
【0007】ところがルーフサイドからピラーに移るコ
ーナ部では、直線部のようにウエザストリップに対して
接着時に強い押付力を加えにくく、接着が不完全となり
やすいという問題がある。そして更に、コーナ部のウエ
ザストリップ取付面には、リテーナとピラー面との間に
段差があり、硬質の接着テープではこの段差を吸収する
ことができず、段差部と接着テープとの間に三角形の隙
間ができてしまう。この隙間は、ウエザストリップと上
記コーナ部との間のシール性能を低下させる。
ーナ部では、直線部のようにウエザストリップに対して
接着時に強い押付力を加えにくく、接着が不完全となり
やすいという問題がある。そして更に、コーナ部のウエ
ザストリップ取付面には、リテーナとピラー面との間に
段差があり、硬質の接着テープではこの段差を吸収する
ことができず、段差部と接着テープとの間に三角形の隙
間ができてしまう。この隙間は、ウエザストリップと上
記コーナ部との間のシール性能を低下させる。
【0008】そこで本発明は、車体のドア開口縁に一連
に取付けるウエザストリップにおいて、ルーフサイドで
はウエザストリップをリテーナにより取付け、ピラーで
はウエザストリップを接着テープにより取付けたとき
に、ルーフサイドからピラーに移行するコーナ部におい
て、ウエザストリップのコーナ部への接着性およびウエ
ザストリップとコーナ部との間のシール性を確保するこ
とを目的とする。
に取付けるウエザストリップにおいて、ルーフサイドで
はウエザストリップをリテーナにより取付け、ピラーで
はウエザストリップを接着テープにより取付けたとき
に、ルーフサイドからピラーに移行するコーナ部におい
て、ウエザストリップのコーナ部への接着性およびウエ
ザストリップとコーナ部との間のシール性を確保するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明では、
車体のドア開口縁のルーフサイドに付設するリテーナに
は、ルーフサイドからピラーに移るコーナ部に対応する
ジョイントリテーナを接続して、これをコーナ部に付設
する。そして、ルーフサイドからピラーへと一連に取付
けられるウエザストリップを、ルーフサイドからコーナ
部にかけては上記リテーナおよびジョイントリテーナに
取付け、ピラーではこれに沿って第1の接着テープで接
着する。かつコーナ部では、ジョイントリテーナからピ
ラーにかけて、上記第1の接着テープよりも軟質の第2
の接着テープでウエザストリップを接着する。この場
合、第2の接着テープは第1の接着テープの先端部とラ
ップするようにそれよりも下方へ延び、かつ第1の接着
テープの取付位置よりも車外側位置とする。上記第1の
接着テープとしては、ウエザストリップのピラーへの取
付安定性を確保できる硬さのものを用い、上記第2の接
着テープとしては、第1の接着テープよりも軟質で、ジ
ョイントリテーナの下端末とピラー面との段差に追従し
て変形し、段差によるウエザストリップとの隙間を埋め
ることができる接着テープを用いる。第2の接着テープ
は第1の接着テープよりも厚いものが望ましい。
車体のドア開口縁のルーフサイドに付設するリテーナに
は、ルーフサイドからピラーに移るコーナ部に対応する
ジョイントリテーナを接続して、これをコーナ部に付設
する。そして、ルーフサイドからピラーへと一連に取付
けられるウエザストリップを、ルーフサイドからコーナ
部にかけては上記リテーナおよびジョイントリテーナに
取付け、ピラーではこれに沿って第1の接着テープで接
着する。かつコーナ部では、ジョイントリテーナからピ
ラーにかけて、上記第1の接着テープよりも軟質の第2
の接着テープでウエザストリップを接着する。この場
合、第2の接着テープは第1の接着テープの先端部とラ
ップするようにそれよりも下方へ延び、かつ第1の接着
テープの取付位置よりも車外側位置とする。上記第1の
接着テープとしては、ウエザストリップのピラーへの取
付安定性を確保できる硬さのものを用い、上記第2の接
着テープとしては、第1の接着テープよりも軟質で、ジ
ョイントリテーナの下端末とピラー面との段差に追従し
て変形し、段差によるウエザストリップとの隙間を埋め
ることができる接着テープを用いる。第2の接着テープ
は第1の接着テープよりも厚いものが望ましい。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明と同
様にウエザストリップを、ドア開口縁のルーフサイドで
はリテーナに装着し、ピラーでは第1の接着テープで接
着するが、上記ジョイントリテーナを設けない。そして
コーナ部ではその全長にわたってウエザストリップを第
1の接着テープよりも軟質の第2の接着テープで接着す
る。この場合、第2の接着テープは、その先端を上記リ
テーナにかかるまで延在させ、即ち、リテーナとルーフ
サイド面との段差による隙間を吸収して上記リテーナの
底面まで延び、その下端をピラーに沿う上記第1の接着
テープの上端部とラップするように、かつ第1の接着テ
ープの車外側に位置するように延在させる。
様にウエザストリップを、ドア開口縁のルーフサイドで
はリテーナに装着し、ピラーでは第1の接着テープで接
着するが、上記ジョイントリテーナを設けない。そして
コーナ部ではその全長にわたってウエザストリップを第
1の接着テープよりも軟質の第2の接着テープで接着す
る。この場合、第2の接着テープは、その先端を上記リ
テーナにかかるまで延在させ、即ち、リテーナとルーフ
サイド面との段差による隙間を吸収して上記リテーナの
底面まで延び、その下端をピラーに沿う上記第1の接着
テープの上端部とラップするように、かつ第1の接着テ
ープの車外側に位置するように延在させる。
【0011】
【発明の実施の形態】図3に示すようなハードトップ型
自動車において、車体側面のドア開口縁3にはドア閉時
にドアガラス1まわりをシールするウエザストリップ2
が取付けられる。ドア開口縁3のルーフサイド3Aに
は、これに沿って一連にリテーナがねじ締め等の手段で
固定されている。図1(A)に示すように、リテーナ4
は断面ほぼコ字形で両側面部には底面側にくびれ部が形
成してある。車外側の側面部の先端は反転するように上
方へ延びており、リテーナ本体に沿うルーフサイドモー
ル40を形成している。このルーフサイドモール40
は、後部ルーフサイドに取付けた別のルーフサイドモー
ル40Aと一連に接続されている。
自動車において、車体側面のドア開口縁3にはドア閉時
にドアガラス1まわりをシールするウエザストリップ2
が取付けられる。ドア開口縁3のルーフサイド3Aに
は、これに沿って一連にリテーナがねじ締め等の手段で
固定されている。図1(A)に示すように、リテーナ4
は断面ほぼコ字形で両側面部には底面側にくびれ部が形
成してある。車外側の側面部の先端は反転するように上
方へ延びており、リテーナ本体に沿うルーフサイドモー
ル40を形成している。このルーフサイドモール40
は、後部ルーフサイドに取付けた別のルーフサイドモー
ル40Aと一連に接続されている。
【0012】上記リテーナ4の後部端末には、浅いコ字
形の断面形状で、ドア開口縁3のコーナ部3Cに沿って
湾曲するジョイントリテーナ5の先端が接続されてい
る。
形の断面形状で、ドア開口縁3のコーナ部3Cに沿って
湾曲するジョイントリテーナ5の先端が接続されてい
る。
【0013】ウエザストリップ2は図1(A)、(B)
に示すように、ルーフサイド3Aに沿わせる押出成形の
ウエザストリップ2Aと、ピラー3Bに沿わせる押出成
形のウエザストリップ2Bとを、コーナ部3Cに沿わせ
る型成形のウエザストリップ2Cで一連に接続して構成
されている。ウエザストリップ2は基底部21と中空状
のシール部22を備えている。そして、ウエザストリッ
プ2Aおよびウエザストリップ2Cはリテーナ4および
ジョイントリテーナ5に基底部21を嵌着することによ
り取付けられる。ウエザストリップ2Bは、予めその基
底面に貼着した帯状の第1の接着テープ7Aによりピラ
ー3Bに沿ってピラー面に接着されている。
に示すように、ルーフサイド3Aに沿わせる押出成形の
ウエザストリップ2Aと、ピラー3Bに沿わせる押出成
形のウエザストリップ2Bとを、コーナ部3Cに沿わせ
る型成形のウエザストリップ2Cで一連に接続して構成
されている。ウエザストリップ2は基底部21と中空状
のシール部22を備えている。そして、ウエザストリッ
プ2Aおよびウエザストリップ2Cはリテーナ4および
ジョイントリテーナ5に基底部21を嵌着することによ
り取付けられる。ウエザストリップ2Bは、予めその基
底面に貼着した帯状の第1の接着テープ7Aによりピラ
ー3Bに沿ってピラー面に接着されている。
【0014】上記コーナ部3Cでは、ウエザストリップ
2Cの基底面に貼着した帯状の第2の接着テープ7Bに
より、ジョイントリテーナ5の下端部からこれを越え、
更にピラー3Bにわたって接着せしめてある。第2の接
着テープ7Bのピラー3Bへの接着部分は、第1の接着
テープ7Aの上端部よりも車外側で該上端部とラップす
る位置まで延びている。図1(C)はジョイントリテー
ナ5と、第1および第2の接着テープ7A、7Bとの位
置関係を示す。
2Cの基底面に貼着した帯状の第2の接着テープ7Bに
より、ジョイントリテーナ5の下端部からこれを越え、
更にピラー3Bにわたって接着せしめてある。第2の接
着テープ7Bのピラー3Bへの接着部分は、第1の接着
テープ7Aの上端部よりも車外側で該上端部とラップす
る位置まで延びている。図1(C)はジョイントリテー
ナ5と、第1および第2の接着テープ7A、7Bとの位
置関係を示す。
【0015】第1、第2の接着テープ7A,7Bはとも
にアクリルフォームテープで、第1の接着テープ7Aと
しては、これを50%圧縮せしめる加重値が1kg/cm2
以上、好ましくは2kg/cm2 程度の硬さで、厚さが0.
5mm〜1.5mm程度のものが用いられる。これに対し第
2の接着テープ7Bとしては、上記加重値が0.6kg/
cm2 程度ないしはそれよりもやや低い、比較的軟質で、
厚さが1.6mm〜4mm程度のものが用いられる。ピラー
3Bに沿うウエザストリップ2Bは、比較的硬質の第1
の接着テープ7Aを用いて接着することで、取付安定性
が得られる。一方、ジョイントリテーナ5からピラー3
Bにかけての部分では、比較的軟質で厚い第2の接着テ
ープ7Bを用いて接着することで、ウエザストリップ2
Cと相手部材との間のシール性が確保される。
にアクリルフォームテープで、第1の接着テープ7Aと
しては、これを50%圧縮せしめる加重値が1kg/cm2
以上、好ましくは2kg/cm2 程度の硬さで、厚さが0.
5mm〜1.5mm程度のものが用いられる。これに対し第
2の接着テープ7Bとしては、上記加重値が0.6kg/
cm2 程度ないしはそれよりもやや低い、比較的軟質で、
厚さが1.6mm〜4mm程度のものが用いられる。ピラー
3Bに沿うウエザストリップ2Bは、比較的硬質の第1
の接着テープ7Aを用いて接着することで、取付安定性
が得られる。一方、ジョイントリテーナ5からピラー3
Bにかけての部分では、比較的軟質で厚い第2の接着テ
ープ7Bを用いて接着することで、ウエザストリップ2
Cと相手部材との間のシール性が確保される。
【0016】図1(D)は、ジョイントリテーナ5の下
端部におけるウエザストリップ2Cの接着状態を示すも
ので、ジョイントリテーナ5の下端末51ではコーナ部
3Cのボデーパネル30との間にジョイントリテーナ5
の厚さ分(約1mm)の段差があるが、軟質で厚い第2の
接着テープ7Bは段差に追従して変形し段差と密着す
る。第2の接着テープ7Bを第1の接着テープ7Aの上
端部とラップさせ、かつその車外側に位置せしめたの
は、車外側から雨水等の水が第1の接着テープ7Aの上
端末を回込んで車内側へ進入するのを防止するためであ
り、第1の接着テープ7Aの車外側で第2の接着テープ
7Bにより完全なシール性を確保する。
端部におけるウエザストリップ2Cの接着状態を示すも
ので、ジョイントリテーナ5の下端末51ではコーナ部
3Cのボデーパネル30との間にジョイントリテーナ5
の厚さ分(約1mm)の段差があるが、軟質で厚い第2の
接着テープ7Bは段差に追従して変形し段差と密着す
る。第2の接着テープ7Bを第1の接着テープ7Aの上
端部とラップさせ、かつその車外側に位置せしめたの
は、車外側から雨水等の水が第1の接着テープ7Aの上
端末を回込んで車内側へ進入するのを防止するためであ
り、第1の接着テープ7Aの車外側で第2の接着テープ
7Bにより完全なシール性を確保する。
【0017】しかして段差部を含むウエザストリップ2
の接着テープによる取付け部は、充分な取付安定性とシ
ール性が確保される。かつピラー3Bに沿うリテーナを
廃止したことで軽量化され、かつ材料コストが低減され
るとともにリテーナの取付作業も不要となり、ウエザス
トリップ取付けのための工数も低減される。
の接着テープによる取付け部は、充分な取付安定性とシ
ール性が確保される。かつピラー3Bに沿うリテーナを
廃止したことで軽量化され、かつ材料コストが低減され
るとともにリテーナの取付作業も不要となり、ウエザス
トリップ取付けのための工数も低減される。
【0018】図2に本発明の他の実施の形態を示す。取
付けられるウエザストリップは上記のものと同種であっ
て、ウエザストリップ2は押出成形のウエザストリップ
2A、2Bをコーナ形状の型成形のウエザストリップ2
Cで接続して成る。リテーナとしてはルーフサイドに沿
うリテーナ4のみを用い、先に述べたジョイントリテー
ナ5は用いない。
付けられるウエザストリップは上記のものと同種であっ
て、ウエザストリップ2は押出成形のウエザストリップ
2A、2Bをコーナ形状の型成形のウエザストリップ2
Cで接続して成る。リテーナとしてはルーフサイドに沿
うリテーナ4のみを用い、先に述べたジョイントリテー
ナ5は用いない。
【0019】上記ルーフサイド3Aに沿うウエザストリ
ップ2Aはリテーナ4に取付けられる。上記ピラー3B
に沿うウエザストリップ2Bは、比較的硬質の上記第1
の接着テープ7Aにより接着される。ルーフサイド3A
からピラー3Bに移行するコーナ部3Cでは、ウエザス
トリップ2Cは、比較的軟質の上記第2の接着テープ7
Bにより接着される。第2の接着テープ7Bの先端は、
ルーフサイド3Aの車体パネルとリテーナ4の端末とが
重なる段差を越えて更にリテーナ4側へ延びている。第
2の接着テープ7Bはコーナ形状に湾曲し、下端は上記
第1の接着テープ7Aの上端部とラップするように延
び、かつ該上端部よりも車外側に位置せしめられて接着
されている。
ップ2Aはリテーナ4に取付けられる。上記ピラー3B
に沿うウエザストリップ2Bは、比較的硬質の上記第1
の接着テープ7Aにより接着される。ルーフサイド3A
からピラー3Bに移行するコーナ部3Cでは、ウエザス
トリップ2Cは、比較的軟質の上記第2の接着テープ7
Bにより接着される。第2の接着テープ7Bの先端は、
ルーフサイド3Aの車体パネルとリテーナ4の端末とが
重なる段差を越えて更にリテーナ4側へ延びている。第
2の接着テープ7Bはコーナ形状に湾曲し、下端は上記
第1の接着テープ7Aの上端部とラップするように延
び、かつ該上端部よりも車外側に位置せしめられて接着
されている。
【0020】しかして、リテーナ4の端末の段差は軟質
の第2の接着テープ7Bの変形で吸収されて、ウエザス
トリップ2Cと段差部との間は完全にシールされる。ま
た、第2の接着テープ7Bによって、第1の接着テープ
7Aのシール性不足が補完される。
の第2の接着テープ7Bの変形で吸収されて、ウエザス
トリップ2Cと段差部との間は完全にシールされる。ま
た、第2の接着テープ7Bによって、第1の接着テープ
7Aのシール性不足が補完される。
【0021】上記実施の形態は、本発明を2ドア型自動
車のドア開口縁に適用したものであるが、本発明は4ド
ア型自動車のリヤ側のドア開口縁へのウエザストリップ
の取付けにも適用され得る。
車のドア開口縁に適用したものであるが、本発明は4ド
ア型自動車のリヤ側のドア開口縁へのウエザストリップ
の取付けにも適用され得る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、自動車のドア開口縁へ
のウエザストリップの取付けにおいて、開口縁の一部で
リテーナを廃止して接着テープでウエザストリップを接
着するようにしたので、取付用部材のコストが低減さ
れ、取付作業性が改善される。かつ接着テープとして、
硬質のテープと軟質のテープを組合せて用いたことで、
ウエザストリップの取付安定性が確保されるとともに、
シール性、特にドア開口縁のコーナ部においてウエザス
トリップ取付面とウエザストリップとの間のシール性が
確保される。
のウエザストリップの取付けにおいて、開口縁の一部で
リテーナを廃止して接着テープでウエザストリップを接
着するようにしたので、取付用部材のコストが低減さ
れ、取付作業性が改善される。かつ接着テープとして、
硬質のテープと軟質のテープを組合せて用いたことで、
ウエザストリップの取付安定性が確保されるとともに、
シール性、特にドア開口縁のコーナ部においてウエザス
トリップ取付面とウエザストリップとの間のシール性が
確保される。
【図1】本発明のウエザストリップの取付構造を示すも
ので、(A)はドア開口縁に付設されるリテーナを示す
図、(B)はウエザストリップのコーナ部を示す図、
(C)はリテーナとウエザストリップ固着用の両面接着
テープの位置関係を模式的に示す図、(D)は(C)の
D−D線に沿う位置でのウエザストリップの接着状態を
示す断面図である。
ので、(A)はドア開口縁に付設されるリテーナを示す
図、(B)はウエザストリップのコーナ部を示す図、
(C)はリテーナとウエザストリップ固着用の両面接着
テープの位置関係を模式的に示す図、(D)は(C)の
D−D線に沿う位置でのウエザストリップの接着状態を
示す断面図である。
【図2】本発明の他のウエザストリップの取付構造を示
すもので、(A)はウエザストリップのコーナ部を示す
図、(B)はリテーナとウエザストリップ接着用の両面
接着テープの位置関係を示す図である。
すもので、(A)はウエザストリップのコーナ部を示す
図、(B)はリテーナとウエザストリップ接着用の両面
接着テープの位置関係を示す図である。
【図3】本発明が適用される自動車の側面図である。
1 ドアガラス 2 ウエザストリップ 2A,2B,2C ウエザストリップ構成部材 3 ドア開口縁 3A ルーフサイド 3B ピラー 3C コーナ部 4 リテーナ 40 モール 5 ジョイントリテーナ 7A 第1の両面接着テープ 7B 第2の両面接着テープ
Claims (2)
- 【請求項1】 車体側面のドア開口縁のルーフサイドか
らピラーにかけて一連に取付けられるウエザストリップ
の取付構造において、ルーフサイドにはこれに沿ってリ
テーナを設けるとともに、ルーフサイドからピラーに至
るコーナ部にはこれに沿って端部が上記リテーナに接続
するジョイントリテーナを設け、上記ルーフサイドおよ
びコーナ部ではウエザストリップを上記リテーナおよび
ジョイントリテーナに装着し、上記ピラーではこれに沿
ってウエザストリップを第1の両面接着テープで接着
し、かつ上記コーナ部では上記ジョイントリテーナから
ピラーの上記第1の両面接着テープの先端部とその車体
側でラップする位置にかけて、ウエザストリップを第1
の両面接着テープよりも軟質の第2の両面接着テーで接
着することを特徴とする自動車用ウエザストリップの取
付構造。 - 【請求項2】 車体側面のドア開口縁のルーフサイドか
らピラーにかけて一連に取付けられるウエザストリップ
の取付構造において、ルーフサイドにはこれに沿ってリ
テーナを設けて該リテーナにウエザストリップを装着
し、ピラーにはこれに沿ってウエザストリップを第1の
両面接着テープで接着し、ルーフサイドからピラーに至
るコーナ部では、上記リテーナからコーナ部に沿いピラ
ーの上記第1の両面接着テープの先端部とその車外側で
ラップする位置にかけて、ウエザストリップを上記第1
の両面接着テープよりも軟質の第2の両面接着テープで
接着することを特徴とする自動車用ウエザストリップの
取付構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22769696A JP3331876B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 自動車用ウエザストリップの取付構造 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11314523A (ja) * | 1998-05-06 | 1999-11-16 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップ構造 |
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-
1996
- 1996-08-08 JP JP22769696A patent/JP3331876B2/ja not_active Expired - Fee Related
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