JPH11314523A - ウェザストリップ構造 - Google Patents

ウェザストリップ構造

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JPH11314523A
JPH11314523A JP10123486A JP12348698A JPH11314523A JP H11314523 A JPH11314523 A JP H11314523A JP 10123486 A JP10123486 A JP 10123486A JP 12348698 A JP12348698 A JP 12348698A JP H11314523 A JPH11314523 A JP H11314523A
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seal
door frame
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Yuji Suemori
雄二 末盛
Yukio Omori
幸男 大森
Hitohisa Yamaguchi
人久 山口
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナウェザストリップのシール面と、ドア
フレームとドアパネルの結合部との間に形成される隙間
を密封可能なウェザストリップ構造を提供する。 【解決手段】 本発明のウェザストリップ構造10は、
ドアフレーム31およびドアパネル32に装着されるド
アウェザストリップ11と、車体側のボディパネルに装
着されるインナウェザストリップ12とを備えている。
そして、ドアウェザストリップ11にはシール部材13
が一体的に設けられている。シール部材13は、シール
部14と、当該シール部に立設された側壁15とを備え
ている。シール部14は、ドアフレーム31とドアパネ
ル32の結合部35に形成される頂部36を覆い隠すと
ともにインナウェザストリップ12のシール面12aに
密接し、側壁15は、シール部14とドアフレーム31
の室内側表面およびドアパネル32の室内側表面との間
の隙間を覆い隠すようにしてシール部14をドアに連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウェザス
トリップ構造に関し、詳しくは、車体側のドア開口部の
縁部に装着されるインナウェザストリップのシール面
と、ドアフレームとドアパネルの結合部との間に形成さ
れる隙間を密封することができるウェザストリップ構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の車室内側に車外から
の水や埃が浸入することを防ぐために、様々なウェザス
トリップ構造が使用されている。図3に、サッシュドア
30を備えた自動車を示す。サッシュドア30は、ロー
ル成形されたドアサッシュ31をドアフレームとして用
いたのもで、ドアサッシュ31はベルトラインBLより
下部のドアパネル32に溶接結合またはボルト締結され
ている。ドアパネル32の室内側には、様々な機能部品
をカバーするとともに室内の防音性を高めるドアガーニ
ッシュ33が設けられている。同図に示すドアガーニッ
シュ33は、その外周にドアパネル32の板金部分34
を露出するタイプのものである。ドアパネル32の略全
面をカバーするタイプのドアガーニッシュも存在する。
【0003】そしてこの自動車には、図3のA−A断面
図である図4に示すように、ドア開口部の縁部を形成す
るボディパネル40にインナウェザストリップ51が装
着され、ドアサッシュ31にドアウェザストリップ52
が装着されている。このようなウェザストリップ構造5
0により、サッシュドアとドア開口部との密封が確保さ
れる。
【0004】図5に図3のB矢視図を示すが、図5には
図4に示したボディパネル40を図示していない。一般
的に、ドアサッシュ31とドアパネル32とを滑らかに
結合することは困難であり、普通、両部材の結合部35
には頂部36が形成される。従って、インナウェザスト
リップ51のシール面51aとドアサッシュ31の室内
側表面およびドアパネル32の室内側表面との間には略
三角形状の隙間、所謂三角スキS1が形成される。この
三角スキS1は、サッシュドアとドア開口部との密封性
を低下させるため、何らかの手段により密封する必要が
あった。
【0005】図6(A) には、ドアパネル32の室内側表
面の略全面をカバーするタイプのドアガーニッシュ43
が装着されたサッシュドアの、ドアサッシュ31とドア
パネル32との結合部を示す。この場合、インナウェザ
ストリップのシール面51aとドアサッシュ31の室内
側表面およびドアパネル32の室内側表面およびドアガ
ーニッシュ43の端面との間に、前述した三角スキより
大きな隙間S2が形成されることがあり、やはり何らか
の手段によってこの隙間を密封する必要があった。
【0006】そこで従来は、図6(B) に示すように、イ
ンナウェザストリップ51の中空部51bにパッド53
を挿入するとともに、当該パッド53を隙間S2の近傍
まで移動させて、膨らませたシール面51cによって隙
間S2を密封する試みがなされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パッド53を挿入する方法では、三角スキS1および隙
間S2を確実に密封することは難しく、また、パッド5
3の挿入および位置決め等の作業が煩雑であった。本発
明は、前記課題にかんがみてなされたもので、隙間を確
実にかつ容易に密封することができるウェザストリップ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる前記目的
は、ドアフレームとドアパネルとから構成されるドアの
縁部に装着されるドアウェザストリップと、車体側のド
ア開口部の縁部に装着されるインナウェザストリップと
を備え、前記ドアフレームと前記ドアパネルの結合部近
傍における前記インナウェザストリップのシール面と、
前記ドアフレームの室内側表面および前記ドアパネルの
室内側表面との間に形成される隙間を密封するシール部
材を備えたウェザストリップ構造において、前記シール
部材が、一方の面が前記インナウェザストリップのシー
ル面に密接し、他方の面の一端部が前記ドアフレームの
室内側表面に密接し且つ他端部が前記ドアパネルの室内
側表面に密接するシール部と、前記シール部に立設され
前記シール部と前記ドアフレームの室内側表面および前
記ドアパネルの室内側表面との間の隙間を密封する側壁
とを備えていることを特徴とするウェザストリップ構造
によって達成することができる。
【0009】ここで、シール部材としては、ソリッドゴ
ムやスポンジゴム等の成形品等を採用することができ
る。
【0010】このような構成のウェザストリップ構造に
よれば、シール部材のシール部が、ドアフレームとドア
パネルの結合部に形成される頂部を覆い隠すとともに、
インナウェザストリップに隙間なく密接し、側壁が、シ
ール部とドアフレームの室内側表面およびドアパネルの
室内側表面との間の隙間を覆い隠すようにしてシール部
をドアに連結する。従って、インナウェザストリップの
シール面と、ドアフレームの室内側表面およびドアパネ
ルの室内側表面との間に形成される隙間は確実に密封さ
れる。
【0011】また、本発明に係わる前記目的は、ドアフ
レームとドアパネルと当該ドアパネルの室内側に装着さ
れるドアガーニッシュとから構成されるドアの縁部に装
着されるドアウェザストリップと、車体側のドア開口部
の縁部に装着されるインナウェザストリップとを備え、
前記ドアフレームと前記ドアパネルの結合部近傍におけ
る前記インナウェザストリップのシール面と、前記ドア
フレームの室内側表面および前記ドアパネルの室内側表
面および前記ドアガーニッシュの端面との間に形成され
る隙間を密封するシール部材を備えたウェザストリップ
構造において、前記シール部材が、一方の面が前記イン
ナウェザストリップのシール面に密接し、他方の面の一
端部が前記ドアフレームの室内側表面に密接し且つ他端
部が前記ドアガーニッシュの端面に密接するシール部
と、前記シール部に立設され前記シール部と前記ドアフ
レームの室内側表面および前記ドアパネルの室内側表面
および前記ドアガーニッシュの端面との間の隙間を密封
する側壁とを備えていることを特徴とするウェザストリ
ップ構造によって達成することができる。
【0012】このような構成のウェザストリップ構造に
よれば、インナウェザストリップのシール面と、ドアフ
レームの室内側表面およびドアパネルの室内側表面およ
びドアガーニッシュの端面との間に形成される隙間は確
実に密封される。
【0013】また、本発明のウェザストリップ構造は、
前記シール部材が前記ドアウェザストリップに一体成形
されていれば、ウェザストリップ構造の部品数が減り、
組み付け作業が簡略化される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる実施の形態
例を図1および図2に基づいて詳しく説明する。なお、
以下に説明する実施の形態例において、既に図3乃至図
6において説明した部材等については、図中に同一符号
を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0015】図1に示すウェザストリップ構造10にお
いては、ドアサッシュ31およびドアパネル32にドア
ウェザストリップ11が装着され、図示しない車体側の
ボディパネルにインナウェザストリップ12が装着され
ている。そしてドアウェザストリップ11には、型成形
されたシール部材13が一体的に設けられている。
【0016】シール部材13は、薄板状かつ長方形状の
シール部14と、当該シール部の長手方向両側部に立設
された側壁15とを備えている。シール部14の、ドア
サッシュ31に対面する面の、図中上方の短手方向端部
はドアフレーム31の室内側表面に密接し、図中下方の
短手方向端部(図中下方の端部)はドアパネル32の室
内側表面に密接している。そして、シール部14の室内
側表面は、インナウェザストリップ12のシール面12
aに密接している。
【0017】側壁15は、シール部14のドアサッシュ
31に対面する面と、頂部36近傍におけるドアフレー
ム31の室内側表面およびドアパネル32の室内側表面
との間に形成される図示していない僅かな隙間を覆い隠
すようにして、ドアサッシュ31およびドアパネル32
の室内側の部分を挟持している。
【0018】以上のようなウェザストリップ構造10に
よれば、インナウェザストリップ12のシール面12a
と、ドアフレーム31の室内側表面およびドアパネル3
2の室内側表面との間に形成される三角スキS1は確実
に密封される。また、このシール部材13は、ドアパネ
ル32に対するドアフレーム31の結合角度が異なる様
々なドアに適用することができるので、汎用性が高い。
【0019】また、ウェザストリップ構造10において
は、ドアウェザストリップ11にシール部材13が一体
的に設けられているので、ドアウェザストリップ11の
組み付けと同時にシール部材の組み付けが行われる。従
って、ウェザストリップ構造10の組み付け作業が簡略
化される。
【0020】図2に、本発明の別の実施の形態例を示
す。図2に示すウェザストリップ構造20においては、
ドアパネル32に、当該ドアパネル32の室内側表面の
略全面をカバーするタイプのドアガーニッシュ43が装
着されている。そしてドアウェザストリップ21には、
型成形されたシール部材23が一体的に設けられてい
る。
【0021】シール部材23は、薄板状かつ長方形状の
シール部24と、当該シール部の長手方向両側部に立設
された側壁25とを備えている。シール部24の、ドア
サッシュ31に対面する面の図中上方の短手方向端部は
ドアフレーム31の室内側表面に密接している。そして
シール部24の図中下方の短手方向端面はドアガーニッ
シュ43の端面に密接している。シール部24の室内側
表面の図中下方部分は、ドアガーニッシュ43の室内側
表面に対して略同一平面状にある。そして、シール部2
4の室内側表面は、インナウェザストリップ22のシー
ル面12aに密接している。
【0022】側壁25は、シール部24のドアサッシュ
31に対面する面と、頂部36近傍におけるドアフレー
ム31の室内側表面およびドアパネル32の室内側表面
との間に形成される図示していない隙間を覆い隠すよう
にして、ドアサッシュ31およびドアパネル32の室内
側の部分を挟持している。
【0023】以上のようなウェザストリップ構造20に
よれば、インナウェザストリップ22のシール面22a
と、ドアフレーム31の室内側表面およびドアパネル3
2の室内側表面およびドアガーニッシュの端面との間に
形成される隙間S2は確実に密封される。
【0024】なお、本発明のウェザストリップ構造は、
前述した実施の形態例に限定されるものではなく、適宜
な変形、改良等が可能である。例えば、前述した形態例
においては、シール部材のシール部が板状に形成されて
いたが、ドアサッシュとドアパネルの結合部に嵌合する
ような形状に形成されていてもよい。また、前述した形
態例では、シール部材はドアウェザストリップに一体的
に設けられていたが、別体であってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウェザス
トリップ構造によればシール部材のシール部が、ドアフ
レームとドアパネルの結合部に形成される頂部を覆い隠
すとともに、インナウェザストリップに隙間なく密接
し、側壁が、シール部とドアフレームの室内側表面およ
びドアパネルの室内側表面との間の隙間を覆い隠すよう
にしてシール部をドアに連結する。従って、インナウェ
ザストリップのシール面と、ドアフレームの室内側表面
およびドアパネルの室内側表面との間に形成される隙間
は確実に密封される。
【0026】また、本発明のウェザストリップ構造によ
れば、インナウェザストリップのシール面と、ドアフレ
ームの室内側表面およびドアパネルの室内側表面および
ドアガーニッシュの端面との間に形成される隙間は確実
に密封される。
【0027】そして、本発明のウェザストリップ構造
は、シール部材がドアウェザストリップに一体成形され
ていれば、ウェザストリップ構造の部品数が減り、組立
作業が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示す図である。
【図2】本発明の別の実施形態例を示す図である。。
【図3】サッシュドアを備えた自動車の図である。
【図4】図3におけるA−A断面図である。
【図5】図3におけるB矢視図である。
【図6】図3のドアパネルに別のドアガーニッシュを装
着したサッシュドアの図である。
【符号の説明】
10、20 ウェザストリップ構造 11、21 ドアウェザストリップ 12、22 インナウェザストリップ 13、23 シール部材 14、24 シール部 15、25 側壁 31 ドアサッシュ(ドアフレーム) 32 ドアパネル 35 結合部 36 頂部 S1 三角スキ(隙間) S2 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 人久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアフレーム(31)とドアパネル(32)とか
    ら構成されるドアの縁部に装着されるドアウェザストリ
    ップ(11)と、車体側のドア開口部の縁部に装着されるイ
    ンナウェザストリップ(12)とを備え、前記ドアフレーム
    (31)と前記ドアパネル(32)の結合部近傍における前記イ
    ンナウェザストリップ(12)のシール面(12a) と、前記ド
    アフレーム(31)の室内側表面および前記ドアパネル(32)
    の室内側表面との間に形成される隙間(S1)を密封するシ
    ール部材を備えたウェザストリップ構造において、 前記シール部材(13)が、一方の面が前記インナウェザス
    トリップのシール面(12a)に密接し、他方の面の一端部
    が前記ドアフレーム(31)の室内側表面に密接し且つ他端
    部が前記ドアパネル(32)の室内側表面に密接するシール
    部(14)と、前記シール部に立設され前記シール部(14)と
    前記ドアフレーム(31)の室内側表面および前記ドアパネ
    ル(32)の室内側表面との間の隙間を密封する側壁(15)と
    を備えていることを特徴とするウェザストリップ構造。
  2. 【請求項2】 ドアフレーム(31)とドアパネル(32)と当
    該ドアパネルの室内側に装着されるドアガーニッシュ(4
    3)とから構成されるドアの縁部に装着されるドアウェザ
    ストリップ(21)と、車体側のドア開口部の縁部に装着さ
    れるインナウェザストリップ(22)とを備え、前記ドアフ
    レーム(31)と前記ドアパネル(32)の結合部近傍における
    前記インナウェザストリップ(22)のシール面(22a)と、
    前記ドアフレーム(31)の室内側表面および前記ドアパネ
    ル(32)の室内側表面および前記ドアガーニッシュ(43)の
    端面との間に形成される隙間(S2)を密封するシール部材
    を備えたウェザストリップ構造において、 前記シール部材(23)が、一方の面が前記インナウェザス
    トリップのシール面(22a)に密接し、他方の面の一端部
    が前記ドアフレーム(31)の室内側表面に密接し且つ他端
    部が前記ドアガーニッシュ(42)の端面に密接するシール
    部(24)と、前記シール部に立設され前記シール部(24)と
    前記ドアフレーム(31)の室内側表面および前記ドアパネ
    ルの室内側表面(32)および前記ドアガーニッシュ(43)の
    端面との間の隙間を密封する側壁(25)とを備えているこ
    とを特徴とするウェザストリップ構造。
  3. 【請求項3】 前記シール部材(13,23) が、前記ドアウ
    ェザストリップ(11,21) に一体成形されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のウェザストリ
    ップ構造。
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