JP2602512Y2 - ウエザーストリップ - Google Patents
ウエザーストリップInfo
- Publication number
- JP2602512Y2 JP2602512Y2 JP1992051828U JP5182892U JP2602512Y2 JP 2602512 Y2 JP2602512 Y2 JP 2602512Y2 JP 1992051828 U JP1992051828 U JP 1992051828U JP 5182892 U JP5182892 U JP 5182892U JP 2602512 Y2 JP2602512 Y2 JP 2602512Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door glass
- weather strip
- reinforcing ribs
- hollow portion
- retainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のボディ開口端
縁とドアガラスとの間をシールするウエザーストリップ
に関するものである。
縁とドアガラスとの間をシールするウエザーストリップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1乃至図5を参考にして説明する。図
中に二等辺三角形の頂角から下した中線の一方を塗潰し
た記号を使用しているが、これは塗潰し側が型成形部Q
を表わし、非塗潰し側が押出成形部Pを表わしている。
従来、自動車のボディ開口端縁とドアガラス10との
間をシールするルーフウエザーストリップ30のシール
性を補うために、図2に示すように中空部31内にパッ
ド50を挿入したり、図3に示すようにシール面の裏側
にリブ60(図3に仮線で示す如くリブ60の長さは長
いこともある)を設けたり、図4に示すようにシール面
の裏側にブリッジ65を設けたり、あるいは図5に示す
ようにシール背面部35を肉厚にしたりして補強してい
る。なお、31は基底部、20はリテーナーである。し
かしながら、上記のように構成したため、図2のものは
パッド50挿入のためのコストアップ、成形時の表面の
肌荒れ・破れ等による外観の悪化を来したり、図3・図
4のものはドアガラス10にウエザーストリップ30の
反力が早く掛かり、ドアガラス10を車外に押出した
り、図5のものはT部に肌荒れを生じ易いと言う問題点
がある。
中に二等辺三角形の頂角から下した中線の一方を塗潰し
た記号を使用しているが、これは塗潰し側が型成形部Q
を表わし、非塗潰し側が押出成形部Pを表わしている。
従来、自動車のボディ開口端縁とドアガラス10との
間をシールするルーフウエザーストリップ30のシール
性を補うために、図2に示すように中空部31内にパッ
ド50を挿入したり、図3に示すようにシール面の裏側
にリブ60(図3に仮線で示す如くリブ60の長さは長
いこともある)を設けたり、図4に示すようにシール面
の裏側にブリッジ65を設けたり、あるいは図5に示す
ようにシール背面部35を肉厚にしたりして補強してい
る。なお、31は基底部、20はリテーナーである。し
かしながら、上記のように構成したため、図2のものは
パッド50挿入のためのコストアップ、成形時の表面の
肌荒れ・破れ等による外観の悪化を来したり、図3・図
4のものはドアガラス10にウエザーストリップ30の
反力が早く掛かり、ドアガラス10を車外に押出した
り、図5のものはT部に肌荒れを生じ易いと言う問題点
がある。
【0003】また、シール力を確保するために、シール
面の肉厚を押出成形部よりも厚くする必要があり、それ
をドアガラス10でシールしようとすると、シール面に
折れ・皺が生ずると言う問題点もある。
面の肉厚を押出成形部よりも厚くする必要があり、それ
をドアガラス10でシールしようとすると、シール面に
折れ・皺が生ずると言う問題点もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のルーフウエザーストリップは、パッド
挿入のコストアップ、成形時の表面の肌荒れ・破れ等に
よる外観の悪化、ドアガラス10の車外への押出し、シ
ール面の折れ・皺発生等である。
点は、上記従来のルーフウエザーストリップは、パッド
挿入のコストアップ、成形時の表面の肌荒れ・破れ等に
よる外観の悪化、ドアガラス10の車外への押出し、シ
ール面の折れ・皺発生等である。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1・図6乃至図9を参
考にして説明する。第1の考案は、自動車のボディ開口
端縁とドアガラス10との間をシールする自動車用ウエ
ザーストリップ30の型成形部において、リテーナー2
0に嵌着する基底部31及びドアガラス10に弾接する
中空部32よりなり、かつ、中空部32中において、基
底部31の内面に補強リブ40,42を突設し、ドアガ
ラス10閉時に、ドアガラス10の端部が弾接する中空
部32の内面に、前記補強リブ40、42をドアガラス
に対して交差する方向で弾接させたものである。
考にして説明する。第1の考案は、自動車のボディ開口
端縁とドアガラス10との間をシールする自動車用ウエ
ザーストリップ30の型成形部において、リテーナー2
0に嵌着する基底部31及びドアガラス10に弾接する
中空部32よりなり、かつ、中空部32中において、基
底部31の内面に補強リブ40,42を突設し、ドアガ
ラス10閉時に、ドアガラス10の端部が弾接する中空
部32の内面に、前記補強リブ40、42をドアガラス
に対して交差する方向で弾接させたものである。
【0006】第2の考案は、自動車のボディ開口端縁と
ドアガラス10との間をシールする自動車用ウエザース
トリップ30の型成形部において、リテーナー20に嵌
着する基底部31及びドアガラス10に弾接する中空部
32よりなり、かつ、中空部32中において、基底部3
1の内面に補強リブ40,42を、リテーナー20で支
えるシール背面部35に第2の補強リブ41,43をそ
れぞれ突設し、ドアガラス10閉時に、ドアガラス10
の端部が弾接する中空部32の内面に、前記補強リブ4
0、42および第2の補強リブ40、42のそれぞれを
ドアガラスに対して交差する方向で弾接させたものであ
る。
ドアガラス10との間をシールする自動車用ウエザース
トリップ30の型成形部において、リテーナー20に嵌
着する基底部31及びドアガラス10に弾接する中空部
32よりなり、かつ、中空部32中において、基底部3
1の内面に補強リブ40,42を、リテーナー20で支
えるシール背面部35に第2の補強リブ41,43をそ
れぞれ突設し、ドアガラス10閉時に、ドアガラス10
の端部が弾接する中空部32の内面に、前記補強リブ4
0、42および第2の補強リブ40、42のそれぞれを
ドアガラスに対して交差する方向で弾接させたものであ
る。
【0007】
【実施例】実施例について説明すると、10はドアガラ
ス、30は自動車のボディ開口端縁とドアガラス10と
の間をシールするウエザーストリップであって、リテー
ナー20に嵌着する基底部31及びドアガラス10に弾
接する中空部32よりなり、第1の考案は、図6・図7
に示す如く中空部32のシール面を薄肉とすると共に、
中空部32中において基底部31の内面に補強リブ4
0,42を突設し、ドアガラス10閉時に、ドアガラス
10の端部が弾接する中空部32の内面に、前記補強リ
ブ40、42をドアガラスに対して交差する方向で弾接
させてある。第2の考案は、図8・図9に示す如く第1
の考案の構成の補強リブ40,42に加えて、さらに、
中空部32中において、リテーナー20で支えるシール
背面部35に第2の補強リブ41,43を突設し、ドア
ガラス10閉時に、ドアガラス10の端部が弾接する中
空部32の内面に、前記補強リブ40、42および第2
の補強リブ40、42のそれぞれをドアガラスに対して
交差する方向で弾接させてある。なお、図6・図8にお
ける補強リブ40,41は作業性を配慮して図7・図9
のように丸めて補強リブ42,43のように変形しても
よい。
ス、30は自動車のボディ開口端縁とドアガラス10と
の間をシールするウエザーストリップであって、リテー
ナー20に嵌着する基底部31及びドアガラス10に弾
接する中空部32よりなり、第1の考案は、図6・図7
に示す如く中空部32のシール面を薄肉とすると共に、
中空部32中において基底部31の内面に補強リブ4
0,42を突設し、ドアガラス10閉時に、ドアガラス
10の端部が弾接する中空部32の内面に、前記補強リ
ブ40、42をドアガラスに対して交差する方向で弾接
させてある。第2の考案は、図8・図9に示す如く第1
の考案の構成の補強リブ40,42に加えて、さらに、
中空部32中において、リテーナー20で支えるシール
背面部35に第2の補強リブ41,43を突設し、ドア
ガラス10閉時に、ドアガラス10の端部が弾接する中
空部32の内面に、前記補強リブ40、42および第2
の補強リブ40、42のそれぞれをドアガラスに対して
交差する方向で弾接させてある。なお、図6・図8にお
ける補強リブ40,41は作業性を配慮して図7・図9
のように丸めて補強リブ42,43のように変形しても
よい。
【0008】作用について説明すると、シール面を薄肉
にし、補強リブ40,41,42,43を設けたため、
シール性が向上し、コストが低減されると共に、スポン
ジ成形時の表面の肌荒れ・破れ等が防止され、外観が向
上する。さらに、従来のウエザーストリップのように、
ドアガラス10にウエザーストリップ30の反力が早く
掛かって、ドアガラス10を車外に押出したり、ドアガ
ラス10と弾接して、折れ・皺が生ずることもない。
にし、補強リブ40,41,42,43を設けたため、
シール性が向上し、コストが低減されると共に、スポン
ジ成形時の表面の肌荒れ・破れ等が防止され、外観が向
上する。さらに、従来のウエザーストリップのように、
ドアガラス10にウエザーストリップ30の反力が早く
掛かって、ドアガラス10を車外に押出したり、ドアガ
ラス10と弾接して、折れ・皺が生ずることもない。
【0009】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されるため、
シール性が向上し、コストが低減されると共に、外観が
向上する。
シール性が向上し、コストが低減されると共に、外観が
向上する。
【図1】ルーフウエザーストリップの正面図である。
【図2】従来例を示す図1のA−A断面図である。
【図3】第2の従来例を示す図1のA−A断面図であ
る。
る。
【図4】第3の従来例を示す図1のA−A断面図であ
る。
る。
【図5】第4の従来例を示す図1のA−A断面図であ
る。
る。
【図6】本考案の実施例を示す図1のA−A断面図であ
る。
る。
【図7】図6の変形を示す図1のA−A断面図である。
【図8】第2の本考案の実施例を示す図1のA−A断面
図である。
図である。
【図9】図8の変形を示す図1のA−A断面図である。
10 ドアガラス 20 リテーナー 30 ウエザーストリップ 31 基底部 32 中空部 35 シール背面部 40,41,42,43 補強リブ 50 パッド 60 リブ 65 ブリッジ P 押出成形部 Q 型成形部 T 肌荒れ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60R 13/06
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車のボディ開口端縁とドアガラス
(10)との間をシールする自動車用ウエザーストリッ
プ(30)の型成形部において、リテーナー(20)に
嵌着する基底部(31)及びドアガラス(10)に弾接
する中空部(32)よりなり、かつ、中空部(32)中
において、基底部(31)の内面に補強リブ(40,4
2)を突設し、ドアガラス(10)閉時に、ドアガラス
(10)の端部が弾接する中空部(32)の内面に、前
記補強リブ(40、42)をドアガラスに対して交差す
る方向で弾接さてなるウエザーストリップ。 - 【請求項2】 自動車のボディ開口端縁とドアガラス
(10)との間をシールする自動車用ウエザーストリッ
プ(30)の型成形部において、リテーナー(20)に
嵌着する基底部(31)及びドアガラス(10)に弾接
する中空部(32)よりなり、かつ、中空部(32)中
において、基底部(31)の内面に補強リブ(40,4
2)を、リテーナー(20)で支えるシール背面部(3
5)に第2の補強リブ(41,43)をそれぞれ突設
し、ドアガラス(10)閉時に、ドアガラス(10)の
端部が弾接する中空部(32)の内面に、前記補強リブ
(40、42)および第2の補強リブ(40、42)の
それぞれをドアガラスに対して交差する方向で弾接させ
てなるてなるウエザーストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051828U JP2602512Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ウエザーストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051828U JP2602512Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ウエザーストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066114U JPH066114U (ja) | 1994-01-25 |
JP2602512Y2 true JP2602512Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=12897742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051828U Expired - Lifetime JP2602512Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | ウエザーストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602512Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6877279B2 (en) | 2002-08-16 | 2005-04-12 | Honda Motor Company, Ltd. | Sealing apparatus for a closure |
US10286769B2 (en) | 2016-06-28 | 2019-05-14 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Weather strip |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012118352A2 (ko) * | 2011-03-03 | 2012-09-07 | 공주대학교 산학협력단 | 자동차 도어의 윈도 글래스 웨더 스트립 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5863142U (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-27 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 自動車用ウエザ−ストリツプ |
JPS61185610U (ja) * | 1985-05-11 | 1986-11-19 | ||
JPH0466325A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車ドアガラスのコーナ部シール構造 |
JP3123721U (ja) * | 2006-05-12 | 2006-07-27 | 株式会社ケイジェイシー | スプーンおよび/またはフォーク |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP1992051828U patent/JP2602512Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6877279B2 (en) | 2002-08-16 | 2005-04-12 | Honda Motor Company, Ltd. | Sealing apparatus for a closure |
US10286769B2 (en) | 2016-06-28 | 2019-05-14 | Nishikawa Rubber Co., Ltd. | Weather strip |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066114U (ja) | 1994-01-25 |
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