JPH0751375Y2 - 自動車用ドアのウェザストリップ - Google Patents

自動車用ドアのウェザストリップ

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JPH0751375Y2
JPH0751375Y2 JP1990109497U JP10949790U JPH0751375Y2 JP H0751375 Y2 JPH0751375 Y2 JP H0751375Y2 JP 1990109497 U JP1990109497 U JP 1990109497U JP 10949790 U JP10949790 U JP 10949790U JP H0751375 Y2 JPH0751375 Y2 JP H0751375Y2
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JP
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door
piece
opening
edge
outer edge
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東彦 藤原
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車体に形成されたドア開口をドアで閉じた
とき、上記ドア開口の開口縁とドアの外縁との間をシー
ルする自動車用ドアのウェザストリップに関する。
(従来の技術) 上記ウェザストリップには、従来、例えば、実開昭59−
35218号公報で示されるものがある。
これによれば、ウェザストリップは、ドアの外縁に取り
付けられる基部と、この基部からドア開口の開口縁に向
って一体的に突設される車内側支持片および車外側支持
片と、これら両支持片の突出端に一体成形される中空シ
ート部とで構成され、また、上記車外側支持片の外側面
がドアの外縁の一部に圧接している。
そして、上記ドアがドア開口を閉じたときには、中空シ
ート部が上記ドア開口の開口縁に圧接して、シールがな
されるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成におけるウェザストリップはそ
の断面形状において、特に、車外側支持片が直線的に延
びているため、ドアの建付け誤差により、ドアがドア開
口を閉じたときのドア開口の開口縁とドアの外縁との間
の隙間が過小であるとすると、上記開口縁に対する中空
シート部の圧接で、車外側支持片を撓むことなく主にそ
の軸方向に圧縮変形させられる。よって、開口縁に対す
る中空シート部の上記圧接力が過大となり、このため、
ドアを軽快に閉動作させることができなくなるおそれを
生じる。
なお、上記の点に鑑み、車外側支持片に外力が与えられ
たとき、この車外支持片を前記ドアの外縁の一部から離
れるよう撓ませ、開口縁に対する中空シール部の圧接力
を弱めさせることが考えられる。しかし、このようにす
ると、上記車外側支持片とドアの外縁の一部との間に隙
間が生じてウェザストリップのシール性能が低下すると
いう不都合がある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、ドア開口に対するドアの建付けに多少の誤差がある
としても、ドアの閉動作が軽快にできるようにし、か
つ、ウェザストリップのシール性能が良好に保たれるよ
うにすることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためにこの考案の特徴とするところ
は、車外側支持片が、上記基部から中空シール部に至る
部材であってその中途部がドアの外縁の一部から離れる
ようにほぼくの字状に折り曲げられた折曲片と、この折
曲片の外側面から突出して上記ドアの外縁の一部に圧接
する突条片とを有した点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
第1図、もしくは第4図において、ドア開口3に対する
ドア4の建付け誤差により、ドア4がドア開口3を閉じ
たときのドア開口3の開口縁14と、ドア4の外縁16との
間の隙間が過小であるとすると、上記開口縁14に対しウ
ェザストリップ17が大きい力で圧接しようとする。
この場合、第1図で示すように、ウェザストリップ17を
構成する車外側支持片25は、その基部23から中空シール
部26に至る部材であってその中途部がドア4の外縁16に
形成された突部(ドアの外縁の一部)29から離れるよう
にほぼくの字状に折り曲げられた折曲片25aと、この折
曲片25aの外側面から突出しその突出端が上記突部29に
圧接する突条片25bとで構成されている。
このため、特に第4図で示すように、上記開口縁14に対
し中空シール部26が大きい圧接力で圧接しようとする
と、上記折曲片25aが上記突部29から離れるように容易
に撓み、このため、上記圧接力が過大になることが防止
される。
また、上記の場合、車外側支持片25の折曲片25aは突部2
9から離れるように撓むが、第1図で示すように上記折
曲片25aから突出する突条片25bは上記突部29に対する圧
接状態を維持して、ここに隙間の生じることを防止す
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図から第3図において、符号1はワンボックスカー
の車体で、図中矢印Frはこの車体1の前方を示してい
る。
上記車体1の側壁2にはドア開口3が形成され、このド
ア開口3を開閉するドア4が設けられている。このドア
4はインナパネルとアウタパネルを最中状に接合して形
成されるドア本体8を有している。このドア本体8の上
端にはウィンドサッシュ9が突設されて、このウィンド
サッシュ9に取り囲まれた内部がウィンド開口10とさ
れ、のウィンド開口10を開閉自在に閉じるウィンドガラ
ス11が設けられている。また、上記ウィンドサッシュ9
は前部サッシュ9a、後部サッシュ9b、および上部サッシ
ュ9cにより構成されている。12はガラスランである。
上記ドア本体8の前縁は上記ドア開口3の開口縁14の前
部に対し、上下一対のヒンジ15,15により車幅方向に回
動自在に枢支されている。各図は、ドア4がドア開口3
を閉じた状態を示しており、この状態からドア4を車体
1の外側方に回動させれば、ドア開口3が開かれること
となる。
上記ドア4の外縁16には、その全体にわたりゴム製の弾
性ウェザストリップ17が取り付けられている。このウェ
ザストリップ17は、上記ドア開口3をドア4が閉じたと
き、ドア開口3の開口縁14に圧接して、この開口縁14と
上記ドア4の外縁16との間をシールする。
上記ウェザストリップ17は、断面形状が互いに異なりそ
れぞれ押し出し成形される上部ストリップ19、下部スト
リップ20、および連結ストリップ21で構成されている。
上記上部ストリップ19はドア4の外縁16のうち前部サッ
シュ9aと上部サッシュ9cに対応する部分に設けられてい
る。一方、下部ストリップ20はその他の外縁16に設けら
れ、上記連結ストリップ21は上部ストリップ19と下部ス
トリップ20との各対応端をそれぞれ連結させている。
第1図と第3図において、上記下部ストリップ20はドア
4の外縁16に密着して取り付けられる基部23と、この基
部23からドア開口3の開口縁14に向って一体的に突設さ
れる車内側支持片24および車外側支持片25と、これら両
支持片24,25の突出端に一体成形される中空シール部26
とを有している。
上記中空シール部26は図中仮想線で示すように自由状態
では楕円形をなし、ドア4がドア開口3を閉じたときに
は、図中実線で示すようにドア開口3の開口縁14に圧接
して、この開口縁14の形状に見合うよう弾性変形する。
特に、第1図において、前記後部サッシュ9bはその外側
の後縁から後方に延びる突片28を有し、この突片28の基
部内側面には突部29が形成されている。そして、前記下
部ストリップ20の車外側支持片25は折曲片25aを有し、
この折曲片25aは、前記基部23から中空シール部26に至
る部材であってその中途部がドア4の外縁16の一部であ
る突部29から離れるようにほぼくの字状(円弧形状も含
む)に折り曲げられている。また、この折曲片25aの外
側面から突出して同上突部29に圧接する突条片25bが設
けられ、かつ、同上折曲片25aの突出端から突出して突
片28の内側面に圧接するリップ25cが設けられている。
第1図と第3図において、ドア4がドア開口3を閉じた
ときには、前記したように下部ストリップ20の中空シー
ル部26が開口縁14に圧接して変形するが、このとき、前
記車外側支持片25の折曲片25aが突部29から離れる方向
に容易に撓んで、上記開口縁14に対する中空シール部26
の圧接力が弱められる。
ところで、特に、第4図で示すように、ドア開口3に対
するドア4の建付け誤差により、ドア4のドア開口3を
閉じた場合において、仮に、ドア開口3の開口縁14とド
ア4の外縁16との間の隙間が過小であるとすると、上記
開口縁14に対しウェザストリップ17は大きい力で圧接し
ようとする。しかし、前記したように車外側支持片25の
折曲片25aは撓み易い形状をして、上記圧接力が弱めら
れるため、この圧接力が過大になることは防止される。
よって、ドア開口3に対するドア4の建付けに多少の誤
差があるとしても、ドア4の閉動作は軽快にできる。
なお、上記の作用は第1図で示した部分についても同じ
である。
また、上記したように車外側支持片25の折曲片25aは突
部29から離れるように撓むが、上記折曲片25aから突出
している突条片25bは、突部29に対する圧接状態を維持
するようになっており、このため、ウェザストリップ17
のシール性能は良好に保たれる。
(考案の効果) この本考案によれば、次の効果がある。
即ち、ドア開口に対するドアの建付け誤差により、ドア
がドア開口を閉じたときのドア開口の開口縁と、ドアの
外縁との間の隙間が過小であるとすると、上記開口縁に
対しウェザストリップが大きい力で圧接しようとする。
しかし、この考案では、ウェザストリップを構成する車
外側支持片は、その基部から中空シール部に至る部材で
あってその中途部がドアの外縁に形成されたドアの外縁
の一部から離れるようにほぼくの字状に折り曲げられた
折曲片と、この折曲片の外側面から突出しその突出端が
上記ドアの外縁の一部に圧接する突条片とで構成されて
いるため、上記開口縁に対しウェザストリップが大きい
圧接力で圧接しようとすると、上記折曲片が上記ドアの
外縁の一部から離れるように容易に撓み、上記圧接力が
過大になることが防止される。よって、ドア開口に対す
るドアの建付けに多少の誤差があるとしても、ドアの閉
動作は軽快にできることとなる。
また、上記の場合、車外側支持片の折曲片はドアの外縁
の一部から離れるように撓むが、上記折曲片から突出す
る突条片は、上記ドアの外縁の一部に対する圧接状態を
維持して、ここに隙間の生じることを防止するため、こ
のウェザストリップのシール性能は良好に保たれる。
また、上記断面形状を有するウェザストリップは、ドア
の外縁においてウェザストリップの突条片が圧しようと
する部分が存在しないところにも適用できるのであり、
つまり、このウェザストリップはドアの外縁に対し適用
範囲が広いものである。このため、ドアの外縁の全体に
わたるウェザストリップのうちの多くの部分を上記断面
のものに一体成形することができ、よって、ウェザスト
リップ全体としての成形を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図のI−I
線矢視断面図、第2図はドアを車室側からみた側面図、
第3図は第2図のIII−III線矢視断面図、第4図は第1
図に相当する図で作用説明図である。 1……車体、3……ドア開口、4……ドア、14……開口
縁、16……外縁、17……ウェザストリップ、23……基
部、24……車内側支持片、25……車外側支持片、25a…
…折曲片、25b……突条片、26……中空シール部、29…
…突部(ドアの外縁の一部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアの外縁に取り付けられる基部と、この
    基部からドア開口の開口縁に向って一体的に突設される
    車内側支持片および車外側支持片と、これら両支持片の
    突出端に一体成形される中空シール部とを備え、上記車
    外側支持片の外側面を同上ドアの外縁の一部に圧接させ
    た自動車用ドアのウェザストリップにおいて、上記車外
    側支持片が、上記基部から中空シール部に至る部材であ
    ってその中途部がドアの外縁の一部から離れるようにほ
    ぼくの字状に折り曲げられた折曲片と、この折曲片の外
    側面から突出して上記ドアの外縁の一部に圧接する突条
    片とを有した自動車用ドアのウェザストリップ。
JP1990109497U 1990-10-18 1990-10-18 自動車用ドアのウェザストリップ Expired - Lifetime JPH0751375Y2 (ja)

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