JPH0617647Y2 - 自動車ドアのシール構造 - Google Patents

自動車ドアのシール構造

Info

Publication number
JPH0617647Y2
JPH0617647Y2 JP1987004665U JP466587U JPH0617647Y2 JP H0617647 Y2 JPH0617647 Y2 JP H0617647Y2 JP 1987004665 U JP1987004665 U JP 1987004665U JP 466587 U JP466587 U JP 466587U JP H0617647 Y2 JPH0617647 Y2 JP H0617647Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
drip channel
outer plate
weather strip
tubular lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987004665U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63112156U (ja
Inventor
信忠 ▲高▼山
秀好 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP1987004665U priority Critical patent/JPH0617647Y2/ja
Publication of JPS63112156U publication Critical patent/JPS63112156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617647Y2 publication Critical patent/JPH0617647Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ドア開口の上部開口縁に沿って延びかつ上
方に向って開口するドリップチャンネルを設け、このド
リップチャンネルの外側板にウェザストリップを取り付
けた自動車ドアのシール構造に関する。
(従来の技術) 上記自動車ドアのシール構造には、従来、実開昭56−
13015号公報で示されるものがある。
これによれば、車体に形成されたドア開口の上部開口縁
に沿って延びかつ上方に向って開口するドリップチャン
ネルが設けられている。そして、上記ドア開口を車外側
から開閉自在に閉じるドアが設けられている。以下、ド
アが上記ドア開口を閉じた状態を、ドアの閉動作とい
う。
上記構造において、上記ドリップチャンネルの外側板
と、閉動作したドアの上端との間に、例えば、実開昭5
8−142159号公報の特に第3図で示されるウェザ
ストリップを介設させて、この部分をシールすることが
考えられる。
そして、この場合には、上記ウェザストリップは、上記
ドリップチャンネルの外側板に外嵌されるウェザストリ
ップ本体と、このウェザストリップ本体における上記ド
ア側の外側面から同上ドア側に向って突出する筒状リッ
プと、この筒状リップ内の空間のうち上記外側板側を埋
める軟質のプラグとで構成される。
上記構成において、ドアが閉動作したときには、上記筒
状リップと、この筒状リップ内のプラグとが、上記ドリ
ップチャンネルの外側板と、閉動作したドアの上端との
間に挟み込まれて共に圧縮変形し、これにより、この部
分のシールが効果的になされるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成における筒状リップとプラグと
は共に軟質のものであるため、ドアを勢いよく閉動作さ
せると、このドアの慣性力によって、上記筒状リップと
プラグとが大きく圧縮変形し、これにより、上記ドア上
端の前、もしくは後部の角部がドア開口の開口縁に金属
接触するおそれを生じる。
そこで、上記従来構成におけるプラグを硬質弾性体で構
成し、上記した圧縮変形量を小さくさせることが考えら
れる。しかし、このようにすると、通常状態で、ドアを
閉動作させたとき、これに伴い圧縮変形した上記プラグ
からの反力で、上記ドアの閉動作が重くなるという不都
合を生じる。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、ドリップチャンネルの外側板と、閉動作したドアの
上端との間をシールするウェザストリップを設けた場合
に、通常状態における上記ドアの閉動作が軽くできるよ
うにすると共に、ドアを勢いよく閉動作させた場合に、
このドア上端の角部がドア開口の開口縁に金属接触しな
いようにすることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところ
は、ドリップチャンネルの外側板と、閉動作したドアの
上端との間にウェザストリップを介設し、このウェザス
トリップを上記ドリップチャンネルの外側板に外嵌され
るウェザストリップ本体と、このウェザストリップ本体
から突出する筒状リップとで構成した自動車ドアのシー
ル構造において、上記筒状リップをウェザストリップ本
体における上記ドア側の外側面から上記ドリップチャン
ネルの外側板の外側方かつ上方にまで突出させ、かつ、
上記ドアの側面視で、このドア上端の角部近傍に対応す
る筒状リップ内の空間の下部を硬質弾性体で構成される
ストッパで埋めた点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動車、2は車体、3はルーフ
で、図中矢印Frはこの自動車1の前方を示している。
上記車体2の前部側面にはフロントドア4が設けられ
る。このフロントドア4は車体2に形成されたドア開口
6と、このドア開口6の前部開口縁7に前端がヒンジ8
により枢支され後端の回動で上記ドア開口6を開閉する
ドア9とで構成される。このドア9はその上部にドア窓
11を有し、このドア窓11は窓枠12とこの窓枠12
内の開口を開閉する窓ガラス13とで構成してある。上
記ドア開口6の上部開口縁15は上記ルーフ3の側部下
縁により形成されている。
ここで、第1図により上記上部開口縁15について説明
する。上記ルーフ3はその上面を構成するルーフパネル
16と、このルーフパネル16を補強するルーフサイド
レール17とを有し、このルーフサイドレール17の下
端には下部ウェザストリップ19が嵌合により取り付け
られている。上記ドア9を閉回動させたときには、その
窓枠12の内面が下部ウェザストリップ19の車外側面
に圧接し、これによって上記上部開口縁15とドア9と
の間隙から車室へ雨等の水が流れ込むことが防止され
る。
上記上部開口縁15に沿って延び雨等の水を案内するド
リップチャンネル20が設けられている。このドリップ
チャンネル20は断面がほぼU字状をなし、底板20a
と、この底板20aの車内側端縁から上方に延びる内側
板20bと、同上底板20aの車外側端縁から上方に延
びる外側板20cとで構成され、その開口21は上方に
向って開口している。
そして、前記ドア9が閉回動して前記ドア開口6を車外
側から閉じたときには、同上ドア9の上部が上記開口2
1をも、車外側から開閉自在に閉じ、つまり、閉動作す
るようになっている(第1図中仮想線図示)。
上記底板20aの車幅方向中途部と上記ルーフパネル1
6の側端縁とは互いに溶接され、また、内側板20bと
ルーフサイドレール17とが互いに溶接され、これによ
り、ドリップチャンネル20が上記上部開口縁15に取
り付けられると共に、同上ドリップチャンネル20は上
記ルーフパネル16とルーフサイドレール17とを連結
させている。
上記ドリップチャンネル20の外側板20cにはウェザ
ストリップたる上部ウェザストリップ22が取り付けら
れている。この上部ウェザストリップ22は、上記ドリ
ップチャンネル20の外側板20cに外嵌する断面がほ
ぼC字状のウェザストリップ本体23を有している。こ
のウェザストリップ本体23には上記ドリップチャンネ
ル20に沿って延び、かつ、このドリップチャンネル2
0の上方を覆う板状リップ24が突設されている。
また、上記ウェザストリップ本体23から筒状リップ2
5が突設され、この筒状リップ25は上記ウェザストリ
ップ本体23における上記ドア9側の外側面から上記外
側板20cの外側方かつ上方にまで突出している。
そして、ドア9が閉動作したとき、このドア9の上端た
る窓枠12の内面が上記筒状リップ25の突出端に圧接
して、この部分をシールするようになっている。
全図により、上記上部ウェザストリップ22についてよ
り詳しく説明する。上記筒状リップ25は断面がほぼ三
角形状の中空に形成されている。この筒状リップ25と
上記ウェザストリップ本体23、および板状リップ24
は、第2図で示す窓枠12の回動端側の上端角部12a
の位置まで押出成形により一体的に形成される(第3図
中符号A図示)。また、この押出成形部Aの後端には型
成形により下方へ向って折れ曲がる形状の型成形部Bが
一体的に形成される。
また、上記上端角部12aの近傍に対応する位置の筒状
リップ25内には、弾性体27が設けられている。この
弾性体27はその下部に硬質弾性体で構成されるストッ
パ28を有している。このストッパ28は、上記筒状リ
ップ25内の空間の下部を埋めて、前記ドリップチャン
ネル20の外側板20cと、ドア開口6を閉じたドア9
の上端との間に位置している。また、同上弾性体27は
その上部に、上記ストッパ28より軟らかい軟質のスポ
ンジゴム部29を有している。
上記弾性体27は筒状リップ25に一致する形状をなし
ており、この筒状リップ25内の空間を埋める弾性体2
7はこの筒状リップ25に嵌入されてこれら筒状リップ
25と弾性体27とを互いに固着してある。
上記の場合、上記弾性体27は上部ウェザストリップ2
2の押出成形部Aの端部に位置しているため、型成形部
Bを成形するときに弾性体27は栓の役割を果すことに
なる。よって、上記型成形時に型成形部Bの一部が筒状
リップ25内に流れ込むことは防止される。
(考案の効果) この考案によれば、ウェザストリップをドリップチャン
ネルの外側板に外嵌されるウェザストリップ本体と、こ
のウェザストリップ本体から突出する筒状リップとで構
成した場合において、上記筒状リップをウェザストリッ
プ本体から上記ドリップチャンネルの外側板の外側方か
つ上方にまで突出させたため、ドアが閉動作して、この
ドアの上端が筒状リップの突出端に圧接するときには、
この筒状リップの突出端は、ドリップチャンネルの外側
板の上方において、車内側に向って弾性的に撓むことと
なる。
よって、上記ドアの閉動作で、筒状リップの突出端が、
ドリップチャンネルの外側板と、上記ドアの上端との間
に挟み込まれて圧縮変形させられるということはなく、
このため、ドアの閉動作は軽快にできることとなる。
また、上記の場合、筒状リップはウェザストリップ本体
における上記ドア側の外側面から上記ドリップチャンネ
ルの外側板の外側方かつ上方にまで突出させられてい
て、しかも、ドア上端の角部近傍に対応する同上筒状リ
ップ内の空間の下部はゴム製の硬質弾性体で構成される
ストッパで埋め込まれているため、上記ストッパはドリ
ップチャンネルの外側板と、閉動作した上記ドアの上端
との間に位置することとなっている。
よって、ドアの閉動作が勢いよくなされたときには、筒
状リップ内に埋め込まれた上記ストッパが上記ドリップ
チャンネルの外側板と、上記ドアの上端との間に挟まれ
て、上記ドアのそれ以上の閉動作が抑制され、上記ドア
の角部がドア開口の開口縁に金属接触するということが
防止される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第2図のI−I
線矢視断面図、第2図は自動車の全体側面図、第3図は
第1図のIII−III線矢視図である。 1……自動車、2……車体、6……ドア開口、7……前
部開口縁、9……ドア、12a……上端角部(角部)、
15……上部開口縁、20……ドリップチャンネル、2
0c……外側板、22……上部ウェザストリップ(ウェ
ザストリップ)、23……ウェザストリップ本体、25
……筒状リップ、28……ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体にドア開口を形成し、このドア開口の
    上部開口縁に沿って延びかつ上方に向って開口するドリ
    ップチャンネルを設け、上記ドア開口を車外側から開閉
    自在に閉じるドアを設け、かつ、上記ドリップチャンネ
    ルの外側板と、上記ドア開口を閉じたドアの上端との間
    にウェザストリップを介設し、このウェザストリップを
    上記ドリップチャンネルの外側板に外嵌されるウェザス
    トリップ本体と、このウェザストリップ本体から突出す
    る筒状リップとで構成した自動車ドアのシール構造にお
    いて、 上記筒状リップをウェザストリップ本体における上記ド
    ア側の外側面から上記ドリップチャンネルの外側板の外
    側方かつ上方にまで突出させ、かつ、上記ドアの側面視
    で、このドア上端の角部近傍に対応する筒状リップ内の
    空間の下部を硬質弾性体で構成されるストッパで埋めた
    ことを特徴とする自動車ドアのシール構造。
JP1987004665U 1987-01-16 1987-01-16 自動車ドアのシール構造 Expired - Lifetime JPH0617647Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987004665U JPH0617647Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 自動車ドアのシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987004665U JPH0617647Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 自動車ドアのシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112156U JPS63112156U (ja) 1988-07-19
JPH0617647Y2 true JPH0617647Y2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=30785536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987004665U Expired - Lifetime JPH0617647Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16 自動車ドアのシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617647Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5023696B2 (ja) * 2006-12-27 2012-09-12 三菱自動車工業株式会社 ウェザストリップ、ウェザストリップの取付構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3132325A1 (de) * 1981-08-17 1983-03-03 Ford-Werke AG, 5000 Köln Kraftfahrzeug mit einer elastischen regenrinnenleiste
JPS58142159U (ja) * 1982-03-19 1983-09-24 東洋ゴム工業株式会社 自動車用ウエザストリツプ
JPH0626951B2 (ja) * 1983-09-20 1994-04-13 日産自動車株式会社 ドリツプシ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63112156U (ja) 1988-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4496186A (en) Sealing structure for an automotive vehicle
US5345717A (en) Window construction for vehicles
JP3749103B2 (ja) 自動車用ウエザストリップのシール構造
US5072545A (en) Weather strip for door glass
JPH0617647Y2 (ja) 自動車ドアのシール構造
JP2727144B2 (ja) ウエザーストリップ
JPH069934B2 (ja) サツシユレスドア型車のウエザ−ストリツプ
JP2002178769A (ja) 自動車用ドアウェザーストリップ及びその取付構造
JP3911306B2 (ja) グラスランのシール構造
JPS6315048Y2 (ja)
JPH034575Y2 (ja)
JP2557629Y2 (ja) サッシュレスドア構造
CN220500466U (zh) 汽车车门的密封结构
JPH0751375Y2 (ja) 自動車用ドアのウェザストリップ
JPH0517292Y2 (ja)
JP2943871B2 (ja) 自動車用ドアウインドウパネルのシール構造
JP2550799Y2 (ja) 自動車用ドア
JPH0315563B2 (ja)
JP2527762Y2 (ja) 自動車のシール構造
JPH0143927Y2 (ja)
JPH0539015Y2 (ja)
JPH0347002Y2 (ja)
JPH0232500Y2 (ja)
JP2558773Y2 (ja) 自動車のウェザストリップ
JPH106779A (ja) 自動車の観音開き後扉のシール部構造