JP2943871B2 - 自動車用ドアウインドウパネルのシール構造 - Google Patents

自動車用ドアウインドウパネルのシール構造

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JP2943871B2 JP63329794A JP32979488A JP2943871B2 JP 2943871 B2 JP2943871 B2 JP 2943871B2 JP 63329794 A JP63329794 A JP 63329794A JP 32979488 A JP32979488 A JP 32979488A JP 2943871 B2 JP2943871 B2 JP 2943871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用ドアウインドウパネルのシール構造
に関する。
従来の技術 自動車の中には、例えば実開昭63−172717号公報に示
されているように、ヒドンサッシュ(Hidden Sash)タ
イプと称されて、ドアウインドウパネルをドアサッシュ
の外側に配置すると共に、ドアサッシュの外面をシール
機能と摺動ガイド機能を併有するシール部材で被覆し
て、車体サイド部のフラッシュサーフェイス化と外観の
向上とを図ったものが知られている。前記ドアサッシュ
はその外周に外側に張り出すオーバーハング部を曲折成
形してあって、シール部材はこのオーバーハング部に係
着してあり、かつ、ドアサッシュ外周の内側部には、通
常のドアサッシュと同様にドア閉時に車体開口縁部に密
接するシールリップを有するドアウエザーストリップを
装着してある。
発明が解決しようとする課題 オーバーハング部はドアウインドウパネルの周縁部の
延長上で、該ドアウインドウパネル周縁部と部分的にラ
ップする長さに設定されているため、高速走行時に車体
サイド部に発生する負圧によって、ドアウインドウパネ
ルがレギュレータ連結点もしくはスタビライザ当接点を
支点とする外側への弧状のずれ動きに対してストッパ効
果がなく、ドアウインドウパネルが外側へ吸い出されて
シール性を損なってしまうばかりでなく、不快な吸い出
し音が発生してしまう。また、ドアウエザーストリップ
のシールリップは、ドア閉時に車外側へ自由に倒れ変形
するため、ドア閉じ入力を有効に吸収することができ
ず、強く閉じた時などドアサッシュが振動して所謂ドア
のバタツキを発生してしまう問題があった。そこで、本
発明は特に専用部品を用いることなくドアウインドウパ
ネルの吸い出しを防止できると共に、ドアのバタツキを
も防止することができる自動車用ドアウインドウパネル
のシール構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明に係る自動車用ドアウインドウパネルのシール
構造は、ドアウインドウパネルをドアサッシュの外側に
配置する一方、ドアサッシュの外周に外側に張り出すオ
ーバーハング部を曲折成形し、このオーバーハング部お
よびドアサッシュ外面を覆ってドアウインドウパネルの
周縁部に密接するシール部材を装着すると共に、ドアサ
ッシュの外周内側部に、車体開口縁部に密接する中空の
シールリップを有するドアウエザーストリップを装着し
た構造において、前記オーバーハング部の先端にドアウ
インドウパネルよりも若干外方へ突出する延設部を形成
すると共に、オーバーハング部の曲折基部に車室側に突
出する顎部を形成する一方、前記シール部材に、前記顎
部が設けられた位置まで延出して該顎部に係着するバン
パーラバー部を一体に形成し、このバンパーラバー部
が、ドア閉時に前記シールリップの車外側の側面に当接
し、前記シールリップの車外側への倒れを規制すること
を特徴としている。
作用 高速走行時の車体サイドの発生負圧によるドアウイン
ドウパネルの下側支持点を支点とする外側へのずれ動き
に対して、オーバーハング部の延設部とドアウインドウ
パネル周縁部との間でシール部材を圧縮させて、該ドア
ウインドウパネルのずれ動きを規制する。また、ドア閉
時には、ドアウエザーストリップのシールリップの車外
側への倒れ変形をバンパーラバーで規制し、シールリッ
プのふらつきを抑制してドア閉じ入力を有効に吸収させ
てドアのバタツキを防止する。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1〜3図において、1はドアウインドウパネルを示
し、このドアウインドウパネル1はドアサッシュ2の外
側に配置してある。ドアサッシュ2の外周には外側に張
り出すオーバーハング部3を曲折成形してあり、かつ、
該オーバーハング部3の先端にはドアウインドウパネ1
よりもl寸法若干外方へ突出する延設部4を形成してあ
る。また、このオーバーハング部3の曲折基部に、後述
するバンパーラバー部16を係着する車室側に突出した顎
部5を形成してある。このドアサッシュ2の外周内側部
は、前記オーバーハング部3よりも低く有段成形してあ
って、その棚部上にドアウエザーストリップ8を爪部6
によって係着固定してある。このドアウエザーストリッ
プ8は中空のシールリップ9を備えていて、ドア閉時に
このシールリップ9が車体開口縁部17に密接して車室内
外をシールする。10はドアサッシュ2の前記オーバーハ
ング部3を含めて外面を被覆するシール部材で、該シー
ル部材10はドアサッシュ2内周縁の爪部7とオーバーハ
ング部3とに係着して固定してある。このシール部材10
は、ドアウインドウパネル1の周縁部を受容する溝部11
を備えている。ドアウインドウパネル1の上縁および傾
斜縁に対応する部分には、ドアウインドウパネル1の周
縁部内面に密接するインナリップ12と、ドアウインドウ
パネル1の周端部に密接するブリッジ部13とを形成して
あり、かつ、ドアウインドウパネル1の直立縁に対応す
る部分には、ドアウインドウパネル1の周縁部内,外面
に密接するインナリップ12,アウタリップ14を形成して
ある。また、このシール部材10の外周縁外側には隣接す
る車体モール18に密接してパーティング間隙を閉塞する
装飾リップ15を延設してある。そして、更に前記シール
部材10の外周縁内側には、前記オーバーハング部3の曲
折基部に形成した顎部5を廻り込んで該顎部5に係着
し、ドアウエザーストリップ8のシールリップ9の車外
側への倒れを規制するバンパーラバー部16を一体に形成
してある。
以上の実施例構造によれば、高速走行時には車体サイ
ド部に負圧が発生するため、ドアウインドウパネル1は
この負圧により車外側へ吸引され、下側の支持点を支点
として外方へ弧状にずれ動く傾向となる。しかし、オー
バーハング部3先端の延設部4が、寸法lの長さでドア
ウインドウパネル1よりも外方へ突出しているため、特
にドアウインドウパネル1の上縁および傾斜縁によって
突上げ力を受ける部分では、該ドアウインドウパネル1
の車外側へのずれ動きに対して、シール部材10が延設部
4とドアウインドウパネル1端縁との間で圧縮されて、
該ドアウインドウパネル1のずれ動きを拘束する。ま
た、このように延設部4が突出成形されているため、装
飾リップ15の反力を高めることができて、該装飾リップ
15端がめくれ上がるのを防止することもできる。一方、
ドアウェザーストリップ8のシールリップ9は、ドア閉
時に車体開口縁部17に弾接することによって車外側へ倒
れ変形するようになるが、このシールリップ9の車外側
にはドアサッシュ2の顎部5に係着したバンパーラバー
部16が配置されているため、シールリップ9は、車外側
の側面においてこのバンパーラバー部16に弾接して車外
側への倒れが規制される。この結果、シールリップ9の
ふらつきが抑制されドア閉じ入力をダンパー効果により
有効に吸収し、ドアのバタツキを確実に防止することが
できる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、オーバーハング部先端
にドアウインドウパネルよりも外方に突出させて形成し
た延設部が、該ドアウインドウパネルの車外側へずれ動
きを規制するストッパとして機能するため、高速走行時
にドアウインドウパネルが吸い出されることがなく、シ
ール性を一段と高めることができる。また閉時にはバン
パーラバーによってドアウエザーストリップのシールリ
ップの車外側への倒れ変形を規制できるため、前記シー
ルリップがふらついてドアのバタツキを生起するのを確
実に防止できるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第3図I−I線に相当
する断面図、第2図は同第3図II−II線に相当する断面
図、第3図は本発明の対象とする自動車用ドアの略示的
外観側面図である。 1…ドアウインドウパネル、2…ドアサッシュ、3…オ
ーバーハング部、4…延設部、5…顎部、8…ドアウエ
ザーストリップ、9…シールリップ、10…シール部材、
16…バンパーラバー部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアウインドウパネルをドアサッシュの外
    側に配置する一方、ドアサッシュの外周に外側に張り出
    すオーバーハング部を曲折成形し、このオーバーハング
    部およびドアサッシュ外面を覆ってドアウインドウパネ
    ルの周縁部に密接するシール部材を装着すると共に、ド
    アサッシュの外周内側部に、車体開口縁部に密接する中
    空のシールリップを有するドアウエザーストリップを装
    着した構造において、前記オーバーハング部の先端にド
    アウインドウパネルよりも若干外方へ突出する延設部を
    形成すると共に、オーバーハング部の曲折基部に車室側
    に突出する顎部を形成する一方、前記シール部材に、前
    記顎部が設けられた位置まで延出して該顎部に係着する
    バンパーラバー部を一体に形成し、このバンパーラバー
    部が、ドア閉時に前記シールリップの車外側の側面に当
    接し、前記シールリップの車外側への倒れを規制するこ
    とを特徴とする自動車用ドアウインドウパネルのシール
    構造。
JP63329794A 1988-12-27 1988-12-27 自動車用ドアウインドウパネルのシール構造 Expired - Fee Related JP2943871B2 (ja)

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