JPS6121283Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6121283Y2 JPS6121283Y2 JP1980122053U JP12205380U JPS6121283Y2 JP S6121283 Y2 JPS6121283 Y2 JP S6121283Y2 JP 1980122053 U JP1980122053 U JP 1980122053U JP 12205380 U JP12205380 U JP 12205380U JP S6121283 Y2 JPS6121283 Y2 JP S6121283Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flocked
- glass
- window
- door
- surface portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 31
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 claims description 15
- 210000004209 hair Anatomy 0.000 claims description 12
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004924 electrostatic deposition Methods 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 244000144992 flock Species 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用窓における窓サツシユと窓ガ
ラスとの間に介在し、車室内外をシールするグラ
スランに関するものである。
ラスとの間に介在し、車室内外をシールするグラ
スランに関するものである。
一般に、従来のグラスランは第1図、第2図に
示すようになつている(実開昭52−20615号公報
参照)。すなわち、1は自動車のドア、2はドア
サツシユ、3はドア1の外周全面に亘つて装着さ
れ、車体のドア開口部とドア1との間をシールす
るドアウエザーストリツプ、4はドアサツシユ2
に嵌装され、ドアガラス5との間をシールするグ
ラスランで、大略ドアサツシユ内側壁2aに沿つ
て形成された基部40と、該基部40のドアサツ
シユ開口2b側の端部より延出し、ドアガラス5
に弾接するシールリツプ42とを有し、基部40
aとシールリツプ42のドアガラス側表面42a
には静電蒸着等の手段により植毛6が施されてい
る。そこでこの植毛6に注目すると、植毛の基本
的役割はドアガラス5の開閉操作時に摺動抵抗を
減じたり、例えば第3図実線位置から仮想線で示
す全閉位置へ移動するときの摩擦力を減じたりす
ることにより窓ガラス昇降機構(図外)の操作力
を軽く確保することに在るが、ところがこのよう
な従来のグラスラン4にあつては、シールリツプ
42のガラス側に全体にわたつて植毛6が施され
ているため、植毛6の毛の間から雨水や埃が矢印
で示すように侵入するという問題がある。このよ
うな問題を解決するには窓ガラス昇降機構の操作
性を無視してシールに専念すべく植毛6を止める
ことや、植毛6の密度を極度に増して雨水、埃の
侵入を防止することが考えられるが、前者におい
ては、昇降機構の操作力が重くなり、実際上、商
品価値が損なわれ好ましくなく、後者において
は、植毛密度にも限度があり完全なシールを期待
できず、これまた現実的な解決策とは言えない。
示すようになつている(実開昭52−20615号公報
参照)。すなわち、1は自動車のドア、2はドア
サツシユ、3はドア1の外周全面に亘つて装着さ
れ、車体のドア開口部とドア1との間をシールす
るドアウエザーストリツプ、4はドアサツシユ2
に嵌装され、ドアガラス5との間をシールするグ
ラスランで、大略ドアサツシユ内側壁2aに沿つ
て形成された基部40と、該基部40のドアサツ
シユ開口2b側の端部より延出し、ドアガラス5
に弾接するシールリツプ42とを有し、基部40
aとシールリツプ42のドアガラス側表面42a
には静電蒸着等の手段により植毛6が施されてい
る。そこでこの植毛6に注目すると、植毛の基本
的役割はドアガラス5の開閉操作時に摺動抵抗を
減じたり、例えば第3図実線位置から仮想線で示
す全閉位置へ移動するときの摩擦力を減じたりす
ることにより窓ガラス昇降機構(図外)の操作力
を軽く確保することに在るが、ところがこのよう
な従来のグラスラン4にあつては、シールリツプ
42のガラス側に全体にわたつて植毛6が施され
ているため、植毛6の毛の間から雨水や埃が矢印
で示すように侵入するという問題がある。このよ
うな問題を解決するには窓ガラス昇降機構の操作
性を無視してシールに専念すべく植毛6を止める
ことや、植毛6の密度を極度に増して雨水、埃の
侵入を防止することが考えられるが、前者におい
ては、昇降機構の操作力が重くなり、実際上、商
品価値が損なわれ好ましくなく、後者において
は、植毛密度にも限度があり完全なシールを期待
できず、これまた現実的な解決策とは言えない。
本考案はかかる従来の実状に鑑み、窓ガラス昇
降装置を損なうことなく雨水、埃等の侵入を確実
に防止したグラスランを提供するものでその特徴
とするところは、基部に近いシールリツプ部位に
は植毛を施し、先端側のシールリツプ部位には植
毛を施さないように構成し、通常の窓ガラス開閉
時にあつては植毛部分のシールリツプ部により摺
動抵抗(摩擦抵抗)を減じ、植毛を施さないシー
ルリツプ部により確実にシールを行なうようにし
たものである。そして好ましくは植毛を施す部分
と植毛を施さない部分との境界においてシールリ
ツプ断面を変曲させ、窓ガラスとの間で凹部を形
成することにより一層窓ガラス開閉時の抵抗を減
じて操作性を向上するようにしたものである。
降装置を損なうことなく雨水、埃等の侵入を確実
に防止したグラスランを提供するものでその特徴
とするところは、基部に近いシールリツプ部位に
は植毛を施し、先端側のシールリツプ部位には植
毛を施さないように構成し、通常の窓ガラス開閉
時にあつては植毛部分のシールリツプ部により摺
動抵抗(摩擦抵抗)を減じ、植毛を施さないシー
ルリツプ部により確実にシールを行なうようにし
たものである。そして好ましくは植毛を施す部分
と植毛を施さない部分との境界においてシールリ
ツプ断面を変曲させ、窓ガラスとの間で凹部を形
成することにより一層窓ガラス開閉時の抵抗を減
じて操作性を向上するようにしたものである。
以下図面に示す実施例をあげて従来と同一部分
には同一符号を付して説明すると以下の通りであ
る。
には同一符号を付して説明すると以下の通りであ
る。
すなわち第4図、第5図においてグラスラン4
はドアサツシユ2の内側壁2aに沿う大略コ字状
の基部40とこの基部40のサツシユ開口部側端
より延出されドアガラス5と弾接するシールリツ
プ42とを有し、シールリツプ42がドアガラス
5に弾接しない自由状態では第5図に示す状態に
なつており、ドアガラス5に弾接して車室内外を
シールした状態では第4図に示す状態になつてい
る。
はドアサツシユ2の内側壁2aに沿う大略コ字状
の基部40とこの基部40のサツシユ開口部側端
より延出されドアガラス5と弾接するシールリツ
プ42とを有し、シールリツプ42がドアガラス
5に弾接しない自由状態では第5図に示す状態に
なつており、ドアガラス5に弾接して車室内外を
シールした状態では第4図に示す状態になつてい
る。
このシールリツプ42は基部40に近い部分に
位置し、ドアガラス5側表面に植毛6が施された
植毛面部420と、該植毛面部420よりシール
リツプ先端部側に位置する部位において植毛6が
施されていない無植毛面部422とから成つてお
り、しかも、植毛面部420と無植毛面部422
との境界部分はシールリツプ42のその断面形状
が変曲し、ドアガラス5と無植毛面部422と植
毛6とで三角形状の凹部7が形成されるようにし
ている。
位置し、ドアガラス5側表面に植毛6が施された
植毛面部420と、該植毛面部420よりシール
リツプ先端部側に位置する部位において植毛6が
施されていない無植毛面部422とから成つてお
り、しかも、植毛面部420と無植毛面部422
との境界部分はシールリツプ42のその断面形状
が変曲し、ドアガラス5と無植毛面部422と植
毛6とで三角形状の凹部7が形成されるようにし
ている。
かかる構成により、ドアガラス閉状態において
第4図に示すようにシールリツプ4がその基部側
恨元が弾性変形することにより植毛面部420は
植毛6を介してドアガラス5に弾接すると共に、
無植毛面部422はその先端部422aが直接ド
アガラス5に弾接するので仮に植毛面部420の
植毛6の間が雨水や埃が侵入しようとしても無植
毛面部422が直接ドアガラス5に接触している
ため侵入できず確実にシールすることができる。
また、ドアガラス5が第5図実線の位置から仮想
線で示す正規位置へ移動してドアガラス5が閉じ
る際には植毛面部420の植毛6に沿つて移動す
るため摩擦抵抗が増大することはない。(このこ
と自体は従来の場合も同様であるが、)次にドア
ガラス5が第4図の状態で摺動する場合、すなわ
ち第1図でドアサツシユ2の後側部分20に沿う
部位では植毛6により摩擦抵抗が減じられ、無植
毛面部422による摺動抵抗の増大分は極めて少
ないので窓ガラス昇降機構の操作性は従来と殆ん
ど同じに軽いものである。しかも無植毛面部42
0にはドアガラス5との間で三角形状の凹部7が
形成されているため、摺動抵抗を増々小さくする
のに役立ち、窓ガラス開閉操作性を著しく向上さ
せ得るものである。なお本実施例ではサツシユ2
の車外側部分にサツシユモール8を嵌装したもの
を示したが従来と同様のサツシユ2でも良いこと
は勿論であり、サツシユ2自体の断面形状で特に
ドアウエザーストリツプ3の取付部が従来と相し
ているがこれはサツシユ剛性の向上と、ドアウエ
ザーストリツプ保持性の向上を図つたものであ
り、とりわけ本考案とは直接関係はないが種々の
サツシユに適用できることを示したかつたのであ
る。
第4図に示すようにシールリツプ4がその基部側
恨元が弾性変形することにより植毛面部420は
植毛6を介してドアガラス5に弾接すると共に、
無植毛面部422はその先端部422aが直接ド
アガラス5に弾接するので仮に植毛面部420の
植毛6の間が雨水や埃が侵入しようとしても無植
毛面部422が直接ドアガラス5に接触している
ため侵入できず確実にシールすることができる。
また、ドアガラス5が第5図実線の位置から仮想
線で示す正規位置へ移動してドアガラス5が閉じ
る際には植毛面部420の植毛6に沿つて移動す
るため摩擦抵抗が増大することはない。(このこ
と自体は従来の場合も同様であるが、)次にドア
ガラス5が第4図の状態で摺動する場合、すなわ
ち第1図でドアサツシユ2の後側部分20に沿う
部位では植毛6により摩擦抵抗が減じられ、無植
毛面部422による摺動抵抗の増大分は極めて少
ないので窓ガラス昇降機構の操作性は従来と殆ん
ど同じに軽いものである。しかも無植毛面部42
0にはドアガラス5との間で三角形状の凹部7が
形成されているため、摺動抵抗を増々小さくする
のに役立ち、窓ガラス開閉操作性を著しく向上さ
せ得るものである。なお本実施例ではサツシユ2
の車外側部分にサツシユモール8を嵌装したもの
を示したが従来と同様のサツシユ2でも良いこと
は勿論であり、サツシユ2自体の断面形状で特に
ドアウエザーストリツプ3の取付部が従来と相し
ているがこれはサツシユ剛性の向上と、ドアウエ
ザーストリツプ保持性の向上を図つたものであ
り、とりわけ本考案とは直接関係はないが種々の
サツシユに適用できることを示したかつたのであ
る。
以上本考案によれば、グラスランのシールリツ
プを植毛面部と無植毛面部とに分けて形成したの
で窓ガラス開閉操作性を損なうことなく、車室内
外のシール性を向上できるという実用上大なる効
果を発揮するものである。
プを植毛面部と無植毛面部とに分けて形成したの
で窓ガラス開閉操作性を損なうことなく、車室内
外のシール性を向上できるという実用上大なる効
果を発揮するものである。
なお、実施例では自動車のドアにおけるグラス
ランについて示したが、リヤサイドウインド、等
各種窓に適用できることは言うまでもない。
ランについて示したが、リヤサイドウインド、等
各種窓に適用できることは言うまでもない。
第1図は自動車用窓を示す略示的側面図、第2
図、第3図は従来のグラスランを示すガラス閉状
態及びグラスラン自由状態を示すそれぞれ第1図
−線断面図、第4図、第5図は本考案の一例
を示すそれぞれ第2図、第3図と同様の断面図で
ある。 2……ドアサツシユ、2a……ドアサツシユ内
側面、4……グラスラン、5……ドアガラス、6
……植毛、40……基部、42……シールリツ
プ、420……植毛面部、422……無植毛面
部。
図、第3図は従来のグラスランを示すガラス閉状
態及びグラスラン自由状態を示すそれぞれ第1図
−線断面図、第4図、第5図は本考案の一例
を示すそれぞれ第2図、第3図と同様の断面図で
ある。 2……ドアサツシユ、2a……ドアサツシユ内
側面、4……グラスラン、5……ドアガラス、6
……植毛、40……基部、42……シールリツ
プ、420……植毛面部、422……無植毛面
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 窓のサツシユ内側壁に沿う大略コ字状の基部
と、該基部のサツシユ開口端側の端部より延出
し、窓ガラスの両側面に弾接するシールリツプ
とを有する自動車用窓のグラスランにおいて、
前記シールリツプは前記基部に近い部分に位置
し、窓ガラス側の表面に植毛され、該植毛を介
して窓ガラスに弾接される植毛面部と、該植毛
面部よりリツプ先端側に位置し、窓ガラスに弾
接する無植毛面部とを備えたことを特徴とする
自動車用窓のグラスラン。 (2) 無植毛面部は窓ガラスとの間で凹部を形成し
て植毛部に接続されていることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載の自動車用窓
のグラスラン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980122053U JPS6121283Y2 (ja) | 1980-08-27 | 1980-08-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980122053U JPS6121283Y2 (ja) | 1980-08-27 | 1980-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5747412U JPS5747412U (ja) | 1982-03-16 |
JPS6121283Y2 true JPS6121283Y2 (ja) | 1986-06-26 |
Family
ID=29482686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980122053U Expired JPS6121283Y2 (ja) | 1980-08-27 | 1980-08-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121283Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0669785B2 (ja) * | 1986-08-08 | 1994-09-07 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 自動車用ウインドガラスのグラスラン |
-
1980
- 1980-08-27 JP JP1980122053U patent/JPS6121283Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5747412U (ja) | 1982-03-16 |
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