JP2550799Y2 - 自動車用ドア - Google Patents

自動車用ドア

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JP2550799Y2
JP2550799Y2 JP1988003744U JP374488U JP2550799Y2 JP 2550799 Y2 JP2550799 Y2 JP 2550799Y2 JP 1988003744 U JP1988003744 U JP 1988003744U JP 374488 U JP374488 U JP 374488U JP 2550799 Y2 JP2550799 Y2 JP 2550799Y2
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利光 木村
秀一 般若
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本考案は自動車用ドアに関し、特に、フラッシュサー
フェイス化ドアに適したドア構造に関する。
−従来の技術− 周知のように、フラッシュサーフェイス化された自動
車用ドアにおいては、上昇されるウインドウパネルをウ
インドウレギュレータの働きにより閉鎖位置の直前で車
幅方向外側に向って移動させることにより、ゴム等で作
ったグラスランの外側リップ内面に圧接してウインドウ
パネルの閉鎖状態での車体外面の凹凸を極力少なくする
ことが多い。
第5図から第7図はこのような構造の従来の自動車用
ドアを示し、ゴム等の弾性押出し材で作るグラスラン11
は、ドアパネル12の一部で構成する窓枠部12aの内周に
沿って配置され、窓枠部12aとウインドウパネル13との
間のシールを行なう。即ち、第6図に示すグラスラン側
辺部11Aはウインドウパネル13の側端部13aを受入れるも
ので、ウインドウパネル13の厚みよりも充分に大きな開
口幅をもつ断面“コ”字状に成形されて窓枠部12aの内
周の窓枠フランジ12bに固定され、その外側リップ11aの
車外方向への変形を防止するために窓枠部12aの一側辺
部には側辺部フィニッシャ14が車外側より当がわれる。
そして、前記ウインドウパネル13の上端部13bは、第7
図に示すように、窓枠部12aの窓枠フランジ12bに固定さ
れるグラスラン上辺部11Bのメインシール部11bによりシ
ールされかつガラスリテーナ15により車外方向への吸出
されを防止されることになる。なお、第6図及び第7図
の符号“11c"及び“11d"は閉鎖状態のウインドウパネル
13の内表面に接触する内接シールリップ及びシールリッ
プをそれぞれ示している(実開昭62-115214号参照)。
−考案が解決しようとする課題− しかしながら、前述したような自動車用ドアの構造で
は、ドアパネル12に対するウインドウレギュレータの組
立誤差や同ウインドウレギュレータの内部機構の機械的
遊びにより、閉鎖時のウインドウパネル13の挙動が不安
定になることが多い。即ち、ドアパネル12に対してウイ
ンドウレギュレータが傾いて組立てられたり、ウインド
ウレギュレータによるウインドウパネル13の支持状態が
不安定であると、ウインドウパネル13の側端部13a全体
が外側リップ11aに完全に密着しなくなり、ことに側端
部13aの上端が外側リップ11aから離間し、車室内への風
雨等の吹込みの原因となる。特に、ウインドウパネル側
端部13aの上端の外側リップ11aからの離間現象は、ウイ
ンドウレギュレータにおける可動部の存在により組立調
整だけでは完全に防止することが困難であった。そし
て、前述したような原因によりウインドウパネル13の上
端部13bが第7図の仮想線示の位置になると、グラスラ
ン上辺部11Bの基部に同上端部13bが接触して、ウインド
ウパネル13を完全に閉鎖することができなくなる機能障
害が起きる。
本考案の目的は、以上に述べたような従来の自動車用
ドアの問題に鑑み、ドアパネル12に対するウインドウレ
ギュレータの組立誤差や同ウインドウレギュレータの内
部機構の機械的遊びがあっても、グラスラン側辺部の外
側リップ内面にウインドウパネル側端部の上端を完全に
密着できる構造を得るにある。
−問題点を解決するための手段− この目的を達成するため、本考案は、ドアパネルの窓
枠部の車外側に設けられたフィニッシャの内側にドアウ
インドウパネルを昇降ガイドする断面略コ字型のグラス
ランを配設した構造において、該グラスランの側辺上端
部の車室側の側壁であって上辺のグラスランより下方
に、ウインドウパネルを前記グラスランの車外側の側壁
へ向けて押圧する案内突起を一体的に形成すると共に、
該案内突起の他端部には、ウインドウパネルの上昇時の
閉鎖終期にウインドウパネルの上端縁に摺接して、ウイ
ンドウパネルの更なる上昇に伴い該ウインドウパネルを
漸次車外側へ移動させる傾斜案内面を形成した自動車用
ドアを提案するものである。
−実施例− 以下、第1図から第4図について本考案の実施例の詳
細を説明する。
第2図は本考案によるフラッシュサーフェイス化フル
ドアを示し、ドアパネル1の一部で構成する窓枠部1aの
内周にはゴム等の弾性体で押出し成形するグラスラン2
が配置され、同グラスラン2によりウインドウパネル3
の案内シールが行なわれる。即ち、固定方法を後述する
グラスラン側辺部2Aは第3図に示すようにウインドウパ
ネル3の側端部3aを受入れるもので、ウインドウパネル
3の厚みよりも充分に大きな開口幅をもつ断面“コ”字
状に成形される。そして、同グラスラン側辺部2Aの内側
にはウインドウパネル3の側端部3aの内面に接触する内
接シールリップ2aが一体成形してある。前記窓枠部1aを
形成するドアアウタパネル1b及びドアインナパネル1cの
フランジ1d,1e間は、大型の“コ”字状チャンネル4で
結合され、このチャンネル4は、グラスラン側辺部2Aか
ら延長された目隠しリップ2b及びこの目隠しリップ2bに
一部を重ね合わされた状態で前記フランジ1dに固定する
目隠しウエルト5により覆われる。また、前記グラスラ
ン側辺部2Aの車外側面は、車外方向より前記窓枠部1aに
固定する側辺部フィニッシャ6により覆ってある。即
ち、この側辺部フィニッシャ6は“ユ”字状断面として
ダイキャスト加工したもので、その内側辺6aと外側辺6b
との間に“コ”字状断面とされるグラスラン側辺部2Aが
受入れられる。換言すれば、グラスラン側辺部2Aの外側
リップ2bの車外方向への変形を防止するために側辺部フ
ィニッシャ6の外側辺6bが内接され、同側辺部フィニッ
シャ6の内側辺6aには、グラスラン側辺部2Aの基部2cが
嵌込み固定される。
さらに、第1図に示すように、グラスラン側辺部2Aの
上部内面には、前記外側リップ2bから距離L1だけ離間し
た案内突起7が一体成形される。この案内突起7は、ウ
インドウパネル3の閉鎖運動の終期にウインドウパネル
3の側端部3aの上端内面に接触できるもので、その離間
距離L1はウインドウパネル3の側端部3aの厚みL2よりも
僅かに小さく定められ、外側リップ2bと案内突起7の間
に上昇されるウインドウパネル3の側端部3aを円滑に誘
導できるように、同案内突起7の下面には傾斜案内面7a
が形成される。
前記ウインドウパネル3の上端部3bは、第4図に示す
ように窓枠部1aの窓枠フランジ1fに固定されるグラスラ
ン上辺部2Bのメインシール部2dによりシールされる。即
ち、このグラスラン上辺部2Bは前記上端部3bの内表面に
接触するシールリップ2eを一体成形するもので、その接
触部には軟質ゴム8がまたその上部固定側には変形しな
い硬質のリテーナ突起9が一体成形される。
図示実施例による自動車用ドアは、以上に述べたよう
な構造であるから、ウインドウパネル3の閉鎖終期にお
いて、ウインドウパネル3は図示を省略したウインドウ
レギュレータによりグラスラン側辺部2Aの外側リップ2b
に向って車体外側方向に押出され、ウインドウパネル3
の側端部3aの外面が外側リップ2bに密着されることにな
る。この場合、ウインドウパネル3がほぼ完全に上昇さ
れると、同ウインドウパネル3の側端部3aの上端が案内
突起7の傾斜案内面7aに接触し、同部は案内突起7によ
り外側リップ2bの方向に案内されながら上昇する。した
がって、側端部3aの上端は外側リップ2bと案内突起7の
間に侵入し、案内突起7の弾性で同側端部3aの上端が外
側リップ2bの内面に強制的に圧接される。よって、ウイ
ンドウパネル3の閉鎖運動終期において、ウインドウパ
ネル3の側端部3aの上端が案内突起7で強制移行される
ので、ドアパネルに対するウインドウレギュレータの組
立誤差や同ウインドウレギュレータの内部機構の機械的
遊びがあっても、ウインドウパネル3の側端部3aの上端
を完全に密着できる。
なお、前記実施例においては、本考案をフルドアに適
用した例を説明したが、本考案はサッシ付ドアにも実施
できるのは指摘するまでもない。
−考案の効果− 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ウ
インドウパネルと車体パネルとの段差が少ない、所謂フ
ラッシュサーフェス化を図って空力特性を向上でき、ウ
インドウパネルを完全に締め切る前にウインドウパネル
を外側リップに当接させることが可能になり、ドアの水
密性を確保でき、走行中にウインドウパネルが振動しな
いため、異常音が発生しない構造を提供できる。
また、本考案によれば、グラスランの側辺上端部の車
室側の側壁に、ウインドウパネルを車外側へ押圧する案
内突起を一体に形成するから、グラスランの劣化を早め
ることがなく、グラスランの耐久性を維持でき、ドアパ
ネルの窓枠部の内、上端中央部の窓枠部の高さ方向の幅
を大きくする必要がなくなるため、重量、コストアップ
をまねくおそれがなく、外観のよい構造を提供できる。
そして、本考案によると、案内突起の下端部には、ウ
インドウパネルの上昇時にその上端縁に摺接することに
よりウインドウパネルを漸次車外側へ移動させる傾斜案
内面を形成するため、案内突起の傾斜案内面の傾斜を緩
いものとすることができ、ウインドウパネルを上方に移
動させる力が低下され、ウインドウレギュレータの作動
性能を損なうことがない効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を切欠いて示す第2図要部の拡大斜視図、
第2図は本考案による自動車用ドアの全体斜視図、第3
図は第2図のIII-III線に沿う拡大断面図、第4図は第
2図のIV-IV線に沿う拡大断面図、第5図は従来の自動
車用ドアの全体斜視図、第6図は第5図のVI-VI線に沿
う拡大断面図、第7図は第5図のVII-VII線に沿う拡大
断面図である。 2A……グラスラン側辺部、2b……外側リップ、3……ウ
インドウパネル、3a……側端部、7……案内突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−64529(JP,A) 特開 昭58−156684(JP,A) 実開 昭62−86220(JP,U) 実開 昭61−38213(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアパネルの窓枠部の車外側に設けられた
    フィニッシャの内側にドアウインドウパネルを昇降ガイ
    ドする断面略コ字型のグラスランを配設した構造におい
    て、 該グラスランの側辺上端部の車室側の側壁であって上辺
    のグラスランより下方に、ウインドウパネルを前記グラ
    スランの車外側の側壁へ向けて押圧する案内突起を一体
    的に形成すると共に、 該案内突起の他端部には、ウインドウパネルの上昇時の
    閉鎖終期にウインドウパネルの上端縁に摺接して、ウイ
    ンドウパネルの更なる上昇に伴い該ウインドウパネルを
    漸次車外側へ移動させる傾斜案内面を形成したことを特
    徴とする 自動車用ドア。
JP1988003744U 1988-01-14 1988-01-14 自動車用ドア Expired - Lifetime JP2550799Y2 (ja)

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