JP2539153Y2 - 自動車ウエザーストリツプ - Google Patents
自動車ウエザーストリツプInfo
- Publication number
- JP2539153Y2 JP2539153Y2 JP1986112988U JP11298886U JP2539153Y2 JP 2539153 Y2 JP2539153 Y2 JP 2539153Y2 JP 1986112988 U JP1986112988 U JP 1986112988U JP 11298886 U JP11298886 U JP 11298886U JP 2539153 Y2 JP2539153 Y2 JP 2539153Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- door
- thin portion
- weather strip
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車用ウエザーストリツプの改良に関す
るものである。
るものである。
[従来の技術] 第4図において、10はウエザーストリツプで、同図に
仮線で示される如く断面が略楕円形の中空状シール部11
を有し、取付軸を中心に旋回移動するドア1の周縁に取
付けられており、ドア1の閉止時には同図に実線で示さ
れる如く、ボデイパネル開口部内周6に2箇所a,bで弾
接するようになつている。
仮線で示される如く断面が略楕円形の中空状シール部11
を有し、取付軸を中心に旋回移動するドア1の周縁に取
付けられており、ドア1の閉止時には同図に実線で示さ
れる如く、ボデイパネル開口部内周6に2箇所a,bで弾
接するようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ドアの閉止時上記のようにシール部11がボデイパネル
開口部内周6に2箇所の接触点a,bで弾接しているだけ
では、自動車の高速走行時の吸い出されによる風切音を
確実に防止することは困難である。風切音防止性能を向
上させる手段としてドアフレームの剛性を高める手段も
あるが、これにはコスト高を招くなどで問題があつた。
開口部内周6に2箇所の接触点a,bで弾接しているだけ
では、自動車の高速走行時の吸い出されによる風切音を
確実に防止することは困難である。風切音防止性能を向
上させる手段としてドアフレームの剛性を高める手段も
あるが、これにはコスト高を招くなどで問題があつた。
この考案はこのような問題点を解決するためなされた
もので、風切音の防止並びにドア閉止反力の改善を図つ
た自動車用ウエザーストリツプを提供することを目的と
するものである。
もので、風切音の防止並びにドア閉止反力の改善を図つ
た自動車用ウエザーストリツプを提供することを目的と
するものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は第1図及び第2図に示すように、ヒンジ軸
を中心に旋回移動するドア1の周縁に取付けられ、ドア
1の閉止時ボデイパネル開口部内周6の周囲壁6b及び該
周囲壁6bの室内側に角部6cを介して隣接した突当壁6aに
弾接する断面が略楕円形の中空状のシール部5を設けた
ウエザーストリツプにおいて、上記シール部5のうち上
記周囲壁6bに摺接したのち前記角部6cに突当る部分に室
内側折曲用薄肉部7を形成すると共に、該シール部5の
車外側部に所定範囲に亙り車外側折曲用薄肉部8を形成
し、且つ室内側折曲用薄肉部7と車外側折曲用薄肉部8
との間には周囲壁6bに接触する厚肉部12を形成したもの
である。
を中心に旋回移動するドア1の周縁に取付けられ、ドア
1の閉止時ボデイパネル開口部内周6の周囲壁6b及び該
周囲壁6bの室内側に角部6cを介して隣接した突当壁6aに
弾接する断面が略楕円形の中空状のシール部5を設けた
ウエザーストリツプにおいて、上記シール部5のうち上
記周囲壁6bに摺接したのち前記角部6cに突当る部分に室
内側折曲用薄肉部7を形成すると共に、該シール部5の
車外側部に所定範囲に亙り車外側折曲用薄肉部8を形成
し、且つ室内側折曲用薄肉部7と車外側折曲用薄肉部8
との間には周囲壁6bに接触する厚肉部12を形成したもの
である。
[実施例] 第1図及び第2図に基いてこの考案の実施例を説明す
る。
る。
1はヒンジ軸を中心に旋回移動するドア、2はウエザ
ーストリツプで、ドア1の周縁のドアフレーム3に取付
基部4において取付けられている。5は取付基部4の室
内側に立設された断面が略楕円形の中空状のシール部
で、ドアの閉止時ボデイパネル開口部内周6の周囲壁6b
及び該周囲壁6bの室内側に角部6cを介して隣接した突当
壁6aに弾接するものである。
ーストリツプで、ドア1の周縁のドアフレーム3に取付
基部4において取付けられている。5は取付基部4の室
内側に立設された断面が略楕円形の中空状のシール部
で、ドアの閉止時ボデイパネル開口部内周6の周囲壁6b
及び該周囲壁6bの室内側に角部6cを介して隣接した突当
壁6aに弾接するものである。
そして、該シール部5には、周囲壁6bに摺接したのち
角部6cに突当る部分に室内側折曲用薄肉部7が形成さ
れ、また車外側部に所定範囲lに亙つて車外側折曲用薄
肉部8が形成され、更に室内側折曲用薄肉部7と車外側
折曲用薄肉部8との間には周囲壁6bに接触する厚肉部12
が形成されている。
角部6cに突当る部分に室内側折曲用薄肉部7が形成さ
れ、また車外側部に所定範囲lに亙つて車外側折曲用薄
肉部8が形成され、更に室内側折曲用薄肉部7と車外側
折曲用薄肉部8との間には周囲壁6bに接触する厚肉部12
が形成されている。
9は取付基部4の車外側に立設されたシールリツプで
ある。
ある。
[作用] 第2図に示すようにドア1が閉止されたとき、シール
部5の頂部は周囲壁6bに弾接したのち、厚肉部12の存在
によつて室内側折曲用薄肉部7で容易に折れ曲り、かつ
厚肉部12がスライドする。さらに車外側折曲用薄肉部8
が大きく折れ込むためドアの閉止反力が上昇することが
ない。また、シール部5は、厚肉部12の存在によつてボ
デイパネル開口部内周6に十分広い範囲で弾接するため
シール性が向上する。
部5の頂部は周囲壁6bに弾接したのち、厚肉部12の存在
によつて室内側折曲用薄肉部7で容易に折れ曲り、かつ
厚肉部12がスライドする。さらに車外側折曲用薄肉部8
が大きく折れ込むためドアの閉止反力が上昇することが
ない。また、シール部5は、厚肉部12の存在によつてボ
デイパネル開口部内周6に十分広い範囲で弾接するため
シール性が向上する。
なお、ウエザーストリツプ2の荷重による撓み量の変
化を第3図に示すグラフで見ると実線で示す本考案品の
方が点線で示す従来品よりも撓み量が最終的に約2mm多
くなる。これは同じ荷重に対し本考案の方が多く撓むこ
とを意味し、ドア閉止時の反力が小さいことを示すもの
である。
化を第3図に示すグラフで見ると実線で示す本考案品の
方が点線で示す従来品よりも撓み量が最終的に約2mm多
くなる。これは同じ荷重に対し本考案の方が多く撓むこ
とを意味し、ドア閉止時の反力が小さいことを示すもの
である。
[考案の効果] この考案によればドアの閉止時ウエザーストリツプの
シール部がボデイパネル開口部内周6に沿つて容易に変
形し、厚肉部12の存在によつて広範囲に亙つて弾接する
ためシール性が向上して風切音を十分防止し得ると共
に、室内側折曲用薄肉部7及び車外側折曲用薄肉部8の
折れ曲りによつて弾接反力が低減するためドアの閉止感
を良好にするという特長がある。
シール部がボデイパネル開口部内周6に沿つて容易に変
形し、厚肉部12の存在によつて広範囲に亙つて弾接する
ためシール性が向上して風切音を十分防止し得ると共
に、室内側折曲用薄肉部7及び車外側折曲用薄肉部8の
折れ曲りによつて弾接反力が低減するためドアの閉止感
を良好にするという特長がある。
第1図はこの考案に係る自動車用ウエザーストリツプの
垂直切断面図、第2図は第1図の作動状態の垂直切断面
図、第3図はウエザーストリツプの荷重−撓み量のグラ
フである。第4図は従来のウエザーストリツプの作動状
態の垂直切断面図である。 1……ドア 2……ウエザーストリツプ 3……ドアフレーム 4……取付基部 5……シール部 6……ボデイパネル開口部内周 6a……突当壁 6b……周囲壁 6c……角部 7……室内側折曲用薄肉部 8……車外側折曲用薄肉部 9……シールリツプ 10……ウエザーストリツプ 11……シール部 12……厚肉部 a,b……接触点 l……所定範囲
垂直切断面図、第2図は第1図の作動状態の垂直切断面
図、第3図はウエザーストリツプの荷重−撓み量のグラ
フである。第4図は従来のウエザーストリツプの作動状
態の垂直切断面図である。 1……ドア 2……ウエザーストリツプ 3……ドアフレーム 4……取付基部 5……シール部 6……ボデイパネル開口部内周 6a……突当壁 6b……周囲壁 6c……角部 7……室内側折曲用薄肉部 8……車外側折曲用薄肉部 9……シールリツプ 10……ウエザーストリツプ 11……シール部 12……厚肉部 a,b……接触点 l……所定範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−40941(JP,A) 実開 昭61−78721(JP,U) 実開 昭61−44316(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】ヒンジ軸を中心に旋回移動するドア(1)
の周縁に取付けられ、ドア(1)の閉止時ボデイパネル
開口部内周(6)の周囲壁(6b)及び該周囲壁(6b)の
室内側に角部(6c)を介して隣接した突当壁(6a)に弾
接する断面が略楕円形の中空状のシール部(5)を設け
たウエザーストリツプにおいて、上記シール部(5)の
うち上記周囲壁(6b)に摺接したのち前記角部(6c)に
突当る部分に室内側折曲用薄肉部(7)を形成すると共
に、該シール部(5)の車外側部に所定範囲に亙り車外
側折曲用薄肉部(8)を形成し、且つ室内側折曲用薄肉
部(7)と車外側折曲用薄肉部(8)との間には周囲壁
(6b)に接触する厚肉部(12)を形成してなる自動車用
ウエザーストリツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986112988U JP2539153Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 自動車ウエザーストリツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986112988U JP2539153Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 自動車ウエザーストリツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6318323U JPS6318323U (ja) | 1988-02-06 |
JP2539153Y2 true JP2539153Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=30994363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986112988U Expired - Lifetime JP2539153Y2 (ja) | 1986-07-22 | 1986-07-22 | 自動車ウエザーストリツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539153Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940941A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-06 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用ウエザ−ストリツプ |
-
1986
- 1986-07-22 JP JP1986112988U patent/JP2539153Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6318323U (ja) | 1988-02-06 |
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